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佐久間庸和の天下布礼日記

2016-09-30

サンクスフェスタ金沢



サンレー北陸からのお知らせです。来る10月8日(土)、マリエールオークパイン金沢で「サンクスフェスタ」を開催いたします。日頃のご愛顧に感謝を込めて、イベント満載でお待ちしております。ぜひ、ご家族みなさまでお越し下さい!

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◇サンクスフェスタinマリエールオークパイン金沢
おかげさまで50周年
楽しいイベント盛り沢山! 七五三、成人式、結納、ブライダル、長寿祝い、葬儀、法要など冠婚葬祭のすべてをご覧いただけます。ぜひご家族お揃いでお越し下さい!
【日 時】10月8日(土) 8:30〜15:00 ※入場無料
【場 所】マリエールオークパイン金沢
     金沢石川県金沢市北安江3−1−44

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■御供田幸子&浪花千秋のばあちゃんコント!
マジシャン冴木ゆうも出演!
 ・第1部  9:30〜
 ・第2部 11:30〜
 ・第3部 13:30〜
※各回200名様無料ご招待!予約制
※お申込みはこちら → 金沢営業所 金沢市広岡1−5−23金沢第1ビル
             TEL:076−223−3930 
             受付時間:平日9:00〜17:00




■空くじなし!お楽しみ大抽選会
ご来場された方に素敵な商品が当たる大抽選会を開催いたします。
■野菜激安市!
 ALL100円均一!
 ・第1部  8:45〜
 ・第2部 12:30〜
※お1人様3点限り。売り切れ御免!



■チャリティーバザー開催!
素敵な商品を驚きの価格でご提供!
・第1部 10:30〜
・第2部 13:00〜
※お1人様3点限り。売り切れ御免!
収益金はすべて赤い羽根共同募金へ寄付いたします。
■子供秋祭り縁日コーナー(無料)
お面・射的・ポップコーン
※なくなり次第終了いたします。



■親子で学ぶウェディング体験会
聖マリエール教会&むすび神社で「結婚式」を親子で学んでいただく体験型学習イベント。
プロカメラマンによる「親子記念写真付」キャビネフレーム写真プレゼント!
・第1部 11:00〜
・第2部 13:00〜
※事前ご予約制 各回親子15組限定
 対象者:小中学生と保護者で参加できる方
※お申込みはこちら → 金沢営業所 金沢市広岡1−5−23金沢第1ビル
             TEL:076−223−3930 
             受付時間:平日9:00〜17:00



■互助会加入特典
当日に互助会へご加入していただいたお客様に、特典としてオリーブオイルセット・洗濯用洗剤セット・ジュースセットの中からいずれか1点をプレゼントいたします。

死を乗り越える映画ガイド あなたの死生観が変わる究極の50本

死を乗り越える映画ガイド あなたの死生観が変わる究極の50本



◎抽選で50名様に話題の本プレゼント!!
死を乗り越える映画ガイド〜あなたの死生観が変わる究極の50本』(現代書林)一条真也著 
【応募方法】
官製はがきにご住所・お名前・電話番号をご記入の上、下記宛にご応募ください。
当選は商品の発送をもってかえさせていただきます。
〒920−0022 石川県金沢市北安江1−3−5
サンレー一条真也著書プレゼント」係  平成28年10月8日(日)消印有効
※この企画で取得した個人情報は商品発送の目的以外には使用致しません。



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2016年9月29日 佐久間庸和

2016-09-29

笹野高史講演会のお知らせ




11月18日、わがサンレーは、いよいよ創立50周年を迎えます。
それを記念して、本年より「サンレー文化アカデミー」をスタートし、各種の文化事業・文化イベントを展開していくことになりました。ブログ「五木寛之講演会」ブログ「ジュディ・オング講演会」で紹介したイベントに続き、第3回サンレー文化アカデミーを開催いたします。
今回は、10月5日(水)に俳優の笹野高史さんをお招きいたします。

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サンレー50周年記念
第3回サンレー文化アカデミー
笹野高史講演会
講演テーマ「待機晩成〜日本一の脇役が語る人生美学」
【開催日】2016年10月5日(水)
【時 間】18:30〜20:00
     (受付開始17:30)
【会 場】小倉紫雲閣 大ホール
     北九州市小倉北区上富野3−2−8
【定 員】700名  参加無料



