昨年の結果と今年の目標

ざっくりと昨年の売上を集計したところ、アマゾン売上が昨年対比17%減、それ以外の売上(催事、市場売り、BO売りなど)は50%増、総売上が昨年対比6%減という結果に終わりました。総売上を減らしたのはかぴぱら堂史上初めてです。アマゾンの売上げを落とした要因は、外的要因ではなく、ひとえに出品が少なかったこと。2010年は約1万冊出品したのに対し、2011年は5500冊程度でした。仕入れは順調だったのに、出品が滞ってしまい、大量の未出品在庫を抱えている現状です。出品数45%減に対し、売上低下がこの程度でとどまったのは、商品平均単価が上がったためです。2010年の平均単価が1453年だったのに対し、2011年は1606円でした。月ごとの単価では12月にはじめて2000円台に乗り、2330円となりました。
昨年はネット販路では「日本の古本屋」に参入。出品在庫数はまだ300冊程度程度、月売上はアマゾンの1日〜2日分程度ですが、手応えは感じつつあります。ネット外では三省堂古書館からは撤退しましたが、代わりに小山市の進駸堂中久喜本店の古本販売に参加を始めました。催事(一般客向けの古本市)にも本格参入、百貨店では宇都宮東武、池袋西武、柏そごうで販売。東京・高円寺の西部古書会館での中央線古書展にも3月以来、5回出店しました。市場売りも、大きな買取があったために1回で100万円売ったこともあり、昨年対比で倍に伸ばせました。BO売りは昨年と同レベルでした。こうしたアマゾン外の販路が育ちつつあるために、アマゾンでの落ち込みをある程度カバーすることができました。
今年はアマゾンの出品数を一昨年並みの1万円台に戻しつつ、平均単価を維持して、売上の大幅増を目指します。そのために仕入れ予算も増やし、高単価で売れる商品の仕入れを増やしていく予定です。昨年は次なるステップへの基盤づくり中心で、なかなか結果が追いつきませんでしたが、今年は結果を出せる年にしていきたいですね。