Hatena::ブログ(Diary)

一条真也のハートフル・ブログ

2013-01-19

豊かな心を求めて

一条真也です。

まだブログ休止中ですが、番外編としてUPいたします。

毎日、寒いですね。昨日は、福岡県全域で雪が積もりました。

昨夜、かつてない大量のアクセスが殺到しました。休止中のブログに何が?! 

驚いて調べてみると、ブログ『夜行観覧車』の記事に集中しています。

なんでも昨夜からTBS系列で「夜行観覧車」のドラマがスタートしたそうで、その関係で当ブログを参照した方が多かったようです。いや、それにしても驚きました。ネット時代とか何とか言っても、まだまだテレビの影響力は大きいのだと痛感しましたね。

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「日本経済新聞」1月19日朝刊



ところで、今朝の「日本経済新聞」にわたしの取材記事が掲載されました。

「肖像〜九州・沖縄」というコーナーで、日本経済新聞社北九州支局長である三宅一成(イッセイミヤケ!)さんが書いて下さいました。ブログ「オリンポスの神々に見守られて」で紹介した松柏園ホテルのガーデンで、わたしが孔子文化賞受賞を記念して出版した『礼を求めて』(三五館)を持った写真が掲載されています。また、わたしのこれまでの歩みやさまざまな試みなどを紹介した後、次のように書かれています。

「次に目指すのは北九州市を『高齢者が安心して暮らせる街にしていくこと』。介護事業への参入はその第一歩だ。同市での高齢化の進展を逆手に取り、『高齢者が全国から集まる都市づくりに取り組めば、世界からも注目されるはずだ』。」

そして記事の最後には、わたしが「夢の続きを見るため、『豊かな心』を求めて突き進む」と結んでくれました。「豊かな心」とは「ハートフル」、そして「礼」に通じます。

わたしは現在、「毎日新聞」に「ハートフル通信」というエッセイを連載をしているのですが、その第1回でも「ハートフルとは何か」について書きました。

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「毎日新聞」2012年10月5日朝刊



日経の三宅支局長が最後に書いて下さった「豊かな心を求めて突き進む」とは、わがスローガンである「天下布礼」ということです。新年早々、わたしは柔道着姿で「天下布礼」を訴えました。ブログ『夜行観覧車』へのアクセス数には及びませんが、わたしの柔道着の写真が掲載されたブログ「新年祝賀会」にも大きな反響がありました。

あの祝賀会は1月4日に開かれましたが、その夕方に妻の父親、つまり義父が亡くなりました。5日に通夜、6日に葬儀を行いました。義父は広島県に住んでいましたので、地元の互助会に入会し、滞りなく葬儀をあげていただきました。

家族を愛し続け、仕事に情熱を捧げ続けた義父は、77年の人生を堂々と卒業していきました。わたしは喪家の一員だったわけですが、セレモニーホールの担当者に何度も「ありがとうございます」とお礼を述べました。大切な家族の葬儀のお世話をしていただき、心の底から感謝の念が湧いたからです。わが社の紫雲閣のスタッフに丁重にお礼を述べられるお客様の心中がよく理解できました。



また、今月13日には長女が成人式を迎えました。

北九州市の成人式は「成人祭」と名づけられています。

例年通り、会場は八幡東区のスペースワールドでした。式典で挨拶に立った北橋健治市長は「この日を大人への一歩を踏み出す区切りとし、支えてくれた人たちへの感謝を伝えるチャンスにしてほしい」と述べました。

振袖やスーツに身を包んだ7615人の新成人たちは晴れやかな思いで市長の挨拶を聴いたことだと思いますが、その中にはわたしの長女の姿もあったのです。

長女は振袖を着ましたが、わが社の松柏園ホテルで着付と美容を行いました。

ついこの前まで子どもだと思っていた娘の晴れ姿を見て、父親として感無量でした。

わずか1週間の間に家族の葬儀と成人式が行われ、非常に慌しい中にも「家族」というものの有難さ、大切さを強く感じました。



いま、日本は「無縁社会」などと呼ばれています。

しかし、この世に「縁」のない人はいません。

どんな人だって、必ず血縁や地縁があります。

そして、多くの人は学校や職場や趣味などでもさまざまな縁を得ていきます。

この世には、最初から多くの「縁」で満ちているのです。

ただ、それに多くの人々は気づかないだけなのです。

わたしは、「縁」という目に見えないものを実体化して見えるようにするものこそ冠婚葬祭ではないかと思います。結婚式や葬儀、七五三や成人式や法事・法要のときほど、縁というものが強く意識されることはありません。

