shokozaの日記

2010-01-19 子猫の夢

よしこの子猫を見に行った。アーティストである彼女の広くないアパートは、ダンボールとコーヒーの麻袋で作った「にゃんぐるジム」各種でいっぱい状態、それを縫って人間は歩く。ちょっと前までは話をすればアート一筋で近隣のカフェなどで華々しく個展を開いていたのが、現在は「ナイジョー」(Nagel)のことばかり。子供、というより孫に近いかわいがりようである。去年愛猫タイソンをなくしたのでBFの「隣の男」Justin君がバースデープレゼントにもらってきてくれた。外人らしからぬおしょうゆ顔、色は「ブロンド」で筋肉質(これは日々にゃんぐるジムでのワークアウト効果らしいが)。いろいろある手作りおもちゃのなかでもユニークなのは、黄色いコードの「へその緒」でコードの端っこをベルトに挟みナイジョー君をじゃらす。よしこ=ナイジョーにはすでに深い絆があるのでJustin君はこの「へその緒」で絆作りにはげんでいるのだそうだ。からだのおおきいハンサムボーイの彼が黄色いひもをおなかにつけてジーっと横たわり子猫と絆を結ばんとしてる図を想像してると、最近見た「アバター」をおもいだした。尻尾、あるいはお下げ髪の先っぽで、馬や鳥と交流して「絆」を作り、命の木の声を聞く。思うだけで、心が通じる。「もう、絵なんか描いてられへん」という彼女は、ひねもす子猫と遊ぶ。

荘子は夢で蝶になりきって飛び回り、夢から覚めて愕然としてしまう。蝶は夢なのか、それとも自分が蝶の見ている夢なのか。「アバター」では科学的にその二つの世界へ行き来できるようになるわけだが、主人公は、大いなる自然、命の母との絆を持って生きるほうを選択することになる。子猫と以心伝心で遊ぶよしこは、寝てもさめてもそこにいる子猫の夢になったように見えた。

2009-12-25 何もない静かなクリスマス

5週間の日本滞在から帰ると、ハリソンからのサプライズ・プレゼントが待っていた。新しいカーペットと、新しく塗られた壁と。カーペットは曇り日の入り江のような少しくすんだ青磁色で、壁は明るい目のグレイ。目になれないうちは何だかくすんでるなという印象だったが、絵でも何でも色彩を際立たせて見せる効果があると説明された。なるほどなんとなく、かけてある絵の色がよく見えてくる。二階にあったすべての「モノ」は箱に放り込まれて階下のスタジオスペースいっぱいに詰め込まれてあった。で、帰国以来時差ボケしている暇もなくこれらの「モノ」たちと対決している。

なるべく何もない空間という要素をとっておきたい。

・・・物ひとつない空虚な部屋にはさんさんとした太陽の光が差してあのような明るさがあるではないか。幸福もまた、足掻きをやめた空虚な心にこそ、とどまり宿るのである。それを知りながらなおかつ足掻きをやめることを知らないものは、座ったままで走ることをやめないもの、永遠に休息を知らないものである。(荘子、内篇第四 人間世篇)

 と、荘子のいう「虚室」とまではとても無理だけれど、ちょっととっておくくらいはできる。どこに、どう「虚」をもってくるか。そんなことを考えて毎日楽しんでいる。こんなプレゼントなら、いつも自分に上げられるな、永遠の暇つぶしって感じだ。

クリスマスの朝はいつもとても静か。今朝は霜が真っ白におりて、たださんさんと陽がさしている。

 

なおこなおこ 2009/12/28 20:53 新しくなったお部屋、どんなふうになるかたのしみですね☆
わたしも引っ越しして、なにもない部屋のすがすがしさを、そっくりそのままとっておきたい気持ちと、自分のカラーがついたモノたちを空間におくことで、その場が自分の部屋になっていく安心感と。。。そのあいだに挟まれてるこの頃です。。。しかし引っ越しって、一から家の中をととのえる楽しみと大変さとが一挙に押し寄せてくるものなんですね。。やっとまとまりがでてきました♪

2007-02-08 かもになってもいいかも?

shokoza2007-02-08

麗江について三日目、ぶらりと二人で、朝の町を歩いていると、健康美人に声をかけられた。「郊外の自然公園にご案内しますよ。景色もすばらしく、納西族の村もごらんになれます。」という。遠いの?と聞くと、ほんの十分という。公園なら入場料は、いくらなの?といえば、私と一緒なら、30元の入場料はただになります。という返事なので、行ってみることにした。健康美人のご亭主が車で送り迎えして一人10元でいいという。結構な山坂を越えて、ついたところは、だだっ広い寒風吹きすさぶ、平原と湖と周りの山。小型の馬がたくさんつないである、集合場所に落とされるとそこが「自然公園」なのだった。オフシーズン観光客(カモ)は、観光専門の納西族の若者にひきわたされる。公園をお馬にのせてもらって一回りする80元コースから、40分馬の背に揺られて、山中のすばらしく神秘的な森や流れを案内するという800元コースまで、どれかを選びなさいと、厳しく迫られる。写真はどれもすばらしいけど、5月くらいに撮ったんだろうなあというものばかり。しかもこっちは風邪が治ったばかり。ひきかえそうとすると、納西族の村に馬でご案内プラス野生の鶴の群れ見物100元コースを20元まける、とねばるので、ちょっとお馬さんに乗ってみたかった私はやっとオーケーする。どのくらい乗るの、寒いのは嫌よというと、いやホンの十分だというのである。営業の若者は渋い顔で、私たちを案内係に引渡し二人はかくて馬上のひととなった・・・のはいいんだが、馬もおとなしくってかわいいんだけど、結構揺れるのね、馬って。上下動激しくって、小走りになると頭に響く。村は山の斜面にあり、滝があって水車があって、小高い丘に登ると水牛で畑を耕しているのどかさ。てっぺんの何にも無い平地は、文化大革命で壊されたお寺の跡地であった。

