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今、Edyしかない広島“電子マネーとしてのICカードの現状”

isologue(イソログ)磯崎 哲也 先生が、セブン-イレブン・ジャパン電子マネーnanaco(ナナコ)」に関連して
nanacoを使ってみた(電子マネーとネットワーク外部性)
という記事を書かれているのを読みました。

やっぱり、東京とそれ以外の地方での温度差を感じてしまいます。
今、広島で使える電子マネーは“どこでも使える(はずの)”「Edy(エディ)」のみの様です。

交通系の電子マネー(ICカード)はJR西日本が「ICOCA(イコカ)」の今夏から導入に向けて、自動改札機の設置が始まったばかりです。
中国新聞:するっとイコカ 広島駅に自動改札機

広島地区の私鉄系の磁気式プリペイドカードを“広島独自ICカード”としてリプレイスする計画もあり、2008年1月から3ヵ年計画で導入する予定となっています。
広島都市圏を中心とした交通系ICカードを16事業者が順次導入(予定)
ただし、将来的に電子マネーにも拡張する余地はあるシステムだそうですが、当初“広島独自ICカード”は電子マネーとしては使えないようです。
構想として、中国新聞の報道によれば広島電鉄は2011年度には電車の車掌を廃止し「信用乗車方式」を導入する構想があるそうです。
中国新聞:広電、車掌廃止 信用乗車に ICカードでキャッシュレス 運転士がモニターで確認 「不正を防ぐめどついた」
このような先進的な構想があっても私鉄系“広島独自ICカード”は、まだ始まってもいない現状です。

さて、話を電子マネーに戻しますと、“どこでも使える(はずの)”「Edy(エディ)」は自宅の最寄りコンビニエンスストアで使えるのは知っています。でも、実質はメリットは感じませんので「Edy(エディ)」は持っておりません。
これから広島でも使えるようになるであろう
セブン-イレブン・ジャパン電子マネーnanaco(ナナコ)
イオンの「WAON(ワオン)
とも、これ単体では持たないでしょうし、統合のため“おサイフケータイ対応”携帯電話をわざわざ導入することもなさそうです。


広島で交通系ICカード電子マネーとして使えるようになるまで、関東圏のなんだか先進な“電子マネーネットワーク外部性”という、お話も私にはなんだか実感がわかないというまとめになってしまうのでした。

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