参加ご希望の方は、往復ハガキにてお申し込みください。
申込先 〒802−0022 北九州市小倉北区上富野3−2−8
    サンレー文化アカデミー事務局 C係
申込締切 9月9日(金)必着
お申込みの際は、返信はがきの表面に、お申込みされる方の郵便番号、ご住所、お名前をご記入ください。往信はがきの裏面に、参加希望者のお名前・郵便番号・住所・電話番号・生年月日・参加人数(2名まで)・Emailアドレス(お持ちの方)をご記入ください。
当選者には9月20日より返信はがきを発送いたします。
※申し込みが定員を超えた場合は、締切日以降に抽選を行います。
<お問い合わせ>
サンレー文化アカデミー事務局
TEL093−551−9950




笹野さんは、日本映画を代表するバイプレイヤーです。
「男はつらいよ」シリーズや「釣りバカ日誌」シリーズなど数々の作品に出演されていますが、わたしはアカデミー賞外国語映画賞を受賞した名画「おくりびと」での火葬場の職員役が強く印象に残っています。現在は、au三太郎の新キャラ「花咲爺さん」としても大人気の笹野さんに人生を大いに語っていただきます。どうぞご期待ください!



笹野高史(ささのたかし)プロフィール
生年月日:1948年6月22日
出身地 :兵庫県
身 長 :167cm
特 技 :大阪弁



●主なテレビ出演
2008年「交渉人」シリーズ
2009年 大河ドラマ「天地人」
2010年「新参者」
2013年「ドクターX 〜外科医・大門未知子〜」「オリンピックの身代金」
2014年「夜のせんせい」
2015年「オリエント急行殺人事件」「僕らプレイボーイズ 熟年探偵社」
2016年「怪盗山猫」
●主な映画出演
「釣りバカ日誌1〜20」(松竹)
「男はつらいよ」シリーズ 山田洋次監督(松竹)
2005年「パッチギ!」井筒和幸監督(シネカノン)
2006年「寝ずの番」マキノ雅彦監督(角川ヘラルド)
 「武士の一分」山田洋次監督(松竹)
2007年「犯人に告ぐ」瀧本智行監督(ショウゲート)
2008年「おくりびと」滝田洋二郎監督(松竹)
 「次郎長三国志」マキノ雅彦監督(角川映画)
2009年「ディア・ドクター」西川美和監督(エンジンフィルム/アスミック・エース)
2012年「テルマエ・ロマエ」武内英樹監督(東宝)
2014年「ふしぎな岬の物語」成島出監督(東映)
 「グレイトフルデッド」内田英治監督
2015年「陽光桜」高橋玄監督(グランカフェピクチャーズ)
 「海難1890」田中光敏監督(東映)
2016年2月27日「珍遊記」山口雄大監督(東映)
●主な舞台出演
「ミス・サイゴン」(帝国劇場)
レ・ミゼラブル」(中日劇場)
「上海バンスキング」(シアターコクーン)
「盟・三五大切」(シアターコクーン)
「夏祭浪花鑑」(シアターコクーン)
平成中村座「法界坊」(NY公演)
「桜姫」(シアターコクーン)
「十二夜」(シアターコクーン)
「K.ファウスト」(世田谷パブリックシアター/まつもと市民芸術館 特設会場)
「三婆」(新橋演舞場)
三人吉三」(シアターコクーン/まつもと市民芸術館



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2016年9月29日 佐久間庸和

2016-09-28

西日本新聞社会長・社長就任披露パーティー




28日、ホテルオークラ福岡で開かれた「西日本新聞会長・社長就任披露パーティー」に参加しました。朝から雨で、サンレー執行役員で企画開発部の石田恭一部長とともに、JR小倉駅から新幹線のぞみでJR博多駅へ。博多駅から外に出ると、激しく雨が降っていました。

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JR博多駅前は大雨でした
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ホテルオークラ福岡の前で



