Hatena::ブログ(Diary)

佐久間庸和の天下布礼日記

2016-08-26

互助会保証株主総会




東京に来ています。25日の14時から、東京タワーの向かいにある「機械振興会館」で、互助会保証株式会社の定時株主総会が開催されました。わたしは同社の監査役を務めています。ブログ「互助会保証の監査役に就任しました」の日から、もう3年が経過しました。

f:id:shins2m:20160825134651j:image
東京タワーを背にして・・・
f:id:shins2m:20160825134903j:image
機械振興会館(向かいは東京タワー)



互助会保証株式会社は、経済産業大臣から指定を受けた指定受託機関です。
冠婚葬祭互助会に対する保証事業を行うために、互助会と金融機関の出資で設立されました。わが社をはじめ互助会各社が日頃から大変お世話になっています。
今後、互助会は、より一層会員(消費者)に向けた経営が必要とされます。
同社は、互助会業界の健全な発展を支援し、会員(消費者)の権利保護を強化することで、会員(消費者)からの一層の信頼確保に積極的に取り組んでいます。
互助会保証があればこそ、国民は安心して互助会に入会できると言えるでしょう。

f:id:shins2m:20160825135137j:image
株主総会の案内板の前で
f:id:shins2m:20160825135436j:image
わたしの机の上には・・・



株主総会では、同社の藤島安之社長が議長を務められ、粛々と議事をこなされました。
パワーポイントを駆使され、同社経営の「見える化」を見事に実現されていました。藤島社長は元通産官僚、通商産業大臣官房審議官、駐パナマ大使、さらには大手総合商社「双日」の副社長などを経て同社の社長に転進された方です。
株主総会の後は、役員会、そして監査役会が開催されました。
その後、東京芝とうふ屋「うかい」へ移動しましたが、機械振興会館を出ると眼前に東京タワーが聳え立っていました。下から見上げると、「雄大」を超えて「崇高」な印象があります。

f:id:shins2m:20160825161646j:image
東京芝とうふ屋「うかい」の入口



久々に訪れた東京芝とうふ屋「うかい」で、役員意見交換会が行われました。
「うかい」は非常に有名な店で、なかなか予約が取れないことで知られます。
もともとは八王子にある豆腐店が発祥だそうですが、東京タワーの真下という最高のロケーションに手入れの行き届いた日本庭園が見事です。うかい名物の「あげ田楽」や「豆水とうふ」などを堪能しましたが、ワインにもよく合って美味しかったです。

f:id:shins2m:20160825171244j:image
役員意見交換会のようす



互助会保証の方々や銀行の社外取締役の方々とお話しさせていただきましたが、みなさん、「サンデー毎日」でわたしが連載している「一条真也の人生の四季」を愛読していだいており、とても感激しました。じつは同連載は来月末で終了の予定だったのですが、昨日、編集部から連絡があり、好評とのことで連載継続が決定したばかりでした。影響力のあるメディアで発信させていただくことに感謝するばかりです。これからも心を込めて書きます。

f:id:shins2m:20160825191107j:image
ライトアップされた東京タワー



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年8月26日 佐久間庸和

2016-08-25

日本仏教の本質とは 




東京に来ています。25日、監査役を務めている互助会保証の株主総会が開かれます。
サンレーグループ報「Ray!」8月号が発行されました。
リアルタイムで、わたしの最新メッセージをお伝えいたします。
タイトルは、「日本仏教の本質とは グリーフケア文化装置だ!」です。

f:id:shins2m:20160822220741j:image
「Ray!」2016年8月号



●8月は死者を想う季節
今年も8月がやってきました。日本人全体が死者を思い出す季節です。
6日の広島原爆記念日、9日の長崎原爆記念日、12日の御巣鷹山の日航機墜落事故の日、そして15日の終戦記念日というふうに、3日置きに日本人にとって忘れられない日が訪れるからです。そして、それはまさに日本人にとって最も大規模な先祖供養の季節である「お盆」の時期とも重なります。まさに8月は「死者を想う季節」と言えるでしょう。
さて、先月はさまざまな出来事がありました。
まず7月6日、横浜でトークショーに出演しました。パシフィコ横浜で開催された「フューネラルビジネスフェア2016」で、仏教界きっての論客で知られる村山博雅老師と「葬送儀礼の力を問う〜葬儀の本質とは」をテーマに対談したのです。



