Hatena::ブログ(Diary)

一条真也のハートフル・ブログ

2013-02-14

新ブログ始めました!

一条真也です。

みなさま、大変長らくお待たせしました!

ブログ始めました!」に書いたように、今から3年前のバレンタインデーに「一条真也のハートフル・ブログ」はスタートしました。それ以来、930日間、1日も休まずに続けてきました。しかも、ご存知のように非常に長文のものも多かったです。

その文章量は、かなりのボリュームになると思われます。

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一条真也の新ハートフル・ブログ」がスタートしました



しかしながら、思うところあって、2012年8月31日に休止しました。

ちょうど、2000本目の記事を書き上げた日でした。それから番外編をいくつかUPしましたが、「本格的にブログを再開してほしい」との声が多く寄せられました。

そして、バレンタインデーの今日、ついに新ブログをスタートします。

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佐久間庸和の天下布礼日記」も同時にスタート



それも、「一条真也の新ハートフル・ブログ」と「佐久間庸和の天下布礼日記」の2つを同時に開始いたします。いわば、ブログの二刀流ですね。

それぞれのブログの性質は違いますが、どうぞ、よろしくお願いいたします。

そして、全2013本の記事をもって、このブログは終了します。

番外編を含めたこれまでのご愛読、本当にありがとうございました。



*どうぞ、以下のブログを御覧下さい。

一条真也の新ハートフル・ブログ

佐久間庸和の天下布礼日記


2013年2月14日 一条真也

2013-01-20

老人漂流社会

一条真也です。

ブログ休止中ですが、どうしても言いたいことがあり、特別にUPします。

今夜21時から放映されたNHKスペシャル「老人漂流社会」を観ました。

非常に切なくなるとともに、この現状を打開するための考えをめぐらしました。

21時49分に番組が終了し、急いでこのブログ記事を書きました。

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NHKスペシャル「老人漂流社会」が放映されました



この番組については、じつはNHKプロデューサーの板垣淑子さんから「ぜひ御覧いただきたいと思います」と書かれた直筆のお手紙を頂戴していました。

板垣さんは、例のNHKスペシャル「無縁社会」のディレクターでもありました。

ブログ「豊かな心を求めて」で紹介した互助会保証(株)の藤島社長(『無縁社会を生きる』の著者)のパナマ勲章伝達式の直後に開催された互助会保証主催セミナーで板垣さんが「無縁社会」をテーマに講演され、そこで初めてお会いしたのです。

ブログ『無縁社会』で紹介した本の序章「“ひとりぼっち”が増え続ける日本」で板垣さんは、次のように述べられています。

「そもそも“つながり”や“縁”というものは、互いに迷惑をかけ合い、それを許し合うものではなかったのだろうか――。

その疑問は、取材チームの胸の内に突き刺さり、解消されることはなかった。

『迷惑をかけたくない』という言葉に象徴される希薄な“つながり”。

そして、“ひとりぼっち”で生きる人間が増え続ける日本社会。私たちは、『独りでも安心して生きられる社会、独りでも安心して死を迎えられる社会』であってほしいと願い、そのために何が必要なのか、その答えを探すために取材を続けていった」



また、第七章「絆を取り戻すために」でも、板垣さんは次のように書かれています。

「あなたの周囲に、居場所を失って困っている人がいたら、手を差しのべてください。

そして、自分自身にとって大切な“居場所”をも築いていってほしい、と――。

無縁社会という時代を生き抜くことは容易ではない。単身で暮らす人たちを支える社会保障の仕組み作り、ネットワーク作りといった課題も山積している。

しかし、制度や仕組みだけで無縁社会と立ち向かうことはできない。ひとりひとりが“つながり”を作ろうとするささやかな勇気の積み重ねこそが必要なのかもしれない。

『誰にも迷惑をかけたくない』とひとりで生きる人たち――。

『迷惑なんかじゃない。頼って、頼られて、それでいいじゃないか』

“無縁死”をなくすために、私たちは、そのことを“つながり”が薄れてしまった今の社会に伝えていかなくてはならないと覚悟している」

わたしは板垣さんのいう「独りでも安心して死を迎えられる社会」という言葉に非常に共感しました。いたずらに「生」の大切さを唱えるばかりでは、社会を良くすることはできないからです。この言葉はテレビでも流れましたが、NHKがこういう言葉を堂々と放送するようになったことは喜ばしいことだと思いました。