わたしたちは、タクシーでホテルオークラ福岡へ向かいました。
まずはクロークに荷物を預けましたが、石田部長が大きな声で「社長、整理札のナンバーが30番です! サンレーです!!」と歓声を上げました。わたしは内心、「それが、どうした?」と少しだけ思いましたが、感動に浸っている石田執行役員にそんなことは言えず、「それは、すごい! 縁起がいいね!」と言いました。

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クロークの札が「30番」でした
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パーティー会場へと向かう



金屏風の前に立たれた川崎隆生会長、柴田建哉社長に御挨拶をしてからパーティー会場に入ると、多くの人で溢れ返っていました。最初に、オーストラリア総領事館のトム・イェイツ総領事にお会いし、名刺交換しました。わたしが「ナイス・トゥ・ミー・チュー。アイ・ラブ・オーストラリア!」と英語で言うと、「ありがとうございます。オーストラリアには行かれたことがありますか?」と流暢な日本語で返されたので、ガクッとなりました。わたしはトム・イェイツという総領事のお名前から、2011年にロックの殿堂入りを果たしたアメリカのシンガーソングライターであるトム・ウェイツを連想しました。

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オーストラリアのトム・イェイツ総領事と
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エントリー・サービス・プロモーションの新井社長と



その他にも、さまざまな方々にお会いしました。
小倉ロータリークラブのメンバーをはじめとした北九州のみなさんにも会いましたが、エントリー・サービス・プロモーションの新井恵美子社長に久々に再会したのが、なつかしかったです。新井社長とは何度も経済団体の海外視察などでご一緒しています。

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川崎会長・柴田社長が紹介されました



12時になって、披露パーティーが開始されました。
川崎会長、柴田社長が登壇して司会者から紹介を受け、まずは川崎会長が挨拶をされました。川崎会長は「8年間、社長を務めました。今は、良き後継者を見つけることができて、ほっとしています」と述べられました。わたしは今度の10月で社長就任から15年目となりますが、いつか「良き後継者が見つかりました」と挨拶する日が来るのかななどと考えました。

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挨拶する川崎会長
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挨拶する柴田社長



それから、新しく社長に就任された柴田社長が以下のような挨拶をされました。
「本日はお忙しい中、ご出席いただき誠にありがとうございます。就任して3ヵ月がたちました。この間、実に多くの方から叱咤激励をいただきました。お会いしたことのない読者や海外で暮らす九州出身の方からも手紙やメールが届きました。厳しい批判も、身に余るような期待も寄せられました。多彩な声をいただいて、あらためて痛感したのは、私たちは地域とともにある新聞社だということです。課題を見つけ、解決策を探り、魅力を発信し、楽しいイベントを手掛け・・・。福岡、九州をもっともっと元気にするのが西日本新聞社の役割です。来年は創刊140周年を迎えます。地域に根差して生きていくために新聞社はどうあるべきか。さらに考え、変革していきます。これからも率直な声をお寄せください」
柴田社長が挨拶を終えると、盛大な拍手が起こりました。

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カンパ〜イ!
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パーティーは大盛況でした



その後は乾杯の音頭でパーティーが開幕し、多くの方々との会話の花が咲きました。
柴田社長の挨拶にもありましたが、「新聞冬の時代」と呼ばれています。
しかし、新聞にしかできない情報発信が必ずあるはずです。
1877年(明治10年)に西南戦争の戦況を報道するために創刊されたという西日本新聞さん。わが社も全面協力させていただいている「お悔み欄」をはじめ、これからも地域に根ざした紙面づくりに期待しています。このたびは、誠におめでとうございました!



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2016年9月28日 佐久間庸和

心をひとつに!




