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古本浪漫堂 本日記

2017-11-16 年間誌「怪奇」などいろいろ

毎度ブログほったらかしで申し訳ございません。ここらで古本浪漫堂にて絶賛お取扱中の同人誌個人誌などをまとめて紹介いたします。


森雅之MM文庫2「薄荷のプリズム」 1080円

北海道を代表する叙情漫画家イラストレーター森雅之先生のイラスト小文集。

天体や星座に関するイラストと短い物語のような詩のような文章が合わさって独特の森ワールドを作り出しております。

雑誌天文ガイドに連載されている未発表作品集です。森先生直筆のサインとイラスト付き。(写真の直筆イラストは1例です)

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年間誌「怪奇」1号・2号 各800円

北海道在住の漫画家による怪奇短編漫画集です。上記の森雅之先生と奥様の森環先生も執筆しております。

怪奇漫画とは言え、絵も物語もそれぞれ独特、見るからにおどろおどろしいものから可愛らしいもの、美しいもの、思わず笑ってしまうようなものまで作者が違えば十人十色なのですが、皆さん北海道在住というくくりから、何か共通するものが感じられるような気がするのが不思議です。怪奇と恐怖とミステリの幕の内弁当やー!

年間誌「怪奇」は今後も3号、4号と続いていく予定だそうです。楽しみ。


年間誌「怪奇」1号

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参加執筆陣

折込イラスト

花輪和一

マンガ

アケミックス 「ラブユーフォーエバー」

根本尚 「壁ぬけ男」

なで拓瀬 「影蟲」

たか 「やせっぽちの君へ」

今純子 「雪が降る」

Rio 「妖シ之宴」

FUMICS 「ラフ・カディオ

宮ノ森章太郎 「ススメ怪奇マンガ」

車まん吉 「車まん吉の実録シリーズ・怪奇ラジオ男」

森雅之 「touch」

エガワタロウ 「border」

池田匠 「妖怪くっきんぐ」

SF007 「THE EIGHT」

工藤正樹 「隣人」

森環 「pool」

大井健一朗 「漫画売りの譚詞曲 ―怪奇編― 序曲」


年間誌「怪奇」2号

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表紙絵 | 森環

口絵 | 飴屋晶貴

最後のお願い | 今純子

美少年お耽美探偵物語、というはなし | 中井結

かんばせの花 | 恵助

怪奇 | 工藤正樹

hand | 森雅之

コータ、おはようおやすみ | たか

十人屁色 | 宮ノ森章太郎

こころのなか | ヤナフミ

THE FINGER | SF007

車まん吉の実録シリーズ 怪奇うそつき警察官 | 車まん吉

バナナの舟 | 根本尚

wark | 池田匠

SNOW GIRL | エガワタロウ

poopoh(ポーポホ) | アケミックス

アックス創刊20周年記念

手塚能理子編集長 インタビュー



工藤正樹短編恐怖漫画集  現代恐怖館  800円 

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年間誌「怪奇」の発行人であり漫画家である工藤正樹先生による現代を舞台にした短編恐怖漫画集です。

描き下ろしプロローグ、エピローグ漫画あり。


工藤正樹個人誌 ロボ太リボーン 500円

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こちらはうってかわって可愛くておかしなロボットロボ太を主人公としたギャグ漫画です。ギャグとは言え工藤先生の独特のストーリーセンスは健在で、おもしろ不思議な工藤ワールドを堪能できます。怖くて「怪奇」は開けなかったウチのカミさんもイチオシです。グッズにしたいくらいロボ太がカワイイ。



以上、古本浪漫堂にて購入できる同人誌個人誌です。

お店での購入以外にもヤフオクにも即決で出品しております。直接メールを頂ければ通販にも応じます。

よろしくお願いいたします。

2017-04-04 乱歩會イベント 宮沢賢治の奇妙な童話

いんたあねっとのみなさま


あなたはごきげんよろしいほで、けっこです。


4月15日、もんくるでヨミガタリイベントしますから、おいでんなさい。


とびどぐもたないでくなさい。


浪漫堂 拝


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というわけで乱歩會のイベントは今度は宮沢賢治です。


ヨミガタリや朗読会などで語られることの多い賢治童話ですが、今回はあえて読まれることの少ないであろう、奇妙で確かにツッコミどころ満載なのに魅力にあふれた作品をセレクトしてみます。

カイロ団長」意外の作品は本番当日まで秘密ですが、こういうイベントではちょっと聞いたことのないラインナップになっていることと思われます。お楽しみに。


賢治童話の奇妙な魅力は賢治自身も認めているところであります。いろんな見方の出来る多様性がその魅力であると思うのですが、そういったお話も当日出来れば良いな、と思っております。