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板垣プロデューサー、小木ディレクターの名が・・・



そして、今夜放映された「老人漂流社会」は、まさに「無縁社会」の続編ともいうべき番組でした。初めてお会いしたとき、講演後のティーパーティーで、わたしは「隣人祭り」や「隣人館」について板垣さんにお話したところ、非常に興味を持って下さいました。その後、拙著『隣人の時代』(三五館)や『無縁社会から有縁社会へ』(水曜社)をお送りしたところ、丁重なお手紙が板垣さんから届きました。

そして、「今度、『無縁社会』の続編である『老人漂流社会』を放送しますので、ぜひ御覧下さい」という丁重なお手紙を受け取ったのです。

なお、この番組のディレクターを務めた小木寛さんは、ブログ「NHK収録」の「徹底討論 ふるさと再生スタジアム〜どうする?あなたのお葬式・お墓」の責任者の方でした。

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NHKホームページ「放送内容」より



今夜の番組の正式なタイトルは、「終の住処はどこに〜老人漂流社会」でした。

NHKホームページには、次のように放送内容が紹介されています。

「『歳をとることは罪なのか――』

今、高齢者が自らの意志で「死に場所」すら決められない現実が広がっている。

ひとり暮らしで体調を壊し、自宅にいられなくなり、病院や介護施設も満床で入れない・・・「死に場所」なき高齢者は、短期入所できるタイプの一時的に高齢者を預かってくれる施設を数か月おきに漂流し続けなければならない。

「歳をとり、周囲に迷惑をかけるだけの存在になりたくない…」 施設を転々とする高齢者は同じようにつぶやき、そしてじっと耐え続けている。

超高齢社会を迎え、ひとり暮らしの高齢者(単身世帯)は、今年500万人を突破。「住まい」を追われ、“死に場所”を求めて漂流する高齢者があふれ出す異常事態が、すでに起き始めている。

ひとりで暮らせなくなった高齢者が殺到している場所のひとつがNPOが運営する通称「無料低額宿泊所」。かつてホームレスの臨時の保護施設だった無料低額宿泊所に、自治体から相次いで高齢者が斡旋されてくる事態が広がっているのだ。しかし、こうした民間の施設は「認知症」を患うといられなくなる。多くは、認知症を一時的に受け入れてくれる精神科病院へ移送。

症状が治まれば退院するが、その先も、病院→無届け施設→病院・・・と自らの意志とは無関係に延々と漂流が続いていく。

ささいなきっかけで漂流が始まり、自宅へ帰ることなく施設を転々とし続ける「老人漂流社会」に迫り、誰しもが他人事ではない老後の現実を描き出す。さらに国や自治体で始まった単身高齢者の受け皿作りについて検証する。その上で、高齢者が「尊厳」と「希望」を持って生きられる社会をどう実現できるのか、専門家の提言も交えて考えていく。」(NHKホームページより)

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万人の終の住処をめざす「隣人館



今夜は妻と次女との3人で番組を観ましたが、非常に考えさせられました。

番組の最後に登場する介護ヘルパーさんの「人を助けてあげて、いつか自分も助けてもらう」という言葉に感動しました。まさに「相互扶助」そのものです。

そして、わたしは、わが社が高齢者介護事業に進出し、「隣人館」をオープンしたことは間違っていなかったと確信しました。昨年2月20日の「隣人館」の竣工式において、わたしは以下のような施主挨拶をしました。まず最初に、「これまでは社会に良いことをすると儲からないと言われていましたが、社会に良いことをしないと儲からない時代、企業が存続していけない時代になりました」と言いました。

