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佐久間庸和の天下布礼日記

2016-07-02

『日本人とはなにか』



「サンデー新聞」に連載中の「ハートフル・ブックス」第99回で、『日本人とはなにか』柳田国男著(河出書房新社)を紹介しました。日本民俗学を創始した柳田国男の全集未収録文集です。自宅に全集があったので、わたしは柳田のほとんどの著作を読んでいます。
しかし、本書で初めて読む作品の数々にスリリングな体験をすることができました。

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「サンデー新聞」7月2日号



本書には、全部で17のエッセーが収められています。どれも興味深く、日本人について深く考えさせられました。特に最後に収録されている「次の代の人々と共に」という稿を読み、わたしは非常に感動しました。1957年(昭和32年)10月に刊行された『國學院大学日本文化研究紀要』第一集に掲載されたものですが、そこで当時82歳であり、「日本民俗学の父」として孤高の位置にあった柳田は以下のように述べています。
「昭和20年の8月過ぎに、私の処へ元気のよい若い青年が沢山やってまいりまして、『貴方は戦争の原因は何処にあると思うか』ということを尋ねますから、『そんな事を今尋ねた処で判るものか、是は100年経ってからだ』と言ってやりました。もう10年も経て居りますから、そろそろ戦争の原因というものを、探ってよいのではないかと思います」



「今日我々の一番憂いて居りますことは、矢張り国の姿であります。この間も、或る女の代議士の団体から、『今日何が一番必要な問題であろう』と言われましたので、私は早速『親子心中を無くする策を研究するのが一番大きな問題である』と返事をしてやりました」
ここで「親子心中」の話が登場して少し驚きましたが、考えてみれば食糧難のためにわが子を殺めるという悲しい実話が収められた『遠野物語』以来の柳田民俗学、さらには柳田が民俗学以前に取り組んだ農政学がめざしたものの1つが「親子心中をなくす」ことだったのかもしれません。



日本民俗学は「祭」とか「先祖」とか「家」の問題などを研究しながら、日本人の血縁や地縁の意味を問うていく試みでした。それゆえに「無縁社会を克服し、有縁社会を再生」するヒントの宝庫です。もともと柳田の学問の原点には、小さな家に幾組もの家族が同居していることによって生じる不幸だとか、若くして見た絵馬に描かれた、わが子を間引く母親の姿から受けた衝撃といったものがありました。



結局、柳田国男という人は、「日本人の幸福」というものを生涯考え続けた人なのでしょう。
『日本人とはなにか』という本書の書名は『日本人を幸福にする方法とはなにか』という意味でもあるのです。わたしも、冠婚葬祭事業を通じて、日本人を幸福にするお手伝いがしたいと改めて思いました。

日本人とはなにか

日本人とはなにか



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2016年7月2日 佐久間庸和

2016-07-01

競馬の楽しみ方いろいろ




今日は早朝からサンレー本社において、ブログ「夏越の神事」で紹介した儀式を行いました。続いて、北九州本部会議を開催しました。下半期最初の会議ということで、熱が入りました。会議終了後、リーガロイヤルホテル小倉へ移動し、小倉ロータリークラブの例会に参加。

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本日の例会のようす
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ソング・リーダーを務める二村会員



本当に久々の例会出席です。ブログ「洗身会」で紹介した5月11日以来です。
つまり、6月はまるまる欠席したことになります。今日も予定が詰っていましたが、なんとか出席したいと思っていました。というのも、今日から新年度に入り、小倉クラブも伊与田修会長の新体制となるからです。ちなみに、わたしもクラブ会報委員長を拝命しました。できるだけ例会に出席して、委員長の責任を果たしたいと思います。早速、本日もカメラマンとして活躍しました。ソング・リーダーは二村吉則会員でした。

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「会長の時間」で挨拶する伊与田新会長



月初の例会では、誕生日祝いと結婚記念祝いが行われます。まずは、7月に誕生日を迎える会員のみなさんが前に出ました。みんなで「誕生日の歌」を歌いました。
また結婚記念日祝いでは、7月に結婚記念日を迎える会員が前に出ました。
そして、みんなで「結婚記念日の歌」を歌いました。

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みんなで「誕生日の歌」をうたう♪
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みんなで「結婚記念日の歌」をうたう♪



「誕生日の歌」も「結婚記念日の歌」も、ともに小倉ロータリークラブ元会員である故・浜田陸一(劉寒吉)氏の作詞によるロータリーソングです。
以前わたしが所属していた小倉南ロータリークラブでも歌われていました。初めて聴いたときは「ずいぶんと古色蒼然とした歌だなあ」と思いましたが、今では「しみじみと良い歌だなあ」と思います。わたしがトシを取ったのでしょうか?

