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一条真也の新ハートフル・ブログ

2018-08-28

合同還暦祝い   

一条真也です。
28日の夜、松柏園ホテルで「合同還暦祝い」が開催されました。100人以上の参加者が集い、大いに盛り上がりました。昨年から「隣人祭り」の一環として行われることになったのです。ご存知の方も多いでしょうが、わが社は「隣人祭り」に力を入れています。

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最初に神事を行いました
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佐久間会長から還暦者に破魔矢が贈られました



わが社の「隣人祭り」は2008年から本格的にスタートしましたが、2017年は650回以上開催しました。おそらく、わが社は日本でもっとも地域の隣人が集う「隣人交流イベント」あるいは「地縁再生イベント」の開催をサポートしている組織だと思います。本家のフランスをはじめ、欧米諸国の「隣人祭り」は地域住民がパンやワインなどを持ち寄る食事会ですが、そのままでは日本に定着させるのは難しいと考え、わが社がサポートするイベントでは、季節の年中行事や通過儀礼などを取り入れています。

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合同還暦祝いのようす



たとえば、花見を取り入れた「隣人さくら祭り」とか、雛祭りを取り入れた「隣人ひな祭り」、七夕を取り入れた「隣人たなばた祭り」、秋の月見を取り入れた「隣人祭り 秋の観月会」、クリスマスを取り入れた「クリスマス隣人祭り」といった具合です。そして、節分を取り入れた「隣人祭り 合同厄除け祝」も同じです。これは、日本発のオリジナル隣人祭りのひとつなのです。

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還暦者入場のようす
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還暦者が紹介されました



今回の「合同還暦祝い」には、サンレーの玉中取締役をはじめとする5名の還暦者が参加しました。まずは神殿で神事を行い、それから写場で記念撮影をしました。場所を大広間に移して、祝宴です。来年度の還暦者である藤原支配人による「開宴のことば」の後、還暦者が赤ちゃんちゃんこで入場し、壇上で紹介を受けました。

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佐久間会長が挨拶しました



それから、佐久間進サンレー会長が登壇して、祝辞を述べました。佐久間会長は「わたしは聖徳太子を尊敬していますが、聖徳太子は合同舞楽というものを始められた方です。わが社は、昨年から、合同還暦祝いを始めました。還暦を迎えられた仲間をみんなで一緒にお祝いしたいと思います。今日は、おめでとうございます」と述べました。

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続いて、わたしも挨拶しました



続いてわたしが登壇して、サンレー社長として祝辞を述べました。
わたしは、最初に「還暦者のみなさん、おめでとうございます。さっき見た時は、こぶとり爺さんかと思いました」と大ボケをかまして笑いを取りました。それから、以下のように述べました。近年、30歳前後を「アラサー」、40歳前後は「アラフォー」、50歳前後は「アラフィフ」と呼びます。60歳前後は伝説の名俳優・嵐寛寿郎をもじって「アラカン」と言うそうです。

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還暦の由来を述べました



還暦は第2の誕生とされ、生まれ直すといって赤子のように赤色の衣服や頭巾などを贈って祝います。還暦に贈る赤色は、赤子に贈る赤い品々になぞらえています。赤色は、朱色や紅色なども含めて祝意を表すもので、縁起物や祝事の膳椀、酒樽(さかだる)などに使用されました。それとともに、魔除(よ)けの意味でも赤色は重視されました。

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長寿祝いの意味を述べました



そして、わたしは「還暦は長寿祝いのスタートです」として、老いるべき運命にある人が幸せに生きていく上でとても重要なことであると述べました。人は長寿祝いで自らの「老い」を祝われるとき、祝ってくれる人々への感謝の心とともに、いずれ1個の生物として自分は必ず死ぬという運命を受け入れる覚悟を持つ。また翁や媼となった自分は、死後に神となって愛する子孫たちを守っていくのだという覚悟を持つ。祝宴のなごやかな空気のなかで、高齢者にそういった覚悟を自然に与える力が、長寿祝いにはあります。

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還暦者に記念品を贈りました
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カンパ〜イ!



