白髪の王子様の好奇心 59 ドラえもんが欲しい

ドラえもんが欲しい
最先端技術が今ロボットに注がれています。
ソニーが開発した犬型ロボットの『AIBO』は15万台を売り上げたそうです。
その後ホンダが世界初の二足歩行の『ASIMO』を発表したことにより日本のロボット技術が世界中から注目されています。
最近ではソフトバンクが会話のできる人型ロボット『ペッパー』を発表、続いて富士ソフトも会話やゲーム、更には知識もバージョンアップできる人型ロボット『パルロ』のデモンストレーションを行いました。
アニメの世界でしか見られなかったロボットとのコミュニケーションがいよいよ実現可能な時代がやって来たのです。
ロボットの動きも昔に比べて大分スムーズになってきました。
コロッケがロボットの動きで物真似をしていますが、あのぎこちない動作はユニークですが時代遅れとなりつつあります。
ロボットダンスも盛んで、蛯名健一アメリカの人気テレビ番組で素晴らしいパフォーマンスを披露して優勝し、100万ドルを獲得したのもつい最近です。ロボットだけでなく、ロボットダンサーまで世界のトップレベルになったことは最高に嬉しいことですね。
手塚治虫のアトムが活躍する時代設定は21世紀、まさしく今現在なのです。
ドラえもんは22世紀からやって来た猫型ロボットです。その22世紀まであと90年を切りました。
目指せアトム、目指せドラえもんと子供達も全国のロボット教室で学んでいます。学生達も毎年ロボット競技等で技術を競っています。一人ではなくチームでアイヂィアを出し合いチームで戦う姿はいつ見ても感動的です。
日本の様々な技術の土台は『からくり人形』にあるような気がします。
人を模したからくり人形については800年前後の『今昔物語』に書かれているそうです。
それは人形が両手で持っている器に水を入れると器を持ち上げて頭からかぶるというものです。
その後有名なからくり人形には『茶運び人形』とか『弓曳き童子』、『文字書き人形』等々有りますが
私が残りの人生の全てをかけてもその技術にはとても追い付けそうにありません。脱帽です。
そんな私の考えることは、ドラえもんのび太に自律パンツを履かせて私のところにやって来ることです。そしたら私ものび太のように『ドラえも〜ん』と涙を流してドラえもんにすがることでしょう。
お願いしたいことが山ほどあるのです。