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古本浪漫堂 本日記

2017-04-04 乱歩會イベント 宮沢賢治の奇妙な童話

いんたあねっとのみなさま


あなたはごきげんよろしいほで、けっこです。


4月15日、もんくるでヨミガタリイベントしますから、おいでんなさい。


とびどぐもたないでくなさい。


浪漫堂 拝


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というわけで乱歩會のイベントは今度は宮沢賢治です。


ヨミガタリや朗読会などで語られることの多い賢治童話ですが、今回はあえて読まれることの少ないであろう、奇妙で確かにツッコミどころ満載なのに魅力にあふれた作品をセレクトしてみます。

カイロ団長」意外の作品は本番当日まで秘密ですが、こういうイベントではちょっと聞いたことのないラインナップになっていることと思われます。お楽しみに。


賢治童話の奇妙な魅力は賢治自身も認めているところであります。いろんな見方の出来る多様性がその魅力であると思うのですが、そういったお話も当日出来れば良いな、と思っております。


なにしろ、ヨミガタリスペシャリストまっつさんがノリノリで準備をしているわけですから、面白くないわけがない。

モンクールのパンコーヒーを片手に、のんびりとちょっと奇妙な賢治の世界をご堪能下さい。


参加予約の受け付けは電話かメールで古本浪漫堂まで。フェイスブックでも受け付けております。乱歩會で検索してみて下さい。

当日、直接会場のモンクールまで来てくださっても結構です。


〒062−0933

札幌市豊平区平岸三条七丁目2−3

古本浪漫

011-557-7541

shiromu@h6.dion.ne.jp

会場 詩とパン珈琲 モンクール

   札幌市中央区北3条西18−2−4


とびどぐもたずに気軽にご参加下さい。


みなさまのお越しをこころよりお待ち申し上げております。

2017-02-21 読んでみた「だれも知らない小さな国」

佐藤さとるさんが亡くなってしまいました。これを機にこどものころ読めなかった「だれも知らない小さな国」を読んでみました。

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佐藤さとるさんの作品では小学生当時「おばあさんのひこうき」「ひみつのかたつむり号」「ぼくのつくえはぼくの国」なんかが好きでしたがコロボックル物語はなぜか苦手意識があったのです。

読んでみてその理由がわかりました。物語が丁寧すぎて小人がなかなか出てこないのです。そして主人公がおっさん


多くのこの本を読んでいない方がタイトルや村上勉さんのイラストから想像するであろう物語は、小人の国に迷い込んだ少年たちが彼らと友情を育みながら、ともに困難を乗り越えていく冒険譚だろうと思うのですが。


実際の物語は、子供の頃、ちらりと見ただけの小人の姿をずっと心に留めながらたった一人で田舎暮らしをはじめたおっさん主人公が、サラリーマンをしながら小屋を作ったり山を手に入れるための地味な作業をちまちま続けるという話が前半で、後半はそれにやっと出てきた小人が加わって力を合わせてさらにちまちま地味な作業を続けるというお話でした。


ところがこれが面白いのです。丁寧に描写される自然や山々の情景、主人公の小人たちへの考察はまるでドキュメンタリーを見ているようですし、物語のリアルとファンタジーの境界が本当に絶妙で、子どもならこれは本当にあったんじゃないかしら、と思ってしまいそう。

派手なアクションやバトルなんかは全く無いのですが、現れては去るヒロイン的女性の存在もなかなかむずがゆく、物語をじわじわ牽引していくポイントになっております。

後半は一気に読んでしまいましたが、地味ながらも見事な大団円に余韻も実に清々しく、良いものを読んだなあと大満足で本を閉じることが出来ました。


この国やあの人たちがどうなってしまうのか? 気になる私はそのうち続編を手にすることになるでしょうけども、今はまだしばらくこの余韻に浸っていたいな、そう思える良い読書でした。

2017-02-12

例年、この時期は、ずいぶん暖かくなってきたぞ、道路もなかなか解けてきたぞ、このまま春が来るのでは?いや来るでしょう、などと思ったところでドカン!と大雪、オレしょぼん!というパターンを繰り返しているのですがしかし、

この時期の隣のおばちゃんのいつもの台詞。


「毎年、雪の量は辻褄合うようにできてるんだよね〜 最初少ないと思っても、その分あとからたくさん降って最終的にはおんなじくらいになるんだよね〜」


が正しいのであれば、初冬、アホほど降りまくり積もりまくった今年の札幌は、もうノルマをクリアしてるのではないですか?


今年こそはこのまま、大雪追加マシマシすることなく、順調にじわじわ解け続け、いつもより一足早い雪解けが来るのではないですか!そのように私は思う次第であるのですが、いかがでしょうか?


答えはそう遠くない未来にわかるのですが。

2017-02-10

数年ぶりに昔の友だちが来てくれまして、何かおもしろい本ある?と聞かれたので高野秀行「腰痛探検家」をおすすめしました。


世界中の秘境、魔境へずいずいずかずか潜入し、命からがら帰ってくる高野さんがさまざまな医療機関をハシゴしながらの腰痛との闘いを描いたなかなかの傑作なのですが、彼曰く、おまえが前にすすめてきた本はアル中の本(中島らも「今夜すべてのバーで」)だった。そんでもって今回は腰痛。なぜオレに不健康な本をすすめるのか?


むむっ、なるほど。全くそんな意図は無かったのだけどおもしろい偶然ですなあ、などと言って笑っていたのだけどまあ、アル中も腰痛もわりと身近なアレですなあ。おまけに「中」と「痛」で韻も踏んでる。


先日も一緒に深酒をしたばかりでしたので、お互いいい年なのだから体に気をつけましょう、という気持ちがあったのかもしれません。


人に本をすすめるのは難しいけどおもしろいなあ。

2017-02-09 今年も

2017年もひと月を過ぎ、いまさらですがあけましたおめでとうございました。


久しぶりの更新古本浪漫堂本日記です。

今年もよろしくお願いします。


ツイッターも良いのですが、怒涛の勢いの激流にあわて流され翻弄される自分に老いを感じるやら疲れるやら、じっくり腰を据えて記せるこちらの古池のようなたたずまいもなかなか落ちついていてよござんすね。


ポチャン・・・


今年はまあ、いろいろと厄介な大波が待ち受けている古本浪漫堂なのですが、ゆらりのらりとうまいこと乗り越えて行けると良いですな。光の見える方へ。シッポを立てろ!(by ガンバ)


それではまた。