Hatena::ブログ(Diary)

佐久間庸和の天下布礼日記

2016-12-09

婚活ハートフル・クリスマス・パーティー




12月になって、街はクリスマス色に染まっていますね。
オークパイン・ダイヤモンドクラブからのお知らせです。
12月18日(日)、「婚活ハートフルクリスマスパーティー」を開催いたします。

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◇婚活ハートフルクリスマスパーティー
素敵な恋人、きっとみつかる聖夜・・・
<実践婚活塾>
真剣に結婚を考え始めた方へ・・・
婚活ハートフルクリスマスパーティーが婚活をサポートします。



◇婚活ハートフルクリスマスパーティー
素敵な恋人、きっとみつかる・・・、実践婚活パーティー
【日 時】 2016年12月18日(日)
【受 付】 18:00〜
【開 始】 18:30〜
【場 所】 松柏園ホテル
      北九州市小倉北区上富野4−1−25
      TEL:093−511−2228
【参加費】 3,500円
【参加資格】45歳までの独身男女
      真面目な恋愛または結婚を希望されている方
      軽装でのご来場はご遠慮ください(男性はスーツを着用)
      ※完全予約制となります。
      ※定員になり次第締め切らせて頂きますのでお早めにお申し込みください。



<実践婚活塾>
真剣に結婚を考え始めた方へ・・・
オークパイン・ダイヤモンドクラブが婚活をサポートします。

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わたしたちがお世話をさせていただきます!



<お問い合わせ・お申込み>
オークパイン・ダイヤモンドクラブサンレーグループ
北九州市小倉北区高浜2−1−54
TEL:093−551−5432



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年12月9日 佐久間庸和

2016-12-08

ハリウッド大学院大学講義




東京に来ています。7日の夕方、ハリウッド大学院大学で講義をしました。監査役を務めている互助会保証株式会社との御縁で、講師を依頼されたのです。まずは16時前に神谷町の互助会保証株を訪れ、簡単な打ち合わせをしました。そこから六本木ヒルズのハリウッドプラザにあるハリウッド大学院大学に移動しました。

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六本木ヒルズ前で
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みなさん、こんばんは!



ハリウッド大学院大学は、ハリウッドビューティ専門学校を運営する学校法人メイ・ウシヤマ学園により、ビューティビジネス専門職大学院として2008年に設立されました。ビューティビジネスマネジメントにおける高度な知識・スキルを学び、ビューティビジネス修士号を取得することを目的としています。今年から互助会保証とコラボを組み、「フューネラルビジネス講座」が開講されています。先日は、わたしの弟である佐久間康弘も講師を務めました。この講座は外国人の受講生も多いので、わたしは冒頭に「こんばんは。ハロー。ニイハオ。カムサハムニダ!」と言いました。

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自己紹介として動画を流しました
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決定版 おもてなし入門』を紹介



わたしは、「冠婚葬祭におけるホスピタリティ(おもてなし)」というテーマで講義を行いました。最初に自己紹介としてTV番組に取り上げられた動画を流しました。それから、拙著『決定版 おもてなし入門』(実業之日本社)の内容を中心にお話しました。
2020年のオリンピック開催地が東京に決定したとき、日本中が大きな喜びに包まれました。さまざまな人が行った東京招致のプレゼンテーションの映像も繰り返しテレビなどで流され、ネットでも再生されました。その中で、一番印象に残ったのが、滝川クリステルさんのプレゼンでした。アルゼンチン・ブエノスアイレスのIOC(国際オリンピック委員会)総会で東京がプレゼンテーションを行った際、滝川さんがIOC委員に東京招致を訴えました。流暢なフランス語と、ナチュラルな笑顔・・・・・・これ以上ない適役でした。

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講義のようす



滝川さんは以下のように述べました。
「皆様を私どもでしかできないお迎え方をいたします。
それは日本語ではたった一言で表現できます。『お・も・て・な・し』。
それは訪れる人を心から慈しみ、お迎えするという深い意味があります。
先祖代々受け継がれてまいりました。以来、現代日本の先端文化にもしっかりと根付いているのです。その『おもてなし』の心があるからこそ、日本人がこれほどまでに互いを思いやり、客人に心配りをするのです」