その後、わたしは還暦者のみなさんに記念品(最高級万年筆)を贈呈しました。それから還暦者による「大盃の儀」が行われ、次々と酒を飲み干す姿に会場が大いに沸きました。その後、東常務による乾杯の音頭を合図として、祝宴が華やかに幕を開けました。

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「私は誰でしょう?」で盛り上がりました
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「私は誰でしょう?」で盛り上がりました
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営業推進部による「ヤングマン」
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還暦者による「さらば青春」



わたしは、いろんな方々とお酒をついだりつがれたりしながら、大いに語り合いました。やはり、祝宴で飲む酒は格別です。
その後は、「わたしは誰でしょう?」のアトラクションやカラオケタイムで楽しみました。営業推進部の若手たちが西城秀樹の「ヤングマン」を熱唱し、還暦者である出口さんが小椋佳の「さらば青春」をしっとりと歌い上げました。

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今日は祭りだ! 祭りだ!
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男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪



最後は、わたしの番が来ました。わたしは最初に「こんばんは、日本ボクシング連盟の山根でございます」と大ボケをかましてから、会場からのリクエストにより、北島三郎の「まつり」を歌いました♪ 
イントロの部分で、「年がら年じゅう、お祭り騒ぎ。初宮祝に七五三、成人式に結婚式、長寿祝に葬儀を経て法事法要・・・人生は祭りの連続でございます。今日は合同還暦祝いとあっちゃ、こりゃめでたいなあ〜。今日は祭りだ! 祭りだ!」と言ってから、歌い出しました。わたしが「男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪」と歌い始めると、大いに盛り上がりました。

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歌いながら会場を練り歩く!
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還暦者のみなさんとガッチリ握手!



途中、還暦者のみなさんと握手をしながら会場を回りました。次第に「祭りだ、祭りだ♪」の歌詞を「祝いだ、祝いだ♪」に替え、最後は「これが日本の祭り〜だ〜よ〜♪」の歌詞を「これが合同還暦祝い〜だ〜よ〜♪」に替えて歌い上げると、興奮が最高潮に達しました。歌い終わって、「イエ〜イ!」と叫んでから「還暦者のみなさん、今日はおめでとうございました!」と言ったところ、割れんばかりの盛大な拍手をいただきました。

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魂を込めて歌いました♪
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これが合同還暦祝い〜だ〜よ〜♪




その後、次年度の還暦対象者の紹介がありました。
最後は、サンレー名物「末広がりの五本締め」です。この「人間関係を良くする魔法」は、全国的にもすっかり有名になりました。今夜は、松田取締役がしっかりと締めてくれました。それから「閉会のことば」があり、還暦者が退場して、出口で送賓してくれました。

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最後は「末広がりの五本締め」で・・・
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還暦者退場のようす



昨年に続いての行事でしたが、今年も大いに盛り上がりました。
わたし自身も大変楽しく時間を過ごすことができ、大満足です!
還暦者のみなさん、今日はまことにおめでとうございました。
これからも、どうぞお元気で頑張ってください!



2018年8月28日 一条真也

2018-08-17

秋季例大祭  

一条真也です。
16日、長女と次女が一緒に帰省しました。
昨日は久々に家族全員が揃い、嬉しく感じました。
17日の朝、松柏園ホテルの顕斎殿で秋季例大祭を行いました。わが社は「礼の社」なので、祭礼や儀式を重んじるのです。

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最初はもちろん一同礼!
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秋季例大祭のようす



わが社の守護神である皇産霊大神を奉祀する皇産霊神社の瀬津隆彦神職が神事を執り行って下さいました。祭主である佐久間進会長に続いて、わたしは参列者を代表して玉串奉奠しました。参列者のみなさんの健康・幸福、それから社業の発展を祈願させていただきました。
猛暑が続いた今年の夏ですが、この秋季例大祭でいよいよ秋の訪れを感じるのでしょうか。そういえば、今日は少し涼しかったですね。

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柏手を打つ佐久間会長
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拝礼をするわたし