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あなたの競馬が走り出す



本日の卓話は、日本中央競馬会「小倉競馬場」場長である成沢裕会員の会員卓話で、タイトルは「あなたの競馬が走り出す〜競馬の楽しみ方いろいろ〜」でした。一般的に「競馬を楽しむ」というとレースの勝馬を予想をしてその馬券を買って楽しむことを指しますが、今日は少し違った楽しみ方を紹介して下さいました。

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馬主だけが得られるメリット
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愛馬の一生の面倒を見るのが馬主



成沢場長は「馬主になって競馬を楽しむ」ことをテーマに、競馬ファンなら一度は憧れる「馬主」にスポットを当てました。そして、「馬主とは」「馬主のメリットは?」「馬主の種類は4つ」「馬主になるための条件」といった興味深い話をして下さいました。
もっとも、わたしには馬主になるような財力がありませんが・・・・・・。




特にわたしの関心を引いたのは、今をときめく馬主である北島三郎さんの愛馬「キタサンブラック」の話でした。昨年10月25日に行われた菊花賞では二冠馬ドゥラメンテが故障により不在の状況で、キタサンブラックは5番人気の低い評価ながらミュゼエイリアン、リアルスティール、リアファルら有力馬との争いの中、リアルスティールの追撃をクビ差で制しG1競走初優勝を果たした。これにより北島さんに馬主として初めての中央競馬G1制覇の栄誉をもたらしました。菊花賞優勝時の馬体重は530kgであり、これは歴代菊花賞馬中で最も重い記録でした。




今年5月1日。武豊が手綱を取った第153回天皇賞(春)では、ゴールドアクターに次いで2番人気に推されました。レースでは先行策(実際には、後続と差がない単騎逃げ)をとり、最初の1000メートルを1分1秒強の ややスローペースに持ち込んでスタミナを温存、最後の直線半ばでは13番人気の伏兵・カレンミロティックとのゴール争いを繰り広げました。正面スタンド前で一旦は先頭をクビ差で譲るも内から差し返して、最後は並んでのゴール。写真判定の末、4cmのハナ差でキタサンブラックが1着となったのです。その後、馬主であるサブちゃんの「まつり」が場内に響き渡ったのは言うまでもありません。




奇しくも、その直後の5月12日に、わたしは北海道・函館を訪れ、北島三郎および「まつり」の魅力に心酔。それ以来、「まつり」はわたしのカラオケ愛唱歌となりました。
詳しくは、ブログ「北島三郎記念館」を御覧下さい。というわけで、いつの間にか、競馬のことはどこへやら、わたしの頭の中はサブちゃんの「まつり」でいっぱいになってしまいました。
ああ、カラオケに行きたくなってきた!!



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2016年7月1日 佐久間庸和

夏越の神事




今日から7月です。早くも、今年の後半戦に入ったわけです。
今朝、サンレー本社において夏越大祓式の神事が執り行われました。
わが社の守護神である皇産霊大神を奉祀する皇産霊神社の瀬津隆彦神職をお迎えし、これから暑い夏を迎える前に、会社についた厄を払って社員全員の無病息災を祈願しました。

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夏越大祓式のようす
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わが社は儀式を大切にしています
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一同、低頭しました



わが社は「礼の社」を目指していることもあり、会社主催の儀礼や行事を盛んに行っています。もともと、「社」というのは「人が集まるところ」という意味です。神社も、会社も、人が集まる場としての「社」なのですね。今日は、祭主を務める佐久間進会長に続いて、わたしが玉串奉奠して、社員のみなさんとともに二礼二拍手一礼しました。

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佐久間会長が玉串奉奠しました
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わたしも玉串奉奠しました



