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一条真也の新ハートフル・ブログ

2017-07-12

「お義父さん」

一条真也です。
世間では、女優の松居一代さんの話題で持ち切りです。
10日、松居さんの夫である俳優の船越英一郎さんが、自身がMCを務めるNHK総合の生番組「ごごナマ」で涙する場面がありました。タレント・はなわさんの大ヒット曲「お義父さん」の生歌を聴いたときです。




船越さんは松居さんに離婚調停を申し入れていますが、「お義父さん」は家族がテーマの歌です。きっと船越さんの胸中にはさまざまな想いが湧いてきたのでしょう。わたしもYouTubeで視聴したときは感動で涙が出ました。今はもうこの世にいない妻の父、わたしのお義父さんのことも思い出しました。そして、心からの感謝の念を抱きました。



世の中には、夫の父親が亡くなったとき、「やっとくたばったか、くそジジイ!」などと言い放つ鬼のような女性もいるそうですが、とんでもない話です。配偶者の両親、および自分の両親を憎む人生は不幸です。
そんな方には、「しあわせに生きる知恵」が書かれた『はじめての「論語」』(三冬社)でも読んでいただきたいですね。ほんとに。




番組で、はなわさんが生歌を披露している間から泣き顔だった船越さんですが、その後も泣き顔で曲の魅力を熱く語っていました。
はなわさんのお義父さんは、はなわさんの奥さんが2歳のときに家族を捨てて家を出たそうです。でも、この「お義父さん」の曲がきっかけで、父と娘が再会したそうです。船越さんは、「1つの曲がね、ホントに家族の絆をもう1回結び直しているって感じがしますね」と感動されていました。




じつは、わたしの父が昔から船越さんの父親である故船越英二さんに似ていると言われていました。たしかに似ていると思います。
わたしと船越英一郎さんは別に似ていませんが、父親同士が似ているというので、親戚のような気がして、ずっと親しみを感じていたのです。
どうか、船越さんが無事に離婚をされて、幸せになりますように!
そして、はなわさんが今年の紅白歌合戦の出場歌手に選ばれ、NHKホールで「お義父さん」を熱唱して、感動を日本中に届けてくれますように!



2017年7月12日 一条真也

2017-02-04

「まつり」

一条真也です。
この記事は、冒頭のYouTubeで曲を流しながらお読み下さい。
ブログ「合同厄除け隣人祭り」で紹介したように、昨夜はカラオケで北島三郎の「まつり」を歌いました。会場が一体となる、本当に日本人の心性に合った素晴らしい歌です。ある程度の年齢以上の日本人で、この歌を嫌いな人はあまりいないのではないでしょうか。まさに、「日本のうた」です!




北島三郎といえば、ちょうど今日のヤフー・ニュースのTOPに「北島三郎 体調『もう大丈夫』」という記事があり、以下のように書かれています。
「演歌歌手、北島三郎(80)が3日、東京・八王子の高尾山薬王院で北島ファミリーの原田悠里(62)ら5人と恒例の豆まきを行った。昨年の豆まきはインフルエンザで欠席しており、2年ぶりの参加。同9月に『頸椎症性脊髄症』の手術を受け、今年に入っても目まいや貧血の症状が続くなど体調面が不安視されていたが、『年のせいもあってね。もう大丈夫です。顔色もよくなりました』。この日は晴天にも恵まれ、元気に『福は内!』と叫ぶなど、『今年はファミリーでスクラムを組んで、ゆっくり歩いていく。今日から出発だ!』と上機嫌だった」
わたしは最近、サブちゃんが自分の本当の親父のような気がして仕方がありません。親父の健康を願うばかりです。昨年末、大晦日の解散が決定していたSMAPに対して、サブちゃんは「最後は紅白に出たほうがいい。そして、有終の美を飾ったほうがいいよ」とアドバイスを送りましたが、これを知ったわたしの親父に対するリスペクトの念はさらに深まりました。

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北島三郎記念館の入口の前で
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サブちゃんにマジ惚れました!



