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2016-07-20

[]過剰な正義感こそが一番の凶悪-映画-凶悪

 huluで視聴。山田孝之ピエール瀧リリーフランキー池脇千鶴と、これほど豪華なキャストを使ってくそみたいなエログロストーリーを描いただけの作品。

 本作品は、ジャーナリスト山田孝之が一人の死刑囚の告発を受け、大量の殺人事件の詳細をあぶりだしていくという物語。暴力シーン満載で、ところどころに出てくる家族と取材との天秤シーンもまた微妙な蛇足感が漂うが池脇千鶴がかわいい。たぶん実際に起きた事件を小説化したものをさらに脚色して映画化したのだろうけれど、主演キャストたちの演技は当然圧巻。視線の使い方、筋肉の使い方、セリフの間。濡れ場から殺人シーン、公判シーンまで、ピエール瀧ってこんなにすごい俳優だったっけ!?と思わせる演技の応酬なのだけれど、いかんせんストーリーがあざとすぎて、あーこういう残虐シーン描きたかっただけでしょ、とかリリーフランキーにこのセリフ言わせたかっただけでしょ感が以上に伝わってきて途中でリアルに鼻をつまんでしまった。

 最後に救いはあるものの特に盛り上がりもなく終了。山田孝之の気が狂う一歩手前の迫真の演技は邦画好きとしてはチェックしておきたい一品。ただ2回は見なくていいや。

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2016-06-29

[][][]ストリートアートは最後のアメリカンドリーム-映画評-バンクシー・ダズ・ニューヨーク

友達にオススメされて映画バンクシーダズニューヨークをみてきた。超面白かった。

 正体不明のバンクシーを名乗るアーティストがニューヨークでひたすら1か月アートテロを仕掛ける話。バンクシーは世界のセレブを始め、多くの熱狂的な信者を生み出し、作品の価値を高騰させてゆく。基本はストリートアート。壁に落書きをしたらそれが解体され25万ドルで売れていく。NPO絵画が落書きをされ、それがオークションで60万ドルで落札され、落札金額NPOに寄付される。スラムに絵を描くと、普段スラムに近づく事もない絵を買える位のセレブ達がスラムに集まってくる。アートはストリートにおいて力を発揮する、そうした大小の作品を1か月連続で発表したのを追いかけるドキュメンタリー

 ニューヨーク市長は言う。バンクシー公共に損害をもたらす行為を行っているのだから取り締まる必要がある、と。

しかしバンクシーが絵を描いたデパートは即座に入居者で満室になり、公共施設を使ったアートテロは、ちゃんと水面下で許可を取っており、貧困世帯は家の前でバンクシーの作品である石を拾い、彼らは一攫千金を夢見る。みんなバンクシーの知名度に乗っかったり、バンクシー作品を盗んだり、バンクシーは混乱と最後のアメリカンドリームとをアート通じて作った。アートテロの何が損害だったのか。

 映像を通じて、アートに関するリテラシーが高い人達の解説が隙間なく入っているので教養深く、映像の作りもカメラワークやSNSの魅せ方、テロップなどこだわっていて非常に良かった。仕事終わりに見にいけてよかった。7月上旬まで渋谷アップリンクで上映だそう。

映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』公式サイト

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2016-04-11

[][][][][]二階堂ふみの強烈にして官能的な濡れ場-メディア評-映画「蜜のあわれ」

 公開初日に鑑賞。軽妙、怪奇、官能。コミカル、ホラー、エキゾチック。なぜか人間になってしまった金魚と年老いた小説家の織りなすパラノイア恋愛もの、ザ、文学作品。金魚役の二階堂ふみ、日々ロックより可愛かった…。

http://mitsunoaware.com/comment/img/still.jpg

 本作、「蜜のあわれ」はタイトルとは裏腹に、コミカルなテンポの古典派ラブストーリー。3章構成にわかれており、人になってしまった金魚、幽霊、ミュージカル、死者との晩餐、なんでもありである。