わが社の創立50周年まで、あと140日となりました。
昨日、『創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか』グロービズ経営大学院著、田久保善彦監修(東洋経済新報社)という本を読んだのですが、長寿企業ほど神事などの会社儀礼を大切にしていると述べられていました。なぜか? 同書には以下のように書かれています。
「具体的な活動に目を向けてみましょう。神棚に向かってお祈りをする時は、一般的に、同じ動作を全員で実施することになります。型のように皆で同じ動きをする、規律のあるルーチンワークです。このように、理屈を抜きに皆で一緒にやる行為とは、組織に規範をもたらし、組織の自律につながっていきます。毎日の掃除、ラジオ体操なども、皆でやる規律のあるルーチンワークと言えるでしょう。筆者の一人も、定期的に全社員と一緒に神棚にお参りをしています。先頭に立つ自分のリズムにあわせて、全員が一糸乱れず二礼二拍手一礼をするたびに、リーダーとして身が引き締まるとともに、お天道様に対して恥ずかしくない行動をしようという気持ちになります。皆でお祈りをする時は、その集団のリーダーの動きにあわせ、柏手や礼のタイミングを取ります。このように皆がリーダーの一挙手一投足に注視し、それに合わせるという行為は、リーダーの自覚を促します。また、社員の心理にも影響を及ぼし、リーダーを中心とした一体感を生む土壌にもなります」



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神事終了後に挨拶する佐久間会長



神事終了後には佐久間会長が「これで、みなさんは健康に夏を乗り越えられるでしょう」と挨拶しました。わが社では、このような儀式をとても大切にしています。
わたしは『儀式論』(弘文堂)という本を書き上げ、現在は編集作業に入っていますが、いつも「儀式とは何か」について考えています。そして、儀式とは「魂のコントロール術」であり、「人間を幸福にするテクノロジー」であると思っています。

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総合朝礼で社長訓示を行いました



夏越の神事を終えた後は、恒例の月初の総合朝礼を行い、社長訓示を行いました。
まず、米大リーグ・マーリンズのイチロー外野手が、6月15日(日本時間16日)、サンディエゴで行われたパドレス戦で2安打をマークし、ピート・ローズが持つメジャー記録を日米通算で上回った話をしました。偉業達成後の記者会見で最も胸を打たれたのは、「アメリカに来て16年、これまでチームメイトとの間にしんどいことも多かったけど、今は最高のチームメイトに恵まれて感謝している」という発言でした。「真の贅沢とは人間関係の贅沢である」というのは、フランスの作家サン=テグジュペリの言葉であり、わたしの信条でもあります。イチロー選手は、お金も名声もすべて手に入れてきました。夢もすべて実現してきました。しかし、彼が最も欲しかった宝物とは「最高の仲間」であり、ついにそれを手に入れた感動の表れが会見の涙だったのではないでしょうか。

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儀式について話しました
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熱心に聴く人びと


それから、わたしは儀式について話しました。わたしは『儀式論』を書くにあたり、「なぜ儀式は必要なのか」について考えに考え抜きました。そして、儀式とは人類の行為の中で最古のものであることに注目しました。ネアンデルタール人も、ホモ・サピエンスも埋葬をはじめとした葬送儀礼を行いました。人類最古の営みは他にもあります。石器を作るとか、洞窟に壁画を描くとか、雨乞いの祈りをするとかです。しかし、現在において、そんなことをしている民族はいません。儀式だけが現在も続けられているわけです。最古にして現在進行形ということは、普遍性があるのではないか。ならば、人類は未来永劫にわたって儀式を続けるはずです。

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人間の本能について話しました
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熱心に聴く人びと



じつは、人類にとって最古にして現在進行形の営みは、他にもあります。食べること、子どもを作ること、そして寝ることです。これらは食欲・性欲・睡眠欲として、人間の「三大欲求」とされています。つまり、人間にとっての本能です。わたしは、儀式を行うことも本能ではないかと考えます。ネアンデルタール人の骨からは、葬儀の風習とともに身体障害者をサポートした形跡が見られます。儀式を行うことと相互扶助は、人間の本能なのです。この本能がなければ、人類はとうの昔に滅亡していたのではないでしょうか。

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人間には「礼欲」がある!
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人はみな人と交わり儀式する礼の本能もつものと知れ



わたしは、この人類の本能を「礼欲」と名づけたいと思います。人間には、人とコミュニケーションしたい、豊かな人間関係を持ちたい、助け合いたい、そして儀式を行いたいという「礼欲」があるのです。金も名誉も手に入れたイチローが「最高の仲間」を得て涙したのも、この礼欲のなせるわざでしょう。この「礼欲」がある限り、儀式は永遠に不滅です。以上のような話を総合朝礼で行い、最後に次の歌を詠みました。