わたしは、昨年、サブちゃんの世界に目覚めました。
そして、「まつり」を数え切れないほど歌ってきたのでございます。
最初の出逢いは、昨年の5月12日に訪れたブログ「北島三郎記念館」で紹介した北海道・函館の施設でした。北島三郎記念館はフロア構成となっており、1階がエントランスおよびグッズ販売スペース(グッズショップ)、2階には出生から現在にいたるまでのサブちゃんの半生とディスコグラフィ(2013年7月現在、全232曲のジャケットを展示)を歴史別に綴った「ヒストリー・ゾーン」、3階にはサブちゃんの代表曲である「まつり」の特別公演のフィナーレの臨場感を可能な限り機械で再現した「シアター・ゾーン」と等身大の北島のブロンズ像が設置されていました。

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「三郎まつり」の始まりだ!!
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竜の目が妖しく光る!
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あ、人影が出現!
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おお、サブちゃん!!
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竜の上には七福神、その上にサブちゃん!!
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左スクリーンでも熱唱!
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右スクリーンでも熱唱!
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中央の本物(?)は、ど熱唱!!
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もう、すごすぎる!!
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終了後、等身大のブロンズ像と握手!



この「まつり」のパフォーマンスは度胆を抜く迫力でした。竜の上に七福神が乗って、さらにその上にサブちゃんが乗る。この三重構造は、まるで古代インドの宇宙論のようで、シュールでした。ディズニーランドでおなじみのオーディオ・アニマトロニクス(動く人形)のサブちゃんが大いに歌い上げます。両側には巨大スクリーンがあり、ライブ映像が流れます。もうこれ以上すごいものはこの世にないというぐらいの迫力でした。じつは、わたしは『まつり』という歌がずっと嫌いでした。会社をおかしくした人物がいつも歌っていたからです。でも、生まれて初めて、この歌を心の底から「いいね!」と思いました。シアターの外に出ると、等身大のブロンズ像があり、わたしは握手をしながら、「ありがとうございました!」と深々と礼をしました。

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道後温泉で歌いました♪
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山代温泉で歌いました♪
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沖縄の忘年会で歌いました♪
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小倉のカラオケボックスでも歌いましたよ♪
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東京のカラオケスナックでも歌いましたね♪
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全国3136人中で1位になりました!



それから「まつり」の魅力に取りつかれたわたしは、全互連の懇親会で、会社の宴会で、それから私的な飲み会で、何度も「まつり」を歌いました♪
ブログ「『儀式論』打ち上げ会」で紹介した昨年11月5日の夜は、「東京の止まり木」こと赤坂見附のカラオケスナック「DAN」で歌合戦をしました。お相手は、『儀式論』の版元である弘文堂の鯉渕友南社長です。サブちゃんが十八番だそうで、「今夜は、一条さんとサブちゃん対決がしたい」とのことでした。ガチンコのカラオケ・デスマッチです! DANはわがホームグラウンドですから、負けるわけにはいきません。わたしは「函館の女」、「兄弟仁義」、そして「まつり」を熱唱しました。鯉渕社長のサブちゃんナンバーは「男の精神(こころ)」、「北の漁場」などで、迫力満点でした。わたしは、そのど真剣な歌声を聴きながら「この人はただ者ではないな」と思いました。ちなみに、わたしが歌った「まつり」は、全国3136人中で1位に輝きました。
そして、ブログ「サンレー創立50周年記念祝賀会」で紹介した運命の2016年11月18日を迎えたのでございます。

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騎馬にまたがり、ど派手に入場しました
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蛇踊りに続いて、ど派手に入場!
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つかみはOK牧場!
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野郎ども、用意はいいか?!



この日に行われた「サンレー創立50周年記念祝賀会」ではカラオケ大会がありましたが、最後はわたしの出番でした。「天下布礼」の幟と蛇踊りに続いて、背中に「祭」と書かれた黄金の法被を着たわたしは屈強な3人衆の騎馬にまたがり、ド派手に入場しました。興奮した営業員さんたちが騎馬に殺到して危険な状態となりましたが、なんとか舞台までたどり着きました。
颯爽と舞台に駆け上がったわたしは、わたしは「まつり」を歌いました♪ 
イントロの部分で、「年がら年じゅう、お祭り騒ぎ。初宮祝に七五三、成人式に結婚式、長寿祝に葬儀を経て法事法要・・・人生は祭りの連続でございます。冠婚葬祭のサンレーが50周年を迎えたよ。こりゃあ、めでたいなあ〜。今日は祭りだ! 祭りだ!」と言うと、早くも会場が熱狂の坩堝と化しました。よし、つかみはOK牧場!

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男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪
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ど真剣に歌いました♪
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1番を歌い終わると客席へ降りました
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大盛り上がり! 狂乱のステージ!
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祭りだ! 祭りだ! ワッショイ!