サンレー創立50周年まで「あと52日」となる9月27日、サンレー本社の会議室でグループ役員会が開催されました。ブログ「50周年新体制発足!」で書いたように、わたしが社長に就任した2001年10月1日以来の大規模な体制改革が発表されました。
いわば「50周年新体制」とでも呼ぶべきでしょうか。

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懇親会でカンパイ!
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最後は「末広がりの五本締め」で



9月1日、常務取締役 北九州本部長[兼]大分事業部担当[兼]グループ紫雲閣推進本部長となる東孝則常務に辞令を交付しました。その他、小久保達美(取締役北陸本部長[兼]マリエールオークパイン金沢総支配人)、祐徳秀信(取締役 紫雲閣事業部部長[兼]大分事業部担当)、玉中秀基(取締役 営業推進部部長)といった役員人事が発表されたのをはじめ、大幅な人事発令が行われました。27日は、「50周年新体制」発足以来初の役員会でした。
役員会終了後は松柏園ホテルに場所を移して、懇親会が行われました。高橋相談役の乾杯の音頭で開宴し、無礼講で大いに盛り上がりました。懇親会の最後は、東常務がサンレー・オリジナルの「末広がりの五本締め」で締めました。わが社のオリジナル文化は色々とありますが、この「末広がりの五本締め」もそのひとつです。これをやると、みんなの心が本当にひとつになるような気がします。やはり、カタチにはチカラがあります!

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これがサンレー流コンパだ!!(昨夜の二次会)



懇親会の終了後は、松柏園のラウンジ「万朶」で二次会が開かれました。
ブログ『稲盛流コンパ』では組織の団結を実現するコンパについて紹介しました。
経営トップも管理職も若手社員もすべて胸襟を開いて飲んで語り合うコンパには、人間関係を良くして、業績を向上させる力があります。まさに、理念とコンパは経営の両輪ですね。
じつは、わが社には50年来のコンパの伝統があります。
そして、今夜のサンレー流コンパも大いに盛り上がりました。
やはり、理念と志をともにする「同志」とのコンパは最高です!
お互いに酒を酌み交わし、心がひとつになりました。
この50周年新体制で、サンレーグループはさらに飛躍発展します!



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2016年9月28日 佐久間庸和

2016-09-27

「風と共に去りぬ」の思い出



27日、「サンデー毎日」2016年10月9日号が発売されました。
わたしは、同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
じつは今月末で連載開始からちょうど1年となり、終了の予定でした。
しかし、非常に好評とのことで連載継続が決定しました。ありがたいことです。
これからも、日本人が幸せになる「こころ」と「かたち」について書いていきます。
本当は最終回のはずだった第49回目のタイトルは「『風と共に去りぬ』の思い出」です。

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「サンデー毎日」10月9日号



わたしの最新刊『死を乗り越える映画ガイド』(現代書林)が刊行されました。帯には、「『風と共に去りぬ』から『アナと雪の女王』まで」というキャッチコピーが躍っています。
じつは、わたしが初めて観た長編の洋画が「風と共に去りぬ」なのです。たしか小学3年生ぐらいのとき、テレビの「水曜ロードショー」で観ました。とても新鮮でしたが、まず思ったのが「よく人が死ぬなあ」ということでした。



南北戦争で多くの兵士が死に、スカーレットの最初の夫が死に、2人目の夫も死に、最愛の父親も死に、親友のメラニーも死にます。特に印象的だったのが、スカーレットとレットとの間に生まれた娘ボニーが落馬事故で死んだことでした。わたしは「映画というのは、こんな小さな女の子まで死なせるのか」と呆然としたことを記憶しています。このように、わたしは「風と共に去りぬ」によって、「人間とは死ぬものだ」という真実を知ったのです。



主役のスカーレット・オハラを演じたヴィヴィアン・リーの美しさに子ども心に一目惚れしたわたしは、「将来、この人に似た女性と結婚したい」と思いました。ヴィヴィアン・リーの巨大ポスターをパネルにして、自分の勉強部屋に飾ったりしました。



水曜ロードショー」では、ヴィヴィアン・リーの吹き替えを栗原小巻さんが担当しましたが、ラストシーンの「明日に希望を託して」というセリフが子ども心に深く残りました。
原作では“Tomorrow is another day”というセリフですが、訳書では「明日は明日の風が吹く」と訳していました。それをテレビでは「明日に希望を託して」というセリフに変えて、栗原さんが力強く言い放ったのです。わたしは非常に感動し、わが座右の銘となりました。



先日、「風と共に去りぬ」をリアルタイムで上映した小倉昭和館の77周年祝賀会で、栗原小巻さんにお会いしました。わたしは、栗原さんに少年時代の感動のお礼を申し上げました。栗原さんは、とても喜んで下さいました。

