一線

http://d.hatena.ne.jp/fhvbwx/20060826/1156616425

 内藤さん
 言うても詮無いことですがね、トークセッションのときも、その後のコメントも、今回も、私は衷心からご忠告申し上げているだけですよ。
 別に裏も底意もありません。あえて言えば「間違った道を歩いている人を正道に戻そうと懸命に説得している」だけです。


 わかる人にはわかることです。(ex.http://d.hatena.ne.jp/myamadakg/20060826/1156595956
 それでも、一番わかっていただきたい当の相手にわかってもらえないので、これは失敗だったわけですが。


 8月28日追記
 本田さんがとりあえずブログをプライベートモードに移行させたので(これ自体は別にかまわない、といいますか精神衛生上よいと思います)、具体的にどのように「ものすごい勢いで内藤先生が一線を越えている」のかがおわかりにならない方もおられるかと存じますので、問題のコメントをはてな=グーグルのキャッシュから復元します。

# naito 『本田さん、ちょっと待って。書かなければならないと思っていたのですが、いそがしくて放置していたことが悔やまれます。
思いとどまってください。
稲葉さんを含めて、だれでもミスはあります。
わたしとのトークセッションでも、次から次へと揚げ足取りのためのネガティヴイメージ作戦を繰り返していましたが、
そのときわたしが稲葉さんがの間違った発言をしてきしたとき
の、

ずうずうしいこと

ずうずうしいこと。

そのときわたしは、稲葉さんを深く尊敬しました。
政治的な効果を狙った活動をするときは、かくあるべきと
稲葉さんの悪ズルさを手本にしようと思いました。

瑕疵をあげつらって、大げさに人格攻撃を繰り返す身振りは、黙ってみている人からすれば、それをやっている人の「厨」ぶりをおもしろがらせるようなものでもあります。
稲葉さんが「厨」先生と言われているのも、さもありなん、と笑っていればいいです。

稲葉さんは、何かを狙ってやっているのです。

例の会社の例にしても、そうかもしれないし、そうでないかもしれない程度のことです。100パーセント正確な事例のみを使うことは、人文社会科学系の学問では不可能です(もちろん理科系でもいえるでしょう)。はまちゃんさんがウェーバーをとりあげていますが、ウェーバー専門家なら、すさまじく罵倒するような引用のしかたかもしれません。ウェーバーは、Wertfreihitは、実は自己の価値に従って理念をデザインするよりよい方法の一部であって、ベタにSeinとSollenを分けろ、といったものではなかったはずです。(わたしは、稲葉さんとちがって骨董屋ではないので、カタカナの名前をちりばめて博識ぶりを示すのが大嫌いです・・・こういうイヤミに屈辱を感じないで、ニヤニヤ笑っておもしろがっているのが「厨」です。)

本田さんのブログの社会的貢献は非常に大きいものです。こんな子供だましの商売敵を撤退させる戦略にはまってはいけません。
わたしも、稲葉さんは、ただ「あいつはきにくわない」で動いているのか(さすがにそこまでくだらない人間ともおもえない)、何らかの政治的(あるいはビジネス的)目標達成のために戦略的に動いているのか(じゃあ、その政治的目標は何か?)、ずっと考えてきましたが、いまだによくわかりません。ただ、将棋の差し手のようにネガティブ・イメージ作戦をやっているのは、手にとるようにわかります。

そして、このやりくちをわかる観客たちにとっては、実は本田さんのイメージよりも稲葉さん(悪辣ネット厨)のイメージの方が悪くなっています。

この社会的貢献を続ける責任を考えてください。
他の人にはできない、本田さんにしかできないことをやってきたのです。

現実は無限に複雑で、事実に合っているかどうかとは別の使い方で、一定の文化意義にしたがって理念的な絵を一面的な価値関心から描くことによって、意義深い研究ができる、という観点から、流行小説や代表性が不確かなキリスト教関係の文書から、資本主義の成り立ちについて大言壮語する「厨」もいました。その際、自分の価値を利用する描き方を、描いている本人がSeinとSollenを峻別して、定めるということもあるでしょう。
わたしは、本田さんが上げた企業のエピソードは、なんらかの傾向を示すものとして、理念的な像を描く素材として使って、なんらさしつかえないと思います。
おそらくヘーゲルが馬上のナポレオンを目撃したとき、その趨勢がどの程度世界を覆い尽くしているかなど、わかったものではありませんでした。ただ、理念的な像を描く起点となる事例としてナポレオンの姿を描いてまったく問題ありません。問題は、その後の理論の展開如何にあります。

わたしも本田さんが上げた企業の例は、これからの世界を覆い尽くす「蓋然性のある」パタンを、馬上のナポレオンのように印象深く指し示していると思います。このパタンを、これから、さまざまなデータを使って究明していけばいいでしょう。

本田さんが書いた文章自体は、この一例をもって証明をしているとはとても読めないものです。

それを稲葉さんは、あたかも本田さんがこの一例をもって証明をしているかのように本田さん像を極端なまでにゆがめて、さんざんネガティブ・キャンペーンを行ったわけです。やってることは、ニートバッシングと同じですよ。ニートバッシングを批判して生きた本田さんが、こんな子供だましのトリックに引っかかってはいけません。

タフに社会的発信活動を続けましょう。
稲葉さんごとき「厨」はおもしろがって、鉄面皮に、このブログを続けましょう。重要なのは、「厨」とのつまらない汚辱ゲームではなく、意義深い社会的発信の仕事です。』

# naito 『この潰し方はよくない。
いままでこのブログを活用してきたみなさんは、このブログを必要としているという意思表明をしたり、メッセージを届けたりしましょう。
社会的貢献としては、稲葉さんの好事家ブログよりも遙かに大きいものです。特に、日本社会が危険な方向になだれ込んでいる現在、このブログがなくなることの損失は非常に大きい。
ちょっとした下品な罵詈雑言などにめげないで、のっし のっし といきましょう。本田の親分!』

 なお内藤さんが「ネガティブキャンペーン」「人格攻撃」と呼んでいる「今回」の方は、下の「通りすがり」さんのコメントやその他のところでコピペされていますので、省略します。