Hatena::ブログ(Diary)

Paradism このページをアンテナに追加 RSSフィード

2014-04-15

アニメにおける腋描写の美学

人それぞれ趣味趣向というものはあるはずで、中でも局部的なフェティシズムに心擽られた経験があるという人は、そう少なくもないのではないでしょうか。それこそ例えれば、指先や踝(くるぶし)、首筋からうなじと多岐に渡るフェチポイント、そうした各所が魅せる輪郭線は人により時に美しく、また艶めかしくも映るもので、そうした女性特有のラインに胸をトキメかせた体験のある男性って結構多いと思うんです。

そして何を隠そう、私は 『腋』 が好きです。大好きと言っても過言ではないくらいに結構アニメ観てる時は腋の辺りを気にして観ています。けれどそうは言ってもただ画面に腋が映っていれば良いというものでも決してなく、そこには私なりの拘りとか美学みたいなものが少なからずあるわけで、それこそ乱雑な腋の魅せ方は余り好みではないですし、その善し悪しを決める境界の自論も簡潔に言ってしまえば以下のツイートに集約されてしまうのだと思います。


f:id:shirooo105:20140415203542p:image:w274f:id:shirooo105:20140415203543p:image:w276

それもカット単位で言えばそれとなく秘境を捉えた一瞬の煌めきであり、シーン単位で言えば “見えてしまった” と錯覚できる偶然の産物。見て下さいと云わんばかりの腋にはほぼ感動も宿らない一方で、彼女たち本人が “見られていると認識していない” シチュエーションや、ふとした仕草から腋が晒された瞬間にこそ感動は宿り、そこにこそ心も昂ぶるというもの。

それこそ、極限的なまでに性的に描かれた腋にだってもちろん魅力はあるし、これはエロイ腋だなって思うことも多々あります。でもそうじゃないんだっていう想いもやっぱり心の片隅にはしっかりあって、私はきっといつだってそんな画面の主役には成り切れない脇役としての腋に恋焦がれているのだと思うのです。

f:id:shirooo105:20140415203547j:image:w275f:id:shirooo105:20140415203548j:image:w275

だから極論、腋は画面から見切れていても構わないし、服の袖で少し隠れていたってその魅力が損なわれることはなく、むしろチラリズム的な+αの構成点でその美しさは何倍にも膨れ上がることだってあるのです。

むしろ見えない(=映さない)ことで想像を駆り立ててくる素晴らしさというか、見えそうで見えない腋の煽情感というものは時として “見える” それよりも美しく映えることもあったりして。色々な角度からカメラを向け、良い塩梅でバストアップを映しているのに、絶対に腋だけは見せないというそのいじらしさについ興奮してしまうというか、なんというか。

まぁ言い換えてしまえば、それも見えそうで見えないギリギリのラインを本やモニターの下から覗き込み越えようとするあの現象 (ようは下着を見ようとしてしまうあの心理) とほとんど同じものだと言ってしまってもいいのかも知れません。

f:id:shirooo105:20140415210118j:image:w275f:id:shirooo105:20140415203550j:image:w275

また先日のTwitterで少しやり取りをさせて頂いた視点では、やはり腋描写においてもっとも大切なのは線 (=輪郭) の決定と陰影のバランスなのではないかということ。

特に氏 (@totinohanaさん) の言葉をお借りして云うならば、「透過的な肌色、特に白地系寒色の肌で “腋” は輝く」 ということと、「透過的な印象があるということは輪郭が決められるまでは得体が知れない」 ということ。(Twitterでのやり取りは こちら から)

例としては 『ガリレイドンナ』 EDで一人原画をされていた小木曽伸吾さんの関節付近における影とその境界の描き分け方等はいい例になるのではないかと思います。『あいうら』 の膝裏と言えば氏の手掛けるものはまさに一級品のそれなわけですが、昨年開催された 『あいうら』 のファンイベント(通称:蟹ナイト)でも氏の影を用いた筋肉と肉感のアニメ的な再現には、制作チームの方々から多くの称賛の声が上がっていました。

ようは腋(この際、膝裏でも構いませんが)に対し、どのような “線” と “影” を与え、その局所をどう立体的に描くのかということ。線をただ扇のように引いただけでは決して良い腋は再現できないですし、それは塗りにおいても同様のことが言えるのではないかと思います。そしてそれは大抵の場合、明度の低い陰のある色で再現されるため(また線においてはほぼ黒系統の色で統制されるため)、それとは対比的な色を下地に敷くことでコントラストも一段と決まり、そうしてより素晴らしい腋は描かれ生み出されるのではないかなと。

(逆にR-18指定アニメの腋や関節、肉感の再現では段階的に影をつけることで妖艶さを出す、という手法がよく用いられているように思いますが、まぁその話については一先ず今回は割愛します。)

f:id:shirooo105:20140415210122j:image:w275f:id:shirooo105:20140415210121j:image:w275

というわけで、ここまで色々と語ってきたわけですが、結局私が言いたかったのは 「たかが “腋” ではないのだ」 ということ、「“腋” であれば何でもいいというわけでは決してないのだ」 ということで、その美しさと魅力に少しでも共感頂けたのでしたら、私としてはとても幸いです。

最後に、それだけで腋描写の美学が伝わるような二つのカットを添え、今回の腋語りを締めたいと思います。恥じらいのない偶然のミラクルショットと、ここ数年では最高の腋魅せを披露してくれた両名に感謝の想いを。これからも素晴らしき腋描写が生まれることを心から切に願っております。

whwh 2014/04/16 20:34 きもいけど私の膝裏に対するそれと似たような感覚であると共感できました

shirooo105shirooo105 2014/04/16 21:54 >whさん
ありがとうございます。共感して頂けてとても嬉しいです。

ところてんところてん 2014/04/16 23:12 分かりやすく言うと、パンチラに興奮する人が、全部パンツ見えたら台無しじゃねーか!!って主張の

腋バージョンということですかね。うなしだったり、背中だったり、普段見えていないものが「さりげなく」「自己主張しすぎない」状態で見えるのが良いと。

分からんでもないです。

私はふくらはぎです。

narukisnarukis 2014/04/17 19:29 「見てはいけないものを見ちまった感」というものが大事ですね。女性の方から押し売ってくるエロスも場合によってはアリですが。

がががががががが 2014/04/17 22:05 はじめまして。
まだまだ自然な腋が拝見できる季節になってないこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

私は常日頃から似たような事を思って過ごしていた者ですが、これだけは言いたいと思って書き込みます。
「そのとおりでございます」
と・・・。

shirooo105shirooo105 2014/04/18 10:09 >ところてんさん
感覚としては近いんじゃないかなと思っています。それぞれに良さはあると思いますが、私個人としてはそういう腋の方が好きだなぁと。ふくらはぎ、良いですよね...。

shirooo105shirooo105 2014/04/18 10:12 >narukisさん
迫られる、というかそれこそ凄く煽情的なのも良いなって気持ちはありますよね。ただやはり「見えちゃった」感には抗えないなぁと。

shirooo105shirooo105 2014/04/18 10:16 >ががががさん
初めまして。季節の変わり目で少し体調を崩し気味ですが善き腋に出会えることを糧に、前向きに過ごさせて頂いております。
また共感して頂き、ありがとうございます。お互い、今年も素敵な腋描写に出会えればいいですね。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証