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「サンデー毎日」10月9日号の表紙



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2016年9月27日 佐久間庸和

九国大の孔子講義




天下布礼」に休みなし! わたしは、九州国際大学(九国大、KIU)の客員教授として「教養特殊講義」を担当しているのですが、その講義が26日の16時20分から行われました。

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九州国際大学のキャンパスで
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野村副学長からプロフィールを紹介していただきました



この日は、学年を超えた受講希望者を対象に「孔子からのメッセージ」と題する講義を行いました。なかなか面構えの良い学生さんたちが受講してくれました。
冒頭、野村政彦副学長によるプロフィール紹介がありました。
過分なご紹介を受けて恐縮しつつ、わたしは講義を開始しました。

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みなさん、はじめまして!
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「世界の四大聖人」について



わたしは、パワーポイントを使って講演しました。
まず、孔子の人物紹介や世界史的位置づけから説明しました。
孔子は、紀元前551年に中国の山東省で生まれました。
ブッダとほぼ同時期で、ソクラテスよりは八十数年早い誕生でした。
孔子、ブッダ、ソクラテスにイエスを加えて、世界の「四大聖人」です。
孔子は学問に励み、政治の道を志しましたが、それなりのポストに就いたのは50歳を過ぎてからでした。試みた行政改革が失敗に終わって、「徳治主義」という自らの政治的理想を実現してくれる君主を求めて、諸国を流浪したのです。
春秋戦国時代の末期であった当時は、古代中国社会の変動期でした。
つねに「天」を意識して生きた孔子は、混乱した社会秩序を回復するために「礼」の必要性を痛感し、個人の社会的道徳としての「仁」が求められると考えました。
多くの弟子を教えた孔子は、74歳で没します。
死後、彼の言行録を弟子たちがまとめたものが『論語』です。
そして、なぜ孔子を学ぶのか、その理由を説明しました。

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学生さんたちの熱気がムンムンでした
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孔子を学ぶ理由



それから現代日本に話題を移し、「無縁社会」の話をしました。年間に3万2000人が無縁死し、3万人が自殺する社会に日本がなってしまった大きな原因は、血縁と地縁が弱まったことです。そして、その結果、あらゆる人間関係が希薄化しました。
わたしたちが生きる社会において、最大のキーワードは「人間関係」だと思います。
社会とは、つまるところ人間の集まりです。そこでは「人間」よりも「人間関係」が重要な問題になってきます。そもそも「人間」という字が、人は一人では生きてゆけない存在だということを示しています。人と人との間にあるから「人間」なのです。
だからこそ、人間関係の問題は一生つきまといます。 

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現代日本の問題点
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人間と人間学



わたしは、人類が生んだあらゆる人物の中で孔子をもっとも尊敬しています。
孔子こそは、人間が社会の中でどう生きるかを考え抜いた最大の「人間通」であると確信しています。その孔子が開いた儒教とは、ある意味で壮大な「人間関係学」です。

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五倫五常について
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孔子からのメッセージ



孔子は「仁」「義」「礼」「智」といった人間の心にまつわるコンセプト群の偉大な編集者でした。彼の言行録である『論語』は千数百年にわたって、わたしたちの先祖に読みつがれてきました。意識するしないにかかわらず、これほど日本人の心に大きな影響を与えてきた書物は存在しません。特に江戸時代になって徳川幕府が儒学を奨励するようになると、教養の中心となりました。そうして儒学は、武士階級のみならず、庶民の間にも普及したのですそして江戸時代の日本において、『論語』で孔子が述べた思想をエンターテインメントとして見事に表現した小説が誕生しました。滝沢馬琴が書いた『南総里見八犬伝』です。江戸の大ベストセラーになりました。その中に登場する八犬士が持っていた玉には、それぞれ「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」の文字が浮かび上がりました。この8つの文字こそ、孔子が儒教思想のエッセンスとしてまとめたコンセプト群であり、わたしたち日本人が最も大切にした「人の道」のキーワードでした。

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「仁」について語りました
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「礼」について語りました
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「智」について語りました
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「信」とは何かを具体的に説明