現在、日本の高齢者住宅は、さまざまな問題を抱えています。

民間施設の場合、大規模で豪華なものが多いですね。

数千万円単位の高額な一時金など、金銭的余裕のある人しか入居できていません。

また、公的施設の場合、比較的安価で金銭的余裕のない人でも入居はできます。

しかし、待機者が多くて入居するまでに相当な年数がかかるなどの問題があります。

さらに、高齢者はそれまで暮していた愛着のある地域を離れたがらない傾向があり、地域に根ざした施設が必要とされているのです。



わが社の「隣人館」の月額基本料金は、78000円となっています。

その内訳は、家賃:33000円、管理費:5000円、食費:40000円です。

まさに究極の地域密着型小規模ローコストによる高齢者専用賃貸住宅なのです。

飯塚市の次は、北九州市八幡西区折尾に2号店を計画しています。当初は自社遊休地へ建設しますが、将来的には伊藤忠商事をパートナーとして全国展開を図ります。

また、食事の調理が困難な、1人暮らし、あるいは夫婦のみの高齢者世帯などへの「宅配給食事業」への参入も検討しています。その際は、塩分を控えた高血圧食、糖分を控えた糖尿病食など、健康を意識したメニューの開発をめざします。



今さら言うまでもありませんが、わたしは孔子を尊敬しています。

孔子の説いた教えの2大ポイントは、「人は儀礼を必要とする」ということ、そして「人は老いるほど豊かになる」ということだと思います。

前者のほうは従来の冠婚葬祭事業がそのまま実践になっていますが、後者のほうはまさに高齢者介護事業がそれに当たります。その意味で、この事業は「人は老いるほど豊かになる」という長年の考えを実現するものであり、人間尊重を実行するという意味「天下布礼」の一環であることをお話しました。



大事なポイントは、とにかく「孤独死をさせない」ということです。

隣人祭りをはじめとした多種多様なノウハウを駆使して、孤独死を徹底的に防止するシステムを構築することが必要です。わたしは、日本で最も高齢化が進む政令指定都市である北九州市をはじめ、日本中に「隣人館」を作りたいです。

「隣人館にさえ入居すれば、仲間もできて、孤独死しなくて済む」を常識にしたいです。

全国の独居老人は、どんどん隣人館に入居していただきたいです。

わが社は、「礼」の心で高齢者介護事業に取り組んでいく覚悟です。

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老人漂流社会の解決に取り組む覚悟です



「礼」とは、わが社の事業である冠婚葬祭の根本となるものです。

それは「人間尊重」の心であり、その心を世に広めることが天下布礼ということです。

天下、つまり社会に広く人間尊重思想を広めることがサンレーの使命です。

わたしたちは、この世で最も大切な仕事をさせていただいていると思っています。

かつて織田信長は、武力によって天下を制圧するという「天下布武」の旗を掲げました。

しかし、わたしたちが目指すのは天下布礼です。

武力で天下を制圧するのではなく、「人間尊重」思想で世の中を良くしたいのです。

これからも冠婚葬祭を通じて、良い人間関係づくりのお手伝いをしていきたいものです。

また、わが社が隣人祭りを開催するのも、わたしが執筆をしたり大学で教壇に立ったりするのも、すべては天下布礼の一環であると考えています。その新たな第一歩として、わが社は「隣人館」をオープンしました。施主挨拶の最後、わたしは「この地より新たな一歩踏み出さん 天下布礼の介護の道を」という短歌を詠みました。わたしは、板垣さんのいう「独りでも安心して死を迎えられる社会」を実現させるために頑張る覚悟です。