冠婚葬祭が行われるとき、「縁」という抽象的概念が実体化され、可視化されるのではないでしょうか。そもそも人間とは「儀礼的動物」であり、社会を再生産するもの「儀礼的なもの」であると思います。



いま、冠婚葬祭互助会の社会的役割と使命が問われています。

わたしは、互助会の役割とは「良い人間関係づくりのお手伝いをすること」、そして使命とは「冠婚葬祭サービスの提供によって、たくさんの見えない縁を可視化すること」だと思います。そして、「縁っていいなあ。家族っていいなあ」と思っていただくには、わたしたち冠婚葬祭業者が本当に参列者に感動を与えられる素晴らしい結婚式やお葬儀を1件、1件お世話させていただくことが大切だと思います。

その上で、互助会が「隣人祭り」などの新しい社会的価値を創造するイノベーションに取り組めば、無縁社会を克服することができるのではないでしょうか。

冠婚葬祭互助会は、その名の通り、「相互扶助」そのものをコンセプトとした会員制組織です。そのルーツは、きわめて日本的文化に根ざした「結」や「講」にさかのぼります。

日本的伝統と風習文化を継承し、「結」と「講」の相互扶助システムが人生の二大セレモニーである結婚式と葬儀に導入され、互助会は飛躍的に発展してきました。

「豊かな人間関係」こそは冠婚葬祭業のインフラであり、互助会は「有縁社会」を再構築する力を持っています。わたしたち日本人が「豊かな心」を持ち続けていくために互助会の存在は不可欠であると、わたしは信じています。

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互助会の果たす役割を示しています



現代日本社会の中で、互助会が果たす役割について明確に示した本があります。

昨年末に刊行された『無縁社会を生きる』(幻冬舎)という本です。

著者は、互助会保証株式会社の藤島社長です。

同社は、経済産業大臣から指定を受けた指定受託機関です。

冠婚葬祭互助会に対する保証事業を行うために、互助会と金融機関の出資で設立されました。わが社をはじめ互助会各社が日頃から大変お世話になっています。いくつかの互助会経営者へのインタビューも掲載されており、わたしも登場しています。

全互協では、「無縁社会の克服」をテーマに広報活動を展開してきました。

ブログ「無縁社会シンポジウム」に書いたように、昨年1月にはパネルディスカッションを開催し、その内容は『無縁社会から有縁社会へ』(水曜社)にまとめられました。同書の中で、6人の論客が無縁社会克服のための持論を展開しています。一方、『無縁社会を生きる』のほうは多くの調査資料から社会動向を分析することによって「無縁社会」への処方箋を提示しています。2冊の本は相互補完関係にあるように思います。

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パナマ勲章伝達式にて



藤島社長は、経済産業省のご出身で、総合商社の双日(株)の副社長も務められました。さらにはパナマ大使も経験され、昨年10月11日にはパナマ大統領から名誉ある「バスコ・ヌニェス・デ・バルボア大十字勲章」を授与されています。

わたしは、ザ・ペニンシュラ東京で行われた勲章伝達式に参列させていただきました。

互助会業界からは、わたしの他にベルコの齋藤社長、メモリードの吉田社長、それにわたしの弟である佐久間康弘の4人が参列しました。

そのような輝かしいキャリアを持つ藤島社長は、多くの調査資料から「気になる社会動向」を分析した上で、「無縁社会」への処方箋を提示されています。そして、「自分の死を見つめること」に無縁社会を生き抜くヒントがあると喝破します。そのことで、誰もが自分の周囲の人間を大切に思えます。そこから、互いに助け合う社会が実現する。

「死を見つめ、縁を作る」という結論は、もはや調査データを超越した一流の人生観にほかなりません。社会の無縁化が進む中で、人々の「縁」を深め、「絆」を強める力を互助会は持っています。来るべき未来において、互助会の果たす役割はさらに大きくなっていくと、互助会保証の現社長は確信しておられます。まことに心強いことです。

わが社でも幹部や1級葬祭ディレクターをはじめ、多くの社員が同書を読みました。

みなさんも、『無縁社会を生きる』をぜひお読み下さい。



ということで、わたしは、これからも、「豊かな心」を求めて突き進むつもりです。

本格的なブログ再開に向けても、準備を進めています。

入念な検討を重ね、新しいデザインもほぼ決まりました。

どうか、もう少しだけ、お待ち下さい。

ニュー・ブログで、またお会いしましょう!


