BROTHERS CONFLICT 第十衝突 「彼岸」

  • 「夜が明けるまで枕元で般若心経唱えてやるよ、だから一緒に涅槃に行こうぜ」とか言われたら身の危険を感じて家から逃げ出すと思う。聖職者がホストっぽいことやってる時点で公序良俗とかの問題を超えたやばさがあるけど、その後に真顔で上記のセリフを言われたらさすがに心臓が止まる。
  • タイトルが「彼岸」でジュリが祭りに連れて来られなかった時点で前におれが言ってた「ジュリ=幽霊」説が真実味を帯びてきた。ジュリは恐らく東京を越えられないのだと思う。
  • 諏訪部と石田彰はまだしもイケメンが速水奨の声で迫ってきたらもう抱かれるしかない。速水奨の声は女より男が惚れるものだと思ってたんだけど何かそうでもないっぽい。しかし仮にも真言宗の坊さんが髪染めてピアスつけてホストまがいのことをしているというのはかなりグレーというか真っ黒ですね。
  • 次々と兄弟たちからキスされてる主人公の貞操が本気で危ないのだけど、ついに夜這いする男まで出てきたので、寝る時は部屋に鍵を掛けないと危ないという状況になってる。仮にも自宅なのに安らげる場所がない。まあ主人公はそんなこと全く意に介していないようだけど。

超速変形ジャイロゼッター 第48話 「ハルカなる未来の君へ」

  • ハルカとシュンスケに焦点が当てられた時にこのアニメは突然名作と化すので今回もそうなるかなと期待して見てたら期待以上だった。あの傑作バレンタイン回やシュンスケ病気回を容易く超えるほどの完成度を誇る脚本と明らかに大人に向けられた緻密な演出、何をとっても完璧なので、これシュンスケ主人公でハルカがヒロインのアニメだったら時代を作れる作品になっていたとわりと本気で思っている。
  • ハルカが所謂クローン人間というのはわりと予想外で、「時空を超えて死ぬ前のハルカを現在の時間軸に連れてきた」という話だと思ってたけど、そんなことはなくて案外直球だった。己が普通の人間ではないことを知ったハルカがシュンスケから身を引いていき、やがて反発するというのは最近だとヴァルヴレイヴの逆パターンで新鮮というわけではないのだけど、危機に陥ったヒロインを主人公が救い出すという構図の方が純粋に面白い。
  • ハルカとシュンスケが刃を交えてから両者が拳で闘うまでのシークエンスに一切の無駄がなく、そこからシュンスケの擬似プロポーズまでは本当に神懸かっていた。その後のタケルのセリフや未来でハルカが生きてるという突然の都合良い設定を除けばBパートは余裕で満点だった。
  • 未来でゴートと会っているという時点でゴートは黒幕にはならないと確信したんだが、まあ名前の時点で誰かの身代わり的なキャラになるのは予想できた。それがジャドーだというのも同じく名前から想起できる。展開はほとんど凝ったりせずにストレートを投げ続けている感じなんだけど、回を増すごとにストレートの見せ方が上手くなってきている。そろそろ終わりが近付いてきているのが寂しい。何だかんだでもう1年近くも見てるのでやっぱりそれなりに愛着が湧いてくる。