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一条真也のハートフル・ブログ

2010-08-04

いいちこCMソング♪

一条真也です。

ビリーバンバンはここ20年来、「いいちこ」のCMソングを歌っています。

非常に美しい自然の映像とあいまって、多くの人々の心をつかみました。

特に、「また君に恋してる」は大旋風を巻き起こしました。


今夜のディナーショーのトークで、お兄さんが次のように語っていました。

この20年で焼酎のイメージは一変した。

今では女性が飲んでも違和感のないドリンクとなった。

そして、自分たちは「いいちこ」に深く感謝している。

普通は、企業や商品のイメージを変えるために、CMソングを歌う歌手もひんぱんにチェンジするはずなのに、「いいちこ」は自分たちの歌に賭けてくれたから、と。

なんだか、心がジーンとなる言葉でした。

ビリーバンバンの歌のイメージのせいもあって、「いいちこ」は焼酎のトップ・ブランドとして不動の地位を誇っています。こんな一途な企業もあるのですね。

ただ、「20年間、一度も自分たちの顔がCMに出たことはない」そうですが。(笑)

また君に恋してる」以前のCMソングにも高い人気を誇る歌があります。

「遅すぎた季節」と「今は、このまま」です。



聴いていて思ったのですが、ビリーバンバンの歌は、「いいちこ」のCM曲に限らず、どれも季節感が強く漂っています。

「春夏秋冬」という、そのものずばりのタイトルの曲もあるくらいです。

そして、どの曲にも詩情があり、昔の恋を回想するというセンチメンタリズムがあります。

それらは、日本人の「もののあはれ」という感情にも通じているような気がします。

わたしは、今夜、ビリーバンバンの歌に惚れ込みました。

もちろん、CDも購入しました。早く、カラオケで歌いたいです!(笑)

2010年8月4日 一条真也

ビリーバンバン・ディナーショー

一条真也です。

金沢に来ています。

わが社の結婚式場「マリエールオークパイン金沢」の控室で、「週刊現代」の電話取材を受けました。テーマは、「死んでから迷わないための死後の世界の常識」です。

まあ、お葬式やお墓、お盆、お彼岸などに関することですね。

わたしは、脱稿したばかりの『先祖とくらす』の内容を中心にお話しました。



その後、ビリーバンバンのお二人とお会いしました。

そう、今夜は待望のビリーバンバン・ディナーショーが開かれるのです。

本番前の控室を訪ねると、とても気さくに応対して下さいました。

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                  ビリー・バンバンのお二人と


ディナーショーでの歌声も素晴らしかったです。

お兄さん中心のトークも味がありました。

デビュー曲の「白いブランコ」がいきなりヒットして、非常に恵まれた芸能人生のスタートだったそうです。「白いブランコ」、やはり最高の名曲です!


それから、次の「さよらをするために」もヒットしました。

この歌の作詞者は、石坂浩二さんだったのですね。

桑田佳祐がカバーで歌っているのを聴いたとき、「すごく良い曲だな」と思いましたが、兄弟のハーモニーはさすがに素晴らしかったです。


しかし、「白いブランコ」「さよならをするために」と続いた快進撃はピタリと止まってしまいました。最初が良過ぎただけに、その後の苦難の日々はこたえたそうです。

その後、じつに40年もの間、ヒット曲に恵まれず苦労を重ねますが、ようやく運命の曲にめぐり合います。

そう、「また君に恋してる」です。大分麦焼酎「いいちこ」のCMソングとしてブレイクし、それを坂本冬美が歌って大ヒットしました。


今夜のディナーショーで、お兄さんは、「人生、何が起こるかわからない」「長生きしたほうが勝ち!」「生きていれば、必ず良いことがある」と言っていました。

きっと、歌を心から愛する2人に40年ぶりに歌の神様がごほうびをくれたのかもしれません。「生きていれば、必ず良いことがある」という言葉が心に染みました。


2010年8月4日 一条真也

一人親と独居老人

一条真也です。

京都にいます。

昨日の「読売新聞」夕刊に、大阪市西区マンションで幼児2人の遺体が見つかった事件についての記事がトップで出ていました。

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                  8月3日付「読売新聞」夕刊より


あまりにも2人の子どもさんが可哀想で、辛い事件でした。

この記事では、育児放棄の原因となった母子家庭などの「一人親」を孤立させてはならないと書かれていました。

まったく、その通りだと思います。

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                  8月4日付「京都新聞」朝刊より