それから、参列者全員による朝粥会が開かれました。
まずは佐久間進会長の挨拶がありました。続いて、瀬津神職の発声による神酒拝戴が行われ、食事がスタートしました。社長のわたしが言うのも何ですが、松柏園のお粥は非常においしいです。塩鮭、明太子、玉子焼き、ホウレン草のおひたしなどをおかずに、みんな黙々とお粥をすすっていました。「共食信仰」という言葉がありますが、社員のみなさんと一緒に食事をすると、「こころ」が1つになるような気がします。

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朝粥会で挨拶する佐久間会長
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神酒拝戴のようす
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いただきます!
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松柏園の朝粥



2018年8月17日 一条真也

2018-07-13

別府亀川紫雲閣竣工式 

一条真也です。
今日は、13日の金曜日です。ジェイソンの仮面をかぶってナタを振り回すクレイジーな輩が出没しそうですが、わたしには関係ありません。この日の朝、小倉から車で大分県別府市亀川四の湯町に向かいました。
この日、「別府亀川紫雲閣」の竣工清祓御祭の神事が行われるのです。

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完成した別府亀川紫雲閣の外観
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別府亀川紫雲閣の前で
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まるで美術館のような回廊で
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まるで自宅のような控室
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シティホテルのような休憩室
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シティホテルのようなバスルーム



サンレーグループとしては、日出紫雲閣は大分県内で10番目、全国で75番目(いずれも完成分)のセレモニーホール(コミュニティセンター)です。
すでに3月7日には、大分県別府市に別府鉄輪紫雲閣がオープンし、3月27日には大分県日出町に日出紫雲閣がオープンしています。

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本日の神饌
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本日の式次第
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一同礼!
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竣工清祓御祭のようす



神事の進行は、サンレー大分総務課の白鳥課長が担当。竣工神事は地元を代表する神社である「八幡竈門神社」の矢黒学・名誉宮司にお願いしました。 開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。

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清祓之儀のようす
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玉串奉奠しました
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拝礼しました
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柏手を打ちました



それから、玉串奉奠です。祭主に続いて、最初に株式会社サンレーの社長であるわたしが玉串を奉奠しました。それから、関係各位のみなさんが次々に玉串を奉奠しました。その後、撤饌、昇神之儀、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。

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兎洞社長に感謝状を贈呈しました
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梶原社長に感謝状を贈呈しました



その後は、感謝状贈呈式です。
設計を担当されたウトウ設計代表取締役の兎洞様、施工を担当された豊建設工業代表取締役社長の梶原様に心からの感謝の念を込めて、金一封を添えて感謝状を贈らせていただきました。

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主催者挨拶をしました



それから、主催者挨拶です。わたしは次のように挨拶しました。
「まずは、このたびの西日本豪雨で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。本日は晴天、このように立派なホールを建設できて、本当に嬉しく思います。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています」

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別府について話しました



また、わたしは別府について、「別府市は、九州の北東部、瀬戸内海に面した大分県の東海岸のほぼ中央に位置し、阿蘇くじゅう国立公園に属する由布・鶴見岳の麓で裾野をなだらかに別府湾へと広げる扇状地特有の地形により、緑豊かな山々や高原と波静かな別府湾に囲まれた美しい景観を誇り、大地から立ちのぼる『湯けむり』は別府を象徴する風景として市民はもちろん観光客からも親しまれています」と話しました。

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別府温泉について話しました



続いて、わたしは別府温泉について話しました。
「別府温泉について記されている最古のものは『豊後国風土記』で、その中に、赤湯泉、玖倍理湯井、河直山等々の地名が見られ、河直一帯(現在の鉄輪地区といわれる)に古代から地獄が存在し、豊富な天与の温泉に恵まれていたことがうかがい知れます。奈良時代の『続日本紀』には、速見郡敵見郷、平安時代の『和名抄』には、速見郡朝見郷と記されていますが、これは『アタミ』すなわち『熱水』の読みがなまったものといわれ、それぞれの時代に『敵見』、『朝見』の字が当てられたものと解されています。今日の別府の地名は、荘園時代に新開地の開墾、領有に際して必要とされた免符である『別符』が『別府』と書かれるようになり、これが地名となったものであると言われています」

