NHK交響楽団 定期演奏会@NHKホール、ブロムシュテット

シベリウス ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47
ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 作品95

ブロムシュテット指揮。ドヴォルザークについてのみ。
第1楽章の出だしは決して急がない。しかし、数年前の読売交響楽団・スクロバチェフスキの時の演奏のようにしつこいまでに符点四分を保つわけではなく、自然な抜け。第2楽章は、テンポは必ずしも速くないが、2拍子を常に意識させるタクト。3、4楽章などは特に、旋律からではなく八分音符の刻みと低弦のモチーフからオケを動かしていく。強奏される八分音符の刻みや、スケルツォのタタタンタン、タタタンタンと繰り返されるリズムを聴いていると、ドヴォルザークの背景にブラームスよりもブルックナーが透けてみえてくる。

買い物の備忘。

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