なにしろ、ヨミガタリスペシャリストまっつさんがノリノリで準備をしているわけですから、面白くないわけがない。

モンクールのパンコーヒーを片手に、のんびりとちょっと奇妙な賢治の世界をご堪能下さい。


参加予約の受け付けは電話かメールで古本浪漫堂まで。フェイスブックでも受け付けております。乱歩會で検索してみて下さい。

当日、直接会場のモンクールまで来てくださっても結構です。


〒062−0933

札幌市豊平区平岸三条七丁目2−3

古本浪漫

011-557-7541

shiromu@h6.dion.ne.jp

会場 詩とパン珈琲 モンクール

   札幌市中央区北3条西18−2−4


とびどぐもたずに気軽にご参加下さい。


みなさまのお越しをこころよりお待ち申し上げております。

2017-02-21 読んでみた「だれも知らない小さな国」

佐藤さとるさんが亡くなってしまいました。これを機にこどものころ読めなかった「だれも知らない小さな国」を読んでみました。

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佐藤さとるさんの作品では小学生当時「おばあさんのひこうき」「ひみつのかたつむり号」「ぼくのつくえはぼくの国」なんかが好きでしたがコロボックル物語はなぜか苦手意識があったのです。

読んでみてその理由がわかりました。物語が丁寧すぎて小人がなかなか出てこないのです。そして主人公がおっさん


多くのこの本を読んでいない方がタイトルや村上勉さんのイラストから想像するであろう物語は、小人の国に迷い込んだ少年たちが彼らと友情を育みながら、ともに困難を乗り越えていく冒険譚だろうと思うのですが。


実際の物語は、子供の頃、ちらりと見ただけの小人の姿をずっと心に留めながらたった一人で田舎暮らしをはじめたおっさん主人公が、サラリーマンをしながら小屋を作ったり山を手に入れるための地味な作業をちまちま続けるという話が前半で、後半はそれにやっと出てきた小人が加わって力を合わせてさらにちまちま地味な作業を続けるというお話でした。


ところがこれが面白いのです。丁寧に描写される自然や山々の情景、主人公の小人たちへの考察はまるでドキュメンタリーを見ているようですし、物語のリアルとファンタジーの境界が本当に絶妙で、子どもならこれは本当にあったんじゃないかしら、と思ってしまいそう。

派手なアクションやバトルなんかは全く無いのですが、現れては去るヒロイン的女性の存在もなかなかむずがゆく、物語をじわじわ牽引していくポイントになっております。

後半は一気に読んでしまいましたが、地味ながらも見事な大団円に余韻も実に清々しく、良いものを読んだなあと大満足で本を閉じることが出来ました。


この国やあの人たちがどうなってしまうのか? 気になる私はそのうち続編を手にすることになるでしょうけども、今はまだしばらくこの余韻に浸っていたいな、そう思える良い読書でした。

2017-02-12

例年、この時期は、ずいぶん暖かくなってきたぞ、道路もなかなか解けてきたぞ、このまま春が来るのでは?いや来るでしょう、などと思ったところでドカン!と大雪、オレしょぼん!というパターンを繰り返しているのですがしかし、

この時期の隣のおばちゃんのいつもの台詞。


「毎年、雪の量は辻褄合うようにできてるんだよね〜 最初少ないと思っても、その分あとからたくさん降って最終的にはおんなじくらいになるんだよね〜」


が正しいのであれば、初冬、アホほど降りまくり積もりまくった今年の札幌は、もうノルマをクリアしてるのではないですか?


今年こそはこのまま、大雪追加マシマシすることなく、順調にじわじわ解け続け、いつもより一足早い雪解けが来るのではないですか!そのように私は思う次第であるのですが、いかがでしょうか?


答えはそう遠くない未来にわかるのですが。

2017-02-10

数年ぶりに昔の友だちが来てくれまして、何かおもしろい本ある?と聞かれたので高野秀行「腰痛探検家」をおすすめしました。


世界中の秘境、魔境へずいずいずかずか潜入し、命からがら帰ってくる高野さんがさまざまな医療機関をハシゴしながらの腰痛との闘いを描いたなかなかの傑作なのですが、彼曰く、おまえが前にすすめてきた本はアル中の本(中島らも「今夜すべてのバーで」)だった。そんでもって今回は腰痛。なぜオレに不健康な本をすすめるのか?


むむっ、なるほど。全くそんな意図は無かったのだけどおもしろい偶然ですなあ、などと言って笑っていたのだけどまあ、アル中も腰痛もわりと身近なアレですなあ。おまけに「中」と「痛」で韻も踏んでる。


先日も一緒に深酒をしたばかりでしたので、お互いいい年なのだから体に気をつけましょう、という気持ちがあったのかもしれません。


人に本をすすめるのは難しいけどおもしろいなあ。