証券アナリスト一次試験

昨日は証券アナリストの一次試験。ここ2ヶ月ほどこれに集中してきたので、終わって今は一息ついている。今回はこの資格の一次の勉強方法と昨日の試験内容について、軽く。(証アナの勉強している方、しようと思っている人以外は無意味な内容なので、ご了承を。)

勉強について

後期の試験期間が2月上旬に終わり、それから本格的に手を付け始めた。まず、既に申込み済みだった協会テキストを開けてみたが、これを自力で詰め込むのはきついだろうと感じ、2日で方針転換。この手の資格の勉強は、怠け者の自分としてはペースメーカーが必要だということは認識していたし、とにかく最低限の労力で効率よくこなしたかったので、費用はそれなりにかかるが、TACの通信講座を利用することに。それに教育訓練給付の受給資格がなくなる直前だったので、丁度良かった。結果的にはこれでよかったと思う。素で勉強していたらきっと挫折していたに違いない。

春休み期間中だったので、帰郷していた一週間以外は、かなり勉強できたと思う。今計算してみたら、計250時間以上、一日平均4時間くらいやってたかな。前半はTACの講座半年分をブルトーザー式にこなす。一応ビジネススクールで「ファイナンス」「コーポレートファイナンス」「ミクロ経済」「会計学」などを取っていたので、すんなり頭に入っていく。細かい内容はほとんど忘れていたが、それでも大まかな概念に関する知識がなかったら結構きつかったと思う。また、ペースメーカーのおかげで、どこがポイントなのかも的確に理解できたし、ほぼ毎日の勉強は苦痛ではなかった。

その後過去問を解いて実力試し。3月上旬に、16年、17年、18年(春、秋)と4回分の過去問を解く。この時点でおおよそ証券6割5分、財務7割、経済6割くらい取れており、合格ラインは6割と聞いていたので、勉強のペースを少し緩めようと考える。が、試験のための勉強というより、結構真面目にこの分野の知識を自分のものにしていきたいと、この頃には目的意識が変わっていたので、大学一年目の復習、2年目に向けての予習という位置付けで継続することにする。最終的には、過去問は3回解いて正答率9割程度まで持っていった。しかし、一番苦手な経済は苦労した。

試験について

昨日、大阪学院大学の試験会場で受験。余裕ぶっこいていたが、初めの証券分析で出鼻をくじかれる。みなさん、証券難しくなかったですか? なんというか、今までと出題傾向も違っていたし、問題ぱっと見しただけで解法がわかるような素直な問題が少なくなったような。。。一次なのにコンベクシティやら株式先物SQの損益やらを計算させるのは、勘弁して欲しい。最後の大問は正誤選択かと思ってたら、計算だし。最後の5問は全部出来なかったよ。

以上予想外の連続だったので途中焦ってしまったし、午前中だったので脳がちゃんと働いてくれなかった。こんな悪循環で一番得意なはずの証券分析が一番できなかったと思う。

一方、午後の財務分析と経済は例年と同じような出題傾向でサプライズなし。時間が余り、見直す余裕もあり。

ざっと保守的に見積もった感じでは、証券6割、財務8割、経済7割といったところだろうか。証券は相対評価をしてくれればよいが(そうだと聞いているが)、機械的に6割以下不合格などされたら、結構厳しいかもしれない。いずれにせよ、解答速報を待つべし。

ところで、試験の休み時間にクラスメートに会う。「お、君も来てるか」ってノリで。しかし、うちの大学院は日本で一番証アナ勉強している率が高いんじゃないかと思うくらいたくさんいるね。将来世間を賑わすアービトラージャーの卵のスクツなわけか。


以上、証アナの勉強はこれにて一旦終了。それではまた二次で会いましょう。(と、もう受かった気分。これで落ちていたらインターネットで大恥かくことになるわけだが、別に構わない。それはそれでネタとして面白い。) で結局言いたいのは、秋試験受ける人は必ず今回の春試験の証券分析は目を通しておいたほうがいい、ということ。


追記:参考エントリ