Hatena::ブログ(Diary)

一条真也の新ハートフル・ブログ

2018-04-16

「久高オデッセイ」上映会&シンポジウム

一条真也です。
4月1日より、わたしは上智大学グリーフケア研究所客員教授に就任いたしました。同研究所では「バク転神道ソングライター」こと鎌田東二先生が特任教授および副所長を務めておられます。その鎌田先生が製作した映画の上映会&シンポジウムが小倉で開催されることになりました。




6月5日、ブログ「小倉昭和館」で紹介した名画座において、ブログ「久高オデッセイ」で紹介した映画の完結篇「風章」の上映会が行われます。この映画には株式会社サンレーが協賛し、わたし個人も協力者に名を連ねています。映画の上映後はシンポジウムも開催されます。
ブログ「小川裕司氏」で紹介した写真家の方がコーディネーターで、登壇者は鎌田東二先生、作曲家の藤枝守氏、そして小生の3人です。

f:id:shins2m:20180416195146j:image



魂の原郷を求めて
 「久高オデッセイ風章」

製作:鎌田 東二
監督:大重 潤一郎
音楽:新実 徳英
語り:鶴田 真由

上映&シンポジウム
シンポジウムテーマ〜久高の魂と自然島の霊性〜
魂の原郷、あるいは神の島として崇められてきた「沖縄・久高島」を12年にわたり記録してきた『久高島オデッセイ』。最終章『久高島オデッセイ〜風章』を小倉昭和館で上映します。上映機会が少ないので、このチャンスに是非ご覧ください。

日程:2018年6月5日(火)
受付17:30〜
映画上映/18:00〜
シンポジウム/19:50〜
場所:小倉昭和館1号館(北九州市小倉北区魚町4−2−9)
チケット:2,000円
パネリスト/
「久高オデッセイ」製作者&哲学者 鎌田東二
作曲家 藤枝守
作家 一条真也
司会(コーディネーター)/写真家 小川裕司

ご予約・お問合せ:リバーリンク・プロジェクト 
北九州市小倉北区紺屋町1−1−301
TEL:090−9654−2866(担当:おがわ)

【主 催】リバーリンク・プロジェクト
【協 賛】株式会社サンレー
【後 援】西日本新聞社

f:id:shins2m:20180416195253j:image



シンポジウム〜久高の魂と自然島の霊性〜
古代以前の時代、先人たちの足跡、人々の生と死、育まれる命の息吹、死にゆく命の鼓動、人生儀礼としての祭祀。人間の魂が身体を脱ぎすて、海の彼方へ、原郷へ。

■「久高島オデッセイ」製作者
哲学者 鎌田東二上智大学グリーフケア研究所特任教授、京都大学名誉教授、放送大学客員教授。神職の資格を持ち、神道ソングライターとして作曲活動も行っている。國學院大學博士課程修了(神道学)。91年武蔵丘短期大学助教授、92年国際日本文化研究センター客員助教授、2003年京都造形芸術大学教授等を経て、08年4月より京都大学こころの未来研究センター教授。01年文学博士号取得(筑波大学)。NPO法人東京自由大学理事長をはじめ、多くの社会活動も展開。『記号と言霊』(青弓社、1990年)、『謎のサルタヒコ』(編著、創元社、1997年)、『神道とは何か』(PHP新書、2000年)、『神と仏の出逢う国』(角川選書、2009年)、『霊性の文学 言霊の力』(角川ソフィア文庫、2010年)ほか多数の著書がある。


■パネリスト
作曲家 藤枝守
カリフォルニア大学サンディエゴ校音楽学部博士課程修了。博士号(Ph.D.in Music)を取得。作曲を湯浅譲二モートン・フェルドマンらに師事。植物の電位変化データに基づく《植物文様》を展開。著書として『響きの考古学』(平凡社ライブラリー)など。おもなCDとしては、《クラヴィコードの植物文様》《ゴシック・ハープの植物文様》など。現在、台湾大学のアーティスト・レジデンス・プログラムにより《台湾茶の植物文様》を5月に発表予定。九州大学大学院芸術工学研究院教授。


■パネリスト
作家 一条真也
北九州市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。大手冠婚葬祭会社(株)サンレー代表取締役社長。上智大学グリーフケア研究所客員教授九州国際大学客員教授、冠婚葬祭総合研究所客員研究員。2012年、第2回「孔子文化賞」を受賞。主な著書に『儀式論』(弘文堂)、『決定版 冠婚葬祭入門』(実業之日本社)(実業之日本社)、『葬式は必要!』(双葉社)、『世界一わかりやすい「論語」の授業』(PHP研究所)、『人生の修め方』(日本経済新聞出版社)(日本経済新聞出版社)、2018年『唯葬論』(サンガ文庫)など多数。