 民家を見せてもらえることになり、入った家はさっきの営業係の家(と、案内係がにやにやしていう)。なかなか立派な四方院で御嫁さんと、おしゅうとさんと、そのお母さん(100歳)が出てきて歓迎してくれる。20元も値切ったけちな客とはしらないから、みかんやピーナツまでご馳走してくれる。おばあさんが、元気で丈夫そうなのに驚いた。一緒に写真をとったが、肩に触れてその頑丈なこと、全身が、地に深く沈んでいるような気の沈みようにまた驚いた。結局一時間近く馬に乗って(寒いから、吹きっさらしの鶴のところは省略して)帰ったけれど,あのおばあちゃんにあえただけでもカモになってよかったかも。と思った次第である。

kaitakaita 2007/02/09 09:37 それはよかったかも。

2007-02-04 北京から成都までの汽車の旅

shokoza2007-02-04

12月25日、混んでいる北京駅で、携帯用魔法瓶を買い込んで列車に乗り込む。高いほうの寝台車(安いほうは3段ベッド)の下の席に落ち着き、道中は持参のかぼちゃの種と干し棗をかじり、ひたすら、お茶を飲む。お湯だけは常備なのだった。上の段の二人は、30そこそこのビジネスマン風。一人は布団に入りっきりで、たまに携帯をかたかたやっている。もう一人は通路にでて携帯。窓の外はずーっと農村、町、農村。四川省に入ると、山が多くなり河を挟んで美しい山の景色!と思うとトンネル、ア、綺麗!トンネル、の繰り返しであった。なんとなく風邪気味の私は、お茶の合間にとろとろと眠り続け、食堂車とトイレに行くほかは26時間中ほとんど寝ていた。

 かんしんしたこと。線路際すれすれまで、菜っ葉が植えてある。住宅の入り口、道路っぱた、菜っ葉だらけだ。おいしそうだな〜とおもってみていた。後は、だんだん畑がずーっと、山の上のほうまであること。断崖絶壁のさなかに、ひょこっと小さな建物がたっていたり、まるで山水画と同じ。どんなひとがすんでいるんだろう?

 

 

kaitakaita 2007/02/09 10:09 26時間ね。時速80kmとして2080km。東京ー石垣島1965km。
何時間乗っても目的地につかない列車、そのうち目的地さえあいまいになり、そもそも何をしにきたのかも忘れてしまう。まるで人生のように。東京発ロンドン行なんて列車に乗ってみたいな。昔(第二次世界大戦前)はあったらしいけど。

2007-01-30 ペットとしてのこおろぎ

shokoza2007-01-30

許老人宅では、生きたこおろぎには会えなかったのが、数日後タクシーの中でずぃ〜ずぃ〜と妙な鳴き声がするのでハリソンが「ひょっとして,グオグオですか?(中国語では、虫偏に国と言う字をふたつでグオグオという)」ときくと、運ちゃんは得意そうに懐から出して見せてくれた。気温が下がるのか、すぐなきやんでしまうが、内ポケットに戻すと安心してまたなき始めた。こういう自然なバイブレーションを身につけるようにしていたら体によさそうだなあ・・・

 そして、ある日書画骨董を扱う店の並ぶ琉璃廠に友人を訪ねた折、ついに実物と対面したのである。北京ダックを食べに行って隣に座ったのが、30代の骨董やさんで彼が懐に持参していた。生野菜・果物ならなんでもたべるよ、というので人参のきれっぱしとパセリをやるとどんどん食べる。意外に大きく、色はブルーと緑。しばし北京ダックそっちのけで遊んでしまった。

 3〜4ヶ月の短い命なんだそうだ。すきなひとは、仲間内で闘鶏ならぬ闘グオグオをやったりもするらしい。お腹がいっぱいになるとちょっと羽をこすってないてみてくれたりした。愛いやつじゃ・・・と思いきや、手の上をどんどん歩き出したのでまた入れ物にもどした。

 もし私が北京に住んでたら、小鳥とこおろぎをやっぱり飼うな。毎日、鳥の散歩。ふところには、こおろぎ。凍てつく寒さも忘れてしまうかもしれない。

kaitakaita 2007/01/31 20:59 なんでこおろぎ逃げないの?保管方法に何か秘訣でもあるのかな?

shokozashokoza 2007/02/01 03:41 この入れ物は、逆三角形に針金でつくったコイルが内蓋になっていて、出す時にはとる、入れたらまたはめるようになっています。

なおこなおこ 2007/02/04 20:19 風流ですなー。。。確かに飼ってみたくなりますね!それにしても北京の朝の公園シーンは、相当活発そうで、魅力的ですねー。わたしももし北京に住んだら、朝型人間になれるかな!

shokozashokoza 2007/02/05 07:07 何にもしなくても、朝公園に行くだけでもおもしろいです。社交ダンスや、エアロビ風(といっても大変そうじゃなくて、楽しそう)は、私も混ざってやってみたいとおもいました。