市販塩
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日本には国が食品としての塩の品質規格を定めておりませんので、
塩の専売制度がなくなった現在、市販されている塩の品質は千差万別である。
製塩法に由来する品質の他に香辛調味料を加えた品質の塩や減塩用の塩として
味には問題があるが、
特別用途食品として指定された(現在では解除)塩化カリウムを加えた塩もある。
塩化カリウム入り塩の注意表示は国内と海外ではほとんど正反対になっており、
販売量の増加に伴って安全性が気になる。
最も多い市販塩の塩事業センター塩(旧専売塩)の品質規格は公表されており、
ごく最近、食品の安全性を考慮して
CODEX(国際食品規格)の食用塩規格に準じた規格を定めた。
詳しくは塩事業センターのホームページを参照。食用塩以外の塩の規格もある。
なお、塩事業センターのホームページには、
かなりの点数の市販されている塩(国産、輸入品)の品質が掲載されております。
塩は様々なキャッチフレーズを付けて市販されているが、
その東京都消費生活総合センターはその内容を検証する調査をした。
その結果は優良表示で消費者を誤解させることになることから、
公正取引委員会の指導の下で、食用塩公正取引協議会が結成され、
塩の表示を検討し、食用塩公正競争規約が制定され、
規約に合致した塩は塩の公正マークを表示して適正な塩であることが
一目で分るようにされた。
写真は桜えび塩
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