わたしは、「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」についての話をしました。
「仁」の項目では、結局は「思いやり」の心が最も大切であると言いました。
「礼」の項目では、孔子は高貴な人にだけでなく、障害者や高齢者などをはじめ、あらゆる人に礼を尽くしたことを述べました。そして、「礼」とは「人間尊重」であると訴えました。
「智」の項目では、善悪の区別を知ることが重要であると訴えました。
「信」の項目では、「信がなければ人は動かない」と述べました。

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学生さんから質問を受けました
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質問には真摯にお答えしました



講義の後は、質疑応答です。最前列に座っていた学生さんから「8つのメッセージの中で現代日本人に最も欠けているものは何ですか?」と質問され、わたしは「すべてが欠けているが、あえて1つ挙げるとすれば、礼でしょうね」と答え、今の日本人がいかに他人を尊重しないかについて語りました。また、「孔子の教えが届いていないことによって、現代日本にどのような弊害が生まれているか?」という質問も受けました。わたしは「孔子は敬老思想を説いた。それを日本の徳川家康が生かして、江戸幕府の長期政権下に成功した。高齢者を敬う社会は安定し、長続きします。しかし、今の高齢者は『下流老人』とか『老人犯罪』といった言葉に代表されるように必ずしも幸福ではありません。そこには敬老思想の不在が一因としてあるように思う」と答えました。他にも質問がありましたが、わたしは、それらの問いのひとつひとつに真摯に答えさせていただきました。

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やはりLIVEは最高です!



今日の講義でも、学生さんは真剣そのものでした。
終了すると、教室から盛大な拍手が巻き起こって、感激しました。今日の講義が、彼らがこれから生きるうえで何かのヒントになれば嬉しいです。久しぶりに教壇に立ちましたが、いいものですね。本やコラムやブログを書くのもいいですが、やはりLIVEは最高です。どうか、孔子からのメッセージが学生さんたちの人生を豊かにしてくれますように・・・・・・

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同級生から送られたホワイトコーンを持って・・・



講義の終了後、わたしは小倉まで出て、鍛冶町の日本料理店で食事をしました。
この日の講義の内容や学生さんたちの熱気を思い出しながらお酒を飲みましたが、途中でお店にクール宅急便が届きました。その送り主を聞いて、ビックリ! わたしの中学の同級生である大手スーパーHのK社長でした。K社長は北海道からホワイトスイートコーンを送ってきました。お店の大将が生のまま食べさせてくれましたが、その甘いことといったら! まるでコーンというよりもフルーツのようでした。思わぬところで同級生から送られたホワイトスイートコーンを口にすることになり、わたしは「やっぱり、この世は有縁社会だなあ」としみじみと思いました。



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2016年9月26日 佐久間庸和

2016-09-26

葬儀は永遠のセレモニーだ!




26日の夕方、客員教授を務めている九州国際大学で「孔子研究」の講義を行います。
サンレーグループ報「Ray!」9月号が発行されました。
リアルタイムで、わたしの最新メッセージをお伝えいたします。
タイトルは、「島田裕巳氏との対談で悟る 葬儀は永遠のセレモニーだ!」です。

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「Ray!」2016年9月号



島田裕巳氏との対談
ついに、宗教学者の島田裕巳氏と対談しました。島田氏との共著『葬式に迷う日本人』(三五館)の巻末企画です。これまで往復書簡の形で、「葬儀」をテーマに何通か手紙のやりとりをしてから最後に対談したのです。かつて、わたしは島田氏の『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)というベストセラーに対し、『葬式は必要!』(双葉新書)を書きました。それから5年後、再び島田氏の著書『0葬』に対抗して『永遠葬』を執筆しました。
島田氏は、葬式無用論の代表的論者として有名ですが、わたしは葬式必要論者の代表のようにみられることが多いです。そんな2人が共著を出すということに驚く人も多いようです。たしかにわたしたちは、これまで「宿敵」のように言われてきました。「葬儀」に対する考え方は違いますが、わたしは島田氏を才能豊かな文筆家と思っています。