わたしが「男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪」と歌い始めると、大漁旗や巨大団扇を持った男たちが次々に出現しました。1番を歌い終わると、「祭」と書かれたブルーの法被を着た営業所長たちも登場しました。みんなで歌い、踊り、大いに盛り上がりました。

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これがサンレーの祭り〜だ〜よ〜♪
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フィナーレ!
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ああ、生きてて良かった!



最後の「これが日本の祭り〜だ〜よ〜♪」の歌詞を「これがサンレーの祭り〜だ〜よ〜♪」に替えて歌い上げると、興奮が最高潮に達しました。歌い終わって、わたしが「50周年、ありがとう〜!」と叫ぶと、50発の巨大クラッカーが鳴らされました。まさに「狂乱のカーニバル」といった感じで、割れんばかりの盛大な拍手が起こり、感激しました。ああ、生きてて良かった!

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蛇踊りに続いて・・・・・・
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まさに「まつり」でした!
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こんな会社、他にあるだろうか?



歌い終わったわたしは、再び騎馬にまたがって退場しました。
途中、多くの営業員さんたちがスマホで撮影し、ハイタッチや握手を求めてきました。いやあ、なんだかアイドルになった気分でした。ちょうどこの日に福岡に来ていたBIGBANとやらも、この華麗なるパフォーマンスには腰を抜かすのではないでしょうか?

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北九州新年祝賀会でも「蛇踊り」が登場!
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これがサンレー北九州の祭り〜だ〜よ〜♪
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大分では「中津祗園」と競演!
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これがサンレー大分の祭り〜だ〜よ〜♪
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宮崎では「ひょっとこ踊り」と競演!
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これがサンレー宮崎の祭り〜だ〜よ〜♪
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沖縄ではカチャ―シー隊と競演!
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これがサンレー沖縄の祭り〜だ〜よ〜♪
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北陸では「御陣乗太鼓」と競演!
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これがサンレー北陸の祭り〜だ〜よ〜♪



今年に入ってからも、わたしは各地の新年祝賀会でも「まつり」を歌ってきました。北九州では「蛇踊り」、大分では「中津祇園」、宮崎では「ひょっとこ踊り」、沖縄では「カチャ―シー」、そして北陸では「御陣乗太鼓」と競演し、一連の祭りシリーズはクライマックスを迎えました。各地の互助会の営業員さんたちも大変喜んで下さり、握手やハイタッチもたくさん交わすことができました。最高のコミュニケーションとなりました。



そして、昨夜の「合同厄除け隣人祭り」です。この夜はノー・コラボ、ノー演出、ノー衣裳でした。少し心細かったですが、がんばって歌いました。
最後の「これが日本の祭り〜だ〜よ〜♪」の歌詞を「これが隣人祭り〜だ〜よ〜♪」に替えて歌い上げると、興奮が最高潮に達しました。
最後は「厄除け者のみなさん、今日はおめでとうございました!」と叫ぶと、割れんばかりの盛大な拍手をいただきました。

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小倉祇園のようす



日本人は、祭りが大好きです。
子どもにとっては、夜遊びのワクワク感をともない、祭りはひたすら楽しいイベントです。大人になるにつれ、命がけのお祭り、勇壮なお祭り、優美な祭りに心を奪われます。どんな祭りにも日常とは違った空気が流れており、そこに惹かれるのかもしれません。小倉っ子であるわたしは、「無法松の一生」で有名な小倉祇園太鼓の季節になると血が騒ぎます。

儀式論

儀式論



では、祭りとは何でしょうか。拙著『儀式論』(弘文堂)の「祭祀と儀式」でも詳しく書きましたが、祭りは自然と人間と神々との間の調和をはかり、その調和に対する感謝を表明する儀式です。「まつり」というやまと言葉の原義は「神に奉(つか)へ仕(つかまつ)る」であることを国学者本居宣長は『古事記伝』で説いています。「まつり」の語源は「たてまつる」の「まつる」、すなわち「供献する」「お供えする」ことに由来するというのです。
たしかに「祭り」のはじまりは「神と人との関係」にありました。でも、現在では「人と人との関係」に重心が移動してきているのではないでしょうか。古来より、日本の祭りは人間関係を良くする機能を大いに果たしてきました。ともに祭りに参加した人間同士の心は交流して、結びつき合うのです。
まつり」は、そんな日本人のためのソウル・ソングであると思います。

