週刊水曜日[Hatena Blog]

ブログのタイトルは「週間」ではなくて「週刊」なの。

静穏を目指せ!(60mm角ファン比較)

秋です。涼しくなってきました。コンピュータは安定はしたものの振動系の音が気になります。
どうやら、親和産業のCPUクーラー付属“松下電器産業製ファン” が一番大きな音を出している様子です。
そこで、CPUクーラーのファンを他の物に交換してみることにしました。

ハズなんですが…、秋葉原の相場価格よりも3000円も高いのに、なぜかバルク白箱のCanopus SPECTRA X21 を買ってしまいました。
『こんなこともあろうかと…「Super 静」420Wタイプを買ったのだよ』なんて事は無いのに。

Canopus SPECTRA X21
Canopus SPECTRA X21

以前のCanopus spectra 5400R2と比較して自分の耳で聴いた限りではファンの音は変わらない感じです。

さて、試したファンは4種類。60mm角の厚さが15mm以下の物にしました。厚さ25mmだと選択肢が多いのは分かってはいますけど。

理由 ASUS P3B-F では
20021014210848 もともとスロット1用のCPUならばスッキリおさまりますが…
PL-iP3/T での実装 PL-iP3/Tとの組み合わせだとCPUの冷却の為CPUクーラーはどうしても大きくなりがち。25mm厚のファンだとDIMMに当たってしまいます。

DIMMを外すよりは薄いファンを使う方が良いと思った次第。

試したファンの仕様(その1)
販売 親和産業
型番 FBA06T12M
(松下電器産業のwebにある資料には同じ型番の掲載なし)
ブランド 松下電器産業
製品の表記 Panaflo
DC BRUSHLESS
0C27AZ,-CS
MODEL FBA06T12M
DC12V 0.19A
回転数 4000rpm
音圧レベル 31db〜32db
サイズ □60×T15
画像 Panaflo FBA06T12M
試したファンの仕様(その2)
販売 オウルテック
型番 109P0612H724
ブランド 山洋電気
製品の表記 BRUSHLESS
DC Pico Ace
109P0612H724
DC12V 0.09A
回転数 4100rpm
音圧レベル 32db
サイズ 60W×60L×15H(mm)
画像 109P0612H724
試したファンの仕様(その3)
販売 ジャスティ
型番 DSF-60L/15
ブランド GLOBE FAN
製品の表記 GLOBE FAN
BALL BEARING
B0601512L-3M
DC12V 0.10A
回転数 3500rpm
音圧レベル 24dBA
サイズ W60×D60×H15mm
画像 GLOBE FAN B0601512L-3M
試したファンの仕様(その4)
販売 ainex
型番 CF-60SS
ブランド ADDA
製品の表記 ADDA
AD0612LX-G76
DC12V 0.11A(T)
HYPRO BEARING
回転数 3500rpm
音圧レベル 23.0dB
サイズ 60×60×10mm
画像 ADDA AD0612LX-G76

CPUファンをシリコンゴムシートを挟んで取り付けてみました
まず、CPUファンを松下電器産業 FBA06T12Mから山洋電気 109P0612H724 への交換とあわせて60mmケースファン振動吸収シート(材質はシリコンゴム?)と振動吸収ワッシャ(材質はシリコンゴム?)の効果を検証しました。
試した結果、結論としては60mmケースファン振動吸収シートでもCPUファンの振動は吸収できませんでした。ほんの少し減ったかなぁ? ぐらいです。ほんの少しでも減るならないよりはマシなのでそのまま使うことにしました。

それと風はフィンに吹き付ける形の方が良さそうなのでファンのラベルはフィン側になっています。

山洋電気32db・松下電器産業製31dbのスペック通りで風切り音などの騒音も変わりませんでした。
DELTA社製の爆速ファンに比べれば静かですけど32dBぐらいだったら“静穏”とは言えないんじゃないでしょうか?

改めて、追加購入した2個の6cm角ファンの騒音と振動を検証しました。

GLOBE FAN B0601512L-3Mは“音圧レベル:24dbA”とパッケージに書かれていますが、山洋電気 109P0612H724 の32dbと比べると少し音が小さいぐらいにしか思えません。振動はあまり変わらない感じです。
風量は結構多いのですが、音と同じ比率で風量は少ない感じでした。
GLOBE FANをCPUクーラーに取り付けた図
20021014184730
ADDA AD0612LX-G76 ファンは“騒音レベル23.0dB以下”とのパッケージ表記のとおりのようで、GLOBE FAN B0601512L-3Mよりかなり音が小さいです。その分、風量も少ないですけど。
振動は、ほとんど発生しません。

検証の結果、夏場は冷却が間に合わない可能性もありますが、ADDAのファンを採用することにしました。

ヤマダ電機テックランド広島本店にて60×60×10mmサイズのファンがジャンク品として販売されていましたので検証してみることにしました。
無造作にカゴの中にあったので軸受けが傷んでるかと思ったのですが、動作させてみた感じでは ADDA のファンに似た感じです。騒音レベルが低く、風量も弱めです。振動はありませんでした。
ADDA の物に出会う前に入手していたら、これで値段が安いこともあり、満足して使っていたかもしれません。
サーチエンジンでファンにあるmodel名“N6010B3-B”およびレシートに書かれていた“281/400”を検索させてみましたが、情報の載っているwebには出会えませんでした。すごくマイナーな物なのかも。そう考えると常用するには不安ですね。

試したファンの仕様(その5)
販売 ヤマダ電機
型番 281/400
ブランド 不明(MCD?)
ジャンク品扱い
製品の表記 BRUSHLESS DC
MODEL:N6010B3-B
12VDC 0.04A(M)
Y9939
回転数 5273rpm
(P3B-F BIOSで表示された値)
音圧レベル 不明
サイズ 60×60×10mm(実測)
画像 MODEL:N6010B3-B

わざわざ付け替えるのは面倒なので今のところADDAのファンを使うことにします。

関連記事
MSI NX8500GT-TD256EH を改造