 洋画では味わえないテンポや台詞回しの妙と、明治を舞台にしながらも(ロケ地は富山)金魚をコンセプトにした色使いのコントラストの艶やかさに重ねた二階堂ふみの濡れ場の昂揚感。お尻や足は綺麗すぎて替えの専門のモデルを使ったのではないかと思うほどである。

 主人公の小説家とだけでなく、真木よう子扮する幽霊ともキスや絡みに挑戦する場面を見るだけでも見る価値がある作品。

 見所は他のキャストそれぞれの作品の解釈と演技にも現れる。高良健吾演じる芥川龍之介の寡黙さも作品に華を添えていた。伏線回収も上手に作られてるし、テンポから外れた情動的なシーンは若干蛇足かと思ったのだけれど、これがまた大杉漣の演技が上手過ぎてヤバい。年老いて死にかけジジイが、まだ死ねないと小説を書くことでなく恋愛に対してヒステリーを起こすなど、文学としか言いようがない。観る人を選ぶけどかなり良い作品であった。

2015-11-08

[][][][][]消えたストリートの社会学-メディア評-映画「バケモノの子」

 なぜ人はバケモノにすら承認を求めようとするのか。この映画ではバケモノたちが排除された存在でなく、人間(日本人)との住み分けを進めた異文化のコミュニティの象徴として描かれる。バケモノたちには心の闇がない。バケモノたちには武器がある。

 暗殺教室の紹介の時にも書いた、リフテクティブな存在の不在、心理的欠損の充足をテーマにした王道に王道を重ねた映画。しかし映画に描かれる90年代のトラウマとしての「キレる若者」「機能不全家族」「宗教とテロ」といったモチーフを踏襲しながらも家族は多重であってもよいのではないか、親は子供の武器になるのではないか、人はトラック(進むべき道)から落ちて大きく外れてしまっても、もう一度這い上がれるのではないか、といった斬新なメッセージがちりばめられた快作であった。広瀬すずの声の未熟さは気になったものの、可愛いから許す。以下ネタバレあり。

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 本作バケモノの子は、父親と離婚し母子家庭で育った主人公の少年が、母親と死別し、渋谷の街を浮游していたところをクマのバケモノに拾われ、弟子入りしながら関係を気づき成長していくビルドゥングスロマン映画。

日本作品へのリスペクト

 作品を見ていると最初に感動するのが、手塚治虫的なモチーフや西遊記のオマージュ、擬人化文化、学校といじめ、エヴァンゲリオンのような心の闇の問題など、日本的な作品が多く扱ってきたシンボルをこれでもかと散りばめて多くのことを語らせようとしていることである。調べてないのでわからないがウサギの偉い人もライバルのイノシシも干支か花札的ななにかだろうし、マントヒヒはブッダに出てくる梵天さまにそっくりだし、サマーウォーズとちがって出てくるキャラ一つ一つがちゃんとこだわりを持って描かれている。「白鯨」や「山月記」から肥大化した自意識をコンセプトとして取り出したように、どの場面のどのキャラが何を意識しているのか、そう言った追求ができる作品としての技術もすごい。

監督が提示する新しい家族の形

 2000年代の映画は常に機能不全家族を題材にしてきた。援助交際を行う女子高生や街を浮遊する若者たちの原因の多くは家族と思われているコミュニティの機能不全に求められた。「心が叫びたがっているんだ」のようにシングルマザーが増える現代においてはさらにその物語は過酷に描かれることになるのだけれど、若者は街を徘徊浮遊することで、仲間の中に代理家族や代理親子を見つけ、理想的な家族を追体験しようとする。細田監督はずっとそんな新しい家族の形を模索してきた。そんな代理父としてのバケモノであるクマテツは、主人公に武術を教え、主人公に相手の呼吸の読み方を習い、お互いがお互いを高め合う新しい形の「家族」として監督はバケモノと少年を描く。

 家族は昔から象徴的に一緒にご飯を食べる存在として描かれる。最初は一緒にご飯を食べなかった少年は、気づけばバケモノそっくりな仕草でご飯を食べるようになる。最終的にバケモノは少年の武器となる。昔ながらの、子供を縛るものとして描かれてきた<親が与えたもの>を革新的に監督は書き換えた。<親が与えたもの>は子供の武器になる。そういうメッセージを監督は作品のクラマックスに込めた。

