daily practicesについて2

昨日のhttp://d.hatena.ne.jp/shinimai/20081109/p1続き。
まあ要するに私が思うに、日常的な雑務は以下の三つの分類で良い。

  1. 単発タスク
  2. 繰り返しタスク
  3. スケジュール

これは研究生活と直接関係がないので、ふつうの主婦なんかでも考えることだから、まあライフハック的なもんだと思うけど、これ以外に知的生産の方法*1みたいのは別で考えた方が良い。要するに京大式カードとかノートとるとか。これhttp://d.hatena.ne.jp/shinimai/20080219/p1とかも参照していただきたいが、何にしろ秘書とかでもつけない限り独立独歩の研究生活やる人は日常についても自分で管理するほかない。または良い配偶者がいるとか(しかし毛家事労働を押し付けるならそれだけの収入を得て、生活費を多く出すべきなので秘書を雇うのとあまり変わらないのかもしれない。)。
ちょっとグダグダ言いすぎたが、良き研究生活を続けていくにはこれらのdaily practicesを一定管理しなければならないということ。で、この三つの分類はそれらを管理するとき頭に入れておいたほうが良い。具体的な管理法については人それぞれの主義があるだろうが、これらをすべて区別せずに管理するとパニックになります。例えば、1ヶ月先の予定と今日済ませることを同じToDoリストに入っているとヤバイ。わけがわからんくなる。
こういった単発タスク、繰り返しタスク、スケジュールを上手く区別しつつも一元的に管理するものは各種PIMソフトとかRTM(http://www.rememberthemilk.com/?hl=ja)みたいなウェブサービスがあるんだけど、結局はなんだか使い勝手が悪い気がする。RTMはグーグルカレンダーと同期するとタスクとスケジュールが一元化されるわけだけど、とは言ってもRTMはウェブに接続したりできなきゃいけない。自分はwillcom03ユーザーだから標準のPIMやその他アプリケーションを利用することもできる。
でもビミョウなんだな。結局紙に書いたメモの方がアクセス性が良いのだから。スマートフォンなんかのモバイル機器はたしかに便利なんだけど、ちょっと確認したりちょっと記入したりするにはやっぱり不便というか、即物性がない。結局ソフトウェアで実装するというのは、なんだか一段階抽象化されているような感じもするし、ボタンを押して表示される時間すらイライラしてしまう。
タスクはとくにそうだ。大体なんで「牛乳を買う」という下らない雑務のためにあんな高機能なサービスを使う必要があるのか?そこらへんの紙に「牛」とか書けばそれでいいだろと思う。事実、自分が書いているタスクのメモは他の人に解読不可能だし、それでよいと思う。
ただし、スケジュールに関してはグーグルカレンダーその他のサービスは良いと思う。自分が所属するグループの予定を勝手にインポートしてくれるのは便利だし、スケジュール管理はタスク管理とちがって、それに関する情報の保存期間が長いから。要するにスケジュールはちゃんと保存しなけりゃいけないから、適当なメモではだめだ。まあだから世の中にはスケジュール帳や手帳があって毎年販売されるのだろう。(ちなみに、私は一度も手帳を買ったことがない。そこまで忙しくないというのもあるし、スケジュール管理はスマートフォンですることがほとんどだ。)
ということでまた話が乱れたが、スケジュール以外の日常的なタスクはなるべく紙で行うほうが良いと思う。それも本当にメモするだけで、ストアする必要はない。それこそタスクが達成されたら即刻捨てると気分的にもすっきりする。デジタル・データは保存するには紙よりいいかもしれないけど、削除するのは紙の方が圧倒的に楽だ。もちろん散逸する可能性が極めて高いのだけど、スケジュールとは違って、日常的なタスクのメモを無くしても被害は少ない。一方で、スケジュール帳などをタスク管理にも併用していると、出先でスケジュール帳を落としたときの被害は甚大である。今日やるべきことだけじゃなくて、今後の予定も分からなくなるから。
要するにタスクとスケジュールは一元管理しないほうが良いのではというのが、結論である。今後、これらのよりよい管理方法を提案していきたいと思う。

*1:お前のやっているのは知的生産なのかというつっこみは抜きでw