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一条真也の新ハートフル・ブログ

2018-07-13

別府亀川紫雲閣竣工式 

一条真也です。
今日は、13日の金曜日です。ジェイソンの仮面をかぶってナタを振り回すクレイジーな輩が出没しそうですが、わたしには関係ありません。この日の朝、小倉から車で大分県別府市亀川四の湯町に向かいました。
この日、「別府亀川紫雲閣」の竣工清祓御祭の神事が行われるのです。

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完成した別府亀川紫雲閣の外観
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別府亀川紫雲閣の前で
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まるで美術館のような回廊で
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まるで自宅のような控室
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シティホテルのような休憩室
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シティホテルのようなバスルーム



サンレーグループとしては、日出紫雲閣は大分県内で10番目、全国で75番目(いずれも完成分)のセレモニーホール(コミュニティセンター)です。
すでに3月7日には、大分県別府市に別府鉄輪紫雲閣がオープンし、3月27日には大分県日出町に日出紫雲閣がオープンしています。

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本日の神饌
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本日の式次第
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一同礼!
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竣工清祓御祭のようす



神事の進行は、サンレー大分総務課の白鳥課長が担当。竣工神事は地元を代表する神社である「八幡竈門神社」の矢黒学・名誉宮司にお願いしました。 開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。

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清祓之儀のようす
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玉串奉奠しました
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拝礼しました
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柏手を打ちました



それから、玉串奉奠です。祭主に続いて、最初に株式会社サンレーの社長であるわたしが玉串を奉奠しました。それから、関係各位のみなさんが次々に玉串を奉奠しました。その後、撤饌、昇神之儀、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。

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兎洞社長に感謝状を贈呈しました
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梶原社長に感謝状を贈呈しました



その後は、感謝状贈呈式です。
設計を担当されたウトウ設計代表取締役の兎洞様、施工を担当された豊建設工業代表取締役社長の梶原様に心からの感謝の念を込めて、金一封を添えて感謝状を贈らせていただきました。

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主催者挨拶をしました



それから、主催者挨拶です。わたしは次のように挨拶しました。
「まずは、このたびの西日本豪雨で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。本日は晴天、このように立派なホールを建設できて、本当に嬉しく思います。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています」

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別府について話しました



また、わたしは別府について、「別府市は、九州の北東部、瀬戸内海に面した大分県の東海岸のほぼ中央に位置し、阿蘇くじゅう国立公園に属する由布・鶴見岳の麓で裾野をなだらかに別府湾へと広げる扇状地特有の地形により、緑豊かな山々や高原と波静かな別府湾に囲まれた美しい景観を誇り、大地から立ちのぼる『湯けむり』は別府を象徴する風景として市民はもちろん観光客からも親しまれています」と話しました。

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別府温泉について話しました



続いて、わたしは別府温泉について話しました。
「別府温泉について記されている最古のものは『豊後国風土記』で、その中に、赤湯泉、玖倍理湯井、河直山等々の地名が見られ、河直一帯(現在の鉄輪地区といわれる)に古代から地獄が存在し、豊富な天与の温泉に恵まれていたことがうかがい知れます。奈良時代の『続日本紀』には、速見郡敵見郷、平安時代の『和名抄』には、速見郡朝見郷と記されていますが、これは『アタミ』すなわち『熱水』の読みがなまったものといわれ、それぞれの時代に『敵見』、『朝見』の字が当てられたものと解されています。今日の別府の地名は、荘園時代に新開地の開墾、領有に際して必要とされた免符である『別符』が『別府』と書かれるようになり、これが地名となったものであると言われています」

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亀川に住む人びとの 旅立ちの雲は紫 湯けむりは白(庸軒)  



さらに、わたしは「別府市内には、別府八湯と呼ばれる8つの温泉エリアが点在します。毎分8万7千リットルを越える温泉は、日本一の湧出量と源泉数を誇り、医療、浴用などの市民生活はもとより観光、産業などにも幅広く活用され、古くから日本を代表する温泉地として賑わい、歴史と文化あふれる国際観光温泉文化都市です。亀川は別府八湯の1つであり、街を見渡せば白い湯けむりが見えます」と話しました。
そして、最後は以下の道歌を詠みました。