●葬式仏教とグリーフケア
村山老師は、全日本仏教青年会の第18代理事長として活躍され、2014年に「第1回世界仏教優秀指導者賞」も受賞されている日本仏教のニューリーダーの1人です。わたしは「第2回孔子文化賞」を受賞しているので、「ブッダと孔子の代理対談のようですね」などと言う方もいました。本番前の打ち合わせから、村山老師とは多様なテーマでお話させていただきました。わたしは、「無縁社会」や「葬式は、要らない」などの言葉が登場した背景には、日本仏教界の制度疲労にも一因があるように感じると申し上げました。
よく「葬式仏教」とか「先祖供養仏教」とか言われますが、日本の仏教が葬儀と先祖供養によって社会的機能を果たし、また一般庶民の宗教的欲求に応えてきたという歴史的事実を認めないわけにはいきません。



●初盆のヒーリング・パワー
一般庶民の宗教的欲求とは、自身の「死後の安心」であり、先祖をはじめとした「死者の供養」に尽きるでしょう。「葬式仏教」は、一種のグリーフケア文化装置でした。
対話の中では東日本大震災の話題も出ました。2011年の夏、東北の被災地は震災の犠牲者の「初盆」を迎えました。この「初盆」は、生き残った被災者の心のケアという側面から見ても非常に重要です。通夜、告別式、初七日、四十九日と続く、日本仏教における一連の死者儀礼の流れにおいて、初盆は1つのクライマックスでもあります。日本における最大のグリーフケア・システムと言ってもよいでしょう。多くの被災者の方々の悲しみも、大災害の発生から5ヵ月後に訪れた初盆で少しでも軽くなったのではないでしょうか。



●仏教の供養は先人の知恵
7月20日、わたしは上智大学グリーフケア研究所で「葬儀」と「グリーフケア」の連続講義を行いました。前所長である睫攘鳥卆萓犬蓮著書『悲しんでいい』(NHK出版新書)で以下のように述べておられます。
「日本では、仏式のお葬式が一般的です。私はクリスチャンですが、仏教の供養は悲嘆にある方の心を癒してくれる、先人の知恵だという気がします。大切な人が亡くなると、葬儀で送る前に、お通夜があります。ご遺体のそばにご遺族や親戚や知人が集まり、亡き人との別れを惜しみます。葬儀がすんだあとも、初七日、四十九日法要、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌と、供養が営まれます。このしきたりは、ご遺族の悲しみの心を癒すものでもあります」
法要のたびに親戚が集まることによって、遺族に「亡き人のことを忘れてはいません」「残された家族のことをみんなで心にかけています」という思いを伝えているのです。
まさに「こころ」の文化です。



●現在の葬儀における問題
横浜の対談では、司会者から「現在の葬儀の簡略化・簡素化について」の質問があり、わたしは以下のように述べました。アマゾンの僧侶派遣サービスに対して全日本仏教会が抗議をされたようですが、あれはスルーするというか、放置しておけば良かったと思います。社会に必要なものは残るし、必要でないものは残りません。執拗に互助会批判を繰り返す業界もあるようですが、互助会は社会に必要とされたために現在でも隆盛を誇っています。現代日本の仏教界を見てみると、檀家の暮らしぶりに応じて、高額な「御布施」「戒名料」を提示されるお寺も少なくないようです。むしろアマゾンの僧侶派遣、イオンの寺院紹介の方が明瞭かつ低額で良心的と考えている消費者もいるかもしれません。



●冠婚葬祭互助会の課題
わたしは、このへんは、互助会の出番であると思います。せっかく多くの会員様がいらっしゃるのですから、各互助会は普段から会員様に対して積極的に情報公開し、理想的な葬儀についてのオリエンテーションを行うべきです。いま、冠婚葬祭互助会に与えられた課題は大きく2つあると思います。1つは「死者の尊厳を守る」ことであり、もう1つは高齢者を中心とした「生者のコミュニティをつくる」ことです。これは、そのまま日本復興にとっての重要なポイントとなります。今後も仏式葬儀は時代の影響を受けて変化せざるを得ませんが、原点、すなわち「初期設定」を再確認した上で、時代に合わせた改善、いわば「アップデート」を心掛ける努力が必要ではないでしょうか。初期設定といえば、仏式葬儀は村山老師も属される曹洞宗によって基本的なスタイルが確立され発展してきました。それでは、アップデートとは何でしょうか。
まさか、アマゾンのお坊さん便ではないとは思いますが・・・・・・。


