奥多摩川
せっかくの夏休み、ふみは、まだどこへも行っていなく、ちょっとかわいそうだわ。
風邪もなんとか落ち着いたようだし、
今朝、ふみに「川のきれいなところに行こう」と伝えたら、サッサと塾の毎日15枚の宿題を終わらせて、
二人、8時過ぎの電車に乗って、奥多摩方面へ出かけた。
一時間あまりで、目的地に着いた。
その澄んだ水に誘われ、わたしは裸足で川に入る。冷たくて、とても気持ちがよい。
バッタを発見して、写真を撮りまくる。
尻尾の長い青いカナヘビを発見しても、ふみは声を上げるだけだった。
「ふみ、虫とか触るの、もう怖いように見えるけど、小さい時と性格変わったね。」とわたしが言うと、
「うん、だってぼくは、虫より、科学に興味持つようになったんだから、虫、ちょっと気味悪いもん。」とふみが。
つい去年まで、ヤモリも普通に手づかみしてましたけどね。今は、そのバッタを捕まえようとしないや。
「かわいそうだもん」とふみ、こうも言う。
多摩川は、本当に素晴らしい清流。
今日は、雨か曇りとの予報だったが、快晴。
ただでさえ蒸してるいのに、日差しが強い分、もう暑くて暑くて。
坂道を登って、急な階段を登って、寒山寺に到着。
中国の蘇州の寒山寺と関係があって、中の小さい仏像も、蘇州の寒山寺から贈られたそうで。
寒山寺から見る橋。
この橋、つり橋ほどではないが、揺れるんです。
前を歩くどこかのお父さん、ジャンプしたり、はしゃいで、そのたびに橋は揺れる。
わたし、こういうつり橋みたいなのが、大の苦手で…
寒山寺の鐘を鳴らすふみ。