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サービスとホスピタリティ



さらに、彼女は次のような具体例を挙げました。
「皆様が何か落し物をしても、きっとそれは戻ってきます。
お金の入ったお財布でも、昨年1年間だけでも3000万ドル以上も現金が落し物として警察に届けられました。世界各国の旅行者7万5000人への最新のアンケートでも、東京は世界一安全な街とされました。他にも言われることは、公共交通機関も世界一しっかりしていて、街中が清潔で、タクシーの運転手さんも世界一親切だということです。
その生活の質の高さはどこででも感じていただけます。
また、最高の文化にも浸っていただけます。
世界最高峰のレストラン、ミシュランガイドでは星の数が多い東京。
それらすべてが未来を感じられる街を彩っています。
訪れたすべての方に、生涯忘れ得ない思い出を残すことでしょう」 

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サービスとホスピタリティ



この滝川さんのスピーチを聞きながら、「おもてなし」という言葉を再認識した方が多かったのではないでしょうか。いわゆる「サービス」とも「ホスピタリティ」とも違った、日本独特の世界が「おもてなし」です。彼女が「お・も・て・な・し」と一字ずつ印を切るように発声してから、最後に合掌しながら「おもてなし」と言い直した場面には感動しました。彼女が合掌している姿に、IOC委員たちは「理想の日本人」を見たのではないでしょうか。東京の治安が良いこととか、公共交通機関が充実しているとか、街が清潔であるとか、そういった現実的な問題ももちろん大事です。でも、「おもてなし」という言葉、そして合掌する姿が日本をこれ以上ないほど輝かせてくれました。

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本日の講義のようす



さて、わたしは創業70周年を超える小倉の松柏園ホテルの三代目として生まれ、幼少の頃はホテル内に住んでいました。ですから、「おもてなし」という言葉は物心ついたときから耳にしていました。
いま、わたしは株式会社サンレー という冠婚葬祭の会社を経営しています。冠婚葬祭の根本をなすのは「礼」の精神です。では、「礼」とは何でしょうか。それは、2500年前に中国で孔子が説いた大いなる教えです。平たくいえば、「人間尊重」ということです。

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「おもてなし」のルーツとは・・・



わが社では、「人間尊重」をミッションにしています。本業がホスピタリティ・サービスの提供ですので、わが社では、お客様を大切にする“こころ”はもちろん、それを“かたち”にすることを何よりも重んじています。こうした接客サービス業としては当たり前のことが、一般の方々の「おもてなし」においても、きっと何かのヒントになるのではないかと思います。
日本人の“こころ”は、神道・仏教・儒教の三つの宗教によって支えられており、「おもてなし」にもそれらの教えが入り込んでいます。「おもてなし」は、日本文化そのものです。かつての日本は、黄金の国として「ジパング」と称されました。これからは、おもてなしの心で「こころのジパング」を目指したいものですね。

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混ざり合った日本人のこころ



ジャパニーズ・ホスピタリティとしての「おもてなし」こそは、人類が21世紀において平和で幸福な社会をつくるための最大のキーワードであると言えるでしょう。そして、その中心的役割を担うのは日本人であるあなたかもしれません。わが社は「礼業」であることを目指していますが、「礼」を最も重視した人が孔子です。わたしは、孔子こそは「人間が社会の中でどう生きるか」を考え抜いた最大の「人間通」であると確信しています。その孔子が開いた儒教とは、ある意味で壮大な「人間関係学」と言えるでしょう。

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「おもてなし」の意味
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「禮」について



それから、「おもてなし」の意味について話しました。
「おもてなし」という言葉には2つの意味があるとされています。
基本的には茶事や懐石料理における「おもてなし」ですが、次の2つです。
1.モノを持って成し遂げる → お客様を待遇すること
2.表裏なし → 表裏のないココロでお客様をお迎えすること
この場合のモノとは、季節感のある生花、お客様に合わせた掛け軸、絵、茶器などです。ココロとは、言葉や表情や仕草に表れます。つまりは、「おもてなし」とは、相手を思いやり、相手を喜ばそうという気持ちの表現なのです。

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「禮」とは何か?
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神社についての動画を流しました