日の本の仏の道は死別せし
          悲しみ癒す先人の知恵  庸軒



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年8月25日 佐久間庸和

2016-08-24

全互協総会




8月24日、わたしは一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の定時総会に出席しました。会場は、東京は大塚にある「ホテル・ベルクラッシック」です。

f:id:shins2m:20160824131308j:image
「ホテル・ベルクラッシック」の入口
f:id:shins2m:20160824140716j:image
冠婚葬祭総研の研究成果報告会のようす



13時半から、株式会社冠婚葬祭総合研究所による研究成果報告会が行われ、「新セーフティネット研究会の報告書について」「中長期展望検討委員会の報告書について」「サービスの高付加価値化に係る事例等について」が報告され、大変勉強になりました。

f:id:shins2m:20160824152933j:image
第6回総会のようす



15時10分からは全互協の第6回総会および第27回理事会が行われました。
全互協の齋藤斎会長が再選され、あと2年会長を務めていただくことになりました。
齋藤会長は、情熱と理性を併せ持った素晴らしいリーダーです。
わたしは理事に留任し、久々に九州ブロック長を拝命しました。

f:id:shins2m:20160824182247j:image
高市大臣も駆け付けて下さいました
f:id:shins2m:20160824184358j:image
柴山元会長の音頭でカンパイ!



そして18時から、懇親会が開催されました。高市早苗大臣をはじめ、20名を超す国会議員の先生方が参加、御挨拶をいただきました。柴山文夫元会長が乾杯の音頭を取られ、宴が始まりました。

f:id:shins2m:20160824193129j:image
懇親会のようす
f:id:shins2m:20160824194307j:image
武田元会長による一本締め



懇親会では、多くの同業者や協力会社の方々と語り合いました。
最後は、武田七郎元会長による中締めの挨拶が行われ、一本締めで懇親会は幕を閉じました。翌日は、監査役を務めている互助会保証の株式総会に参加いたします。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年8月24日 佐久間庸和

『コーラン』




東京に来ています。これから大塚のホテルに向かいます。
一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の総会に参加するのです。
「朝日新聞」朝刊に第8回目の「こころの世界遺産」が掲載されました。
今回は、イスラム教における聖典である『コーラン』を紹介しました。

f:id:shins2m:20160824100147j:image
「朝日新聞」8月24日朝刊



いま、地球上のあらゆる地域でイスラム教が急激にその勢力を拡大しています。
キリスト教に次いで、世界で2番目の信者数を誇るイスラム教の啓典が『コーラン』です。
正しくは『クルアーン』と呼ばれるべきで、それは「読誦」を意味します。



というのも、開祖であるムハンマドは神の啓示を受けたとき、彼はヴィジョンによって教えられた原典を読誦せざるをえなかったからです。聖書の一連の預言者たちの最後となる預言者ムハンマドに対して、大天使ガブリエルは神の言葉を伝えたのです。



ある意味で『コーラン』とは、『旧約聖書』と『新約聖書』を否定するのではなく、それらを補強し、かつ凌駕する『新・新約聖書』です。この原典は預言者の最初の聴衆にあるがままに伝えられましたが、今度は彼らがそれを読誦し、ラクダの肩甲骨や皮片の上にそれを書き記しました。



しばらくしてムハンマドへの神の啓示は終わり、3年後にしか再開しませんでした。それ以来、神の啓示は規則的になされ、預言者は秘書にそれらを口述筆記させました。少しずつ、信者は断片的な原文集を作成しました。ムハンマドが死んで、完璧で唯一の訂正本を確立する必要が生じたのです。『コーラン』は絶えず、神の「しるし」あるいは「メッセージ」を解読する知性の必要を強調します。イスラム教徒は世界を注意深く、そして好奇心をもって見つめられます。



イスラム教徒はしばしば『コーラン』を翻訳で読むと、別の本を読んでいるように感じるといいます。それはアラビア語の美しさがまったく伝えられていないからです。
「読誦」を意味する名前が示しているように、それは声高く朗唱されるべきものであり、その言葉の響きこそが本質なのです。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年8月24日 佐久間庸和

