四川の世界遺産と「天府舫」

天府舫(テンフファン)の店主の故郷は四川省の都江堰(とこうえん)です。あの四川大震災で大きな被害を受けた場所で、2300年前の紀元前三世紀に築かれた水利・灌漑施設で知られています。
四川省では6つの世界遺産がよく知られています。カルスト地形の独特の景観を持つ九寨溝(きゅうさいこう)と黄龍風景区(こうりゅうふうけいく)。これらはジャイアントパンダの生息地としても知られるエリアです。道教や中国仏教の聖地であり、中国三大霊山のひとつ、峨眉山(がびさん)、唐代に造営された世界最大の石仏である楽山大仏 (らくさんだいぶつ)、道教の発祥の地のひとつでもあり原生林や渓谷を数多く持つ青城山(せいじょうさん)。
そして、都江堰。かの地の世界遺産は古代の成都平原(四川盆地)を大穀倉地帯に変え、天府之国(神の恵みのある土地)という四川の異名の元となっています。
最初のブログで触れた店名のルーツはそんなところなんですよ。写真は「天府ホルモン麺」。

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