板垣さん、「無縁社会」に続くやりがいのある宿題を頂き、ありがとうございます。

でも、この問題はすでに予想していた内容でした。後は解決するだけです。

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人は老いるほど豊かになる



その基本的な考え方は、すでに『老福論』(成甲書房)に書きました。

ちなみに、「不識庵の面影」というブログで同書の素晴らしい書評を書いていただきましたので、ぜひお読み下さい。不識庵さんは、もうすぐアマゾンの「トップ100レビュアー」になる方です。達意の文章には、いつも感心しています。

老福論』のサブタイトル「人は老いるほど豊かになる」を実現するためにも、万人の終の住処である「隣人館」を全国展開して、孤独死をこの国から完全になくしたいです。

「老人漂流社会」を「老人安住社会」に変えなければなりません。


2013年1月21日 一条真也

2013-01-19

豊かな心を求めて

一条真也です。

まだブログ休止中ですが、番外編としてUPいたします。

毎日、寒いですね。昨日は、福岡県全域で雪が積もりました。

昨夜、かつてない大量のアクセスが殺到しました。休止中のブログに何が?! 

驚いて調べてみると、ブログ『夜行観覧車』の記事に集中しています。

なんでも昨夜からTBS系列で「夜行観覧車」のドラマがスタートしたそうで、その関係で当ブログを参照した方が多かったようです。いや、それにしても驚きました。ネット時代とか何とか言っても、まだまだテレビの影響力は大きいのだと痛感しましたね。

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「日本経済新聞」1月19日朝刊



ところで、今朝の「日本経済新聞」にわたしの取材記事が掲載されました。

「肖像〜九州・沖縄」というコーナーで、日本経済新聞社北九州支局長である三宅一成(イッセイミヤケ!)さんが書いて下さいました。ブログ「オリンポスの神々に見守られて」で紹介した松柏園ホテルのガーデンで、わたしが孔子文化賞受賞を記念して出版した『礼を求めて』(三五館)を持った写真が掲載されています。また、わたしのこれまでの歩みやさまざまな試みなどを紹介した後、次のように書かれています。

「次に目指すのは北九州市を『高齢者が安心して暮らせる街にしていくこと』。介護事業への参入はその第一歩だ。同市での高齢化の進展を逆手に取り、『高齢者が全国から集まる都市づくりに取り組めば、世界からも注目されるはずだ』。」

そして記事の最後には、わたしが「夢の続きを見るため、『豊かな心』を求めて突き進む」と結んでくれました。「豊かな心」とは「ハートフル」、そして「礼」に通じます。

わたしは現在、「毎日新聞」に「ハートフル通信」というエッセイを連載をしているのですが、その第1回でも「ハートフルとは何か」について書きました。

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「毎日新聞」2012年10月5日朝刊



日経の三宅支局長が最後に書いて下さった「豊かな心を求めて突き進む」とは、わがスローガンである「天下布礼」ということです。新年早々、わたしは柔道着姿で「天下布礼」を訴えました。ブログ『夜行観覧車』へのアクセス数には及びませんが、わたしの柔道着の写真が掲載されたブログ「新年祝賀会」にも大きな反響がありました。

あの祝賀会は1月4日に開かれましたが、その夕方に妻の父親、つまり義父が亡くなりました。5日に通夜、6日に葬儀を行いました。義父は広島県に住んでいましたので、地元の互助会に入会し、滞りなく葬儀をあげていただきました。

家族を愛し続け、仕事に情熱を捧げ続けた義父は、77年の人生を堂々と卒業していきました。わたしは喪家の一員だったわけですが、セレモニーホールの担当者に何度も「ありがとうございます」とお礼を述べました。大切な家族の葬儀のお世話をしていただき、心の底から感謝の念が湧いたからです。わが社の紫雲閣のスタッフに丁重にお礼を述べられるお客様の心中がよく理解できました。



