弁護士会
東京の某弁護士会では、
新人会員が増えたことで、同期内の交流もほとんど無くなってきたことへの対処として、
新人会員をグループ分けして、親睦を深めてもらおうということになったらしい。
今頃気づいたんかい!というつっこみは別として、
総論として、同期内の交流を深めてもらおうという発想は正しいだろう。
しかし、とりあえず試験的に始めたせいか、会としてのバックアップがあまり無いため、
結局、最初に間違って班の催しに参加してしまった者だけが細々と交流をするという程度になってしまっている。
しかも、その活動を続けていることが、会内でのポイントにつながるという方がいるらしく、新人がそれに振り回されてしまっている側面がある。
それに至ってはひどい話だ。
そもそも法曹人口増加策がほぼ失敗に終わろうとしているのに、合格者2000人より減らす方向に動くことができないのも、おそらく弁護士会のメンツからであろう。
そんなメンツにこだわっておいて(もしくは自分の懐は今のところ痛んでないから別に減らす必要を感じないのかもしれないが)
一方では新人の心配をするポーズはしておく、しかもその思惑に会内の権力争いが関わっているとすれば、
もはや若手が弁護士会に何かを期待することもなくなってしまうだろう。