花嫁衣装 着てみたいなあ 




東京に来ています。今日は理事を務める一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の総会、明日は監査役を務める互助会保証株式会社の株主総会が開催されます。
ブログ「親子でウエディング体験会」で紹介したイベントは非常に好評で、ブログ「結婚式の素晴らしさ伝えて」で紹介したように「毎日新聞」および「読売新聞」が取り上げてくれました。
今日の「西日本新聞」朝刊でも取り上げられていました。

f:id:shins2m:20160824090730j:image
西日本新聞」8月24日朝刊



記事は「花嫁衣装 着てみたいなあ」の大見出し、「子どもたち ホテルで結婚式体験」の見出しで、以下のように書かれています。
「子どもたちに結婚式を体験してもらうブライダルイベントが20日、小倉北区の松柏園ホテルであり、区内の小学生と保護者たち約80人が花嫁衣装に目を輝かせた。結婚の意味を考えるきっかけにしてもらおうと、ホテルを経営するサンレー(同区、佐久間庸和社長)が、会社創立50周年を記念し企画した。子どもたちは列席者役として参加。新郎新婦役のモデルが登場すると、『きれい!』と歓声を上げた。その後、チャペルでのフラワーシャワーや披露宴でのキャンドルサービスなどを体験。花嫁が読み上げる『感謝の手紙』にならい、大切な人に向けて手紙もしたためた。同区の霧丘小4年、谷口衣央璃さん(10)は『ドレスがかわいくて、花嫁さんみたいに着てみたい』と笑顔だった」



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年8月24日 佐久間庸和

2016-08-23

親子で結婚式を体験する




23日から東京に行きます。24日は全互協の総会、25日は互助会保証の株主総会に出席します。その間を縫って、出版関係の打ち合わせなども多数入っています。
さて、「サンデー毎日」2016年9月4日号が出ました。
わたしは、同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第44回目のタイトルは「親子で結婚式を体験する」です。

f:id:shins2m:20160821215422j:image
「サンデー毎日」9月4日号



いま、入籍のみで結婚式はしていない、いわゆる「ナシ婚派」が入籍者の約半数を占めています。その3大理由は「経済的事情」「さずかり婚」「セレモニー行為が嫌」だといいます。3位の「セレモニー行為が嫌」については、感謝の「こころ」を「かたち」にして届けるという婚礼本来の意味が伝わっていないからでしょう。



そこでこの夏、わたしが経営するホテルにおいて「婚礼本来の意味」を伝える新プロジェクトが始動しました。タイトルは「親子でウエディング体験会」。地元の小学生とその親を対象に、経験豊かなウエディングプランナーを講師として、結婚式についての「あるあるクイズ」、また「チャペルウエディング」や「披露宴」などを通じ、結婚式の模擬体験を行ってもらいました。



さらにイベントのクライマックスでは、小学生全員に、一緒に参加している親御さんに対して「感謝の手紙」を読んでもらいました。それは感謝の「こころ」を「かたち」にして届けることで、儀式の本質的な意義に、実体験を通じて少しでも触れてほしいと思ったからです。



イベント終了時には、参加いただいた感謝の気持ちを込めて、わたしから、参加者全員に「修了証書」を贈らせていただきました。講師を務めるウエディングプランナーの姿を見て、「この仕事をやってみたい!」というお子さんや、新郎新婦モデルを見て「いつかは、自分も花嫁さんに!」と思ってくれる憧れ派も出てくれたら嬉しいです。



さらにこの機会を通じて、「家族や兄弟、友達との絆」を感じてくれる子どもたちも出てくるかもしれません。非日常的な結婚式だからこそ、今後も実体験を通じて「気づく機会」を提供していく必要があると考えます。今度は、セレモニーホールで小学生を招待した模擬葬儀も行い、「いのち」の意味を問うことも計画しています。日本人の美しい儀式を守るには、それを支える「こころ」のインフラづくりが大切ではないでしょうか。

f:id:shins2m:20160821215046j:image
「サンデー毎日」9月4日号の表紙



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年8月23日 佐久間庸和

2016-08-22

冠婚・衣裳責任者会議




8月22日、サンレーグループ冠婚・衣裳責任者会議が開催されました。
会場は、松柏園ホテルのバンケット「ザ・ジュエルボックス」でした。
各地から、わが社の誇る“むすびびと”たちが集結しました。

f:id:shins2m:20160822170210j:image
最初はもちろん一同礼で・・・
f:id:shins2m:20160822170357j:image
冠婚・衣裳責任者会議での訓話のようす