また、今月13日には長女が成人式を迎えました。

北九州市の成人式は「成人祭」と名づけられています。

例年通り、会場は八幡東区のスペースワールドでした。式典で挨拶に立った北橋健治市長は「この日を大人への一歩を踏み出す区切りとし、支えてくれた人たちへの感謝を伝えるチャンスにしてほしい」と述べました。

振袖やスーツに身を包んだ7615人の新成人たちは晴れやかな思いで市長の挨拶を聴いたことだと思いますが、その中にはわたしの長女の姿もあったのです。

長女は振袖を着ましたが、わが社の松柏園ホテルで着付と美容を行いました。

ついこの前まで子どもだと思っていた娘の晴れ姿を見て、父親として感無量でした。

わずか1週間の間に家族の葬儀と成人式が行われ、非常に慌しい中にも「家族」というものの有難さ、大切さを強く感じました。



いま、日本は「無縁社会」などと呼ばれています。

しかし、この世に「縁」のない人はいません。

どんな人だって、必ず血縁や地縁があります。

そして、多くの人は学校や職場や趣味などでもさまざまな縁を得ていきます。

この世には、最初から多くの「縁」で満ちているのです。

ただ、それに多くの人々は気づかないだけなのです。

わたしは、「縁」という目に見えないものを実体化して見えるようにするものこそ冠婚葬祭ではないかと思います。結婚式や葬儀、七五三や成人式や法事・法要のときほど、縁というものが強く意識されることはありません。

冠婚葬祭が行われるとき、「縁」という抽象的概念が実体化され、可視化されるのではないでしょうか。そもそも人間とは「儀礼的動物」であり、社会を再生産するもの「儀礼的なもの」であると思います。



いま、冠婚葬祭互助会の社会的役割と使命が問われています。

わたしは、互助会の役割とは「良い人間関係づくりのお手伝いをすること」、そして使命とは「冠婚葬祭サービスの提供によって、たくさんの見えない縁を可視化すること」だと思います。そして、「縁っていいなあ。家族っていいなあ」と思っていただくには、わたしたち冠婚葬祭業者が本当に参列者に感動を与えられる素晴らしい結婚式やお葬儀を1件、1件お世話させていただくことが大切だと思います。

その上で、互助会が「隣人祭り」などの新しい社会的価値を創造するイノベーションに取り組めば、無縁社会を克服することができるのではないでしょうか。

冠婚葬祭互助会は、その名の通り、「相互扶助」そのものをコンセプトとした会員制組織です。そのルーツは、きわめて日本的文化に根ざした「結」や「講」にさかのぼります。

日本的伝統と風習文化を継承し、「結」と「講」の相互扶助システムが人生の二大セレモニーである結婚式と葬儀に導入され、互助会は飛躍的に発展してきました。

「豊かな人間関係」こそは冠婚葬祭業のインフラであり、互助会は「有縁社会」を再構築する力を持っています。わたしたち日本人が「豊かな心」を持ち続けていくために互助会の存在は不可欠であると、わたしは信じています。

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互助会の果たす役割を示しています



現代日本社会の中で、互助会が果たす役割について明確に示した本があります。

昨年末に刊行された『無縁社会を生きる』(幻冬舎)という本です。

著者は、互助会保証株式会社の藤島社長です。

同社は、経済産業大臣から指定を受けた指定受託機関です。

冠婚葬祭互助会に対する保証事業を行うために、互助会と金融機関の出資で設立されました。わが社をはじめ互助会各社が日頃から大変お世話になっています。いくつかの互助会経営者へのインタビューも掲載されており、わたしも登場しています。

全互協では、「無縁社会の克服」をテーマに広報活動を展開してきました。

ブログ「無縁社会シンポジウム」に書いたように、昨年1月にはパネルディスカッションを開催し、その内容は『無縁社会から有縁社会へ』(水曜社)にまとめられました。同書の中で、6人の論客が無縁社会克服のための持論を展開しています。一方、『無縁社会を生きる』のほうは多くの調査資料から社会動向を分析することによって「無縁社会」への処方箋を提示しています。2冊の本は相互補完関係にあるように思います。