人はみな人と交わり儀式する
        礼の本能もつものと知れ(庸軒)



本来、社長訓示の後は「本日の誕生日祝い」で、秘書室の小林忠典さんにバースデーカードとプレゼントをお渡しするはずでした。しかし、小林さんは今年で定年退職で、現在は有給休暇を取られており不在でした。いつも、7月1日には小林さんの誕生日を祝うという習慣でしたので、わたしは大変寂しく感じました。このように、「いつもこの場にいたあの人がもういない」と認識することは非常に大切なことです。同じ儀式や行事を継続していくことの意味の1つではないかと思います。冠婚葬祭も介護も、そして誕生日祝いも、すべては「天下布礼」の一環です。わたしたちは、これからも「人間尊重」というミッションを追求していきたいと思います。



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2016年7月1日 佐久間庸和

2016-06-30

田川ファッションショー




もう、6月も終わり。明日からは、いよいよ7月ですね。
ザ・ブリティッシュヒルズからのお知らせです。
来る7月10日(日)に、待望のブライダルファッションショーを行います。
その日は参議院選挙の投票日。選挙にもファッションショーにも行きましょう!

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ザ・ブリティッシュヒルズ「ブライダルファッションショー」〜運命を信じる全ての女性へ〜
圧倒的なブランド数とバリエーションでお届け
「すごい!新作ドレスファッションショー」開催!
新作ドレスはもちろん、和装やタキシードなどプロのモデルによるライブ感あるショーで体感!モデルのコーディネートや動きも結婚式や前撮りの参考に!ご来館特典やショー以外の楽しみも満載の必見フェア☆



【開催日】2016年7月10日(日)
【時 間】受付/11:30
     開演/12:00
     ※限定30組様 特別無料ご招待・要予約
     ※カップルはもちろん、親子での参加もOK!
     ※ファッションショー、料理試食以外は10:00〜19:00まで。



【内 容】
●新作ドレスファッションショー
 トップモデルのファッションショーを楽しんで♪
 「佐々木希」「剛力彩芽」「すみれ」「神田うの」「MOUSSY」
 「JILLSTUART」などの新作芸能人ドレスが登場!最新の和装も登場!
 トップモデルの立ち居振る舞いやヘアメイクもチェック!!
●料理試食
 ザ・ブリティッシュヒルズのオリジナル料理を試食
●「チャペル見学」「スターシャワーセレモニー見学」
「会場見学」「ダンドリ相談会」も同時開催!

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わたしたちがご案内いたします!



<ご予約・お問い合わせ>
ザ・ブリティッシュヒルズ
田川市栄町3178−1
TEL:0947−44—2624
http://www.the-bh.com



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2016年6月30日 佐久間庸和

2016-06-29

『旧約聖書』




九州は今日も大雨です。本当によく降ります。
かのノアの大洪水を連想してしまいますね。
「朝日新聞」朝刊に第6回目の「こころの世界遺産」が掲載されました。
22日(水)の朝刊に掲載される予定でしたが、紙面の都合で1週間延びました。
今回は、世界で最も読まれている書物の1つである『旧約聖書』を紹介しました。

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「朝日新聞」6月29日朝刊



『旧約聖書』は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教という世界三大「一神教」に共通の聖典です。いつか、三教による共同訳が実現すれば、世界平和につながるはずだとおもいます。キリスト教やイスラム教を生んだユダヤ教は、いわゆる『旧約聖書』を「トーラー(律法)」「ネイビーム(預言者)」「ケトゥビーム(諸書)」の3つの基本的な部分に分類しているます。略してそれを「TNK(タナハ)」といいます。



すなわち本来の意味でのトーラーである「モーセ五書」と「預言者」、そして他の文書とである。この3つが集まって、いわゆる『旧約聖書』となるわけです。
「モーセ五書」には、ハリウッド映画の「天地創造」や「十戒」のスペクタル・シーンで有名な「アダムとイヴ」「カインとアベル」「ノアの方舟」「バベルの塔」「エジプト脱出」「モーセの十戒」をはじめとしてスリリングな場面が次から次に展開します。文学作品でもあるのです。