2013年1月19日 一条真也

2013-01-04

新年祝賀会

一条真也です。

ブログ休止中ですが(笑)、新年のお祝いということで特別にUPいたします。

今日は、サンレーグループ新年祝賀式典に続いて、新年祝賀会が開催されました。

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柔道着と下駄でステージに登場



祝賀会ではカラオケ大会が開かれ、各部署の出し物で大いに盛り上がりました。

最後は、わたしが柔道着姿に下駄を履いてステージに登場しました。

単なるコスプレではなく、これには深い理由があるのです。

昨年末、わたしは佐久間会長とともに横浜で山下泰裕氏にお会いしました。

山下氏といえば、言わずと知れた「史上最強の柔道家」です。

山下氏と柔道の話をたっぷりさせていただいたことは至福の時間となりました。

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史上最強の柔道家・山下泰裕氏と



わたしの「一条真也」というペンネームは、梶原一騎原作のテレビドラマ「柔道一直線」の主人公「一条直也」にちなんだものです。そのことを山下氏にお伝えすると、とても驚かれ、それから嬉しそうな笑顔を見せて下さいました。

原作劇画では、じつは一条直也は小倉の出身でした。ドラマでは、桜木健一扮する一条直也の「二段投げ」とか「フェニックス」とか、とにかくアクロバティックな大技が強く印象に残っています。あと、足でピアノを弾く近藤正臣が異様でした。

ミキっぺ役の吉沢京子は、とっても可愛かったですね。

少年時代、わたしは「柔道一直線」のドラマにはまり、大きな影響を受けました。

「柔道一直線」の脚本を書いた佐々木守は「ウルトラセブン」などでも活躍した天才脚本家です。石川県・小松の螢咼襯ンの佐々木均社長は弟さんにあたります。

その佐々木社長の息子さんが、今度の衆院選で石川第二区から出馬・初当選した佐々木紀さんです。森喜朗元首相の後継者として、大きく期待されている方ですね。

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空手ではありません、柔道です!



ステージに上がるや、前蹴りを一発かましました。「おおっー!」と会場がどよめきましたが、これは決して空手ではありません。もともと柔道とは蹴りなどの当身技も含む総合格闘技だったのです。ちなみに、わたしは剛柔流の空手も小学生時代に習いましたが、柔道こそ最強の武道であると確信しています。詳しくは、ブログ「柔道一直線」ブログ「空手バカ一代」、そしてブログ「柔道vs空手」をお読み下さい。 

さて、佐久間会長は高校、大学と通じて柔道の猛者でした。柔道の本場・講道館で修業し、「空気投げ」で有名な神様・三船久蔵先生に師事しました。大学卒業後、事業を起こしてからも「天動塾」という町道場を開き、子どもたちに柔道を教えていました。

わたし自身もそこで柔道を学びました。ですから、物心ついたときから柔道に親しみ、高校時代に二段を取得しました。大学時代に四段だった佐久間会長は、現在は七段教士です。父子で柔道に親しんできました。

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今年は柔道の修行に励みます!



今年は、三段の取得をめざして、柔道の修行に励みます。元旦、月の広場にある桜の木に黒帯を縛りつけ、200本の背負い投げの打ち込みをしました。

なぜ200本なのかは、サンレーグループの社員ならよくわかると思います(微笑)。

企業経営においても「柔道」は大きなキーワードであると思います。「柔よく剛を制する」の言葉のとおり、柔道で勝つには、体重や体力で勝る対戦相手が、その大きさゆえに墓穴を掘るような技をかけなければなりません。これによって、軽量級の選手でも、身体的にかなわない相手を倒すことができます。

ここから、ハーバード・ビジネス・スクールの国際経営管理部門教授のディビッド・ヨフィーらは、「柔道ストラテジー」なる最先端かつ最強の競争戦略理論を思いつきました。柔道ストラテジーの反対は、体力やパワーを最大限に活用する「相撲ストラテジー」です。この戦法の恩恵にあずかるのは、もちろん大企業です。しかし、新規参入企業の成功戦略には、必ず柔道の極意が生かされているのです。

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みんなで「柔道一直線」を熱唱しました♪



大きな企業を倒すには、つまり柔道で勝つには3つの技を習得しなければなりません。

第1の技は「ムーブメント」で、敏捷な動きで相手のバランスを崩すことによってポジションの優位を弱める。第2は「バランス」で、自分のバランスをうまく保って、相手の攻撃に対応する。第3は「レバレッジ」で、てこの原理を使って能力以上の力を発揮する。

