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ハケンの畦道 このページをアンテナに追加

2017-08-11 夏休みだねー。 このエントリーを含むブックマーク

今週のお題「高校野球」

夏は部活の季節です。

中学はオーケストラでバイオリン弾いてて、高校は放送部でスピーカー担いでた。文化部一筋でした。なので高校野球にはあんまり縁がない。

でも、体育館で演奏したことはあるな。高校野球ではなかったけど、運動公園の記念式典かなんかでラデツキーを演奏した。延々と演奏していられるのよあれって。

お腹が空くので袋入りの餡パンを持って行って友達と分けて食べていたら、一つ全然餡が入ってなかったのがあった。二つに割っても四つに割ってもさらに割っても入ってなくて、これはあたりなのかハズレなのかな、って大笑いしたのを覚えている。

そういえば放送部ではカセットテープ欲しさに高校野球をテーマにした番組作ったな。野球部にインタービューもしたよ。白球と青春、みたいなナレーションもしたっけか。

夏の日ざかり。

でも野球部は普通の公立高校の普通科の男子ばっかりにしては強くて、シードになったこともある。結構いい試合してたみたい。応援にも行ったことないけど。

生徒会役員だった友達に聞いた話だけど、役員は応援に行くのが義務だったらしい。でもうちの高校は夏休みにめっちゃ宿題を出すので観客席でしこしこ宿題していたらしい。

その友達は夏休みにちょっと好きだった同じ役員の男子に会えるのが嬉しくて、それを詩にした。別の友達がそれに曲をつけて、また別の友達と一緒にギター弾きながら歌った。

日本に派遣社員が生まれるちょっと前。畦道はまさか自分がハケンになるなんて思ってなかったし、それよりまさか大学受験に失敗するとも思ってなかった。

そんなお気楽な時代、いや今でもかなりお気楽だけど、平和くらいしか取り柄のないその町から出て、もう長い。

友達だけじゃないよ。

学生時代の思い出には友達がもれなくついてくる。でも、それはスタンダードじゃない。

記憶を失った青年のことをテレビで見た。思い出せない父親のことを、「固い石だったものが柔らかいパンになったような」と表現していた。分かるよ。畦道はもっと薄情だから、一年くらい会わなかっただけの父親の顔をすっかり忘れていた。彼は一人で川のほとりにある公園に佇んでいた。畦道は県内最大の川の河川敷でバンドの練習をしていた。

でも、友達が多いだけが能じゃない。友達を作ることが人生の全てじゃない。

友達がいるからって寂しくないわけじゃない。

友達がいなくたって夏は来るし、誰かが野球をしている。ボールは飛んでいる。