便利の代償は誰が払うべきか


id:yone098さんのところ経由で見つけたid:mini40th_cooperさんの

エントリ

示唆的だったので、自分も一考してみました.

基本的なことなんだけど、基本的なことを知らない人でも使えるので、
こういうエントリが必要なのかも。
しかし、なぜよねさんがこんなエントリを書かないといかんのだろうか?

反射的に「基本的なことも知らないやつが使うなよ」とか「ちったぁ勉強せぇや」とか言いたいけど、
身の回りにもよくある話でなので、ちょっと考えてみようかなと思ってたら、たけぞうさんのエントリを見つけた。


Teedaをやっていると、MLには大量の質問が来ます.

ベストエフォート形式で答えてはいますが、全ての質問に100%答えられているわけじゃないです.

また、全ての質問がTeedaに関係があるかと言われると、実はそうでもない事があります.

その際にやはりTeedaに関連ある質問からなるべく答えてるようになってしまいます.

ただ、反射的に「基本的なことも知らないやつが使うなよ」とかは言うべきじゃないかなと.

おいらも多分「えー、そんな基本的なこと知らないの?」みたいなのはあるはずなので、似たり寄ったりかなと.

だからといって、全部懇切丁寧に答えるのはその人のために良くないんじゃないすかね.

(ここはおのおの意見分かれるところだと思うけども.)

Webアプリケーションの基本的なところは、検索したり書籍を調べたり手を動かしたりで

確認できるはずだしそうすべきだと思うのです.



id:mopemopeさんのエントリにもかなり賛成.


ソフトウェア開発を第2次産業における生産の標準化、自動化に当て嵌めたい勢力がこの背景にあると。
ソフトウェア開発においてそこを目指すのはかまわないのだけれど。
ただ、便利な機能を提供する側が無知への代償を負ってしまうのはどうかと。

基本がわからない人に対するツールとしてTeedaを選択したことが間違いであって、
それを選択した人が無知への代償を負うべきだと思う。
Teedaがどこを目指しているのかわからないけど、現状で言えば、わかっている人には便利なツールなわけだし。


効率を徹底的に重視するのであれば、自動化はこの先もっとフォーカスが

あたっていい分野ですね.すでにフォーカスあたってるけども^^;

Teedaももっと枠組み作れるはずだと思ってるところですよ.こうご期待.

便利機能を提供する方としてもチェックできることはチェックするなど

間違いにくい作りを目指す部分は手を抜いてはいけないとは思う.これは自戒の意味も込めて.



あと、基本がわからない人が○○を選択したことが間違いっていうのは、

一概には賛成できないかなあ.

理想はTeedaTeedaのところを何に変えても良いですが)を使っていく上で、

基本がわからなくても基本を知ることが誰でもなんなく出来て、かつ効率も急激に

あがるというのが理想ですが、まあ普通はそうはならないんじゃないですかね.

新しいことを学ぶことだけでもなかなか最初は苦痛なのに、そこに基礎知識も加わると

その覚えなくてはいけないハードルはかなりあがるだろうし.

だからこそ、信じるのは自分の目や手で確認が一番じゃないかな、というかそれしかないんじゃないのと思うわけですよ.

自分で調べる力・試す力をつけていくのが最も効率的なんじゃないかなと思います.