1日で500冊仕入れる方法(2)

1日で500冊仕入れると言うと、余程目利きの力があるのかと思われたりするのですが、そうではありません。端的に言えば、仕入れ基準が低いのです。


よく「単Cが枯れていてせどれない」とか聞くのですが、そういう方の仕入れ基準を聞いてみると、高ランキングでマケプレ相場1000円以上だったりします。その基準だったら私も数冊しか買えません。


105円棚(新書、文庫を含む)だったら、相場500円以上は一部の例外を除いて、ランキングに関係なく買います。相場100円から500円の間だったら、ランキングや過去の販売実績などを勘案して判断します。ちなみに相場100円でも買う本は、1週間程度で売れる可能性が高いと判断したものです。


「一部の例外」とは、すでに新版が出ている本の旧版で、たまたまそれなりの値段が付いているが、内容が現在では使えず、需要が想定できないような本です。


しかしながらこんな仕入れだけをしていたら、平均販売単価が200円とか300円になってしまいます。なんとか平均販売単価は700円台はキープしていきたいと考えているので、そうなると1冊100円を超える仕入れ、時には数千円とか数万円の仕入れもしていかなくてはなりません。大型本、高額本関係については次回書こうと思います。