亀川に住む人びとの 旅立ちの
        雲は紫 湯けむりは白(庸軒)  



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山形支配人の決意表明を受けました



その後、山形支配人より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。

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直会で挨拶しました
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美味しいお弁当でした
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最後は「末広がりの五本締め」で



12時からは直会が行われました。冒頭、わたしが「新しいエリアに進出し、さらなる発展に弾みをつけましょう!」と挨拶しました。八幡竈門神社の矢黒名誉宮司の発声による乾杯の後、みんなで、マリエールオークパイン日田の特製弁当を美味しくいただきました。最後は、大分事業部の祐徳取締役によるサンレー恒例の「末広がりの五本締め」でお開きとなりました。

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コミュティスペースには茶室が・・・
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茶室のようす
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茶室内で
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まことに結構なお点前でした


その後、隣接したコミュニティスペース内の茶室で抹茶を振る舞われました。小笠原古流の福成先生が点てて下さった抹茶を美味しく頂戴しました。わが社の施設では、葬儀後のご遺族やお客様に「癒し」の茶を飲んでいただきたいと考えています。セレモニーホールからコミュニティセンターへ・・・・・・新しい時代の息吹を感じた一日となりました。

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「大分合同」「朝日」「読売」「毎日」新聞7月13日朝刊

人生の修め方

人生の修め方



2018年7月13日 一条真也

2018-07-08

サンクスフェスタ小倉 

一条真也です。
雨降って地固まる・・・・・・記録的な大雨が降った後、北九州では雨も上がって、8日に「サンクスフェスタ in小倉紫雲閣」が行われました。

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会場となった小倉紫雲閣の外観
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北九州の雨が上がりました!
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豪雨被害者の方々へのお見舞いの看板
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全体朝礼で挨拶しました



会場となった小倉紫雲閣のすべての入口には、「このたびの豪雨災害により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます」という内容の看板を立てました。わたしは、朝の全体朝礼で次のように話しました。
「まずは、このたびの豪雨で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。わが社も施設が浸水したり、いろいろ大変でした。当初は今日も大雨との予想で、イベントの中止も考えましたが、晴れて本当に良かった! 多くのお客様も、この日を楽しみにされていたようです。みなさまの期待を裏切らないように、サービスに努めましょう!」

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感謝と笑顔の大切さを訴えました



それから、わたしは次のように話しました。
「今日は、サンレーの一大イベントの開催日です。おかげさまで、先日の八幡サンクスには、例年以上に多くのお客様がお越しになられました。今日も多くのお客様で賑わうことが予想されます。今朝、ここに来られる皆さんの姿を見て、心からの感謝の念が湧いてきました。ましてや、今日のイベントに来場して下さる会員様、お客様はまるで神様のような存在だと思います。まさに『ありがとう、ありがとう、ありがとうと言わせてくれて、ありがとう』といった気持ちです。お客様がストレスを感じずにイベントを楽しんでいただけるように細心の注意を払いましょう。サンクスフェスタの名前の通り、今日は感謝の集いです。ぜひ、感謝の心と笑顔を忘れずに接客して下さい」

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イベントの意義を話しました



また、わたしは次のようにも言いました。
「この小倉紫雲閣はセレモニーホールの先駆的存在とされていますが、もはや、セレモニーホールというのは葬儀だけを行う施設ではダメです。葬儀もできる地域のコミュニティセンターでなければなりません。高齢者の会員様に『生きがい』を提供し、『豊かな老い』のお手伝いをする、そんなコミュニティセンターを目指したいと思います。そのためにも今日のイベントは最重要だと思っています。よろしくお願いします!」

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混み合う受付周辺
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茶道おもてなしコーナー
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盆提灯販売コーナー
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サンレー施設紹介」の前で