また、今朝の「京都新聞」のトップには、「100歳超不明さらに11人」という記事が出ていました。

先日、東京都足立区で「111歳」とされていた男性がすでに30年前に亡くなっていたというニュースには驚きました。

現在も、東京都杉並区で「113歳」の女性が所在不明となったニュースが世間を騒がせています。

全国には、さらに100歳以上の所在不明者が多くいるようです。

わが社のような冠婚葬祭互助会の会員さんも高齢者の方が多いですし、所在不明会員の問題は業界にとっても最重要問題だと思っています。

所在不明者の多くは、100歳以上とまでいかなくても一人暮らしの、いわゆる「独居老人」が多いようです。



「一人親」の孤立も、「独居老人」の孤立も日本が抱える深刻な問題です。

わたしは、この2つの難問をドッキングさせれば、意外と解決案のヒントがあるのではないかと思いました。

まず、「孤立」が問題ならば、孤立しているもの同士を「結合」するというのは常識的な考え方だと思います。わが社がサポートしている「隣人祭り」の目的の1つに、「相互扶助の関係をつくる(子どもが急に病気になったが仕事で休めないとき、預かってもらう環境をつくるなど)」というものがあります。

わたしは、じつは独居老人と一人親の縁組みができないかと考えています。

というのは、独居老人にとっては一人親の母親あるいは父親に安否確認してもらう、一人親家庭にとっては子どもをいざという時に預かってもらう、そういう相互扶助の関係を作るのです。

この記事には、娘が育児放棄した孫を育てている高齢者の事例が紹介されています。

わたしは、血縁に限らず、広く隣人間においても相互扶助の関係を築き上げることはできないかと考えています。

もちろん、独居老人といっても100歳以上のような高齢者に他人の子どもを預かることは困難でしょうし、現実的には他にも難問が山積みしていることはわかります。

しかし、このまま「困った、困った」とつぶやいていても、事態は何も好転しません。

可能性の一つとして行政が取り組んでみる価値は大いにあると思います。

では、これから京都駅からサンダーバードに乗って、金沢に向かいます。


2010年8月4日 一条真也

60回目の満月通信

一条真也です。

京都大学こころの未来研究センター教授の鎌田東二先生と満月のたびに交わしている「ShinとTonyのムーンサルトレター」が記念すべき60回目を迎えました。

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                     60回目になりました


いやあ、もう丸5年です。なんだか、あっという間でした。

前任者である鏡リュウジさんの後を受けてお引き受けしたものの、最初は何を書いていいやら、まったく要領を得ませんでした。

それが、なんとか、さまざまなテーマを縦横無尽に語らせていただきました。

この記念すべき60回目にあたって、「ムーンサルトレター」の単行本化が決定しました。

版元は、水曜社さんという東京の新宿にある出版社です。

水曜社の社長である仙道弘生さんは、不思議な縁でわたしの父と旧知の仲でした。

わたしも高校生の頃にお会いしたことがあったようです。

久方ぶりの再会でしたが、意外なドラマの展開に「縁」の不思議さを強く感じました。



ところで、この「ムーンサルトレター」、わたしが先攻で鎌田先生が後攻ですが、はっきり言ってあまり噛み合っていません。(笑)

というか、わたしはサーブを打つだけですので何もできないのですが、そのサーブを鎌田先生があまり打ち返してくれないのです。(微笑)

それどころか、ヘーゲルの『精神現象学』とか村上春樹の『1Q84』などをわたしが絶賛すると、鎌田先生はそれらをボロクソにけなすという有様です。(苦笑)

でも、第一次世界大戦の話をはじめ、何度かスウィングしたこともありました。



ときどき、「もしかして鎌田先生は自分をからかっているのかな?」と首を傾げることもあるのですが、今夜、美学者の秋丸知貴さんの話を聞いて納得がゆきました。

鎌田先生は、完全なる右脳思考の人なのです。

そして、秋丸さんによれば、「ムーンサルトレター」で鎌田先生の相手ができるのは小生しかいないそうです。鎌田先生もそのことをよく理解しておられるとのことでした。

まあ、今回の鎌田先生のレターの最後の次の言葉がすべてを物語っているでしょう。

「これからも60回といわず、60年、ムーンサルトレターを続けましょう!今生のいのちあるかぎり。いや、来世までも。」

ここまで言っていただければ、わたしも本望です。

ぜひ、60年でも、来世まででも、やろうじゃありませんか!