もともと「おもてなし」の心は、言葉を交さなくても相手の気持ちを「察する」ことにあり、そのルーツは神道の「神祭」にあります。ブログ『本当はすごい神道』で紹介した本では、神道研究家の山村明義氏が以下のように述べています。 
「『神祭(しんさい)』は、自然の厳かな雰囲気など目に見えない貴いとされる神々、あるいは太古の昔から人々に畏れられた自然の脅威や、その自然からの恵みを大切に敬う精神性に基づいています。そもそもは、その人がもっとも大切だと思うものに何かを差し上げることが『まつり』の意味のひとつなのです。その場合には、神聖な場所において魂と心を込めて作った食べ物や、『幣帛(へいはく)』という絹布などを神様に差し上げるための『神祭』が執り行われます。これが日本人の『おもてなし』の原型にあるのです」 
なるほど、「おもてなし」の心は、「まつり」から生まれたわけですね。ならば2020年、オリンピックという「地球まつり」において、日本人がそのような「おもてなし」を世界に示すのか。それを考えると、今からワクワクしてしまいます。

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「おもてなし」の三位一体について
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礼の心でおもてなし


また、「おもてなし」には三位一体としての「もてなし」「しつらい」「ふるまい」があります。
「もてなし」とは、わざわざ足を運んでいただいたお客様に、できるだけ満足して帰っていただくための迎える側の心構えです。また、「しつらい」とは。季節や趣向に合わせて、部屋を調度や花などの飾り付けで整えることで、「室礼」とも書きます。そして、「ふるまい」とは、TPOや趣向にふさわしい身のこなしをすることです。

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「ホスピタリティ」と「礼」
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小笠原流礼法を動画で紹介
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「礼法」についても説明しました
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冠婚葬祭は文化の核
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冠婚葬祭互助会が提供するもの
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互助会の重要性を説く



そして、わたしは小倉ゆかりの小笠原流礼法の話をしました。
小笠原流礼法は、「思いやりの心」「うやまいの心」「つつしみの心」という3つの心に支えられています。礼法とは「人間関係の潤滑油」にして「最強の護身術」でもあります。
相手のことを思いやる「こころ」のエネルギーを「かたち」にして、現実の人間関係に変化を及ぼす「魔法」でもあります。そのルーツは、古代中国で孔子が説いた「礼」にあります。
そんなことを説明した後、「相手の身になって行動する」として、具体的な「おもてなしエピソード」を色々お話しました。

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ご清聴ありがとうございました!
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講義は質問を受けました
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質問には真摯にお答えました
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冠婚葬祭とは人生を肯定すること
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寺坂社長にまとめていただきました
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わたし自身、良い経験になりました



90分の講義を終えると、質問を受けました。
問題の核心を衝く鋭い質問が相次ぎましたが、その1つ1つに真摯に答えさせていただきました。最後は「おもてなし業は実践心理学であり、冠婚葬祭とは人生を肯定すること」と訴えました。わたしが質問に答え終わると、この日のコーディネーターを務めていただいた(株)冠婚葬祭総合研究所の寺坂社長が総括して下さいました。わたし自身、大変良い勉強になった講義でした。盛大な拍手を頂戴して、感激いたしました。
その後、山中理事長、老舗・承継経営研究所の横澤所長らハリウッド大学院大学の最高経営陣の方々と懇談させていただきましたが、みなさん早稲田の政経の大先輩とわかって感激いたしました。先輩方、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。素晴らしい機会を与えていただいた互助会保証のみなさまには心より感謝いたします。



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年12月8日 佐久間庸和

2016-12-06

カラオケで無縁社会を乗り越えろ!



「サンデー毎日」2016年12月18日号が発売されました。
表紙の人物は黒塗りにされています。「すわ、いつものジャニーズか!」と思いましたが、元ジャニーズ事務所に所属していた俳優の生田斗真クンでした。それにしても、戦時中の教科書じゃあるまいし、今どき、黒塗りなんてねぇ・・・・・・。
さて、わたしは同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第59回目のタイトルは、「カラオケで無縁社会を乗り越えろ!」です。
東京の止まり木」こと赤坂見附のカラオケスナック「DAN」を紹介しました。