■司会(コーディネーター)/主催
写真家 小川裕司
海外生活14年。シンガポール6年、シドニー5年、ソウル3年の滞在経験あり。豪州で撮った写真シリーズ「豪花」で花の写真としてシドニーの紀伊国屋書店ギャラリーで2004年にデビュー。2005年にソウルに渡り、日韓文化比較をテーマにフォトエッセイ集「なんせんちょむ」を出版。ソウルでは日本大使館国際交流基金等で個展(写真展)開催。招待展も多い。2009年より小倉在住。



上智大学グリーフケア研究所は、宗教学者で死生学の第一人者である島薗進先生が所長、鎌田東二先生が副所長を務めておられます。島薗所長とも、6月28日(水)にパシフィコ横浜でトークショーを行います。「フューネラルビジネスフェア2018」のシンポジウムにおいて「グリーフケア」をテーマに対談するのです。「前門の鎌田先生、後門の島薗先生」ではありませんが、両先生と語り合う6月が今から待ち遠しいです。
みなさま、ぜひ、ご参加ください!



2018年4月16日 一条真也

上智大学客員教授就任祝い

一条真也です。
15日、ヨーロッパから帰国しました。時差ボケです。
それでも、16日は出社しました。「天下布礼」に休みなし、です。
この日、新聞の取材を受けました。明日は、雑誌の取材を受けます。今月より、わたしは上智大学グリーフケア研究所の客員教授に就任しましたが、それに関する取材です。

f:id:shins2m:20180416173651j:image
サンレー本社に届いたお花



わたしは、グリーフケアの普及こそ、日本人の「こころの未来」にとっての最重要課題であると考えており、経営する冠婚葬祭互助会でも自助グループを立ちあげてグリーフケア・サポートに取り組んできました。これまで自分なりに冠婚葬祭業界で実践してきたことを踏まえて、さらなる研究を重ね、充実した講義を行いたいです。出社すると、客員教授就任祝いのお花が届いていました。冠婚葬祭互助会のサン・ライフの比企社長、現代書林の坂本社長のお二人からです。サン・ライフさんは、冠婚葬祭やエンバーミングを学ぶ「日本ヒューマンセレモニー専門学校」も経営されている上場企業です。現代書林さんは、『愛する人を亡くした人へ』、『永遠葬』、『般若心経 自由訳』などの版元です。御厚情に心より感謝いたします。
また、「京都の美学者」こと秋丸知貴さんからは「私は、一条先生をケン・ウィルバー以上の当代随一の世界的な博覧強記の賢者だと思っておりますので、アカデミズムが一条先生を看過されないことは日本にとっても世界にとっても大きな利益であると心より思います」との過分なお言葉をメールで頂戴しました。恐縮しつつも、嬉しかったです。この他、多くの方々からお祝いの言葉を頂戴いたしました。本当に、ありがとうございました!



1960年にアメリカで始まったとされるグリーフケアは、イギリスやドイツなどでも浸透し、日本でも普及しつつあります。
現代日本は超高齢社会ですが、戦後、多くの日本人が都市に移り住み、そして大家族から核家族へと変化が進みました。かつては自宅で亡くなる方が多かったのですが、近年は病院で亡くなる方が大半となり、近親者の死を身近に経験する機会、死と向き合う機会が減少しました。
また、「伝統的な宗教が弱体化し、葬送儀礼も形骸化しつつあります。同時に、地域社会も弱体化し、葬送に対する地域社会からのサポートも減少しています。死生観が空洞化し、悲嘆を抱える方々を支える場、癒しの場が少なくなっています」と、「上智大学グリーフケア研究所HP」には書かれています。まさに、サンレーでは「悲嘆を抱える方々を支える場」「癒しの場」を地域社会に提供したいと考えています。



サンレーは「月あかりの会」というグリーフケア・サポートの自助グループを立ち上げ、現在もお世話をさせていただいています。これは、“癒し・集い・学び・遊び”をコンセプトにサンレーで葬儀を行ったご遺族を中心とした会員組織です。加入に関しては無料となっており、平成30年3月までに12,622人の会員登録があります。「ムーンギャラリー」を中心としてさまざまな活動を行っています。また、サンレーでは葬儀の担当をする社員が上級心理カウンセラー資格を105名(H30年4月現在)取得しています。本日の取材では、そんなことを話しました。サンレーのみならず、冠婚葬祭業界全体、ひいては日本社会全体に「グリーフケア」の重要性を訴えていき、愛する人を亡くした人たちを少しでもお支えしたいです。



2018年4月16日 一条真也