リフレクタブルな存在の不在

 自分を正統的に振り返らせる存在の不在こそが機能不全の本質であり、悲劇の源泉であるのかもしれない。お互いに縛り付けるのではなく、お互いがありたい自分でいるためにどうしたらいいかをアドバイスし合える間柄、そうした存在を求めて若者も、最近は大人たちも彷徨うのであるし、最初の少年が徘徊していた場面はそんな心象風景のメタファであったのかもしれない。

 2000年代前半までは「ストリート」に出ると、昔はストリートダンスやマウンテンバイクやスケボーなど、自分たちを受け入れてくれて、疑似家族として迎え入れてくれるコミュニティがあった。そうした「ストリート」の消失が、本作のバケモノたちを生んだのではないかと考える。バケモノたちは日本旧来の妖怪のように社会背景とともに発生したし、一方で本作においては「おおかみこども」のように障がい児や迫害を受けている人たちのメタファとしては描かれていない。まるで脳内会議に出てくる登場キャラクターたちのような、アドバイスしながら判断や決断を迫ってくる存在として登場する。暗殺教室のレビューでも書いたが、そうした消失を埋める存在として、バケモノに頼らざるをえないほど、人間関係の機能不全が深刻であるというメッセージを捉えることもできる。人はどうしても自分のリソースを奪われることに対して不安を抱くため、他人に規制禁止をしいたがる。コーチングや傾聴が一部でブームではあるものの、そんなものでは足りないほど、<リフレクタブルであること>は技能が必要で、常に意識していないと鍛えることは困難なことなのかもしれない。

 なお、余談であるが、文学に詳しい友人と見に行った為に教えてもらったのだが、川上弘美氏のコラム集「神様 (中公文庫)」に、クマは神様になるものである、ということが書かれていたらしく、見始めたあたりでオチが見えていたらしい。そうした教養の共有を行える作品としても本作は秀逸であった。

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[][][]3行で済む映画-メディア評-映画「Like someone in love」

 たまには酷い作品の紹介も。最近見た映画の中では最悪の部類だった。フランス映画っぽい対話を重視した静かな作品。ひたすら賢いエロジジイが風俗嬢に紳士っぷりを発揮したら風俗嬢の彼氏を怒らせた、だけというあらすじ。あらすじどころかwikipediaにはストーリーがこう紹介されている。

デートクラブから派遣された明子は、タクシーである男の家に向かう。彼女のことばを信じて駅のベンチで待つ祖母に心で詫びながら、明子は目的地である元教授、タカシの家についた。タカシは高齢ながら女性の扱いは不得手であり、明子の機嫌をとろうとサービスにつとめるが、当の明子は疲れ果ててそうそうにベッドで眠ってしまう。それでも翌日、タカシは彼女を通っている大学に車で送り届ける。大学で明子を待っていたのは、怒号を浴びせかける恋人の樋口だった。樋口をなだめようとしたタカシは、なりゆきで明子の祖父をよそおって彼の気持ちをおさめる。だが一度は何事もなくすんだ事態も、タカシの「嘘」がきっかけとなって悪化、樋口はタカシの自宅に投石し殴り込むのだった。

ライク・サムワン・イン・ラブ - Wikipedia

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 本作品はイラン人監督アッバス・キアロスタミによるクラウドファンディングで作られた作品。びっくりしたのが、上記のwikipediaのあらすじが本作のすべてで、石を投げられて窓ガラスが割れて作品のエンドロールが流れる。 高梨臨の足が綺麗なのと、加瀬亮のDV彼氏っぷりがひどいくらいに演技が上手いのと、爺さんの言い回しが上手いのが見所というか救いで、何も得るものがない。タクシーからみえるロケ地も目的地を考えるとかなりバラバラな道を通っており細部にわたって気配りが足りてない印象を見て取ってしまった。あ2時間ミュージックビデオタイプの映画とはまた違った後味の悪さを感じる作品だった。

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