わたしは、最初にリオオリンピックの話題に言及した後で、せっかくの五輪に水を差した形になったSMAPの解散報道について話しました。そして、SMAP解散の大きな原因として「結婚」の問題があったと述べました。わたしはSMAP解散の最大の原因は、木村拓哉だけが結婚して家庭を持っていたことだと思います。本来、マネージャーとともにSMAPの5人はジャニーズ事務所からの独立を計画していましたが、翻意した木村が裏切った形になって独立は失敗に終わりました。当初は木村も他の4人と行動をとともにするつもりだったそうですが、「子どもがいるので、将来のことも考えてほしい」という妻の工藤静香の説得にあって断念したというのです。これはサラリーマン社会でもよくある話で、間違った選択ではありません。

f:id:shins2m:20160822170509j:image
SMAPの解散について語りました



問題なのは、家庭を持っていたのがキムタク1人だったことです。
他のメンバーにも結婚の噂はずっとありました。しかし、事務所の意向で結婚することができなかったといいます。今どき、これ以上のパワハラはありません。当然、他のメンバーは妻がいて子どももいるキムタクにジェラシーを抱いていたと思います。解散の決定打になったと言われるキムタクのハワイ家族旅行だって、その根っこには「家庭を持てたキムタク」への嫉妬があったのではないでしょうか。5人のグループのメンバーに対して、こういった差別的というか非人道的な扱いを強いた事務所が一番の戦犯だと思います。

f:id:shins2m:20160822172154j:image
「家族と儀式」について語りました



続いて、次回作である『儀式論』の第13章「家族と儀式」の内容の一部を紹介しました。
わたしは、オリンピックにちなんで、五輪が発祥した古代ギリシャに言及しました。
古代ギリシャや古代ローマの宗教のもっとも大切な部分は祖先崇拝であり、それは「家族宗教」と呼ぶべき存在でした。ならば、それが設定した最初の制度は婚姻であったとされています。若い娘は幼時から父の宗教を信仰し、竈神をまつり、日々に灌祭を行い、祭日には花や葉飾りで竈を飾り、これに保護を願い、その恩恵に感謝しました。

f:id:shins2m:20160822170727j:image
熱心に聴く人びと



古代ギリシャでは、父祖の竈神は彼女の神であったのです。この娘に対して隣家の若者が結婚を申し込んだとします。娘にとっては、父の家を出て他家に入るという以外に、別の重大な問題がありました。それは父祖の竈を捨て、夫の竈に祈らなければならないことです。彼女は宗教を変更し、他の儀式を実行し、別の祈りを口にしなければならないのです。少女時代の神と別れて、よく知らない神の主催に従うことになります。

f:id:shins2m:20160822170413j:image
古代ギリシャの婚礼について



結婚を司った宗教は、ジュピターやジュノーやその他のオリンポスの神々ではありませんでした。儀式は神殿で行われるのではなく、めいめいの家であげ、これを主宰するのは家の神でした。実際には、オリンポスの神々の宗教が優位を占めるようになった時代には、人々は婚礼の祈りのときにもその神々を祈願せずにはいられませんでした。さらに、婚儀に先立って神殿に赴いて神々に生贄を捧げました。それは婚礼の序式と呼ばれましたが、儀式の主な部分は、つねに竈の前で行われたのです。

f:id:shins2m:20160822172915j:image
古代ギリシャ人の婚礼は三幕から成り立っていた!



ブログ『古代都市』で紹介した本の著者であるクーランジュによれば、古代ギリシャ人の婚礼は三幕から成り立っていたといいます。第一幕は娘の実家の前で、第二幕は両家のあいだの道中で、第三幕は夫の家の竈の前で行われ、それぞれ「婚約の式(エンギユエーシス)」「輿入れの式(ポンペー)」「納めの式(テルス)」、と呼ばれました。
古代ローマの婚礼も古代ギリシャと同じく、三幕に分かれていました。
そして日本人の婚礼も、もともとは三幕から成り立っています。
すなわち、結納式、結婚式という2つのセレモニー、それに結婚披露宴という1つのパーティが合わさったものということです。結婚披露宴とは、言ってみれば両家ゆかりの者たちが同じ竈で料理された食物を囲んで饗宴を催すことです。

f:id:shins2m:20160822170436j:image
日本人の結婚式について



この四半世紀で日本人の結婚式や披露宴は大きく変化しました。
仲人、結納、金屏風といったものが急速に消え、和装を着る花嫁も減っています。
結婚式や披露宴のキーワードも家と家との結びつきよりも、「自由」「個人主義」「合理主義」を強調するものに変わってきました。その結果なのか原因なのかはわからないが、年間30万組以上の夫婦が離婚している。この30年間で日本人の離婚は、じつに2倍以上になりました。しかし、どんなに時代が変わろうとも、わたしは結婚式や披露宴のキーワードは「家族」であると思っています。近代以前の「家」ではなく、あくまでも現代の「家族」です。