全体朝礼が終わると、サンレー会員様をはじめとする多くのお客様が来館して下さいました。豪雨の直後とあって、すさまじい人数でした。
「サンクスフェスタ」とは何か。それは、わが社の会員様やお客様に対して「ありがとうございます」という感謝の気持ちをお伝えするイベントです。
「ありがとう」という言葉はどこの国にもあります。それは、「ありがとう」が人間にとって非常に大切なものだからです。「お金」はなくても何とかなるが、これがなくては生きていけないというぐらい大切なものなのです。

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にぎわう互助会コーナー
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祭壇コーナーのようす
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通過儀礼コーナーのようす
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大抽選会のようす



「ありがとう」と言われた人は気分がいいし、「ありがとう」と言った人も気分がいい。こんなにお互いに「いい気分」になるのであれば、わたしたちは、もっともっと「ありがとう」という言葉を使うべきでしょう。心から、そう思います。金もかからず手間もいらず、こんなに便利なものはありません。それで、みんなが元気になれれば、こんなに幸せなこともありません。まさに「ありがとう」は、他人も自分も幸せにする魔法の言葉です。

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落語独演会のようす
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大ホールが立ち見が出るほどの超満員に!
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前座の林家けい木さん
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大盛り上がりの林家木久蔵独演会



本日のサンクスフェスタのメインイベントは、「林家木久蔵 落語独演会」。
林家木久蔵さんは昭和50年生まれ 東京都出身。平成7年10月 林家木久蔵(初代)「現・木久扇」に入門。平成8年2月前座入り、「林家きくお」となりました。平成11年9月二ツ目昇進。平成19年5月教育評論社より木久扇との共著『がんばらない子育て』を出版。同年7月親子大賞2007「選考委員特別賞」受賞。9月真打ち昇進に伴い、落語界史上初「ダブル親子襲名」を行い、二代目林家木久蔵を襲名しました。日本テレビ「笑点」若手大喜利、テレビ東京「ドラGO!」などに出演しています。

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人形供養祭のようす
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入棺体験コーナー
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書籍販売コーナー
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おかげさまで、たくさん売れました!


今日は、「ムーンギャラリー販売コーナー」も登場しました。
愛する人を亡くした方々の自助グループである「月あかりの会」や「うさぎの会」のメンバーの方々がさまざまな手作りの工芸品などを出品されています。こちらのコーナー、お客様の入場とともに人だかりができて大盛況でした。お菓子や「思いやり弁当」の販売も大人気でした。他にも、野菜販売、生花販売などのおなじみのコーナーも大盛況で、商品は完売しました。

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新鮮野菜販売コーナー
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生花販売コーナー



さて、「ありがとう」の話に戻ります。
人生には1つのムダも、1つのマイナスもありません。起こっていることすべてには意味があるのです。みんな「有ること」が「難しい」ことに「当たる」から、「有難当(ありがとう)」なのです。冠婚葬祭互助会であるわが社にとって、最も感謝するべき対象とは何か?それは互助会の会員様であり、冠婚葬祭の各施設のお客様です。それらの大切な方々に対して、わが社では毎年、「サンクスフェスタ」を開催するのです。

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終礼でも挨拶しました
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みなさん、ありがとうございました!



今日は、わたしも多くの方々に「ありがとうございます」を言うことができました。わが社のスタッフのみなさんも、昨日の準備から本当にお疲れさまでした。最後に、わたしは終礼でみなさんに「ありがとうございました!」と言いました。今日は入場者も目標を大きく上回りましたし、その他も目標もすべて達成しました。本当に、ありがたいことです。明日も天気になあれ!



2018年7月8日 一条真也

2018-07-03

台風の夜に精をつける

一条真也です。
ワールドカップで日本代表がサムライ・ブルーの涙を流した日の夕方、九州北部には台風7号が最接近しました。小倉の街も大雨でしたが、わたしは傘を差して出掛けました。小倉ロータリークラブの親睦行事である「洗身会」が開かれるからです。会場は鍛冶町の「田舎庵」でした。

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台風7号の最接近で小倉は大雨でした
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小倉の名店「田舎庵
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八寸(上段中央が天然すっぽん卵)
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山国川の天然すっぽん丸仕立て



田舎庵」といえば、鰻料理の名店として知られています。
塾講師の林修氏も、「鰻料理では日本一」と著書に書いているとか。でも、この日は鰻だけでなく、すっぽん料理も出ました。突き出しの「八寸」にも、天然すっぽん卵が並べられていましたし、山国川の天然すっぽん丸仕立て、山国川の天然すっぽん唐揚げなども出ました。

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鰻蒲焼き
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鰻のせいろ
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精がつきすぎて鼻血が出そう (*´д`*)
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最後は「皆の衆」で大盛り上がり!