柔道草創期の専門書には、「投げ技をかける前には、ムーブメントを用いなければならない。ムーブメントによって、相手を不安定なポジションに追い込む。そして、レバレッジを用いたり、動きを封じたり、手足や胴体の一部を払って投げ飛ばす」とあります。

わが社にも、各地域や各部署で大きなライバルがいます。

ぜひ、三つの技を駆使して、巨大な相手を投げ飛ばしたいものです。

そして、わたしは「おのれより巨きなものにひるまずに崩して投げる柔らのこころ」という道歌を披露した後、「柔道一直線」の主題歌を熱唱しました。

今年は、柔道着の黒帯を締め直して、「天下布礼」の道を突き進みたいと思います。

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最後は、グレイシー・トレインで退場(あっ、左端に会長が!!)

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今年も、「天下布礼」の道を突き進みます!



本格的なブログ再開に向けても、準備を進めています。もう少しだけ、お待ち下さい。

もうすぐ、デザインを一新したニュー・ブログでお会いしましょう。

それでは、みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。



2013年1月4日 一条真也

新年祝賀式典

一条真也です。

みなさま、お正月はいかがでしたか?

わたしは、長女が帰省して家族で正月を過ごしました。

今日は、仕事始めの新年祝賀式典が行われました。

ブログ休止中ですが(苦笑)、仕事始めということで特別にUPしました。

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2013年度サンレー新年祝賀式典のようす



今日は、2013年度サンレーグループ新年祝賀式典が行われました。

さまざまな部署から総勢400名以上が、会場の松柏園ホテルに参集しました。

勇壮な「ふれ太鼓」で幕を明け、「開会の辞」に続いて全員で社歌を斉唱し、それから「経営理念」「S2M宣言」が読み上げられ、全員で唱和しました。

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会長訓示のようす



そして、佐久間進 サンレーグループ会長による「会長訓示」が行われました。

佐久間会長は、村上和雄先生の説かれる「サムシング・グレート」、つまり人間の世界を超越した偉大な存在について語り、それは「産霊」に通じるという話をしました。

サンレーの社名の意味である「産霊」とは「サムシング・グレート」そのものなのです。

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わたしも社長訓示をしました



「会長訓示」の後は「社長訓示」です。わたしは、以下のような話をしました。

平成25年、2013年の新しい年を社員のみなさんとともに迎えることができて、幸せを感じています。昨年はサンレーにとって大きな動きのあった一年でした。

それから、わたしも「サムシング・グレート」について話しました。「サムシング・グレート」とは、「神」や「天」や「ゴッド」や「アッラー」などと呼ばれる存在です。

この宇宙に1個の生命細胞が偶然に生まれる確立は、宝くじを買って1億円が百万回連続で当たるくらい奇跡的なことだそうです。

その細胞を、わたしたち人間は1人につき60兆個も持っています。

さらに、ヒトの遺伝子暗号は、約32億の科学の文字で書かれています。これは本にすると、1ページ1000字で、1000ページある大百科事典にして、計3200冊分にもなります。そんな遺伝子暗号を書いたのは誰か。

その正体を、アインシュタインは「宇宙の真理」といい、マザー・テレサは「サムシング・ビューティフル(美しい何ものか)」と呼びました。それを村上先生は「サムシング・グレート(偉大なる何ものか)」と名づけたわけです。素晴らしい言葉ですね!

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サムシング・グレートについて語る



村上先生によれば、人間とチンパンジーの間にはわずか3.9%の遺伝子情報の差しか存在しないそうです。しかし、その些少な差にはサムシング・グレートの思いが入っています。「他の動物にはできない仕事をしてくれ」という使命を人間に与えたのです。だから、サムシング・グレートは人間だけにかなりの心の自由、考える力を授けました。そのことを忘れてはいけないと、村上先生は力説されました。

そして、人間がサムシング・グレートと心を通わせる方法とは何か。

それは、まず感謝することです。日本語には「ありがとう」「おかげさま」「いただきます」「ごちそうさま」「もったいない」といったひらがな言葉がありますが、これらはいずれも感謝の気持ちを表す言葉です。これほど、感謝語のバリエーションが多いのは日本語だけです。日本人は、もともと感謝する国民性を持っているのかもしれません。わたしたちも、ぜひ日頃から感謝の「ひらがな言葉」をたくさん使いたいものです。

