『論語』への招待

このブログのタイトルは「天下布礼日記」です。
天下布礼」とは「礼」の思想を広く世に知らしめることです。
「礼」は孔子が重んじたもので、『論語』には「礼」という言葉がたくさん登場します。
やはり、わたしの原点は『論語』であり、生きる指針は孔子の言葉なのです。


「リビング北九州」に連載された「論語塾」のコラム



現在、わたしは、いくつかのメディアで連載を抱えています。その中で、「リビング北九州」では「一条真也の論語塾」を連載しています。「リビング北九州」は約30万部を発行する北九州を代表するフリーペーパーですが、読者の方々の反響もなかなかです。
いつも、大学で学生さんたちに話している感じで書いています。
昨日、最終回となる第12回目の最終校正をしました。
これを機に、当ブログで『論語』のエッセンスを紹介したいと思います。
連載コラムのタイトルには「一条真也」とペンネームが入っていますので、最初は「一条真也の新ハートフル・ブログ」で紹介しようかとも考えました。しかし、いずれ連載の全12回分をブックレットにまとめる予定で、その際の著者名は本名の「佐久間庸和」にします。
というわけで、当ブログで紹介することにいたします。


「リビング北九州」2012年5月26日号



その「論語塾」第1回目の冒頭に、わたしは次のように書きました。
「わたしは、紀元前551年に生まれた孔子を人類史上で最も尊敬しています。ブッダやイエスも偉大ですが、孔子ほど『社会の中で人間がどう幸せに生きるか』を考えた人はいません。そして、最大の人間通である孔子とその門人の言行録が『論語』です」
わたしは大学の客員教授として「孔子研究」の授業を担当してきました。そして、これまで多くの中国人留学生や日本人学生たちに『論語』を教える機会を持ちました。



その流れで、一昨年の秋に『世界一わかりやすい「論語」の授業』(PHP文庫)を出版し、おかげさまで好評を得ています。そのような一連の活動を評価していただき、このたび「孔子文化賞」を受賞させていただきました。そのおかげで、北九州の方々からも「論語の話をしてほしい」「論語についてのコラムを連載してほしい」といった要望をたくさん頂戴しました。
いずれは、北九州のみなさんの前で実際に『論語』の授業を行いたいと考えています。
論語』に登場するさまざまな言葉を紹介しながら、読者の方々と一緒に「社会の中で幸せに生きる」方法を考えたい・・・そう思って、このコラムを書きました。
なお、「論語塾」は『世界一わかりやすい「論語」の授業』(PHP文庫)の内容をベースとしています。コラムを読んで興味を持たれた方は、ぜひ本を御一読下さい。


*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2013年4月16日 佐久間庸和