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サンデー毎日」2016年9月11日号



ブログ「五輪は世界最大の『まつり』」で紹介したように、わたしは「サンデー毎日」に「一条真也の人生の四季」というコラムを連載していますが、同誌に掲載された第45回目のコラムの最後に次のように書きました。
「リオ五輪の閉会式では、小池百合子東京都知事が五輪旗を引き継いだ後、日本大会をPRする映像が上映され、マリオに扮した安倍首相が登場して場を盛り上げました。4年後の東京五輪の開会式では、ぜひ北島三郎さんに『まつり』を歌ってほしいと思います。なぜなら、オリンピックは世界最大の『まつり』だからです」
サブちゃんが東京五輪の大舞台で「まつり」を歌い上げ、「日本人、ここにあり!」と全世界に感動を与えてくれる日を心から楽しみにしています!
そして、一度でいいから、わたしはサブちゃんに会ってみたい! 
そして、わたしの歌う「まつり」をご本人に聴いていただきたい!
誰か、わたしの願いを叶えてくれる方はいらっしゃいませんでしょうか?



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2017年2月4日 一条真也

2016-07-17

尾崎豊の遺体

一条真也です。
16日夜、わたしは高熱を出して死者のような深い眠りに落ちていました。その頃、テレビではTBSの音楽特番「音楽の日」が流れていました。そこでは、「死者の書」ならぬ「死者の声」を多くの視聴者が体験する奇跡のような現象が起きたと大きな話題になっています。




1992年に26歳の若さで急逝した歌手・尾崎豊の一人息子の尾崎裕哉(26)が「音楽の日」に生出演し、父の名曲「I LOVE YOU」を歌ったのです。テレビで歌唱するのはこの日が初めてだそうですが、今は亡き父親にうり2つの切ない歌声に多くの視聴者が騒然としました。ネット上では「DNAすごい」「鳥肌」などと書き込みが殺到し、今も反響が広がっています。




わたしは、YouTubeで何度か尾崎裕哉が歌う尾崎豊ナンバーを視聴したことがあります。初めて聴いたときは「遺伝子というのは、ここまで強いものか」としみじみ感動しました。似ているとはいっても、息子さんのほうが優しい感じがします。父親を亡くしてから幼少期をアメリカで暮らし、帰国後は慶應義塾大学に学んだだけあって、非常にスマートな印象です。カリスマだった父の尖ったようなムードはありません。




「I LOVE YOU」に続いて、尾崎裕哉は自身のオリジナル曲である「始まりの街」を歌いました。20歳の時、母親から「お父さんがいなくてごめんね」と言われた時に作ったというデビュー曲ですが、「僕は幸せさ あなたは幸せを求めてよ」という歌詞で、母への思いが込められています。
わたしは、これは「愛する人を亡くした人」への素晴らしいグリーフケア・ソングであると思いました。同じ遺族同士が励まし合う感動の歌です。



裕哉のオリジナル曲にしてデビュー作である「始まりの街」の方が、より父親の歌声に似ているという声も多いようです。「音楽の日」を生放送で観たネット民からは、「ご自身の歌のほうが尾崎豊だった! 尾崎豊の新曲なんじゃないかと思うほど・・・。歌い方がまんま憑依していた!親子って恐ろしい!」「尾崎豊のI LOVE YOUも好きだけど 尾崎裕哉のも好きだった。涙目で聞いてた」などの書き込みもありました。




「音楽の日」に初出演した裕哉は、歌唱前の司会者・中居正広との会話の中で、「最近は(父親に似てると)よく言われますね。(父の)記憶は全然ないんです」などと話し、父と比較されることについて「似てることはうれしいですし、プレッシャーはあるんですけど、それより自分は何のためになるのか、という葛藤の方が大きかった」と明かしました。テレビで初めて生歌を披露するというのに、堂々とした裕哉の態度に生来の大物ぶりというか、わたしは「やっぱり尾崎豊の息子だなあ」と思いました。



裕哉のことを「尾崎豊のDNAを完璧に受け継いでいる」という声が多いようですね。じつは、わたしも父によく似ていると言われます。日本セレモニーの神田会長などからはいつも「お父さんのコピーやねえ」と声をかけていただきます。わたし自身、外見などよりも思想面で父のDNAを色濃く受け継いでいるという自覚はあります。しかし、そこに自分なりの「色」を出していかなければならないという想いもあります。