すっぽんの後は、鰻蒲焼き、さらには鰻のせいろまで!
すっぽん&鰻の最強コラボで、台風の夜に思わぬ精をつけることができました。最後は、「酒飲む人」こと二村会員による「皆の衆」の歌に合わせて大いに盛り上がりました。子づくりの必要もない55歳のオッサンが精をつけても仕方ないので、鼻血が出ないように暴風雨の中を傘を差しながら走って自宅まで帰りました。いや、ウソですけど。(笑)
本当は二次会で飲み直そうと思ったのですが、今夜は台風の影響で、行きつけのクラブ、ラウンジ、スナックがすべて休み。行き場を失ったわたしは、あきらめてタクシーで帰宅しました。これは本当です。




田舎庵」は、ブログ「グッバイエレジー」で紹介したオール北九州ロケの日本映画にも登場します。1階の奥のテーブル席で、今年2月21日に急逝した大杉漣と大和田獏が旨そうな鰻を食べていました。
その「グッバイエレジー」ですが、小倉紫雲閣の大ホールで「友引映画館」として今月21日(土)に上映されます。

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監督の三村順一さんは、 ブログ「映画監督の来社」で紹介したように、次回作「君は一人ぼっちじゃない」を製作しますが、そのロケ撮影が、本日、わが社の松柏園ホテル小倉紫雲閣で行われることに正式決定しました。主演は的場浩司さん、鶴田真由さんです。撮影は今月中にも行われ、映画の製作記者会見には、わたしも出る予定です。どうぞ、お楽しみに!

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三村順一監督と



2018年7月3日 一条真也

2018-07-02

夏越大祓式  

一条真也です。
7月1日の夜、韓国から帰国しました。2日、サンレー本社において夏越大祓式の神事が執り行われました。わが社の守護神である皇産霊大神を奉祀する皇産霊神社の瀬津隆彦神職をお迎えし、これから暑い夏を迎える前に、会社についた厄を払って社員全員の無病息災を祈願しました。

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夏越大祓式のようす
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清祓の儀で低頭しました
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わが社は儀式を大切にしています



わが社は「礼の社」を目指していることもあり、会社主催の儀礼や行事を盛んに行っています。もともと、「社」というのは「人が集まるところ」という意味です。神社も、会社も、人が集まる場としての「社」なのですね。今日は、祭主を務める佐久間進会長に続いて、わたしが玉串奉奠して、社員のみなさんとともに二礼二拍手一礼しました。

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佐久間会長が玉串奉奠しました
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わたしも玉串奉奠しました
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神事終了後に挨拶する佐久間会長



神事終了後には佐久間会長が「これで、みなさんは健康に夏を乗り越えられるでしょう。何事も陽にとらえて、前向きに生きていきましょう」と挨拶しました。わが社では、このような儀式をとても大切にしています。
わたしは『儀式論』(弘文堂)という本を書きましたが、いつも「儀式とは何か」について考えています。そして、儀式とは「魂のコントロール術」であり、「人間を幸福にするテクノロジー」であると思っています。

儀式論

儀式論

決定版 年中行事入門

決定版 年中行事入門



夏越の神事を終えた後は、恒例の月初の総合朝礼を行いました。総合朝礼の冒頭、社長訓示を行いました。『決定版 年中行事入門』(PHP研究所)の内容に沿って、わたしは以下のような話をしました。
夏越大祓式は年中行事です。民俗学者の折口信夫は、年中行事を「生活の古典」と呼びました。彼は、『古事記』や『万葉集』や『源氏物語』などの「書物の古典」とともに、正月、節分、雛祭り、端午の節句、七夕、お盆などの「生活の古典」が日本人の心にとって必要であると訴えたのです。いま、「伝統文化や伝統芸能を大切にせよ」などとよく言われますが、それはわたしたちの暮らしの中で昔から伝承されてきた「生活の古典」がなくなる前触れではないかという人もいます。