f:id:shins2m:20160822173630j:image
「結納」について語りました



とりわけ、最近の風潮でわたしが残念に思っていることは「結納」の衰退です。
「縁を結ぶ」という言葉にあるように、日本人の冠婚葬祭の「かたち」を作ってきた小笠原流礼法は「結び」方というものを重視しました。水引に代表されるように、紐ひとつとってみても結び方には儀礼的な意味が込められているのです。結納とはこの「結び」を永遠に「納める」ことを意味する儀式であり、新郎新婦の魂、そして両家の絆をほどけないものとして結ぶのです。それはいわば「固結び」です。それと対照的に、現代のカジュアルな結婚式は「チョウチョ結び」です。見た目はいいけれども、引っ張ればすぐに解けてしまいます。

f:id:shins2m:20160822170744j:image
にこやかに聴く人びと



結納が減少した理由は「形式張っている」「面倒である」というものが多いです。
しかし、儀式とはもともと形式、すなわち「かたち」なのです。形式張っているから意味がないというのは論理的なようでいてじつはそうではありません。儀式というものに対する理解不足であり、目に見えない意味をないがしろにすることです。そもそも、儀式というのは少しくらい面倒なほうがいいのです。そのほうが、脳に強い情報を与えられるからです。この場合の情報とは、もちろん「わたしたちは結婚する」であり、「少々の問題があったとしても簡単には離婚しない覚悟がある」という自他にたいするメッセージです。

f:id:shins2m:20160822173915j:image
儀式の重要性を訴えました



結婚式にしても葬儀にしても、儀式とはもともと形式的なものです。
そこに実利的な意味が認められないからという理由で否定するのは筋が違います。わたしたちは社会の情報化にともなって、祖霊への感謝や本来のイニシエーションを置き去りにしてきてしまいました。それによって目に見ないもの、心や魂に働きかけるものがどんどん弱体化してしまっています。しかし、「かたち」には「ちから」があります。儀式は心や魂に力を吹き込み、決定的な影響を与えるための人類の知恵です。わたしたちはこのまま、その偉大な知恵を手放してしまうことになるのでしょうか。

f:id:shins2m:20160822174638j:image
『礼記』の「昏義篇」について



儀式の持つ力を最も知り尽くしていたのは古代中国の孔子でした。
彼が開いた儒教は壮大な「礼」の思想体系でした。数多い儒教書の中でも、最も儀式の重要性を説いているのがブログ『礼記』で詳しく紹介した「四書五経」の五経の1つです。
『礼記』の「昏義篇」には、「結婚の意義」が次のように述べられています。
「昏礼は、二つの姓の友好をむすんで、それで男性側の家は先祖をまつるみたまやの礼を失なわないようにし、後世子々孫々にまでいたる血統を断たぬようにするものである。だから君子は昏礼を重視するのである。こういうわけで昏礼には数々の段階の礼がある。まず納采にはじまり、問名、納吉、納徴、請期とすすんで昏礼が行なわれることになる。これらの礼の行ないかたは、女性側の家の主人は廟に筵と几とを設置し、男性側からの使者を廟門の外で拝して迎え、門を入ると階に至るまで三回えしゃくし、階に至ると弁ることを三回譲ってから堂に弁り、廟で男性側の家からの命をきくのである。かくのごとくするのは、心を敬しく慎んで、昏礼を重々しく厳正にするためなのである」(下見隆雄訳『礼記』)

f:id:shins2m:20160822174957j:image
『礼記』の「昏義篇」について



また、同じく「昏義篇」には、以下のように述べられています。
「納采・問名、納吉、納徴、請期というように儀礼が進行して、壻が婦を迎える親迎が行なわれる。婚礼はこのように敬しく慎んで重々しくまちがいなく進められていってそして夫婦が相親しむのである。それは婚礼がすべての礼の根本になる要素を持っているからである。そしてまたこのようにていねいに行なうことによって、男女が互にけじめを守って接するべきものであること、またこれが夫婦の間の義をたてることになることを教えている。そもそも男女の間にけじめがあってこそ夫婦の正しい結びつきは生じるものであり、夫婦の義があってはじめて父子の間にも肉親の愛がめばえるのであり、父子が正しい愛で結ばれていればこそ君臣の関係もこの感情をおし及ぼして正しく成りたつのである。こういうわけで、婚礼こそはすべての礼の本になるものといえるわけである。礼というものは冠礼から始まり、婚礼を本として、喪祭を重んじてその終りを慎むのである。朝聘の礼を尊んで君臣の義を正しく保ち、射郷の礼をほどよく行なうことによって人々の気持をとけあわせなごませるのである。こういうわけで、婚礼こそはすべての礼の最も重要なる根本と云えるわけである。(下見隆雄訳『礼記』)

