OLのための読書術

一条真也です。
「OLマニュアル」(研修出版)という雑誌があります。
「仕事と自己啓発の月刊誌」というふれこみですが、その11月号に寄稿しました。本当はもっと早くご紹介したかったのですが、遅くなりました。

「OLマニュアル」2014年11月号



ページを開くと、82ページから90ページまで、じつに9ページにわたって「誰も書かなかった超ユニーク読書術」が掲載されています。その冒頭では、以下のようなリード文が書かれています。
「読書の秋がやってきました。ネットサーフィンもよいのですが、ときには秋の夜長に、じっくり読書をしてみませんか。『でも、本屋で買っても積ん読ばかりだからなあ・・・』というあなた。本を面白く読むためにはコツがあるのです。ここでは、これまで誰も教えてくれなかった『ユニーク読書術』をアドバイスします。この記事を参考に、読書の秋を満喫しましょう」


9ページにわたって読書術を紹介しました



また最後に、わたしは以下のように書きました。
「本ほど、すごいものはありません。自分でも本を書くたびに思い知るのは、本というメディアが人間の『こころ』に与える影響力の大きさです。
子ども時代に読んだ偉人伝の影響で、冒険家や発明家になる人がいる。1冊の本から勇気を与えられ、新しい人生にチャレンジする人がいる。1冊の本を読んで、自殺を思いとどまる人もいる。不治の病に苦しみながら、1冊の本で心安らかになる人もいる。そして愛する人を亡くした悲しみを1冊の本が癒してくれる。本ほど、『こころ』に影響を与え、人間を幸福にしてきたメディアは存在しません。そして、わたしは読んで幸福になれる本こそ、本当の意味で『ためになる本』だと思います」


OLさんたちに読書の楽しさを知ってほしい!



この原稿は、基本的に『あらゆる本が面白く読める方法』(三五館)を基にして書きました。紙数の関係で読書術の一部しかご紹介できませんでしたが、さらに読書に興味のある方はぜひ『あらゆる本が面白く読める方法』を読まれて下さい。このささやかな文章が、OLさんたちが読書の楽しさを知る一助けになることを願ってやみません。


わが読書術を公開した『あらゆる本が面白く読める方法



読書術といえば、ネットで「本を読むための本」というサイトを発見しました。読書に関する書籍が50冊紹介されていますが、アドラーの『本を読む本』をはじめ、加藤周一山口昌男吉本隆明立花隆といった錚々たる著者の名著がズラリと並んでいます。その中で、佐藤優著『読書の技法』、奥野宣之著『読書は一冊のノートにまとめなさい【完全版】 』と並んで『あらゆる本が面白く読める方法』に「オススメ!!」のタグがついています。タグがついているのは、この3冊だけ。いやあ、これはメチャクチャ嬉しいなあ!


渡部昇一先生との対談本『永遠の知的生活



渡部昇一先生との対談本『永遠の知的生活』(実業之日本社)でも、読書について大いに語っています。同書のアマゾン・レビューでは「ほくろ」さんが「知識と教養の役割」というタイトルで以下のように書いて下さいました。
「かの有名な渡部昇一さんと私の大好きな作家・一条真也さんの対談本です。もう第1章『書斎のある生活』から、このお二人が日本で一番本が好きなのではないかと思うくらい本に対する気持ちが伝わってきます。そして本当に本について詳しい。話の端々に関係する書籍や参考になったという書籍が出てきて圧倒されます」
尊敬する渡部先生にはかないませんが、確かにわたしは本が大好きです。
読書によって、わたしは多くの豊かな時間を持つことができました。
みなさんも、ぜひ本をたくさん読まれて下さい!



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年12月28日 一条真也