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パナマ勲章伝達式にて



藤島社長は、経済産業省のご出身で、総合商社の双日(株)の副社長も務められました。さらにはパナマ大使も経験され、昨年10月11日にはパナマ大統領から名誉ある「バスコ・ヌニェス・デ・バルボア大十字勲章」を授与されています。

わたしは、ザ・ペニンシュラ東京で行われた勲章伝達式に参列させていただきました。

互助会業界からは、わたしの他にベルコの齋藤社長、メモリードの吉田社長、それにわたしの弟である佐久間康弘の4人が参列しました。

そのような輝かしいキャリアを持つ藤島社長は、多くの調査資料から「気になる社会動向」を分析した上で、「無縁社会」への処方箋を提示されています。そして、「自分の死を見つめること」に無縁社会を生き抜くヒントがあると喝破します。そのことで、誰もが自分の周囲の人間を大切に思えます。そこから、互いに助け合う社会が実現する。

「死を見つめ、縁を作る」という結論は、もはや調査データを超越した一流の人生観にほかなりません。社会の無縁化が進む中で、人々の「縁」を深め、「絆」を強める力を互助会は持っています。来るべき未来において、互助会の果たす役割はさらに大きくなっていくと、互助会保証の現社長は確信しておられます。まことに心強いことです。

わが社でも幹部や1級葬祭ディレクターをはじめ、多くの社員が同書を読みました。

みなさんも、『無縁社会を生きる』をぜひお読み下さい。



ということで、わたしは、これからも、「豊かな心」を求めて突き進むつもりです。

本格的なブログ再開に向けても、準備を進めています。

入念な検討を重ね、新しいデザインもほぼ決まりました。

どうか、もう少しだけ、お待ち下さい。

ニュー・ブログで、またお会いしましょう!


2013年1月19日 一条真也

2013-01-01

謹賀新年

一条真也です。

あけまして、おめでとうございます。

みなさま、お元気のことと存じます。

ブログ休止中ですが、お正月ということで特別にUPしました。

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「財界九州」2013年1月号



昨年は、会社と個人の両方で、多くの出来事がありました。

会社のほうでは高齢者介護事業に進出し、福岡県飯塚市に有料老人ホーム「隣人館」をオープンしました。また、大分県中津市には結婚式場「ヴィラルーチェ」をオープンし、冠婚施設の新規設備投資を再開しました。

さらには、昨年だけで10の「紫雲閣」をオープンすることができました。

今年も、トータルライフサービス事業の拡張を図っていきます。

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「財界九州」2013年1月号



また昨年から、日本で唯一のビルマ(ミャンマー)式寺院である「世界平和パゴダ」の運営サポートに関わらせていただくことになりました。

世界平和パゴダの再開にあたり、サンレーグループ佐久間進会長が日本のミャンマーの仏教交流の正式組織である「日緬仏教文化交流協会」の会長に就任しました。

わたしも、鎌田東二氏(京都大学こころの未来研究センター教授)、井上ウィマラ氏(高野山大学准教授)とともに、同協会の理事に就任しました。

わたしは、この世界平和パゴダを「有縁社会」のシンボルにしたいと考えています。

もともと、すべてのものは相互依存関係にあることを説いたのがブッダでした。

この世に「無縁」など、ありえないのです。ブッダの本心に近い上座部仏教の聖地で、新しい「有縁社会」の創造に父子ともども従事したいと思います。

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「ふくおか経済」2012年11月号



さらに昨年、個人的には「孔子文化賞」を受賞させていただきました。尊敬する稲盛和夫氏(稲盛文化財団理事長)と同時受賞ということで、一生の思い出となりました。

「孔子文化賞」の選考委員長である世界孔子協会の孔健会長に、「わたしの受賞理由は何ですか?」とお聞きしたところ、「礼の実践」であると言われました。

わたしどもは日々、多くの結婚式や葬儀のお手伝いをさせていただいていますが、冠婚葬祭の基本となる思想は「礼」です。サンレーグループの事業はすべて「人間尊重」をコンセプトとしています。そして「人間尊重」を一字にすると「礼」ということになるでしょう。サンレーとは、「礼」の実践を生業とする「礼業」なのです。