f:id:shins2m:20160822170616j:image
熱心に聴く人びと



一般に、儒教では「葬礼」を重視することが知られています。
しかしながら、『礼記』では「葬礼」ではなく「婚礼」が礼の最も重要なる根本であると述べられているのです。これは、わたしが考えるに、優先順位の問題ではないでしょうか。葬儀を行うためには家族の存在が必要です。死者は自分の葬儀を行うことはできませんから、葬儀を挙げてくれる家族をつくるためには子どもを授からなければならず、そのためにはまず結婚しなければならないわけです。「卵が先か鶏が先か」ではありませんが、結婚しなければ祖霊になることさえおぼつかなくなります。礼の精神は天地に基づきますが、具体的な制度としての礼は男女の婚礼から出発するのです。

f:id:shins2m:20160822175140j:image
婚礼はすべての「礼」の本である!



しかし、日本の現状は厳しいと言えるでしょう。2010年の統計によると、50歳で一度も結婚したことのない生涯未婚率が男性20%、女性でも10%となっている。1965年の統計では男性は1.5%、女性は2.5%のみでした。晩婚化、非婚化に加え、雇用環境の悪化により出生率も減少も止まりません。この結果はとうぜん日本人の臨終にも影響を与えます。孤独死、直葬、果ては遺骨の引き取り手を必要としない「0葬」まで登場した現代日本では、魂の循環も生まれ変わりも期待できそうにありません。

f:id:shins2m:20160822175441j:image
「礼」の精神について語りました



それで最後にブログ「親子でウエディング体験会」で紹介したイベントを紹介しました。
いま、入籍のみで結婚式を済ませる、いわゆる「ナシ婚派」が入籍者の約半数を占めていると言われています。その3大理由は「経済的事情」「さずかり婚」「セレモニー行為が嫌」だとされます。3位の「セレモニー行為が嫌」については、感謝の「こころ」を「かたち」にして届けるという婚礼本来の意味が伝わっていないからだとされています。

f:id:shins2m:20160822180110j:image
生涯未婚率について



また近年、「生涯未婚率の上昇」や「少子化の進行」は社会問題化しています。
わが社では、子どもたちが普段学校では教わることができない「結婚の意味」について考える機会を設けることにしました。人生における結婚式の重要性はもちろん、自分の気持ちで言葉を伝えることの大切さ、家族や友人など大切な人の存在に、改めて気づくきっかけ作りを支援していきたいです。昔は「いとこのお姉ちゃんの結婚式に参加して、花嫁さんに憧れました」みたいな話が多かったですが、最近ではすっかり少なくなりました。お子さんたちに結婚式を体験してもらう意義は大きいと考えます。

f:id:shins2m:20160822180513j:image
「結婚式」の意味を知ってほしいです!



そこで、わが社では、「婚礼本来の意味」を伝える新プロジェクトを始動させました。
タイトルは「親子でウエディング体験会」です。地元の小学生とその親を対象に、経験豊かなウエディングプランナーを講師として、「結婚式」本来の意味を伝え、また「チャペルウエディング」や「披露宴」などを通じ、結婚式の模擬体験を行っていただく内容となっています。非日常的な「結婚式」だからこそ、今後も実体験を通じて「気づく」機会を提供していきたいと思います。この日の社長訓話では以上のような話をしましたが、みんな、こちらが怖くなるぐらい真剣な表情で聴いてくれていました。

f:id:shins2m:20160822181100j:image
懇親会の冒頭で挨拶する佐久間会長



社長訓話が終わった後は、懇親会が開かれました。
最初に佐久間会長が挨拶し、「わたしは今年から茶道の全国の会長を務めています。おもてなしの真髄という視点からすると、わが社のみなさんはまだまだ『気づき」や『気配り』が足りない。職場のコミュニケーションを活発にすれば業績は上がります」と述べました。

f:id:shins2m:20160822182330j:image
わたしも挨拶しました
f:id:shins2m:20160822182913j:image
橋本常務の音頭でカンパイ!