それにしても、記念すべき今回でさえ、わたしのレターの内容には触れていません。

出版化の件に対しても無反応で、まったくスウィングしていませんでした。(泣笑)

なにはともあれ、鎌田先生がお元気そうで何よりです。

今後とも、よろしくお願いいたします。

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                  鎌田東二先生と(撮影:秋丸知貴)


2010年8月4日 一条真也

京都の美学者

一条真也です。

京都に来ています。

ブライダル関係の衣装展示会が京都の各所で開かれており、その視察のためです。

京都といえば、鎌田東二さんにお会いしたかったです。

しかし、あいにく北海道に行かれており、京都にはいらっしゃいませんでした。

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                      秋丸知貴さん


でも、京都在住の若き知識人と会いました。秋丸知貴さんです。

このブログを読んで下さっている方には馴染み深い名前だと思います。

ブログ「こころの維新」にも書いたように、秋丸さんには、わたしが共同研究員を務めていた「京都大学こころの未来研究センター」の研究発表会で初めてお会いしました。

その後、活発にメールの交換をするようになりました。

秋丸さんは、このブログも毎日読んでくれているそうです。



秋丸さんの専攻は美学・美術史です。

主に、近代技術による心性の変容という観点から近代西洋美術における抽象主義の問題を考察しているそうです。

しかし秋丸さんの本当の関心は、「どうすれば人間は幸福になれるのか」という問題だとか。そしてそれに深く関わる問題として、「近代」のプラス面とマイナス面は何かという問題を追求しています。

この「近代」という問題こそ、人間の幸福に直結する重要なテーマだというのです。

 


彼の論文には、抽象絵画に関するものが目立ちます。

抽象絵画研究は、そこに「近代」の本質の一つが直感的・具体的に現れているのではないかというスタンスで取り組んでいるそうです。

また、同様の関心から、秋丸さんはグリーフケアにも関心を持っています。

最近、秋丸さんの「近代文明の光と影――思想史的考察」という論文を読みました。

主に科学史家の伊東俊太郎氏の研究を秋丸さんなりに咀嚼したものです。

この中で、彼は、多少キリスト教を悪玉にしていますが、決してキリスト教を否定しているのではなく、「イエス・キリスト自体には、強く尊敬する部分もある」と述べています。

ただ、キリスト教の自然観には、自覚すべき重要な問題点があるのではないかというのが、その主旨です。非常に示唆に富み、新しい「知性」の可能性を感じました。



今夜は二人で酒を飲みながら、さまざまな問題について語り合いました。

秋丸さんは、まるでマシンガンのように次から次へと言葉を繰り出します。

聞くと、多摩美大が母校で、もともと芸術家をめざしていたとか。

出身地は宮崎県で、えびの市の市役所に勤務していました。

その後、本格的に学問をこころざし、2006年に京都に出てこられたそうです。

鎌田東二さんから、秋丸さんのお祖父さんのことは少し伺っていました。彼のお祖父さんは、太平洋戦争前に「秋丸機関」として有名だった調査機関のリーダーだったとか。

そのお話も色々と聞きましたが、あまりにも興味深い内容でした。

ご関心のある方は、ぜひ「秋丸機関の全貌」をクリックしてみて下さい。

わたしは、「おじいさんのことを本に書いてみたら?」と秋丸さんにアドバイスしました。

でも、「最初に書く著書は、自分の専門テーマにしたいんですよ」と言っていました。

具体的には、『セザンヌと蒸気鉄道』という本が書きたいそうです。

なんだか、すごく面白そうな本ですよね。

また、秋丸さんは拙著『ロマンティック・デス』(幻冬舎文庫)と『ハートフル・ソサエティ』(三五館)を愛読されているとのことで、今日も持ってこられてサインを求められました。

わたしの最も思い入れの深い2冊だったので、嬉しかったです。

さらに、秋丸さんは「葬式は必要!」ムーヴメントから火がつき、将来的にはより大きな「隣人祭り」ムーヴメントが必ず起こると予言してくれました。


ホテルのスカイラウンジに河岸を変えて、二人で美学やテクノロジーや大学や死生学やニューエイジや小さいおじさんの話などを縦横無尽にしました。

ちょっぴり知的に、京都の夜は更けてゆくのでした。

まことに楽しく、かつ有意義な一夜となりました。

秋丸さん、『セザンヌと蒸気鉄道』の出版、心から楽しみにしていますよ。

応援していますからね。がんばってください!


2010年8月4日 一条真也