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「感謝」と「祈り」が大切です



そして、感謝とともに大切なのがサムシング・グレートに対して祈るということです。

よく「苦しいときの神頼み」といいますが、あまり良くない意味で使われるように思います。しかし、ある意味で最も人間的で最も自然な心の行為ではないでしょうか。

祈りの対象は太陽でも神でも仏でもよいのです。人が不可知な力について感じるようになれば、人生そのものに必ず大きな展開がもたらされてくるものなのです。

「歌聖」と呼ばれた西行法師は、伊勢神宮を参拝したときに「なにごとの おはしますかはしらねども かたじけなさになみだこぼるる」という有名な歌を詠んでいますが、その正体はわからなくても畏敬の念を抱いて祈ることが大切なのです。

もちろん、あくまで「人事を尽くして天命を待つ」が基本です。かつて、アメリカが月に向けてアポロ11号を打ち上げた際、あらゆる準備、点検をすべて終え、残るは発射のボタンを押すのみという時に、その責任者は「あとは祈るだけだ」とつぶやいたといいます。これこそ、人事を尽くして天命を待つということではないでしょうか。

人が「もう、これ以上は無理だ」というぐらいまでベストを尽くしたとき、最後にはサムシング・グレートが力を貸してくれるように思います。

佐久間会長も「オリンピックの金メダリストの多くに、サムシング・グレートのサポートを感じる」と述べていますが、まったく同感です。あの山下泰裕氏が足の怪我にもかかわらずロス五輪で金メダルを取得したとき、あのイチロー選手が不調だったWBCで最後の最後に勝利のヒットを放ち、「野球の神様が降りてきた」とコメントしたときにもサムシング・グレートの存在を感じました。

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なにごとも陽にとらへて大いなる節目めざしてともに励まん



今年のサンレーグループは、売上・利益ともに大きな目標を掲げています。それを達成することは容易ではないと思います。しかし、各人がそれぞれの持ち場で最善を尽くし、「もう、これ以上は無理だ」という極限状況に至ったとき、最後にはサムシング・グレートが「サンレー」を助けてくれるかもしれません。

サムシング・グレートとは、宇宙の不可思議な生命力としての「産霊(むすび)」、すなわち「サンレー」の別名でもあるのですから。

そのとき、単なる目標ではなく、無理なく通過すべき節目となるはずです。

最後に、わたしは「なにごとも陽にとらへて 大いなる節目めざして ともに励まん」という短歌を詠みました。心からの祈りを込めて詠みました。



その後、各部署の決意表明や、今春に入社予定の新入社員の紹介が行われました。

最後は、全員で手をつないでの「和のこえ」で、新年祝賀式典がめでたく終了。

平成25年 庸軒ごよみ」の1月の道歌のように、「手をつなぎ人の輪つくり和をつくり声をあげれば福ぞ来れり」です。今年も、よろしくお願いします!

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手をつなぎ人の輪つくり和をつくり声をあげれば福ぞ来れり(撮影:不識庵


2013年1月4日 一条真也

2013-01-01

謹賀新年

一条真也です。

あけまして、おめでとうございます。

みなさま、お元気のことと存じます。

ブログ休止中ですが、お正月ということで特別にUPしました。

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「財界九州」2013年1月号



昨年は、会社と個人の両方で、多くの出来事がありました。

会社のほうでは高齢者介護事業に進出し、福岡県飯塚市に有料老人ホーム「隣人館」をオープンしました。また、大分県中津市には結婚式場「ヴィラルーチェ」をオープンし、冠婚施設の新規設備投資を再開しました。

