松柏園ホテル新館竣工式   

一条真也です。今日の小倉は晴天です。
松柏園ホテルの新館「VILLA LUCE(ヴィラルーチェ)」がついに完成し、9月29日の11時から竣工清祓御祭が行われました。
一連のサンレー 創立50周年記念事業の総仕上げです。


NEW松柏園ホテルの外観



JR小倉駅から車で5分のアクセスに恵まれた立地でありながら、スタイリッシュ&リゾートをコンセプトにした開放感溢れる空間を実現。太陽の光(ルーチェ)、水、緑、空、自然の5つのエレメンツをふんだんに取り入れ駅近とは思えないリゾート感溢れる非日常空間が広がります。また、新館だけでなく松柏園ホテル本館エントランスも国道沿いへ移動しました。全長約70メートルの外観は、視認性を高めオープン効果を最大限に発揮しブランドの再構築を図ります。


NEW松柏園ホテルの前で



何よりも嬉しいのは、本館と新館が連結したので、これまでのようにチャペルが離れているという状態が改善されたことです。雨の日に傘をさして結婚式に向かう新郎新婦、車イスでたいへん不便な思いをされているお客様の姿を見るたびに心を痛め、「申し訳ないなあ」と思っていましたので、嬉しくてなりません。本当に良かったです。


竣工清祓御祭のようす

清祓之儀のようす

玉串奉奠する佐久間会長

わたしも玉串奉奠しました



竣工式では、戸上神社の権禰宜である是則國興様をお迎えし、神事を執り行っていただきました。修祓、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀に続いて、玉串奉奠です。玉串奉奠は、サンレーグループの佐久間進会長、株式会社サンレー代表取締役社長であるわたしをはじめ、6名が務めました。


竣工清祓御祭のようす

感謝状贈呈のようす



それから、撤饌、昇神之儀を行ってから閉式です。
その後、設計会社と建設会社に対して、感謝状を贈呈させていただきました。スズキ設計の鈴木会長、日本建設の出水執行役員福岡支店長のお二人に心からの感謝を込めて、感謝状と金一封をお贈りしました。


主催者挨拶をしました



そして、主催者挨拶です。わたしは施主として、まずは「このように立派な冠婚施設を建設できて、本当に嬉しく思います。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、最高のサービスを提供させていただきたいです。北九州の方々が幸せな結婚式をはじめとした、さまざまなお祝いをされるお手伝いをさせていただきたい」と挨拶しました。


祝いの心について述べました


それから、わたしは次のようにも述べました。
わたしは、「祝う」という営み、特に他人の慶事を祝うということが人類にとって最重要であると考えています。なぜなら、祝いの心とは、他人の「喜び」に共感することだからです。他人を祝う心とは、最高にポジティブな心の働きであると言えるでしょう。よく、「ありがとうございます」が最強の言霊(ことだま)であると言われますが、「おめでとうございます」はそれ以上のパワーを秘めています。なぜなら、「ありがとう」はレシーブですが、「おめでとう」はサーブだからです。そして、心のサーブとレシーブの応酬が絶えない社会を「ハートフル・ソサエティ」というのです。


「呪い」と「祝い」の違いとは? 



「祝い」という行為には、ものすごい力があります。「祝」に似た字に「呪」がありますが、「呪」も「祝」も神職者に関わる字であり、「まじない」の意味を持ちます。「呪い」も「祝い」も、もともとは「言葉を使う」という意味です。そして、心の負のエネルギーが「呪い」であり、心の正のエネルギーが「祝い」ということになります。ネガティブな「呪い」を解く最高の方法とは、冠婚葬祭に代表されるポジティブな「祝い」を行うことなのです。


暗闇を照らす太陽の光を!



いま、世界も日本も「呪い」の応酬の中にあります。
北朝鮮アメリカ、自民党と野党連合・・・・・・それぞれが相手を完全破壊すべく、呪いを仕掛け合っています。ネット社会の中でも、さまざまな誹謗中傷といった呪いが蔓延しています。このような暗闇を明るく照らすことができるのは太陽の光だけです。太陽光は英語で「サンレー」、イタリア語で「ルーチェ」といいます。そう、ヴィラルーチェとは「太陽の光の館」を意味します。


暗闇を照らす祝いの光あれ温故知新の天(あま)の館よ 



日本の神話である『古事記』には「天の岩戸」が登場しますが、ヴィラルーチェは「天の館」です。ここから、北九州を、日本を、世界を明るく照らす「祝い」の波動を放ちたいと思います。ここで行われる結婚披露宴のみならず、長寿祝い、厄除け祝い、還暦祝いなどが開かれ、多くの方々が参加されることでしょう。これからも、「おめでとう」と「ありがとう」の声が行き交うハートフル・ソサエティの実現をめざして頑張りましょう!
そして最後に、わたしは「暗闇を照らす祝いの光あれ温故知新の天(あま)の館よ」という道歌を披露しました。