わたしは、『旧約聖書』の本質は、図書館のごとき文書の集大成だと考えています。それぞれに含まれる書物の成立年代も、紀元前10世紀から紀元前2世紀にわたっており、口伝の詩歌などは紀元前12世紀頃にまでさかのぼります。



これを日本に当てはめてみると、8世紀の『古事記』『日本書紀』から、10世紀の『古今和歌集』、11世紀の『源氏物語』、13世紀の『平家物語』、14世紀の『徒然草』を経て、17世紀から18世紀の井原西鶴近松門左衛門の文学的作品、さらには19世紀の『蘭学事始』や『金色夜叉』までが含まれてしまうことになるのです。もしそれが刊行されたとしたら、日本歴史・文学大全集とでも呼ぶべきものになるでしょう。『旧約聖書』とは、このように途方もなく巨大なスケールを持った書物なのです。



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2016年6月29日 佐久間庸和

「隣人祭り」に200人



九州は雨続きです。早く梅雨が明けてほしい!
その九州を代表する経済誌である「ふくおか経済」7月号に、わが社の関連記事が掲載されました。 ブログ「世界同時『隣人祭り』」に書いたイベントが紹介されています。

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「ふくおか経済」2016年7月号より



記事は「『隣人祭り』に200人、笑いで交流」の大見出しで、以下のように書かれています。
NPO法人ハートウェル21佐久間進代表)は6月11日、北九州市八幡西区のサンレーグランドホテルで『世界同時・隣人祭り』を開催した。
隣人祭り』は近隣者同士の交流を深めることを目的に、フランスが発祥で世界各国に広がっている催し。同法人では08年から取り組み始め、現在では恒例行事となっている。
当日は近隣のお年寄りなど200人以上が参加。笑いの健康をテーマに活動するNPO法人博多笑い塾塾長・小ノ上マン太朗さんによるステージのほか、オカリナ演奏者KUMIさんによる隣人歌声喫茶など来場者参加型の余興が目白押しで、会場は終始、大いに盛り上がった」



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2016年6月29日 佐久間庸和

2016-06-28

青木新門氏との出会い




「サンデー毎日」2016年7月10日号が出ました。
わたしは、同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第37回目のタイトルは「青木新門氏との出会い」です。

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「サンデー毎日」7月10日号



先日、富山の地を訪れました。わたしが会長を務める全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の定時総会に出席するため、北九州より前日入りしたのです。
その夜、富山駅前のホテルで作家の青木新門氏にお会いしました。



映画「おくりびと」が、第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞、第81回米アカデミー賞外国語映画賞を受賞してから時が過ぎましたが、あの興奮と感動は今でも憶えています。
主演の本木雅弘氏は「ある本」に出合って大変感動し、映画化の構想を温めていたそうですが、その本こそ青木氏の著書『納棺夫日記』です。青木氏は昭和12年、富山県下新川郡入善町のお生まれで、長く「納棺師」として葬儀の現場で働かれました。その尊いご体験が『納棺夫日記』には感動的に綴られています。



じつは、昨年の夏にわたしが上梓した『永遠葬』(現代書林)を青木氏に献本させていただいたところ、氏はご自身のブログで、「内容は島田裕巳氏の『葬式は、要らない』や近著『0葬』を批判した『葬式は要る』という立場で、なぜ要るのかということを多くの事例や理由をあげて書かれた本である。島田氏が個の命にとらわれているのに対して、一条氏は永遠を見据えているのがいい」と書いて下さいました。わたしは、このブログ記事を読んで、感激しました。



青木氏からはメールも頂戴し、「一度ぜひお会いしましょう」と言っていただきました。その後、メールのやりとりなどを重ねて、このたびの対面に至ったわけです。「一条さん、あなたに会いたかったんですよ」との初対面の言葉が嬉しかったです。
わたしは、2時間にわたって、青木氏と葬儀について意見交換をさせていただきました。青木氏は「葬儀は絶対になくなりませんよ」と述べられ、最後は「『葬式は、要らない』じゃなくて、『葬式は、なくならない』ですよ」とも言われました。その言葉には、氏の人生を感じさせる重みがありました。わたしにとって、葬儀の意味を改めて学んだ有意義な時間となりました。

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「サンデー毎日」7月10日号の表紙



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2016年6月28日 佐久間庸和