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元号が変わるとき、文化は変化する



文化が大きく変化し、あるいは衰退するのは、日本の場合は元号が変わった時であると言われます。明治から大正、大正から昭和、昭和から平成へと変わった時、多くの「生活の古典」としての年中行事や祭り、しきたり、慣習などが消えていきました。おそらく元号が変わると、「もう新しい時代なのだから、今さら昔ながらの行事をすることもないだろう」という気分が強くなるのでしょう。そして、平成も終わり、新しい元号へと変わります。来年の2019年4月30日、天皇陛下は退位されることになりました。平成は2019年の4月末で終わり、翌5月1日から改元されます。

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年中行事の多くは、変えてはならないもの



平成は大きな変化の時代でした。なによりも日本中にインターネットが普及し、日本人はネット文化にどっぷりと浸かってしまいました。正月に交わしていた年賀状を出すのをやめ、メールやSNSで新年のあいさつを済ます人も多くなってきました。その平成も終わるのですから、新元号になったら、日本人の間の「もう新しい時代なのだから、今さら昔ながらの行事をすることもないだろう」という気分はさらに強くなるはずです。しかし、世の中には「変えてもいいもの」と「変えてはならないもの」があります。年中行事の多くは、変えてはならないものだと思います。なぜなら、それは日本人の「こころ」の備忘録であり、「たましい」の養分だからです。

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「生活の古典」とは何か



人間の本質は「からだ」と「こころ」の二元論ではなく、「からだ」と「こころ」と「たましい」の三元論でとらえる必要があります。
宗教哲学者で上智大学グリーフケア研究所特任教授の鎌田東二先生は「体は嘘をつかない。が、心は嘘をつく。しかし、魂は嘘をつけない」と述べています。「嘘をつく心、嘘をつかない体、嘘をつけない魂」という三層が「わたし」たちを形作っているというのです。日本人の「たましい」を「大和魂」と表現したのは、国学者本居宣長です。彼はその最大の養分を『古事記』という「書物の古典」に求めましたが、さらに折口信夫は正月に代表される「生活の古典」の重要性を説いたのです。

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生活の古典を愛し一年(ひととし)に区切りをつける大和魂



書物の古典にしろ、生活の古典にしろ、昔から日本人が大切に守ってきたものを受け継ぐことには大きな意味があります。それは日本人としての時間軸をしっかりと打ち立て、大和魂という「たましい」を元気づけるからです。大和魂とは、大いなる和の魂です。それは平和を愛する「たましい」であり、美しい自然を愛し、さらには神仏を敬い、先祖を大切にする価値観の根となるものです。これから新しい時代が訪れても、日本人がいつまでも平和で自然を愛する心ゆたかな民族であり続けてほしいと思います。最後に、わたしは「生活の古典を愛し一年(ひととし)に区切りをつける大和魂」という道歌を披露しました。総合朝礼の終了後は、本部会議が開催されました。



2018年7月2日 一条真也

2018-06-28

グリーフケア対談

一条真也です。横浜に来ています。
28日の11時20分から、ブログ「グリーフケア対談のお知らせ」で紹介した特別対談がパシフィコ横浜で開催されました。

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会場のパシフィコ横浜
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超満員になりました!