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「サンデー毎日」12月18日号



今年一番驚いたのは、大手のカラオケボックス・チェーンが大量閉店したニュースでした。カラオケ市場そのものは微増といいますが、高齢者が中心で若者はカラオケ離れだとか。さらには若者のアルコール離れは顕著で、居酒屋業界も深刻だといいます。わたしの周囲にいるのは、酒とカラオケが好きでたまらないという連中ばかりなので、意表をつかれました。



結局は社会が「人間嫌い」化しているということでしょうが、酒も飲まず、カラオケも歌わずにスマホでゲームばかりして、何が楽しいのでしょうか?
わたしには、東京出張の際に必ず寄る止まり木があります。常宿のある赤坂見附の駅のすぐ近くの「カラオケスナックDAN」という店です。



場所は都心の超一等地ですが、ひとたび扉を開けると、いきなり昭和のスナックが登場します。各地の温泉街でよく見るスナックそのものです。なんと、天井にはミラーボールまであります。DANは異次元空間なのです。この異次元空間は、わたしの疲れた心を癒してくれます。宝石商を営む、どこか謎めいた上品なママと、「氷雨」を歌っていた佳山明生によく似たマスターがいい感じです。



DANのお客さんはとにかく歌が上手で、音痴の人に会ったことがありません。レコード会社、ラジオ、テレビ、広告業界の関係者も多いようです。カラオケの順位と偏差値が出る機械を設置しているのですが、数千人中で1位というようなツワモノが続出します。ちなみに、わたしも1位を連発するほうで、特に北島三郎の「まつり」と矢沢永吉の「アイ・ラブ・ユー、OK」は無敵で、偏差値99を叩き出します。



DANでは、隣り合ったお客さん同士が仲良く話しはじめます。誰かがカラオケを歌うと、全員で合唱します。誰かがカラオケで1位を取ると、全員にビールを奢ったりします。そう、「袖すり合うも多生の縁」という善き心が生きているのです。昔、「歌声喫茶」というものがあったそうですが、DANはまるで「歌声スナック」です。
ということで、カラオケで無縁社会を乗り越えろ!

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「サンデー毎日」12月18日号の表紙



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年12月6日 佐久間庸和

2016-12-05

葬祭責任者会議




5日の午後から、 サンレーグループの葬祭責任者会議が行われました。
各地から「おくりびと」ならぬ、わが社の「きわめびと」たちが集結しました。
わたしは、16時半から、いつものように60分ほどの社長訓話をしました。

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社長訓話前の一同礼!
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サンレーグループ全国葬祭責任者会議のようす



冒頭で恒例の「一同礼」をした後、わたしは宗教学者の島田裕巳氏との共著『葬式に迷う日本人』(三五館)について話しました。同書には「最期の儀式を考えるヒント」というサブタイトルがつけられ、帯には「要る? 要らない?」「最初で最後の直接対決!」「論争から見えてきた新しい葬儀のカタチとは?」というキャッチコピーが踊っています。また両者の写真が使われ、島田氏は「不要論者 宗教学者」、わたしは「絶対必要論者 冠婚葬祭業大手社長」というレッテルが貼られています。

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葬式に迷う日本人』について話しました
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本を掲げながら話しました



帯の裏には「葬式は・・・」の後に「要らない! by 島田裕巳」とあります。
そして、以下のように書かれています。
(1)派手な葬儀&高額な戒名・・・・・・仏式葬儀は見栄と欲望
(2)核家族化のいま、都会でも地方でもニーズは「簡素化」
(3)定言する「0葬」は不安な時代を生き抜くためでもある
一方、「必要! by 一条真也」として、以下のように書かれています。
(1)時代の変化に応じて葬儀もアップデート・・・葬儀の歴史は永遠に続く
(2)葬式仏教の本質は、日本における最大のグリーフケア・システム
(3)葬儀は人類の存在基盤であり、儀式を行なうのは人間の本能

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日本人の宗教的欲求について



島田氏との対談を終えて、わたしは理想的な議論が実現したように思いました。島田氏と語り合って、改めて日本における葬儀のアップデートの必要性を痛感しあした。日本人の葬儀の9割以上は仏式葬儀ですが、これが一種の制度疲労を起こしているように思います。
よく「葬式仏教」とか「先祖供養仏教」とか言われますが、これまでずっと日本仏教は日本人、それも一般庶民の宗教的欲求を満たしてきたことを忘れてはなりません。その宗教的欲求とは、自身の「死後の安心」であり、先祖をはじめとした「死者の供養」に尽きます。

