読んだというか、買ったというか、行ったというか

早くはてなダイアリーから足を洗い、どこかで個人ブログの砦を築きたい死に舞です。
とりあえず、優先順位的に本についてはここで書いておこうと思う。本当は見た映画、聞いた音楽(まあちょっとこれは多すぎて無理かも、でも過去のはてなダイアリーを見たら図書館で借りた音源についてはメモしてましたね)、やったゲーム(仕事の都合上、これもすべては無理だけど、押していきたいゲームは紹介したい。というかゲームをブログで書くことにすごくためらいあったのは、そもそも私はバンドの宣伝としてブログを始めただけなのだ。)についても報告していきたいと思っている。
ツイッターでなんか書くよりもやっぱブログもいいもんだなとか思っているから。あー余計な能書きが長くなった。
WIRED VOL.6 GQ JAPAN.2012年12月号増刊
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これ『WIRED』誌なんですが、このイベントに行ってきたのでそこで買いました。

「いま"ゲーム"はどんなメディアを必要とするか?」 WIREDとGameBusiness.jpの編集長が対談

いつのまにやらゲームライターしている俺はなんだってのはあるけど、そもそも『WIRED』がこういう特集やるってことがまず私にとっては新鮮なこと。いや必然だろうと思うんだよね。ここ数年で間違いなく一番クリエイティブな業界がゲームであるわけだから。
内容は、水口哲也氏の業界予測、MinecraftのNotchのインタビュー、エピックゲームズのUnreal4、アングリーバードのRovio社、韓国のプロゲーマーたち、そしてフランスの超おしゃれゲーム雑誌『AMUSEMENT』の話とそれなりに盛りだくさん!?いやまあ、正直ゴリゴリのゲーム好きからしたら、こんなで特集したことにはならないよって言いたい気持ちがわかるが、少なくともこういう一般紙でゲームの特集がやられること自体を評価してもいいと思う。それにNotchのインタビューとか日本語ではあんまり読めるものないもんね。
特集の中でも一番おもしろいのは、編集長の若林恵氏が取材したゲーム雑誌『AMUSEMENT』の話。この雑誌数年前に創刊されたそうなんですが、「ゲーマーのための『Vanity Fair』」、「ナード・カルチャーと『VOGUE』の融合」とか言われているらしい。イベント当日、若林さんは実物を持ってきてくれてたけど、はっきりいって表紙だけからはゲーム雑誌ってわからないレベル。
創刊したアブデル・ブナンはゲームがもっとカルチャーとして扱われ、開かれたものにするために作ったらしいが、ちょうど『WIRED』におけるテクノロジーとの関係にほぼ同じ感じですね。私も以前からゲームは決していわゆるゲーマーの人のためだけではない魅力を持っていて、一般紙、総合誌として可能性があるだろうとか思っていた。実際に4gamerのグラフィックの記事なんか、ゲームやらない美大生とかにぜひとも読んでほしい内容が詰まっているから、潜在的には日本でもこういうことは可能だと思うのだけども。