第22回フューネラルビジネスフェア2018」のシンポジウム内のイベントですが、上智大学グリーフケア研究所の所長で東京大学名誉教授の島薗進先生とわたしが「グリーフケアの時代〜現代日本の葬儀と死生観」をテーマに大いに語り合いました。

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登壇者紹介のようす



冒頭、進行役による本講座開設の趣旨と登壇者紹介がありました。それから、第1テーマ「葬儀の簡素化・簡略化に歯止めはかけられるのか?」が開始されました。まずは進行役から「一般葬の減少に対して家族葬に代表される小規模葬のニーズが高まるなか、そもそも葬儀の簡素化・簡略化に歯止めはかけられるのだろうか?」という問題提起があり、わたしに「小規模葬が増えているのか、会葬者数も激減しているのかといった、業界の現状について」の質問がありました。

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葬儀の小規模化について述べました



わたしは、以下のように答えました。
「小規模葬」といわれるものが会葬者が少ない、来ないという葬儀のことであれば増えてきていると感じています。それは「家族葬」「直葬」という名称で増加しています。業界の現状としては「会葬者の減少」「単価の低下」「儀式の簡略化」などの問題がよく出てくるのですが、業界としては様々な対策を行っています。

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発言する島薗先生



また、「小規模な葬儀を行うことへ歯止めをかけることができるのは、葬儀発生後、遺族が真っ先に頼る葬祭事業者ではないか。であるならば、葬儀の簡略化・簡素化に歯止めをかけられるのは葬祭事業者ではないか」との質問を受けました。わたしは「確かに亡くなってからご遺族とご葬儀の話を行うのは葬祭事業者となります。その時点でアドバイスを行い、亡くなった方やご遺族とご縁のある方に葬儀に参列していただく大切さを伝えています。ただし、『終活』という言葉が一般化していることもあり、亡くなる前から自分や家族の葬儀のかたちを考えている方がほとんどです。つまり、葬儀発生時にアドバイスすることも大切ですが、その前の段階で葬儀という儀式の大切さを伝えてゆくことが重要だと考えています」と答えました。

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島薗先生の言葉をメモする      



第2テーマ「宗教離れはどこまで進むのか――宗教色を排除した葬送における『悼み』『偲ぶ』のあり方」では、進行役から「葬儀の簡略化という点でいえば、都市部を中心に無宗教葬の動きが垣間見られる。もともと、宗教心に長けた民族とはいえない日本人ではあるが、古来、仏壇に手を合わせるといったことはどの家庭でも見受けられるものだった。しかし、いま、そうした状況は多くみられず、菩提寺すら分からない。宗派すら分からない、といった状況にあるのが現状である」との発言がありました。その上で、わたしに「実際に無宗教葬は増えているのか、増えているとすればその背景にあるのは何か?」の質問がありました。

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無宗教葬について述べました



わたしは、菩提寺に代表される寺の問題、核家族化が招いた血縁、住環境の変化による地縁、さらに社会構造変化による社縁といったものの崩壊といったことを踏まえながら、宗教色を排除した葬儀を望む遺族の声などを事例として挙げました。そして、「都市部と地方では進行度合いは違ってくると思いますが、『無宗教葬』という選択肢は増えてきているのではないかと感じます。ただし、それは『無宗教で葬儀を行いたい』という『積極的』な理由と菩提寺など寺院とのつながりがないために『無宗教で葬儀を行う』という『消極的』な理由の2つがあるのではと感じています。後者はもともと地域社会で存在していた寺院との関係性が現在では成立しなくなったことが無宗教葬を選ぶ背景ではないか、そしてそれも無宗教葬が増えた要因と考えられるのではないでしょうか? 言い換えれば今まであった寺院が地域で果たしていた役割を果たせなくなったということです」と答えました。

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グリーフケア装置としての葬式仏教



さらに進行役は、「宗教離れはある意味、消費者ニーズとして受け入れなければならない面もあるが、一方で、葬送儀礼文化として捉えるのであれば、無宗教葬において故人を『悼み』『偲ぶ』というプロセスをどのように表現するのかが難しいのではないか?」といった質問を投げかけてきました。わたしは、「無宗教での葬儀においても故人とのお別れをして献花を行ったり、思い出を語ったりという故人を『悼み』『偲ぶ』ということは可能だと考えられます。好きな音楽をかけたり演奏したり、亡くなった方へお別れの言葉をかけたりとすることもプロセスの1つとして成り立っていくと考えられます」
そして、わたしは一連の年忌法要におけるグリーフケアの仕組みを説明し、葬式仏教の本質がグリーフケア宗教であると述べました。