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「葬式仏教」について語りました
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熱心に聴く人びと


「葬式仏教」は、一種のグリーフケアにおける文化装置だったのです。日本の宗教の強みは葬儀にあります。「成仏」というのは有限の存在である「ヒト」を「ホトケ」という無限の存在に転化させるシステムではないでしょうか。ホトケになれば、永遠に生き続けることができます。仏式葬儀には、ヒトを永遠の存在に転化させる機能があるのです。
2011年の夏、東日本大震災の被災地が初盆を迎えました。地震や津波の犠牲者の「初盆」でしたが、生き残った被災者の心のケアという側面から見ても非常に重要でした。多くの被災者がこの初盆を心待ちにしていたのです。

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日本最大のグリーフケア・システムとは?
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熱心に聴く人びと



通夜、告別式、初七日、四十九日と続く、日本仏教における一連の死者儀礼の流れにおいて、初盆は1つのクライマックスです。日本における最大のグリーフケア・システムと言ってもよいかもしれません。そして、次の大事なことを忘れてはなりません。それは、基本的に葬儀がなければ、初盆はないということです。葬儀があって、初七日や四十九日があって、初盆が来るのです。例えるなら、小学校に入学しなければ運動会や修学旅行を経験できないのと同じです。

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葬儀の「アップデート」を!
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笑顔で聴く人びと



今後、葬儀の形もさまざまな形に変わっていくでしょうが、原点、すなわち「初期設定」を再確認した上で、時代に合わせた「アップデート」、さらには「アップグレード」を心掛ける努力が必要です。サンレーでは、『葬式に迷う日本人』を紫雲閣スタッフおよび営業スタッフ、約600名に配布し、感想を書いたレポートを集めました。集められた膨大なレポートを、残らずわたしは読みました。現場ならではの発想、お客様の立場からの意見、思いもよらぬアイデアなども書かれており、非常に参考になりました。それぞれ、「この本の内容をどう業務に活かすか」ということについても書かれており、サンレーにとっては大変な知的財産になると思います。深い思索が綴られたレポートの数々を読んで、わが社の社員を心から誇りに思いました。

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儀式論』についても話しました



さらに、わたしは最新刊の『儀式論』(弘文堂)について話しました。
唯葬論』(三五館)がこれまでのわたしの集大成的作品なら、この『儀式論』は新しい出発の書かもしれません。そして、わが「世直し」の書です。大いなる使命感をもって書きました。

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みんな、読みましたか?



版元である弘文堂さんには、冠婚葬祭互助会業界の各社から続々と注文のFAXが入っています。中には、信じられないような大量注文もあり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
『論語』里仁篇には「徳は孤ならず必ず隣あり」という言葉があります。「徳のある者は孤立することがなく、理解し助力する人が必ず現れる」という意味です。今回ほど、孔子が述べたこの言葉が身に沁みることはありませんでした。
もちろん、わたしは「徳のある者」などではございませんが、「儀式バカ一代」として、儀式の重要性を世間に広く訴えたいと思う気持ちは強く持っています。その気持ちに、業界のお仲間のみなさんが共感していただいたことに対して、かたじけなさに涙こぼるる思いです。
この他にも、わたしと御縁のある全国の神社や寺院、それに監査役を務める互助会保証(株)さんが注文していただきました。ありがたいことです。

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血は水よりも濃し!



今回、何よりも嬉しいのは、弟である佐久間康弘(全互協・政策統括室長)が積極的に業界の各社に『儀式論』を案内してくれていることです。今まで、こんなことはなかったので、わたし自身驚いていますが、彼のおかげで毎日のように『儀式論』の注文FAXが全国各地から届くのです。最大の「隣人」とは家族だと思いますが、たった1人の弟が『儀式論』に込めたわたしの想いを理解してくれたことが本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。わたしがカラオケでよく歌う北島三郎の「兄弟仁義」には、「親の血を引く兄弟よりも、固い契りの義兄弟♪」という歌詞がありますが、やはり本物の兄弟はありがたいものです。血は水よりも濃し!