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亀川に住む人びとの 旅立ちの雲は紫 湯けむりは白(庸軒)  



さらに、わたしは「別府市内には、別府八湯と呼ばれる8つの温泉エリアが点在します。毎分8万7千リットルを越える温泉は、日本一の湧出量と源泉数を誇り、医療、浴用などの市民生活はもとより観光、産業などにも幅広く活用され、古くから日本を代表する温泉地として賑わい、歴史と文化あふれる国際観光温泉文化都市です。亀川は別府八湯の1つであり、街を見渡せば白い湯けむりが見えます」と話しました。
そして、最後は以下の道歌を詠みました。


亀川に住む人びとの 旅立ちの
        雲は紫 湯けむりは白(庸軒)  



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山形支配人の決意表明を受けました



その後、山形支配人より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。

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直会で挨拶しました
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美味しいお弁当でした
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最後は「末広がりの五本締め」で



12時からは直会が行われました。冒頭、わたしが「新しいエリアに進出し、さらなる発展に弾みをつけましょう!」と挨拶しました。八幡竈門神社の矢黒名誉宮司の発声による乾杯の後、みんなで、マリエールオークパイン日田の特製弁当を美味しくいただきました。最後は、大分事業部の祐徳取締役によるサンレー恒例の「末広がりの五本締め」でお開きとなりました。

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コミュティスペースには茶室が・・・
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茶室のようす
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茶室内で
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まことに結構なお点前でした


その後、隣接したコミュニティスペース内の茶室で抹茶を振る舞われました。小笠原古流の福成先生が点てて下さった抹茶を美味しく頂戴しました。わが社の施設では、葬儀後のご遺族やお客様に「癒し」の茶を飲んでいただきたいと考えています。セレモニーホールからコミュニティセンターへ・・・・・・新しい時代の息吹を感じた一日となりました。

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「大分合同」「朝日」「読売」「毎日」新聞7月13日朝刊

人生の修め方

人生の修め方



2018年7月13日 一条真也

2018-07-02

夏越大祓式  

一条真也です。
7月1日の夜、韓国から帰国しました。2日、サンレー本社において夏越大祓式の神事が執り行われました。わが社の守護神である皇産霊大神を奉祀する皇産霊神社の瀬津隆彦神職をお迎えし、これから暑い夏を迎える前に、会社についた厄を払って社員全員の無病息災を祈願しました。

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夏越大祓式のようす
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清祓の儀で低頭しました
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わが社は儀式を大切にしています



わが社は「礼の社」を目指していることもあり、会社主催の儀礼や行事を盛んに行っています。もともと、「社」というのは「人が集まるところ」という意味です。神社も、会社も、人が集まる場としての「社」なのですね。今日は、祭主を務める佐久間進会長に続いて、わたしが玉串奉奠して、社員のみなさんとともに二礼二拍手一礼しました。

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佐久間会長が玉串奉奠しました
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わたしも玉串奉奠しました
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神事終了後に挨拶する佐久間会長



神事終了後には佐久間会長が「これで、みなさんは健康に夏を乗り越えられるでしょう。何事も陽にとらえて、前向きに生きていきましょう」と挨拶しました。わが社では、このような儀式をとても大切にしています。
わたしは『儀式論』(弘文堂)という本を書きましたが、いつも「儀式とは何か」について考えています。そして、儀式とは「魂のコントロール術」であり、「人間を幸福にするテクノロジー」であると思っています。

儀式論

儀式論

決定版 年中行事入門

決定版 年中行事入門



夏越の神事を終えた後は、恒例の月初の総合朝礼を行いました。総合朝礼の冒頭、社長訓示を行いました。『決定版 年中行事入門』(PHP研究所)の内容に沿って、わたしは以下のような話をしました。
夏越大祓式は年中行事です。民俗学者の折口信夫は、年中行事を「生活の古典」と呼びました。彼は、『古事記』や『万葉集』や『源氏物語』などの「書物の古典」とともに、正月、節分、雛祭り、端午の節句、七夕、お盆などの「生活の古典」が日本人の心にとって必要であると訴えたのです。いま、「伝統文化や伝統芸能を大切にせよ」などとよく言われますが、それはわたしたちの暮らしの中で昔から伝承されてきた「生活の古典」がなくなる前触れではないかという人もいます。