●ドスの代りに『唯葬論』(三五館)もちろん意見が違うからといって、いがみ合う必要などまったくありません。意見の違う相手を人間として尊重した上で、どうすれば現代の日本における「葬儀」をもっと良くできるかを考え、そのアップデートの方法について議論することが大切だと思っています。対談は六本木ヒルズの49階にある「ヒルズ・アカデミー」で行われました。当日、宿泊していた赤坂見附のホテルからタクシーで六本木に向かったのですが、その1週間前、ぎっくり腰になってしまったわたしは、腰にコルセットを強く巻きました。まるで、往年の東映任侠映画で高倉健演じる主人公が殴り込みをする前に主人公が腹にサラシを巻くような感じでしたね。健さんは、サラシの中にドスを入れて殴り込むわけですが・・・。わたしにとってのドスとは、『唯葬論』(三五館)かもしれません。本が厚すぎてコルセットの中には入れられませんでしたが・・・・・・。



●理想的な議論が実現
葬儀をめぐるさまざまなテーマについて、島田氏とわたしは数時間にわたって縦横無尽に語り合いました。島田氏とは意見の一致も多々あり、まことに有意義な時間を過ごすことができました。弁証法のごとく、「正」と「反」がぶつかって「合」が生まれたような気がします。それも非常に密度の濃いハイレベルな「合」です。
最近、原発や安保の問題にしろ、意見の違う者同士が対話しても相手の話を聞かずに一方的に自説を押し付けるだけのケースが目立ちます。ひどい場合は、相手に話をさせないように言論封殺するケースもあります。そんな大人たちの姿を子どもたちが見たら、どう思うでしょうか。
間違いなく、彼らの未来に悪影響しか与えないはずです。わたしたちは、お互いに相手の話をきちんと傾聴し、自分の考えもしっかりと述べ合いました。当事者のわたしが言うのも何ですが、理想的な議論が実現したのではないかと思います。



●仏式葬儀のアップデート
けっして馴れ合いではなく、ときには火花を散らしながら、ある目的地に向かっていく・・・・・・。今後の日本人の葬送儀礼について、じつに意義深い対談となったように思います。島田氏から「もちろん、葬式は必要ですよ」「結婚式はもっと必要ですよ」といったニュアンスの言葉も聞くことができて、大満足です。対談を終えて、わたしは「葬儀は人類の存在基盤である」という持論が間違っていないことを再確認しました。
日本人の葬儀の9割以上は仏式葬儀です。これが一種の制度疲労を起こしています。よく「葬式仏教」とか「先祖供養仏教」とか言われますが、これまでずっと日本仏教は日本人、それも一般庶民の宗教的欲求を満たしてきたことを忘れてはなりません。その宗教的欲求とは、自身の「死後の安心」であり、先祖をはじめとした「死者の供養」に尽きるでしょう。「葬式仏教」は、一種のグリーフケアにおける文化装置だったのです。



●葬儀は永遠のセレモニー
わたしは、日本人にとって葬儀は絶対に必要なものであると確信しています。
人が亡くなったら、必ず葬儀をあげなければなりません。これは間違いなく、人類普遍の「人の道」です。けっして立派な葬儀である必要はありません。大切なのは、死者を悼み、送るという「こころ」であり、葬儀という「かたち」です。
日本仏教の本質は「グリーフケア仏教」なのです。今後、冠婚葬祭互助会や葬儀社がグリーフケア・サポートの力をつければ、もしかすると「葬儀の場面から宗教なんていらない」ということにもなりかねません。しかし一方で、日本の宗教の強みは葬儀にあるとも思います。
「成仏」というのは有限の存在である「ヒト」を「ホトケ」という無限の存在に転化させるシステムではないでしょうか。ホトケになれば、永遠に生き続けることができます。仏式葬儀には、ヒトを永遠の存在に転化させる機能があるのです。
今後、葬儀の形もさまざまな形に変わっていくでしょうが、原点、すなわち「初期設定」を再確認した上で、時代に合わせた改善、いわば「アップデート」、さらには「アップグレード」を心掛ける努力が必要なのは言うまでもありません。
「制度疲労」を迎えたのなら、「アップグレード」を行なえばいいのです。
これからも、日本人の葬儀のアップデートに取り組んでいきましょう!


考への違ふ者とて礼示し
           対話したれば光見えたり  庸軒



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2016年9月26日 佐久間庸和