続いて、わたしも「今日から、NEW松柏園の工事が本格的にスタートしました。わが社の新しい冠婚の風を大いに吹かせてほしい。どうか、みなさんの力を結集して50周年を盛り上げていただきたい」と述べ、続いて「結婚式の仕事ほど、社会にとって大切なものはありません」と述べました。それから、橋本洋介常務の発声で乾杯しました。

f:id:shins2m:20160822183516j:image
懇親会のようす
f:id:shins2m:20160822183441j:image
懇親会のようす
f:id:shins2m:20160822183551j:image
懇親会のようす
f:id:shins2m:20160822183617j:image
懇親会のようす
f:id:shins2m:20160822183635j:image
懇親会のようす
f:id:shins2m:20160822190140j:image
がんばります!



それから松柏園の美味しい料理を楽しみながら、各所で会話の花を咲かせました。
最後は、沖縄事業本部の小久保達美事業部長によって中締めの挨拶がされました。
小久保事業部長は、 サンレー・オリジナルの「末広がりの五本締め」で締めました。
わが社のオリジナル文化は色々とありますが、この「末広がりの五本締め」もそのひとつです。これをやると、みんなの心が本当にひとつになるような気がします。

f:id:shins2m:20160822195211j:image
最後は「末広がりの五本締め」で・・・



いま、冠婚葬祭互助会の冠婚部門は大きな過渡期にあります。
しかし、わたしたちは「人間尊重」をミッションとする礼業の会社として、正々堂々と胸を張って結婚式のお世話をさせていただきたいものです。そして、互助会の会員さんが幸せになるためのお手伝いができるように、つねにアップデートを心がけ、アップグレードを目指したいと思います。懇親会終了後は、松柏園のラウンジにて二次会が行われました。

f:id:shins2m:20160822200031j:image
これが、サンレー流コンパだ!!



ブログ『稲盛流コンパ』では、組織の団結を実現するコンパについて紹介しました。
経営トップも管理職も若手社員もすべて胸襟を開いて飲んで語り合うコンパには、人間関係を良くして、業績を向上させる力があります。まさに、理念とコンパは経営の両輪ですね。
じつは、わが社には50年来のコンパの伝統があります。
そして、今夜のサンレー流コンパも大いに盛り上がりました。
やはり、理念と志をともにする「同志」とのコンパは最高です!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年8月22日 佐久間庸和

田川フレンチとJAZZの夜会




ザ・ブリティッシュヒルズからのお知らせです。
8月25日(木)に「フレンチとJAZZの夜会」を開催いたします。
夏の一夜を田部俊彦withビッグバンドの素敵なジャズとワインで楽しみませんか?

f:id:shins2m:20160820001151j:image



ザ・ブリティッシュヒルズ
 フレンチとJAZZの夜会
〜フレンチとジャズを愉しむ大人のための美味しい時間〜
【日 時】2016年8月25日(木)
【受 付】18:30〜
【開 演】19:00〜
【内 容】フルコース、フリードリンク
     サクソフォニスト・田部俊彦氏によるジャズ演奏
【料 金】お一人様 8,000(税・サ込)
     ※完全予約制



◇サックス/田部俊彦
1954年北九州市小倉出身。1981年、自己グル−プ「なしか」結成。ヤマハ・エルモーション九州大会グランプリ、及び、ライトミュージックコンテスト全国大会優秀賞受賞。1993年マリンメッセにおいて、スティービー・ワンダ−と共演。「リボン・イン・ザ・スカイ」では、彼のハーモニカとアルトサックスでバトル合戦を好演した。1998年、初リーダーアルバム「In A Mist」を岩崎大輔(ピアノ)とのデュオでリリース。2004年、ケイコ・リー、吉田次郎(ギター)等、2005年、村田陽一(トロンボーン)らと共演。「第19回国民文化祭のおがたジャズフェスタ」(2004年)では福岡を代表するプレイヤーと共に“とびうめオールスターズ”を結成。好評を博す。九州を代表するテナーサックス奏者として活躍中。

f:id:shins2m:20160820001217j:image
お待ちしております!



<ご予約・お問い合わせ>
ザ・ブリティッシュヒルズ
福岡県田川市栄町3178−1
TEL:0947−44—2624
http://www.the-bh.com



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年8月22日 佐久間庸和