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元号が変わるとき、文化は変化する



文化が大きく変化し、あるいは衰退するのは、日本の場合は元号が変わった時であると言われます。明治から大正、大正から昭和、昭和から平成へと変わった時、多くの「生活の古典」としての年中行事や祭り、しきたり、慣習などが消えていきました。おそらく元号が変わると、「もう新しい時代なのだから、今さら昔ながらの行事をすることもないだろう」という気分が強くなるのでしょう。そして、平成も終わり、新しい元号へと変わります。来年の2019年4月30日、天皇陛下は退位されることになりました。平成は2019年の4月末で終わり、翌5月1日から改元されます。

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年中行事の多くは、変えてはならないもの



平成は大きな変化の時代でした。なによりも日本中にインターネットが普及し、日本人はネット文化にどっぷりと浸かってしまいました。正月に交わしていた年賀状を出すのをやめ、メールやSNSで新年のあいさつを済ます人も多くなってきました。その平成も終わるのですから、新元号になったら、日本人の間の「もう新しい時代なのだから、今さら昔ながらの行事をすることもないだろう」という気分はさらに強くなるはずです。しかし、世の中には「変えてもいいもの」と「変えてはならないもの」があります。年中行事の多くは、変えてはならないものだと思います。なぜなら、それは日本人の「こころ」の備忘録であり、「たましい」の養分だからです。

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「生活の古典」とは何か



人間の本質は「からだ」と「こころ」の二元論ではなく、「からだ」と「こころ」と「たましい」の三元論でとらえる必要があります。
宗教哲学者で上智大学グリーフケア研究所特任教授の鎌田東二先生は「体は嘘をつかない。が、心は嘘をつく。しかし、魂は嘘をつけない」と述べています。「嘘をつく心、嘘をつかない体、嘘をつけない魂」という三層が「わたし」たちを形作っているというのです。日本人の「たましい」を「大和魂」と表現したのは、国学者の本居宣長です。彼はその最大の養分を『古事記』という「書物の古典」に求めましたが、さらに折口信夫は正月に代表される「生活の古典」の重要性を説いたのです。

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生活の古典を愛し一年(ひととし)に区切りをつける大和魂



書物の古典にしろ、生活の古典にしろ、昔から日本人が大切に守ってきたものを受け継ぐことには大きな意味があります。それは日本人としての時間軸をしっかりと打ち立て、大和魂という「たましい」を元気づけるからです。大和魂とは、大いなる和の魂です。それは平和を愛する「たましい」であり、美しい自然を愛し、さらには神仏を敬い、先祖を大切にする価値観の根となるものです。これから新しい時代が訪れても、日本人がいつまでも平和で自然を愛する心ゆたかな民族であり続けてほしいと思います。最後に、わたしは「生活の古典を愛し一年(ひととし)に区切りをつける大和魂」という道歌を披露しました。総合朝礼の終了後は、本部会議が開催されました。



2018年7月2日 一条真也

2018-06-13

全互連総会 in 沖縄 

一条真也です。
めんそーれ! 沖縄に来ています。12日、全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の第60回定時総会が行われました。会場は、サンレー沖縄のマリエールオークパイン那覇です。

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マリエールオークパイン那覇の前で
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全互連60回定時総会の看板の前で
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本日のスケジュール
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会長として最後の理事会でした
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全互連60回定時総会のようす
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「君が代」の斉唱



14時からの正副会長会議、15時からの理事会に続いて、16時から定時総会が開催されました。松嶌専務理事の司会でスタートし、冒頭、物故者黙祷が行われました。続いて、上田副会長による「開会の辞」の後、わたしの会長挨拶の時間となりました。

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会長として挨拶しました



登壇したわたしは、まず、以下のように挨拶しました。
「只今、ご紹介に預かりました全互連の会長を拝命しております佐久間でございます。本日は関係機関の皆様方にはご多用のところ、ご臨席を賜り誠に有難うございます。また、皆様方には日頃より一方ならぬご懇情とご指導を賜っていることに、この場をかりて心より感謝を申し上げます。定時総会にあたりまして一言ご挨拶を申し上げます」

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本年は大きな節目の年です!



