Xbox 360用「Kinect」の高価格は、Microsoftの苦渋の決断の結果

PC Watch 後藤弘茂氏の記事によると、Kinectの認識処理はXbox 360本体でおこなう場合、PPC3コアのうち1コアを占有してしてしまうほどらしい。
そのためKinect側で処理するように専用チップを搭載し、結果ハードの価格がこんなになってしまったというもの。
確かにPPC3コアのパフォーマンスはPS3に対してのアドバンテージにもなっている事を考えると、MSとしては譲れないと言ったところでしょうか。
もしKinectとMoveのマルチプラットホームタイトルが出れば、PS3と差が出る可能性があります。
ちなみにPlayStation Moveは8基のSPUのうち1つで済むらしいので、ここはCellの真価が発揮されていると言うことでしょう。
とは言え、不恰好なスフィア付きコントローラのあるMoveよりコンローラなしのKinectの方が、かなり重い処理をしているのは間違いないと思いますが。
しかし、そのような台所事情はユーザーには無関係な話で、14,800円でKinectが売れるか?と言う問題は変わりません。
従来、家庭用ゲーム機メーカーは逆ザヤでもハードの価格を抑えてきた経緯を考えると、やはりKinectでもMSはもっとがんばるべきではないかと思います。


参考リンク
Cell B.E.のパワーを活せるPlayStation Moveモーションコントローラ