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人間は儀式的動物である!
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熱心に聴く人びと



ちなみに、佐久間室長は最近、「人間は儀式的動物である」というウィトゲンシュタインの言葉を座右の銘にしているようです。ルートビッヒ・ウィトゲンシュタインは「20世紀最高の哲学者」と呼ばれた人物で、実質的に『論理哲学論考』の1冊しか著書を残しませんでした。そこに記された「人間は儀式的動物である」という言葉を論証しようと試みた本が『儀式論』なのです。

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なぜ、わたしは『儀式論』を書いたか?
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熱心に聴く人びと



日本人の儀式軽視は加速する一方です。「儀式ほど大切なものはない」と確信しているわたしですら、「自分の考えがおかしいのか」と悩むこともありました。そしてその結果、儀式必要論という当初の立場をいったん放棄することにしたのです。つまり、「儀式など本当はなくてもいいのではないか」という疑問を抱きつつ、儀式について改めて考えていこうと思い至ったのです。そして、儀式に関連した諸学――社会学、宗教学、民俗学、文化人類学、心理学などの文献を渉猟して書いたのが『儀式論』です。

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儀式論』の全14章を紹介
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熱心に聴く人びと



わたしは、大上段に「儀式とは何ぞや」と構えるよりも、さまざまな角度から「儀式」という謎の物体に複数の光線を浴びせ、その実体を立体的に浮かび上がらせるように努めました。その結果、全部で14の章立てとなりました。それぞれ、「儀礼」「神話」「祭祀」「呪術」「宗教」「芸術」「芸能」「時間」「空間」「日本」「世界」「社会」「家族」「人間」といった視座から、それぞれ儀式を捉えた場合、どの様な姿が浮かび上がるのか、また、それらの像を複合的に分析したとき、儀式が、人間にとってどういった意味を持つのかが明らかにしました。それは儀式に対して人類が行ってきた知の営みを追体験する人類史の大冒険であり、その果てに、有史以来、儀式が人類存続のために産み出された文化装置であることを明らかにしあっつもりです。

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「礼道」を歩みたい!


わたしは本書を書くにあたり、「儀式とは何か」「なぜ人間は儀式を必要とするのか」について考えに考え抜きました。そして、儀式とは人類の行為の中で最古のものであることに注目しました。ネアンデルタール人もホモ・サピエンスも埋葬をはじめとした葬送儀礼を行ったのです。人類最古の営みは他にもあります。石器を作る、洞窟に壁画を描く、雨乞いの祈りをするなどです。しかし、現在において、そんなことをしている民族はいないでしょう。儀式だけが現在も続けられているわけです。最古にして現在進行形ということは、普遍性があるのではないか。ならば、人類は未来永劫にわたって儀式を行い続けると、わたしは信じます。そして、わたしは「礼道」を歩みたいです。

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「礼欲」は人類の本能である!
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最後は、もちろん一同礼!



じつは、人類にとって最古にして現在進行形の営みは、他にもあります。食べること、子どもを作ること、そして寝ることです。これらは食欲・性欲・睡眠欲として、人間の「三大欲求」とされています。つまり、人間にとっての本能です。わたしは、儀式を行うことも人間の本能ではないかと考えます。ネアンデルタール人の骨からは、埋葬の風習とともに身体障害者をサポートした形跡が見られます。現生人類(ホモ・サピエンス)も同様で、死者を弔うことと相互扶助は人間の本能なのです。この本能がなければ、人類はとうの昔に滅亡していていたでしょう。人間には、他人とコミュニケーションし、人間関係を豊かにし、助け合い、さらには死者を弔うという本能があります。だから、葬儀は不滅なのです。今回の社長訓話は、以上のような内容でした。参加者全員が紅潮した顔で、こちらが怖くなるぐらい真剣な表情で聴いていました。

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懇親会で挨拶する佐久間会長
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わたしも挨拶しました
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乾杯の音頭を取る東常務
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カンパ〜イ!