それから、わたしは以下のように述べました。
「この定時総会は、西日本ブロックの互助会各社の皆様にご担当いただいておりますが、周知のとおり第60回を迎えることとなります。ここ沖縄の地で定時総会が開催されるのは今回が初めてとなります。併せて、戦後間もない昭和23年に横須賀冠婚葬祭互助会が誕生してから70年、全互協の設立より45周年でもあります。本年はわたくしたちの業界にとって、意義深い大きな節目の年であり、全国各地より多数のご参加を賜りましたことに心より感謝申し上げます」

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沖縄の冠婚葬祭について述べました



続いて、沖縄の冠婚葬祭について述べました。
「沖縄の冠婚葬祭に関連していえば、まず、沖縄の結婚式は、5〜6年前まではお腹の大きな新婦様が多かったのですが、ここ最近では赤ちゃんを出産してから、お披露目を兼ねた結婚式が半数を占めています。いずれにしても『結婚式』をちゃんと上げることは、素晴らしいことだと思います。なぜならば、沖縄は1人の女性が生涯に産む子どもの数を推定する合計特殊出生率が1.95と日本一であり、15歳以下の年少人口率も日本一で、まともな人口構造は日本では沖縄だけだと言っても過言ではないでしょう。その反面、沖縄では離婚率の高さや子どもの貧困などの課題があることも確かですが、人口の減少は『国難』ともいえる問題であるだけに、行政は『観光』同様に支援をして欲しいところです」

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「守礼之邦」について語りました



続いて、「守礼之邦」という言葉に言及しました。
「沖縄は守礼之邦とも呼ばれています。礼において最も大事なことは親の葬儀であり、先祖供養です。沖縄は、おそらく日本において、もっとも先祖を大切にする地域ではないでしょうか。沖縄ではご先祖の墓前で会食します。つまり、『お墓』が先祖と子孫が交流する空間となるわけです。子どものころから墓で遊ぶことは、家族意識や共同体意識を育ててくれます。これは今の日本人に最も欠けているものではないかと考えます。
さらに、沖縄の人々は生まれてから12年に一度巡ってくる生まれ年の祝いである『生年祝い』として最初に行う十三祝いをはじめ、長寿を盛大に祝いますが、『人は老いるほど豊かになる』ことを祝うことは、高齢者が尊敬されるべき存在であることを教えてくれます。この『生年祝い』も、人が幸せに生きていく上でとても重要な行事ではないでしょうか。
ちなみに沖縄では『いちゃりばちょーでい』という言葉を大切にしています。『一度会ったら兄弟』という意味です。沖縄では、あらゆる縁が生かされるのです。まさに『袖すり合うも多生の縁』は沖縄にあり!『守礼之邦』は大いなる『有縁社会』でもあるのです」

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「沖縄復帰」をすべきです!



さらに、わたしは以下のように述べました。
「わたくしは沖縄を愛しています。
筆舌に尽し難い歴史を有する沖縄の地においても、いま、冠婚葬祭互助会が多くの県民から親しまれていることを心の底から誇りに思います。そして、沖縄には本土の人間が忘れた『人の道』があり、それこそ日本人の原点であると思います。昭和47年に沖縄はアメリカから本土復帰したわけですが、まもなく平成という元号が変わるいまこそ、わたくしたちは精神的な意味合いで『沖縄復帰』をすべきではないでしょうか。
今回、『守礼之邦』において、業界の保守本流として『初期設定』を再確認すると共に、時代の変化に沿った『アップデート』への布石となる有意義な総会にしたいと考えております。今後とも、全互連加盟各社が一丸となって、消費者保護政策を推進し、自社の経営基盤の強化を図り、全互連加盟互助会相互の団結をより強固にし、儀式文化の継承と創新に努めていくことが肝要であり、あらためてご協力を賜ればと存じます」

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心より厚く御礼申し上げます!