さらには、昨年だけで10の「紫雲閣」をオープンすることができました。

今年も、トータルライフサービス事業の拡張を図っていきます。

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「財界九州」2013年1月号



また昨年から、日本で唯一のビルマ(ミャンマー)式寺院である「世界平和パゴダ」の運営サポートに関わらせていただくことになりました。

世界平和パゴダの再開にあたり、サンレーグループ佐久間進会長が日本のミャンマーの仏教交流の正式組織である「日緬仏教文化交流協会」の会長に就任しました。

わたしも、鎌田東二氏(京都大学こころの未来研究センター教授)、井上ウィマラ氏(高野山大学准教授)とともに、同協会の理事に就任しました。

わたしは、この世界平和パゴダを「有縁社会」のシンボルにしたいと考えています。

もともと、すべてのものは相互依存関係にあることを説いたのがブッダでした。

この世に「無縁」など、ありえないのです。ブッダの本心に近い上座部仏教の聖地で、新しい「有縁社会」の創造に父子ともども従事したいと思います。

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「ふくおか経済」2012年11月号



さらに昨年、個人的には「孔子文化賞」を受賞させていただきました。尊敬する稲盛和夫氏(稲盛文化財団理事長)と同時受賞ということで、一生の思い出となりました。

「孔子文化賞」の選考委員長である世界孔子協会の孔健会長に、「わたしの受賞理由は何ですか?」とお聞きしたところ、「礼の実践」であると言われました。

わたしどもは日々、多くの結婚式や葬儀のお手伝いをさせていただいていますが、冠婚葬祭の基本となる思想は「礼」です。サンレーグループの事業はすべて「人間尊重」をコンセプトとしています。そして「人間尊重」を一字にすると「礼」ということになるでしょう。サンレーとは、「礼」の実践を生業とする「礼業」なのです。

世の中には農業、林業、漁業、工業、商業といった産業がありますが、わが社の関わっている領域は「礼業」です。「礼業」とは「人間尊重業」であり、「ホスピタリティ・インダストリー」の別名でもあります。今年も、全事業分野で「礼の実践」をめざします。

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「ふくおか経済」2013年1月号



「礼」といえば、いま、日本と中国、韓国の関係が悪化しています。

そこには尖閣諸島や竹島などの領土問題がありますが、領土問題もつまるところは「礼」の問題に行き着きます。「礼」とは、2500年前の中国の春秋戦国時代において、他国の領土を侵さないという規範として生まれたものだとされています。

その「礼」の思想を強く打ち出した人物こそ、かの孔子です。

逆に「礼」を強く否定した人物とは、かの秦の始皇帝でした。

始皇帝は、自ら他国の領土を侵して中国を統一する野望を抱いていたからです。

始皇帝は、『論語』をはじめとする儒教書を焼き払い、多くの儒者を生き埋めにしました。

世に言う「焚書坑儒」です。人類史上に残る愚行とされています。



しかし、始皇帝が築いた秦帝国はわずか14年間しか続きませんでした。

しょせんは「人の道」を踏み外した人間の作った国など、長続きしなかったのです。 

それにしても、世界中の国家や企業に、いかに“ミニ始皇帝”の多いことか! 

わたしは、「礼」とは最高のマネジメント思想であると思っています。そして、「礼」こそは最強の護身術であるとともに、究極の平和思想としての「人類の道」だと思います。

今春、祥伝社から『日中韓のしきたり』(仮題)という監修書が刊行されます。

孔子の説いた「礼」の思想で日本・中国・韓国の平和を考えたいと願っています。



孔子は、「礼」とともに「楽」の重要性を説きました。「楽」とは音楽のことです。

音楽を愛した孔子は「礼」と「楽」をあわせて「礼楽」という言葉を使っています。

『論語』には、「楽は同を統(す)べ、礼は異を弁(わか)つ」という言葉があります。

楽すなわち音楽は、人々を和同させ統一させる性質を持ち、礼は、人々の間のけじめと区別を明らかにします。つまり、師弟の別、親子の別というように礼がいたるところで区別をつけるのに対して、音楽には身分、年齢、時空を超えて人を「ひとつ」にする力があります。組織のマネジメントにおいては「礼」とともに「楽」が求められるのです。

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屈強なボディガードとともに入場

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「I LOVE YOU,OK」を歌う♪

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「トラベリン・バス」で大熱狂!

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音楽は人の心を「ひとつ」にします



というわけで、わたしも音楽を大いに愛しています。ブログ「今頃、永ちゃんに夢中」に書いたように、デビュー40周年を迎えた矢沢永吉の歌に昨年からハマっています。

昨年末、わたしは多くの忘年会に出席しました。本社部門、冠婚部門、葬祭部門、関連部門・・・年末は毎日が忘年会だった観がありますが、わが社の忘年会では恒例のカラオケ大会が行われます。カラオケの最後で、わたしは矢沢永吉のナンバーを歌いました。白の上下のスーツに白い靴、さらには白のパナマ帽をかぶって「I LOVE YOU,OK」や「トラベリン・バス」を熱唱しました。みんなも盛り上がってくれました。