社長訓話後は、サンレー本社から松柏園ホテルに移動して、懇親会が開催されました。冒頭、佐久間進会長が挨拶しました。佐久間会長は、「今年は創立50周年。茶道の精神などにも学びながら、さらなる『おもてなし』を提供しましょう!」と述べました。続くわたしは「ミッショナリー・カンパニーとしてのわが社には大いなる使命があります。そして、冠婚葬祭業ほど価値のある仕事はありません。地域の皆様から、紫雲閣に進出してほしいというオファーが相次ぐように頑張りましょう!」と述べました。それから、サンレー北九州の東孝則常務の音頭で声高らかに乾杯しました。

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懇親会のテーブル記念写真
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懇親会のテーブル記念写真
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懇親会のテーブル記念写真
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懇親会のテーブル記念写真



懇親会は、無礼講で大いに盛り上がりました。懇親会の最後は、サンレー沖縄の黒木昭一事業部長がサンレー・オリジナルの「末広がりの五本締め」で締めました。わが社のオリジナル文化は色々とありますが、この「末広がりの五本締め」もそのひとつです。これをやると、みんなの心が本当にひとつになるような気がします。やはり、カタチにはチカラがあります!

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中締めの挨拶をする黒木事業部長
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最後は「末広がりの五本締め」で・・・ 



いま、冠婚葬祭互助会業界は大きな過渡期にあります。しかし、わたしたちは「人間尊重」をミッションとする礼業の会社として、正々堂々と胸を張って葬儀のお世話をさせていただきたいです。そして、互助会の会員さんが幸せになるためのお手伝いができるように、つねにアップデートを心がけ、アップグレードを目指したいと思います。懇親会終了後は、松柏園のラウンジにて二次会が行われ、サンレー北九州の祐徳秀徳執行役員が乾杯の音頭を取りました。

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これが、サンレー流コンパだ!!



ブログ『稲盛流コンパ』では組織の団結を実現するコンパについて紹介しました。
経営トップも管理職も若手社員もすべて胸襟を開いて飲んで語り合うコンパには、人間関係を良くして、業績を向上させる力があります。まさに、理念とコンパは経営の両輪ですね。
じつは、わが社には50年来のコンパの伝統があります。
そして、今夜のサンレー流コンパも大いに盛り上がりました。
やはり、理念と志をともにする「同志」とのコンパは最高です!

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クリスマスが近いなあ!!



*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2016年12月5日 佐久間庸和

2016-12-04

那覇BFのお知らせ




マリエールオークパイン那覇からのお知らせです。
来る12月18日(日)にブライダルフェスタを開催します。
新作ドレス試着撮影会、婚礼料理試食会、会場見学、ウエディンググッズ展示会、ブライダル相談会&お見積り相談会、ウェディングレッスンなどを行います。

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マリエールオークパイン那覇
マリ☆コレ 〜マリエール☆コレクションブライダルフェスタ〜
【日時】
12月18日(日)11:00〜20:00 
1部 12:00〜
2部 17:00〜
※1部、2部とも限定20組無料ご招待
【場所】
マリエールオークパイン那覇
那覇市古島1−15−11




【内容】
●ドレス試着撮影会
 芸能人ドレスも試着できる!
秋冬コレクションの中から新作ドレスを中心にお気に入りのドレスで記念撮影
キレイに撮影した写真は記念にプレゼントいたします。
●婚礼料理新メニュー試食会
【時間】1部 12:00〜
    2部 17:00〜
1月よりスタートの新メニューを一足先にご試食
豊富な種類の婚礼料理が食べられる
和食中華セレクトメニューの中から調理長選りすぐりの全12品を無料で試食できるのもマリ☆コレだけ! 自分の舌で味わってチョイスしたらゲストも喜んでくれるのも間違いなし!



●会場見学
 来て見てナットク♪イメージにピッタリの素敵な会場をチェック!
●ブライダルお見積り&相談会
 経験豊富なスタッフが、ブライダルに関する様々なご質問に親身になって対応いたします。
●ウエディンググッズ展示会
装飾や引き出物、演出などを一堂展示!スタッフが丁寧に説明します。
●ひな壇コーディネート
 イメージにピッタリ!自分だけの素敵なコーディネートをご提案いたします。

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わたしたちがご案内いたします!



<ご予約・お問い合わせ>
マリエールオークパイン那覇
那覇市古島1−15−11
TEL:098−886−3030
ホームページはこちら
http://www.marier-oakpine.jp



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2016年12月4日 佐久間庸和