唯葬論

唯葬論



わたしは、「尾崎裕哉は、尾崎豊の遺体である」と思いました。
拙著『唯葬論』(三五館)にも書きましたが、中国哲学者で儒教研究の第一人者である加地伸行氏によれば、「遺体」とは「死体」という意味ではありません。人間の死んだ体ではなく、文字通り「遺(のこ)した体」というのが、「遺体」の本当の意味です。つまり遺体とは、自分がこの世に遺していった身体、すなわち「子」なのです。



あなたは、あなたの祖先の遺体であり、ご両親の遺体なのです。あなたが、いま生きているということは、祖先やご両親の生命も一緒に生きているということです。そして、尾崎豊の遺体である尾崎裕哉は、亡き父とともに生きています。遺体があれば、人は生き続けることができるのです。
最後に、「音楽の日」が放送された16日に配信されたある芸能ニュースを知って、わたしは心底驚きました。そして、「この日、本当に尾崎豊の霊が帰ってきていたのかもしれないな」と思いました。



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2016年7月17日 一条真也

2016-03-12

PERFECT HUMAN

一条真也です。
今夜、ネットを見ていたら、ヤフーのTOPニュースに「Mステにオリラジ 反響相次ぐ」という見出しがありました。何気なくクリックして、お笑いコンビ・オリエンタルラジオが率いるダンス&ボーカルユニット「RADIO FISH」の話題の楽曲「PERFECT HUMAN」の動画を初めて観ました。
いやあ、ブッ飛びました。究極のリズム芸。これは、すごすぎる!




オリエンタルラジオは中田敦彦と藤森慎吾の2人組ですが、中田の実弟でダンサーのFISHBOYをはじめ、Show−hey、SHiN、つとむを加えて結成したのが「RADIO FISH」です。藤森の軽快なラップ、パワフル&スタイリッシュな歌唱、そしてキレキレのダンスに圧倒されます。この「PERFECT HUMAN」はもともとお笑いのネタでしたが、「普通にかっこいい」と中高生を中心に人気が広まり、オリラジは4度目のブレイクを果しました。




その歌詞も興味深く、モーセとかナポレオンなどの人名が登場します。聖人と英雄の名前が1人づつ。聖人+英雄=PERFECT HUMANなのでしょうか。聖人代表はモーゼだからまだシャレで済むものの、ムハンマドならそうはいかなかったでしょうね。また、英雄のほうもヒトラーとかスターリンとか毛沢東などの物議を醸しそうな独裁者ではなく、「ミスター英雄」ともいえるナポレオンを持ち出してきたところも「うまいなあ」と思いました。




一気にオリラジに対する興味が湧いたわたしは、YouTubeで最近のネタをチェックしたのですが、藤森が「遺影は自撮り♪ 葬儀はニコ生配信♪」と歌うネタなどもあり、ドキッとしました。「不謹慎だ」などというより、「時代に刺さっている」と思いました。藤森も中田も、とにかく頭の良さを感じますね。歌もダンスもうまいですし・・・・・・。お笑い芸人の歌といえば、とんねるずの「野猿」や「矢島美容室」とか、ダウンタウン・浜田雅功が小室哲哉と組んだ「H Jungle with.t」などが思い浮かびますが、オリラジのパフォーマンスのほうがずっと完成度が高いです。
ダンス・パフォーマンスも素晴らしく、ブログ「すげえぞ、須藤元気!」で紹介した「WORLD ORDER」以来の衝撃です。いいね!




彼らは、11日の「ミュージックステーション」に出演し、番組のトリを飾ったそうです。「PERFECT HUMAN」の歌詞の中には「天才」をもじって「天災」というフレーズも出てくるのですが、これを3・11の夜に放送したテレビ朝日もすごいですね。東日本大震災一色だった日本列島の空気を一気に変えた感があります。大反響だったようですし、この勢いで突っ走れば年末の紅白にも出場するのではないでしょうか?




YouTubeの「PERFECT HUMAN」の動画はすでに2000万回以上再生されています。じつは、最近、北九州出身の大食いタレント&YouTuberの木下ゆうかチャンの動画にハマっているのですが、彼女の動画再生回数も驚異的です。メディアとしてのYouTubeの威力の大きさを感じますね。いろんな意味で時代の流れの速さを痛感させられた今年の3・11でした。



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2016年3月12日 一条真也

2016-01-01

椎名林檎に夢中!