63歳の永ちゃんに負けないように、わたしも今年はハッスルしたいと思います。



大晦日のNHK紅白歌合戦でも、永ちゃんは圧倒的な存在感でしたね。

永ちゃんの直後に登場したEXILEが気の毒に思えました。

まったく、彼のオーラに匹敵するのは美輪明宏さんぐらいのものでしょう。

美輪さんが歌った「ヨイトマケの唄」は素晴らしかったです。感動しました。

圧倒的な輝きで並み居るスターたちの光を消し去った永ちゃんが太陽なら、やわらかな慈悲の光を放つ美輪さんは月のような人だと思いました。



本格的なブログ再開に向けても、準備を進めています。もう少しだけ、お待ち下さい。

もうすぐ、デザインを一新したニュー・ブログでお会いしましょう。

これから、門司にある皇産霊神社に初詣に出掛けます。

わが社の守護神をまつる同神社については、ブログ「皇産霊神社」を御覧下さい。

元旦の九州は大雪との予報でしたので、気をつけて車を運転しないと・・・・・

年初にあたり、気持ちを新たにして「天下布礼」の道を突き進みたいと思います。

それでは、みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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皇産霊神社から見た初日の出

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皇産霊神社での獅子舞のようす


2013年1月1日 一条真也

2012-12-25

メリー・クリスマス!

一条真也です。

メリー・クリスマス!

みなさん、お元気のことと存じます。

現在はブログ休止中ですが、クリスマスということで特別にUPしました。

さて、わたしは、いま、沖縄に来ております。クリスマス寒波が各地に到来し、北九州では雪も降りましたが、今朝の沖縄の気温は約20度と暖かいです。

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本日オープンした北部紫雲閣(沖縄県名護市)

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今年10番目にオープンした紫雲閣です



本日、沖縄県名護市に「北部紫雲閣」がオープンしました。

これで、紫雲閣グループとしては今年10番目のオープンとなります。

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あけみおのまちに生まれし幸せの紫の雲ニライカナイへ



沖縄県名護市は「あけみおのまち」と呼ばれています。

その意味について、名護市のHPには「あけみおとは、夜明けの美しい静かな入り江の青々とした水の流れの意」と書かれています。

海のかなたのニライカナイから人々に豊穣をもたらす流れであり、海の外へと広がり行く水の流れでもあります。人々の幸せを願い、可能性に向かって突き進む名護市の進取の精神が込められているのです。

そこで、わたしは本日の竣工式の施主挨拶の最後に次のような短歌を詠みました。

「あけみおのまちに生まれし 幸せの紫の雲ニライカナイへ」

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「琉球新報」「沖縄タイムス」12月25日朝刊



新セレモニーホールを幸福の楽園ニライカナイへの港にしたいです。

また、「琉球新報」「沖縄タイムス」の両紙に北部紫雲閣の全面広告が掲載されました。

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本日オープンした新サイト「一条真也の読書館



それから今日、わたしの新たなサイトが開設されました。

オフィシャル・ブックレビュー・サイト「一条真也の読書館」です。

これまで、わたしがブログに書いてきた多くの書評がジャンル別に整理されています。

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36のカテゴリーに書評が整理されています



じつは、11月6日にオフィシャルサイト「ハートフルムーン」内に「読書館」を開設したのですが、今回、大幅なリニュアールを経て、新サイトとして独立させました。

本のカテゴリーも26から36に増えています。

いま、この書評をまとめてブックガイドを出版するという企画も進行しています。

新サイトOPEN記念として、読書ブックレット4冊セットのプレゼントも行います。

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さまざまな本を紹介しました

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ブックレット4冊セットをプレゼントします!

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「財界九州」2013年2月号



本格的なブログ再開に向けても、準備を進めています。もう少しだけ、お待ち下さい。

来年、デザインを一新したニュー・ブログでお会いしましょう。

それでは、みなさん、良いお年をお迎え下さい!


2012年12月25日 沖縄にて 一条真也

2012-12-18

もう少し、お待ちを・・・

一条真也です。

昨日、衆院選での自民党大勝のお祝いメッセージを安倍総裁にお伝えするため、休止中のブログを一時的にUPしたところ、大量のアクセスが集中して驚きました。

「この日を待っていました」といった内容のメールを知人からもたくさん貰いました。

けっして本格的なブログ再開ではありませんが、みなさんの反応を嬉しく思いました。

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サンレー創立46周年記念式典のようす



ブログがないと、わたしの近況がわからないという方も多いです。

ブログを休止してから数ヶ月、ひたすら仕事に励んでいます。

おかげさまで、サンレーグループは11月に創立46周年を迎えることができました。

今年は、結婚式場の設備投資再開、高齢者介護事業への進出、そして10の紫雲閣がオープンするという大きな動きのあった1年でした。今月25日のクリスマスにも、沖縄県名護市に「北部紫雲閣」がオープンします。

