何かと後ろを振り返りたくなる年頃であります。
気がつけば回想モードに入る。
ランズデールの小説「ダークライン」の主人公は言う。
歳をとるにつれて…いや、正直に言えばまだ50代後半なのでたいした歳でもないのだが、
それでも過去の方が、現在よりも大切に感じられるようになった。
決していいことではないのかもしれないが、それは事実だった。
あのころ、物事にはずっと張りつめた空気があった。
日射しはずっと暖かかった。風は冷たく、犬はずっと賢かった。
ご同輩、わかるよね。
2002年からは冬の東北を攻めている。
一日に3湯くらいをハシゴして、温泉への情熱が感じられる。
しだいに冷めてくるのが歴然としている。
2002年に始めた時は僕は四十五歳だった。
O本氏は四十七、Y田くんは四十三。
歳を重ねるのは当たり前だが、メンバーの老けこみを見るに忍びない。
おっさん温泉はことしで17湯になる。
この他にも黒川温泉、地獄温泉、壁湯温泉、
蔵王温泉や肘折温泉など嫁さんと山登りの帰りに行った温泉、
万座温泉やラドン温泉などセルジオと行った温泉、
箱根湯本、下部温泉など一人でこっそり行った温泉(これが意外に多い)がある。
合計30から40くらいにはなるだろうか。
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2002年12月 2泊3日 ペンション秋(岩手八幡平)、青荷温泉ランプの宿(青森)泊
1.酸ヶ湯温泉(青森) 青森空港からレンタカーで直行 豪雪地帯の千人風呂 この宿の売店で「田酒」を買う。
2.古遠部温泉(青森) 青森と秋田の県境にある秘湯 あとでその湯の凄さを知った
3.日景温泉(秋田) 秋田の北部にある一軒宿 白い濁り湯が気に入って数年後に嫁と宿泊する。
4.青荷温泉(青森) 電燈のないランプの宿 静かな暗闇で「田酒」を飲んだ。
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2004年1月 2泊3日 谷地温泉旅館(青森)泊、JALシティ函館(北海道)泊
5.谷地温泉(青森) 雪で青森空港へ着陸不可になり仙台から陸路で八戸 O氏にレンタカーで拾われ雪の八甲田山麓へ行く。
6.蔦温泉(青森) ブナ材の風呂は圧巻 寝転び湯は至福 感動しました。
7.湯ノ川温泉(北海道) 鉄道で津軽海峡を渡り初めての函館 空港への途中に寄った漁火館の露天風呂
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2005年1月 1泊2日 法師温泉長寿館(群馬)泊
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2006年1月 2泊3日 檜枝岐温泉ひのえまた(福島)泊 ペンションしっぽ屋(栃木)泊
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2007年1月 1泊2日 奥山田温泉 満山荘(長野)泊
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2008年3月 2泊3日 貝掛温泉 貝掛温泉旅館(新潟)泊 ドーミーイン富山(富山)泊
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2013年5月 2泊3日 栗駒山 須川高原温泉(岩手)泊 石巻ペンション (宮城)泊
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2015年2月 1泊2日 湯の峰温泉あずまや(和歌山)泊
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