良い残業?

じゃあどういう残業が人を成長させ、あるいは人を潰すのか。

良い残業というのは、頑張った分だけ評価され、プログラムがどんどん出来上がっていく達成感があり、
結果的に本人のモチベーションが高く保てるようなタイプの仕事。こんな開発チームならきつい状況でもけっこうなんとかなったりする。
たとえば文化祭前夜のような、クラス一丸となって異常なテンションの中、ひとつの目標に向かって深夜まで没頭する感じ。
あんな気持ちでカットオーバーを迎えられればそれは良い経験になるよね。

http://d.hatena.ne.jp/aike/20080717


確かに評価されるっていうのはその当人にとってはありがたいと思うし重要なことだけど、
企業としてはそれでいいのかな?それで利益が出るの?顧客にとってはいいことなの?
本人の家族にとってはどうだろう?友達との付き合いもなくなるけど?何より自分を豊かにする時間は?


極論だと思うけど、自分には良い残業なんて無いと思ってる。残業は基本しちゃ駄目だよ。
自分を伸ばすことはとっても重要。それは間違いない。デスマで成長するっていうのもある一面をみれば真実でしょう。
ただし、自分を伸ばすことは出来るだけ個人の取り組みでやるべきだし、会社の利益はきちんと考えないと駄目じゃないかな。
デスマや急ぎの仕事で、もちろん完了させるために残業は厭わないっていうのはあると思うけど、原則駄目。


残業を減らし、個人の時間をもってそこで自分を伸ばす努力をして、その結果としてより効率的に
仕事をして会社に利益をもたらす。それで残業が更に減って、家族や友達と話したり楽しむ時間をもったり、
社会還元したり、自分の新たな趣味を見つけたりして自分の人生を楽しむのが一番よい姿だと思う。


こういうようになりたいと思ってます。
OSSもその一環だし、執筆とか勉強会に出るのも同じ理由です。



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