世の中には農業、林業、漁業、工業、商業といった産業がありますが、わが社の関わっている領域は「礼業」です。「礼業」とは「人間尊重業」であり、「ホスピタリティ・インダストリー」の別名でもあります。今年も、全事業分野で「礼の実践」をめざします。

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「ふくおか経済」2013年1月号



「礼」といえば、いま、日本と中国、韓国の関係が悪化しています。

そこには尖閣諸島や竹島などの領土問題がありますが、領土問題もつまるところは「礼」の問題に行き着きます。「礼」とは、2500年前の中国の春秋戦国時代において、他国の領土を侵さないという規範として生まれたものだとされています。

その「礼」の思想を強く打ち出した人物こそ、かの孔子です。

逆に「礼」を強く否定した人物とは、かの秦の始皇帝でした。

始皇帝は、自ら他国の領土を侵して中国を統一する野望を抱いていたからです。

始皇帝は、『論語』をはじめとする儒教書を焼き払い、多くの儒者を生き埋めにしました。

世に言う「焚書坑儒」です。人類史上に残る愚行とされています。



しかし、始皇帝が築いた秦帝国はわずか14年間しか続きませんでした。

しょせんは「人の道」を踏み外した人間の作った国など、長続きしなかったのです。 

それにしても、世界中の国家や企業に、いかに“ミニ始皇帝”の多いことか! 

わたしは、「礼」とは最高のマネジメント思想であると思っています。そして、「礼」こそは最強の護身術であるとともに、究極の平和思想としての「人類の道」だと思います。

今春、祥伝社から『日中韓のしきたり』(仮題)という監修書が刊行されます。

孔子の説いた「礼」の思想で日本・中国・韓国の平和を考えたいと願っています。



孔子は、「礼」とともに「楽」の重要性を説きました。「楽」とは音楽のことです。

音楽を愛した孔子は「礼」と「楽」をあわせて「礼楽」という言葉を使っています。

『論語』には、「楽は同を統(す)べ、礼は異を弁(わか)つ」という言葉があります。

楽すなわち音楽は、人々を和同させ統一させる性質を持ち、礼は、人々の間のけじめと区別を明らかにします。つまり、師弟の別、親子の別というように礼がいたるところで区別をつけるのに対して、音楽には身分、年齢、時空を超えて人を「ひとつ」にする力があります。組織のマネジメントにおいては「礼」とともに「楽」が求められるのです。

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屈強なボディガードとともに入場

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「I LOVE YOU,OK」を歌う♪

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「トラベリン・バス」で大熱狂!

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音楽は人の心を「ひとつ」にします



というわけで、わたしも音楽を大いに愛しています。ブログ「今頃、永ちゃんに夢中」に書いたように、デビュー40周年を迎えた矢沢永吉の歌に昨年からハマっています。

昨年末、わたしは多くの忘年会に出席しました。本社部門、冠婚部門、葬祭部門、関連部門・・・年末は毎日が忘年会だった観がありますが、わが社の忘年会では恒例のカラオケ大会が行われます。カラオケの最後で、わたしは矢沢永吉のナンバーを歌いました。白の上下のスーツに白い靴、さらには白のパナマ帽をかぶって「I LOVE YOU,OK」や「トラベリン・バス」を熱唱しました。みんなも盛り上がってくれました。