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葬儀のもつ役割



第3テーマ「形式化する葬儀における遺族ケアのあり方(誰が行なうのか、成り立つのか)」では、島薗先生から「死者を偲ぶ要素を(葬儀に)どのように組み込むのか?」の質問がありました。わたしは、こう述べました。
「葬儀のもつ役割として、(1)社会的対応、(2)遺体への対応、(3)霊魂への対応(宗教)、(4)悲しみへの対応〈グリーフケア〉の4つがあげられます。葬儀を行うことや葬儀の中で行われることがそれぞれに対応しているのですが、ご質問の死者を偲ぶ要素としては『悲しみをわかちあう場』としての葬儀があげられるのではないでしょうか。悲嘆にくれる方にとって悲しみを表す場は必要です。そのような場が存在しないと、深い悲しみが長引き、回復を妨げる思考・自責感・罪悪感・否定的な考えが回復を妨げる要因となってきます。死別で起こる悲嘆の反応は時には不眠や食欲不振あるいは『うつ』につながってゆくことも考えられます」

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グリーフケアについて述べる島薗先生



第4テーマ「医療(病院)・宗教者・葬祭事業者の三者それぞれに『グリーフケア』の必要性が高まるいま、葬祭事業者ができることは?」では、進行役から「グリーフケアは、医療の世界ではもちろん、宗教者、葬祭事業者もその必要性を感じているという声が多い。医療の世界では『エンドオブライフ協会』などを筆頭に、在宅医療関係者からグリーフケアの重要性も問われている」との発言があり、こうした中において、グリーフケアの本質とは何かについて、まずは研究者の立場から島薗先生に問いかけ、島薗先生はグリーフケアについてのお考えを述べられました。

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パワポで「月あかりの会」について説明
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カウンセリング・ルーム
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グリーフケア・ブック



その島薗先生の発言を受け、わたしに「葬祭事業者ができるグリーフケアとは?」という質問が投げかけられました。わたしは、葬祭事業者が行えるケアとして、葬儀前・葬儀・葬儀後に分けて事例を紹介しました。そして、わが社で行っていることとして自助グループ(Self Help Group)=「月あかりの会」の立ち上げと活動サポートについて説明しました。

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月あかりの会」とは何か
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趣味の発見(写経)
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趣味の発見(絵画)
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「笑いの会」について



ここでは「愛する人を喪失した対処から、愛する人のいない生活への適応のサポート」を行っていますが具体的には「人生の目標を見出せるサポート」「喜びや満足感を見出せるサポート」「自分自身をケアすることをすすめる」「他者との関わりや交わりをすすめ、自律感の回復を促す」ことをサポートするようにしています。ここでは「癒し」「集い」「学び」「遊び」というキーワードで様々な活動を行っています。その中でも、「笑来」とユーモアによる癒しという視点で活動を行っており、それを具体的に紹介しました。「笑い」とは「和来」という意味でもあり、悲嘆にくれる遺族に無理なく笑いを提供する場の創出を考え、毎月1回の「笑いの会」の開催と弊社の本社のある北九州だけで年間300回を越える見学会で落語会の開催などを行い、そこにご遺族をお招きしています。

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セレモニーホールからコミュニティセンターへ!
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会場がどよめきました  



その後、島薗先生から「ところで、直接的な葬儀の場面以外で、コミュニティケアに葬祭業社が関わっていく可能性はあるのか?」という問いかけがありました。わたしは「新たなコミュニティの創造とグリーフケア」についての考えを述べ、これからの葬祭会館は「葬儀をする」から「葬儀“も”できる」地域コミュニティの代替施設として多機能化すべきだと訴えました。
つまりは、「セレモニーホールからコミュニティセンターへ」ということです。そして、それは「セレモニーホールの寺院化」でもあります。