仕事も忙しいですが、この数ヶ月間、さまざまな場所を訪れました。

ヨーロッパをはじめ、世界の各地に行きました。今月も台湾に行ってきましたが、いずれブログを本格再開したら、訪問地についても詳しく紹介する予定です。

また、ブログを書かない時間を使って、多くの本を読みました。

それこそ、300冊以上は本が読めました。『あらゆる本が面白く読める方法』(三五館)を書いた頃の読書ペースが戻ってきました。特に、これまで読む時間がなくて溜めておいた哲学、宗教学、人類学、民俗学、社会学の研究書をたくさん読めて収穫大でした。

この読書経験は、必ず、仕事や執筆に活かしたいと思います。

執筆といえば、「一条本」の愛読者で東京にお住まいの方が「不識庵の面影」というブログを書かれています。かの稲盛和夫氏と並べるなど、わたしのことを過分に評価しておられて面映いのですが、とても素晴らしいブログですので、ぜひお読み下さい。

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山下泰裕氏と



そして、この数ヶ月間、さまざまな方にお会いしました。

「史上最強の柔道家」と呼ばれる山下泰裕氏にも初めてお会いしました。

山下氏は、「NPO法人柔道教育ソリダリティー」の代表として、柔道を通じた国際交流を推進しておられます。特にミャンマーとの国際交流に情熱を燃やしておられ、その関係で「日緬仏教文化交流協会」の代表である佐久間進会長と会談の席が設けられ、同協会の理事であるわたしも同席しました。

ミャンマーの件についても大いに意見交換させていただきましたが、わたしには山下氏と柔道の話をたっぷりさせていただいたことが何よりの至福の時間となりました。

わたしの「一条真也」というペンネームは、梶原一騎原作のテレビドラマ「柔道一直線」の主人公「一条直也」にちなんだものです。そのことを山下氏にお伝えすると、とても驚かれ、それから嬉しそうな笑顔を見せて下さいました。

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村上和雄氏と



「サムシング・グレート」で有名な筑波大学名誉教授の村上和雄先生にも初めてお会いしました。「サムシング・グレート」とは「神」や「仏」や「天」などと呼ばれる人間の世界を超えた偉大な存在です。その言葉の産みの親である村上先生とは、11月初旬に開催された「ダライ・ラマ法王と科学者の対話」のレセプション・パーティーでお会いしました。

その後、村上先生に拙著をお送りしたところ、わざわざ丁重なお電話を頂戴しました。

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矢作直樹氏と



また、「勇気の人」こと東京大学大学院教授の矢作直樹先生とは「死」についての対談を行いました。矢作先生は、ベストセラー『人は死なない』を書いた臨床医です。

医学者と冠婚葬祭業者が「死」について語り合う前代未聞の対談本になると思います。

矢作先生との対談本はPHP研究所から来春の刊行予定です。

村上先生と矢作先生の対談本も祥伝社から計画されているそうです。

わたしも祥伝社から刊行される『日中韓のしきたり』(仮題)という本の監修を務める予定です。孔子の説いた「礼」の思想で日本・中国・韓国の平和を考えたいと願っていますが、それにしても新しい「縁」の広がりを感じます。

ただただ、サムシング・グレートに感謝するばかりです。

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奥田知志氏と



そして昨日、わたしは北九州市八幡東区荒生田にある東八幡キリスト教会を訪問しました。ホームレスの方々の「人間の尊厳」を守る寄付金をお届けするためです。

贈呈式で、「隣人愛の実践者」ことNPO法人・北九州ホームレス支援機構の奥田知志理事長から感謝状を頂戴しました。「歳末助け合い運動」ではありませんが、これで年が越せる気分になりました。牧師でもある奥田理事長はわたしと同年齢ですが、つねに困窮者に寄り添い、奉仕に人生を捧げる姿には、心からの敬意をおぼえます。

支援機構では、ホームレスの方々の住居となる「抱僕館」を今年の秋に建設する予定だとか。この施設は、「助け合い」のシンボルとなる予感がいたします。

これからも、わが社は出来る限りの協力をさせていただく所存です。

自民党政権になっても、けっして弱者を切り捨てる社会にならないように、安倍新首相には、ぜひとも「互助社会」の実現をお願いしたいです。



ということで、わたしも何とか元気でやっております。

ブログは必ず再開します。デザインを一新したニュー・ブログにご期待下さい!

それまで、どうか、もう少しだけお待ち下さいませ。まずは、近況報告まで。


2012年12月18日 一条真也