一条真也です。
わたしは基本的にテレビをまったく観ない人間ですが、大晦日だけは特別で、夕方から深夜までずっとテレビを観っぱなしです。昨夜はフジテレビの格闘技「RIZIN」とNHK「紅白歌合戦」を交互に観ました。紅白は、トリを務めたマッチの「ギンギラギンにさりげなく」、聖子の「赤いスイートピー」も懐かしかったですが、一番カッコ良かったのは椎名林檎でした。




椎名林檎が紅白で繰り広げた「長く短い祭〜ここは地獄か天国か」のパフォーマンスは素晴らしいもので、NHKホールを一気に非日常空間に変えました。浮雲のラップも良かった。曲が終わったときに、司会の綾瀬はるかが「カッコいいですね〜」と叫びましたが、まったく同感です。




「長く短い祭〜ここは地獄か天国か」には、「長く短い祭」だけでなく、「神様、仏様」もミックスされていました。もともと、この2曲は両A面として発売されたものです。紅白での椎名林檎は和服を着ていましたが、非常に妖艶で、ちょっとNHKにしては違和感があるくらいの色気を放っていました。

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長く短い祭/神様、仏様」のCDジャケット



着物といえば、一昨年の紅白で「NIPPON」を歌ったときにも赤い着物姿でした。このときもよく似合っていました。彼女は、「世界一着物が似合う」女性かもしれません。それと、「和」の魅力をグローバルに表現する卓越した才能を持っていますね。本来、彼女のような耽美的な世界観はNHKやお茶の間とは馴染まないのではないではないかとも思えますが、「長く短い祭」は「コカ・コーラ」2015年サマーキャンペーンCMソング、「神様、仏様」はauスマートフォン「isai vivid」CMソング、そして「NIPPON」は2014NHKサッカーテーマだったことを知り、ちょっと驚きました。このような花園神社的な世界観が世間に受け入れられる時代になったのですね。




それまで、わたしは椎名林檎を戸川純の亜流ぐらいに思っていたのですが、認識を改めました。この才能は凄いです。一般に倦怠感漂うボーカルに印象が強いですが、じつはロックンロールからジャズにヒップホップまで、幅広いジャンルに対応できます。また、ギターや鍵盤などの各種楽器の演奏や作編曲までこなすなど、音楽家として高度なマルチぶりを発揮しています。まさに天才だと思います。
また、「都合のいい身体」をはじめ、彼女のPVがどれも素晴らしい!




果たして、椎名林檎とはいかなる人物か?!
Wikipedia「椎名林檎」の「人物」には、1978年11月25日生まれのシンガーソングライターとして、以下のように紹介されています。
「2004年から2012年まではロックバンド・東京事変のボーカリストとしても活動していた。2009年、平成20年度芸術選奨新人賞(大衆芸能部門)受賞。シンガーソングライターの椎名純平は実兄。イラストレーター、ブックデザイナーの辰巳四郎は叔父。またその娘であるイラストレーターの藤森玲子はいとこにあたる」
一族にアーティストが多いと知り、なんだか納得してしまいますね。




また、Wikipedia「椎名林檎」には、以下のように紹介されています。
「『椎名林檎』という芸名は、高校1、2年生の時、『ここでキスして。』『ギブス』『茜さす帰路照らされど』『虚言症』などの作品を初めてJASRACへ著作者登録をする際に筆名が必要となり、あくまで一時的なつもりで使用したのが始まりで、なぜ『林檎』と命名したかについては、自身のバンド活動もドラマーから始まったということもあってビートルズのドラマーだったリンゴ・スターの名前を借用したと語っている。また名前が人の名前とは思えない、物体そのものを表すものだということについては、漫画家の吉田戦車のペンネームからの影響があると語っている。もともとの由来は、子供の頃はかなりの恥ずかしがり屋で、学校で先生に指されるとすぐほっぺたが真っ赤になってしまっていたから」
この「不思議ちゃん」というか「ミステリアス」な一面がいいですね!
さて、「東京事変」時代の曲では、「女の子は誰でも」が好きです。
2011年の資生堂「マキアージュ」のCMソングですが、彼女の魅力が炸裂しています。「ミステリアス」と「キュート」。一見、相反するようなこの2つの面を併せ持った椎名林檎に、今さらではありますが夢中になってしまいました。というわけで、元旦の夜は彼女のPVを観まくってしまったでごんす。
なお、「紅白 椎名林檎 良かった」という検索ワードで、この記事に大量のアクセスが集中しています。なんと、椎名林檎本人のツイッタ―よりも上位に来ていて驚きました(笑)。ああ、いつか、椎名林檎に会いたいなあ!



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2016年1月1日 一条真也