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寺院の機能について



かつて寺院は、地域のコミュニティセンターの役割を担っていました。仏教が日本に入ってきて1500年くらい経っていますが、地域における寺院の機能としては、ここ「学び」と「癒し」と「楽しみ」の3つがありました。現代ではその寺院が減ってきており、そして寺院に足を運ばなくなってきている。そこで、寺院の機能を、わたしたちのセレモニーホールが担い、コミュニティセンターとして変化・進化していけるのではないかと考えています。また、寺院の機能として1つは葬儀、もう1つは、遺族の悲しみを癒すということがあります。まさに、グリーフケアです。これらの機能はもともとセレモニーホールにはあるわけですし、当社もグリーフケアについては重視しています。

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具体的事例を紹介しました



第5テーマ「ケアの個別化・多様化にどう応えていくか」では、まず、「人々の死生観が多様化するなか、どのように対応すべきか」という問題が取り上げられました。進行役の「そもそもグリーフケアを行う場面は悲嘆にくれる人に対して、という認識を有しているが、一方で、いまの生者(生きている人、遺族にならんとしている人など)に対しても、グリーフケアの知識を少しでも伝えておくことは有益なことか?」という質問に対して、島薗先生の発言の後、わたしに「仮に有効だということであれば、葬祭事業者として、そういった場面提供の機会はあるのか?」と質問してきました。

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特別対談のようす



わたしは、「業界として行えるケアの実践として『死』に対しての準備や心構えをする機会がそれではないかと思います。人生の終末ケアとして介護、保険、共済、後見人制度、遺言信託・相続の相談などのセミナーなどを開催しています。また生前に出来る準備として生前予約・契約、エンディングノート、互助会などもこれに含まれるのではないでしょうか。このようなことを考える機会を作り・参加してもらうことで『死』を考え、そして『死』の悲嘆を和らげることを考えることが出来るのではないでしょうか」

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グリーフケアとしての読書
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空席なし、熱気ムンムン!



また、わたしは、死の疑似体験(映画・読書)とその効果について説明し、「死」を描いた映画・音楽鑑賞などの場を提供し、「死は決して不幸な出来事ではない」と認識してもらえる事前相談&グリーフケア(アフター)機能の積極的な提案を行いました。映画に関しては北九州市の小倉紫雲閣には800人規模の会場があるのですが会場にスクリーンを常備した「友引映画館」(仮)というイベントを行っていきたいと考えています。

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特別対談のようす



これは映画を通して「死は不幸な出来事ではない」ことを認識していただくことと同時に前述のコミュニティセンター化のひとつとして考えています。コミュニティセンターのイベントの1つとしての館内見学会では、「湯灌」の実演や「入棺体験」などを行い「死」に対しての準備や心構えをする機会としています。当然そこでは1級葬祭ディレクターが事前の相談を受けたり、心理カウンセラーによりグリーフケアのセミナーを行ったりと様々なことを行い、「死」を考えて行く機会として重要なことであると思っています。

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グリーフケアの重要性と可能性を訴えました
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終了時、盛大な拍手を頂戴しました


最終的には紫雲閣に来れば生前の不安の解消や新しい「縁」を作ることから、葬儀もできて、さらには死後のグリーフケアまで可能な地域の中心となれるコミュニティセンターとなることを目指しています。また、それは「なくてはならないもの」であると考えています。その後、「高齢者のケアに関わっていく可能性」についての質問もあり、わたしは、隣人館、買い物支援、ゴミ出し支援などについて話しました。
さらに、わが社が「音楽療法、アートセラピーに関わっていく可能性」についての質問もあり、葬儀での楽器の演奏の演出などについてお話しました。そして、70分にわたる対談は終了し、盛大な拍手を頂戴しました。

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終了後の名刺交換のようす
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参加者と名刺交換しました
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参加者と歓談しました
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出版関係者とのランチのようす



現代日本を代表する宗教学者にして死生学の第一人者である島薗先生と「葬儀」「死生観」、そして「グリーフケア」について語り合える機会を与えていただき、まことに光栄でした。対談終了後は参加者のみなさんと名刺交換、歓談をさせていただきました。その後、この日参加して下さった出版関係者のみなさんと一緒にグランドインターコンチネンタルホテル横浜のレストランでランチをしました。食後はリムジンバスに乗って羽田空港へ。スターフライヤーで北九州へと戻りました。



2018年6月28日 一条真也