山下総支配人より決意表明を受ける



主催者挨拶が終わると、最後の決意表明です。
松柏園ホテルの山下総支配人から力強い決意表明を受けました。そして、2階チャペルで集合写真を撮影しました。みなさん、本当に嬉しそうな顔で写っていました。やはり、「祝い」の施設の竣工式というのは目出度さの度合いが違いますね。


直会で挨拶する佐久間会長

万感の想いを述べました



そして1階バンケットに移動して、直会が行われました。
冒頭、佐久間会長が挨拶を行いました。佐久間会長は「松柏園はわが社の創業の地です。50年ちょっと前、わたしは深夜3時まで毎晩、ここで皿洗いをしていたことを思い出します。ようやく、このように素晴らしい新館が完成して感無量です。この素晴らしい施設で、お客様に最高の『おもてなし』を提供してくれることを望みます」と述べました。


直会のようす

直会のようす

最後は「末広がりの五本締め」で・・・



続いて、戸上神社の是則権禰宜による乾杯がありました。
わたしたちは、松柏園の美味しいお弁当をいただきながら、念願の新館が完成した喜びを噛みしめていました。社長のわたしも感無量でした。
最後は、サンレー北九州の東常務による中締めです。東常務は声高らかに「末広がりの五本締め」で締めてくれました。


松柏園ホテルの新しい本館ロビー



ヴィラルーチェブランディングコンセプトは「温故知新〜故きを温ねて新しきを知る」です。
●Traditional:温故(本館Classic)
伝統と格式その強みを知る。深みのあるブラウンをキーカラーに「THE HOTEL」なイメージを訴求。「料理といえば松柏園」といわれる伝統の味とサービスを継承。ブライダルにおいては料理・サービス・口コミ評価など「安心感・信頼感」を優先するカップルがターゲット。婚礼はもとより個室利用による様々な記念日をお祝いできる「アニバーサリーホテル」を目指していきます。


ヴィラルーチェのエントランス



●Innovation:知新(新館Stylish)
強みの継承と新たな提案。光沢のあるホワイトをキーカラーに“スタイリッシュ”なイメージを訴求。北九州エリアにはない「大人花嫁」をターゲットにしたブライダル・レストラン。お洒落なパリの小部屋のような“女性専用特別パウダールーム”やキッズルーム、高齢者や様々な身体状況の方も安心してご利用いただける“いたわりトイレ”など、細部にまでこだわった最新のおもてなしを堪能できます。



ヴィラルーチェのご案内 》


ウォーターテラス



新館プレシャスゲートを入ると現れる、専用プール「ウォーターテラス」を併設。レストランウエディング会場から一続きでワイドにも利用でき、太陽の光を受けてキラキラと輝く水面などリゾートを感じるロケーションを贅沢に貸切りで味わえる。テラスでのデザートビュッフェやロマンティックにキャンドルを灯したナイトウエディングなど大人リゾートならではの自由度満点の演出が叶います。


レストランバンケット 「The Terrace」



窓を開放することでウォーターテラスとつながりリゾート感溢れる空間に早変わり。北九州では数少ないスタイリッシュでモダンな会場は“大人花嫁”のための“プライベート”ウエディングが叶う。「料理といえば松柏園」と評判の味をそのままに、オープンキッチンでは出来立てのおもてなしメニューを直接サーブ。ゲストに嬉しいシェフのオリジナル演出にも注目。平日にはお得なランチ営業も。収容人数は100名。


チャペル「Pure White Chapel」



“ピュアホワイト”をカラーコンセプトに、クリスタルが煌めく「光のヴァージンロード」は花嫁をより美しくみせてくれる。さらにゲストにも優しいスロープ付のバリアフリー設計。チャペルまでの回廊では香りの演出や、挙式後のアフターセレモニーも開放感あるホールでフラワーシャワーや記念撮影など、オリジナル演出が可能。収容人数は80名。


パウダールーム



パウダーブース、フィッティングブース、ゲストにも嬉しいアメニティも充実。二次会にも完全装備で出かけられる。ソファやアンティーク調家具を配置しおしゃれなパリの小部屋にいるような《女性専用》パウダールーム。


ブライズルーム



「Brides Suite」「Queens Suite」の2つのブライズ“スイート”ルームを新設。ゆったりとくつろいでいただけるようソファや冷蔵庫を設置。レストランバンケットThe Terraceにつながる新郎新婦専用のエレベーターでゲストとの鉢合わせの心配もなくサプライズ演出も可能になります。


いたわりトイレ



広々とした室内は、高齢者や様々な身体状況の方に、安心してご利用いただける「いたわり多目的トイレ(※オストメイト対応)」。様々な病気や障害などが原因で、ストーマを造設している方も安心。
オストメイト・・・人工肛門人工膀胱のことを総称してストーマといい、ストーマを持っている人のことを「オストメイト」と呼びます。
なお、ヴィラルーチェがグランドオープンした10月1日の「朝日」「毎日」「読売」「西日本」新聞の朝刊に広告が掲載されました。


「朝日」「毎日」「読売」「西日本」新聞10月1日朝刊



2017年9月29日 一条真也