人文博物館

一条真也です。
「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」のミッションで中国に来ています。
視察最終日となる23日、ブログ「福寿園」で紹介した「東洋で最も美しい霊園」に続いて、「福寿園人文博物館」(人文紀念博物館)を見学しました。


人文紀念博物館の看板

人文紀念博物館



この博物館は、中国初の収蔵・展示・教育・交流などの社会的な機能を持った博物館で、目的として生命教育や伝統などの歴史の伝授を担うものとして建てられました。2010年に開館し、第1回の展示会では福寿園内に埋葬されている100名あまりの遺物や歴史的資料が展示されています。


伊華CBOが迎えてくれました



中国語の公式HPの冒頭には以下のように書かれています。
「上海人文纪念記念館は、上海に埋葬された上海の現代の有名人を忘れないために、中国の企業によって設立された最初の特別博物館です。人生の素晴らしさを賞賛し、都市を大切にする現代の上海の歴史的有名人や歴史的遺物を収集、保護、勉強し、貴重な歴史的記憶と文化的富を大切にすることを目指しています。
博物館の建物は有名な中国の芸術家Xing Tongheによって設計され、Nan Huaijingaは博物館の(看板の)名前を記しています。
展示面積は2000平方メートルです。2500点近くの有名人の遺物、文化的、歴史的資料の博物館には、“生命的礼赞”、“生命的故事”、“生命的留言”があります。特別展示ホールは不定期に異なるテーマの展覧会を開催します。博物館には旧映画シネマ - 瞑想室、読書室、人道的および文化的活動のためのスペースがあります」


上海の歴代名士たちを紹介

巨大な木製の『共産党宣言



つまり、福寿園に埋葬されている人々の遺物が展示されているわけです。
最初のフロア“生命的礼赞”には、博物館の定期的なパビリオンとして、最も有名で影響力のある才能のある、福寿園の500人以上の有名人の中で知名度と影響力のある12人がここに展示されています。


展示のようす

展示のようす

展示のようす

展示のようす



2階“生命的故事”には、「人生の話」をテーマにした展示があります。 福寿園に既に埋葬されている85人の人々と遺物がここに展示されています。
さらに、地下1階の“生命的留言”には墓碑のユニークなテーマ展示館「エピタフ(=碑文)スクエア」があり、約150の古典碑文が収集されています。


こういうことなのですね・・・

館内のようす



碑文とは、最も魂を刺激する言葉であると言えるでしょう。墓碑に書かれた普通の文章は、故人に対する無限の喪失や心からの賛美、あるいは人生についての死者の最も簡潔な反映と深い考えを体現しています。公式HPには「社会、歴史、文化の多様な次元を反映した碑文は、人生の哲学と知恵の光に満ちています。それを読むことは非常に興味深く、考えさせられます。人道的で生涯教育のための良い資料であり、将来の世代に故人が残した生活についての最も貴重なメッセージです」と書かれています。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2017年4月25日 一条真也