「物語 ウクライナの歴史」(黒川祐次)


物語 ウクライナの歴史―ヨーロッパ最後の大国 (中公新書)

物語 ウクライナの歴史―ヨーロッパ最後の大国 (中公新書)


エブリシング・イズ・イルミネイテッド」「A Short History of Tractors in Ukrainian (Penguin Essentials)」を読了後、ウクライナとロシアの関係、それにウクライナにおけるユダヤ人の位置づけをきちんと把握しておきたいと思ったので読んだ。


こういう入門書的役割の新書は、自分の中に幾つか「取っ掛かり」があると興味深く読める。(逆に漫然と読んでいるとちっとも頭に入らない。)その点、今回はこの本を読んでかなり頭の中が整理されたので良かった。
それにしてもこれほどの大国としての潜在力を秘めた国だとは思っていなかった。文学のみならず、一般的にも今後要注目ですな。



バスクとバスク人 (平凡社新書)

バスクとバスク人 (平凡社新書)


この新書も出版直後に読んだときはさほど面白いと思わなかったのだけど、それから2年の間に足繁くバスクに通い、色々な面で自分の中に「取っ掛かり」が出来ていた今回再読してみたら、あらゆるところに発見があって我ながらビックリした。これがあるから読書って侮れない。