そして、最後にわたしは以下のように述べました。
「最後になりましたが、本総会開催に際しご尽力頂きました西日本ブロック各社の皆様、ご協賛を賜りましたお取引先各社の皆様に心より厚く御礼申し上げます。全互連加盟互助会各社の皆様におかれましては、今後ともご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、全互連加盟互助会各社の益々のご発展とご参集各位のご健勝を祈念申し上げ、わたくしのご挨拶といたします。ありがとうございました」その後、総会を担当した西日本ブロックの荒木ブロック長の挨拶に続いて、来賓の方々が紹介され、経済産業省商務情報政策局商務・サービスグループ商取引監督課の竹本課長補佐、互助会保証株式会社の寺坂社長が挨拶をされました。その後、総会の議事に入りました。議長は西日本ブロックの荒木ブロック長で、副議長は東北・北海道ブロックの宮嶋ブロック長が務められました。

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退任の挨拶をしました



さまざまな議案が審議されましたが、第五号議案「役員任期満了に伴う全員改選の件」で新しい理事および監事、ならびにブロック長が選任されました。それから「会長・副会長・専務理事等の選任」ということで、新たに選任された理事および監事が別室に集合して、理事会が開催されました。その理事会において、わたしは会長を退任し、あいねっとグループの杉山社長が新会長に決まりました。理事会を終えて、わたしたちは総会会場に戻り、定時総会が再開されました。「新旧会長の挨拶」ということで、退任したばかりのわたしが挨拶しました。
そこで、わたしは、冒頭で以下のように述べました。
「思い返せば、熊本において開催された第56回定時総会において会長に選任された際は、まさに青天の霹靂でした。不肖の身を顧みず、甚だ微力ながら会長をお引受けして4年、いまその任期を終えるにあたり、冠婚葬祭業界ならびに全互連の発展のために幾ばくかの貢献が出来たかを自問しつつ、恥じ入るばかりでございます」

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わが全互連は永久に不滅です!



それから、わたしは以下のように述べました。
「何度も申し上げてきましたが、全互連は冠婚葬祭互助会の保守本流です。保守とは、守るべきものを守るために改革することです。守るべきものとは、『文化の核』としての日本人の儀式であり、それを支える『相互扶助』の心です。それらを守る全互連とは、ある意味で日本文化を守る『文化防衛軍』だという想いで4年間やってまいりました。わたくしは、この定時総会をもちまして会長を退任いたしますが、です!」
ここで盛大な拍手が起きて、わたしの涙腺がちょっと緩みました。

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エースとホープを全力で支えましょう!



しかし、気を取り直して、わたしは以下のように述べました。
「新会長に就任された“あいねっとグループ”の杉山社長のもと、わたくしも微力ながら皆様と一致団結して難局を乗り越え、業界発展のために努めてまいりたいと考えております。また、全互協でもこの夏に役員改選が行われ、全互連の仲間である117の山下社長が会長に就任される予定です。山下社長といえば、全互連はおろか互助会業界のエースであり、杉山社長といえば業界のホープです。業界を取り巻く環境は、依然として厳しい要素が山積していますが、このエースとホープを全力で支え、この厳しい時代だからこそ足腰を強くして社会に貢献できるのだという気概を持って、業界発展のために力を注いでいこうではありませんか。4年間、本当にありがとうございました!」
わたしが挨拶を終えると、さらに盛大な拍手が起こって感動しました。

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感謝状を頂きました



続いて杉山新会長挨拶が就任の挨拶を行った後は、退任役員に対し感謝状ならびに記念品が贈られました。全互連の前会長として檀上に立ったわたしは、杉山新会長から感謝状と記念品を頂戴しました。わたしは「ああ、4年前にはわたしが新道元会長にお渡ししたなあ。こうやって、歴史が作られていくんだなあ。全互連がずっと続いていくのだなあ」と思うと、胸が熱くなりました。最後は、武田副会長が「閉会の辞」を見事に務めて下さいました。総会終了後は、全員集合して記念写真を撮影しました。


2018年6月12日 一条真也