63歳の永ちゃんに負けないように、わたしも今年はハッスルしたいと思います。



大晦日のNHK紅白歌合戦でも、永ちゃんは圧倒的な存在感でしたね。

永ちゃんの直後に登場したEXILEが気の毒に思えました。

まったく、彼のオーラに匹敵するのは美輪明宏さんぐらいのものでしょう。

美輪さんが歌った「ヨイトマケの唄」は素晴らしかったです。感動しました。

圧倒的な輝きで並み居るスターたちの光を消し去った永ちゃんが太陽なら、やわらかな慈悲の光を放つ美輪さんは月のような人だと思いました。



本格的なブログ再開に向けても、準備を進めています。もう少しだけ、お待ち下さい。

もうすぐ、デザインを一新したニュー・ブログでお会いしましょう。

これから、門司にある皇産霊神社に初詣に出掛けます。

わが社の守護神をまつる同神社については、ブログ「皇産霊神社」を御覧下さい。

元旦の九州は大雪との予報でしたので、気をつけて車を運転しないと・・・・・

年初にあたり、気持ちを新たにして「天下布礼」の道を突き進みたいと思います。

それでは、みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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皇産霊神社から見た初日の出

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皇産霊神社での獅子舞のようす


2013年1月1日 一条真也

2012-12-25

メリー・クリスマス!

一条真也です。

メリー・クリスマス!

みなさん、お元気のことと存じます。

現在はブログ休止中ですが、クリスマスということで特別にUPしました。

さて、わたしは、いま、沖縄に来ております。クリスマス寒波が各地に到来し、北九州では雪も降りましたが、今朝の沖縄の気温は約20度と暖かいです。

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本日オープンした北部紫雲閣(沖縄県名護市)

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今年10番目にオープンした紫雲閣です



本日、沖縄県名護市に「北部紫雲閣」がオープンしました。

これで、紫雲閣グループとしては今年10番目のオープンとなります。

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あけみおのまちに生まれし幸せの紫の雲ニライカナイへ



沖縄県名護市は「あけみおのまち」と呼ばれています。

その意味について、名護市のHPには「あけみおとは、夜明けの美しい静かな入り江の青々とした水の流れの意」と書かれています。

海のかなたのニライカナイから人々に豊穣をもたらす流れであり、海の外へと広がり行く水の流れでもあります。人々の幸せを願い、可能性に向かって突き進む名護市の進取の精神が込められているのです。

そこで、わたしは本日の竣工式の施主挨拶の最後に次のような短歌を詠みました。

「あけみおのまちに生まれし 幸せの紫の雲ニライカナイへ」

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「琉球新報」「沖縄タイムス」12月25日朝刊



新セレモニーホールを幸福の楽園ニライカナイへの港にしたいです。

また、「琉球新報」「沖縄タイムス」の両紙に北部紫雲閣の全面広告が掲載されました。

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本日オープンした新サイト「一条真也の読書館



それから今日、わたしの新たなサイトが開設されました。

オフィシャル・ブックレビュー・サイト「一条真也の読書館」です。

これまで、わたしがブログに書いてきた多くの書評がジャンル別に整理されています。

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36のカテゴリーに書評が整理されています



じつは、11月6日にオフィシャルサイト「ハートフルムーン」内に「読書館」を開設したのですが、今回、大幅なリニュアールを経て、新サイトとして独立させました。

本のカテゴリーも26から36に増えています。

いま、この書評をまとめてブックガイドを出版するという企画も進行しています。

新サイトOPEN記念として、読書ブックレット4冊セットのプレゼントも行います。

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さまざまな本を紹介しました

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ブックレット4冊セットをプレゼントします!

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「財界九州」2013年2月号



本格的なブログ再開に向けても、準備を進めています。もう少しだけ、お待ち下さい。

来年、デザインを一新したニュー・ブログでお会いしましょう。

それでは、みなさん、良いお年をお迎え下さい!


2012年12月25日 沖縄にて 一条真也