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2015-02-26

『田辺誠一のマケドニア紀行』感想

田辺誠一のマケドニア紀行』感想

マケドニア共和国・・
実は、この国がどこにあるのかも よく知らなかった私。

歴史を紐解いてみると、マケドニアのあるバルカン半島は、
さまざまな宗教や思想のぶつかり合った場所でもあったようです。
過去、この国の上を 数多くの戦いや争いが通り過ぎて行った・・

この番組は、マケドニアの観光案内でもありながら、
この国のそんな成り立ちや人々の生き方をも映しています。
もとは社会主義の国だったことも大きいかもしれないけれども、
けばけばしさとか喧噪とか棘々したところがなくて、
どこも落ち着いていて穏やかで、
自分たちの生活の営みの中で自然に旅人を受け入れてくれる・・

今の日本人の海外旅行というと、
きれいな景色を観たり、ショッピングを楽しんだり、ということが
主となっていることが多いと思うし、
もちろんマケドニアにも 風光明媚なところも名産品もあるんだけど、
何かもっと違うものを受け取ることが出来るような・・
国そのものへの理解を多少なりとも深めることが出来るような・・
そんな番組になっていたように思います。


撮影は去年の夏だったと思うのですが、
そのわずか数か月後には、
マケドニアから1000kmしか離れていないところで
二人の日本人の哀しい出来事が起こり、火種はさらに広がりつつある。

そういう時代だから、なおのこと、
マケドニアに生まれたマザーテレサが引用したキリストの言葉
「他人から何を得るかではなく何を与えられるかを考えなさい」が
とても大切な意味のあるものに思える。

「宗教というのは政治や権力と結び付けられることが多いけれども、
マケドニアの教会はすべて質素で、
純粋な祈りの場所なんだなと思いました」という田辺さんの言葉からも、
そして、
「混在する多様な文化や宗教を受け入れる寛容さは、
争いや差別の絶えない現代社会に生きる私たちに必要な精神だと
教えてくれているようです」と語るナレーションからも、
混迷を極め続ける中東に、そして世界に、
ひとつの慎ましやかな答えが提示されているような気がしました。


旅人田辺誠一さん。
ある程度ベースになる台本はあったかもしれませんが、
気負わず自然に自分の感じたことを自分の言葉で話してくれていたようで、
すんなりとこちらの心に届くものがあって良かったです。
私は、田辺さんが以前HP(@tanave.com)に書いていた旅日記が
とても好きなのだけれど、
今回の旅の中での田辺さんの言葉が、
旅日記の文章に近いものだったように私には感じられたし、
映し出された画面の中に滲み出ていた、
何事にも寄り添って理解しようとする田辺さんの
旅に対する気構えのないナチュラルなスタンスにも好感が持てました。


田辺誠一のマケドニア紀行 〜ビザンティンとオスマンの遺産を訪ねて〜』     
放送日時:2015年2月21日(土)19:00-20:55 (BSフジ
旅人田辺誠一 制作・ナレーション:大村尚子 
ディレクター:Yoshihiro Onodera プロデュース:西村政道 制作著作:BSフジ
『田辺誠一のマケドニア紀行』公式サイト

2015-02-16

シネマ歌舞伎『二人藤娘/日本振袖始』感想

シネマ歌舞伎『二人藤娘/日本振袖始』感想

坂東玉三郎さん編集・監修の『二人藤娘』と『日本振袖始』。
シネマ歌舞伎初体験でしたが、楽しかったです。
最初に玉三郎さんの解説があったので、
内容が分かりやすく すんなり入って行けました。


『二人藤娘』
玉三郎さんと中村七之助さんの舞踊
玉三郎×七之助を一度ちゃんと観てみたい、というのが、
今回シネマ歌舞伎を観に行くきっかけだったのですが、
予想以上の美しさで、もう眼福。
舞踊なのでセリフは一切ないのですが、
何かしらのストーリーを感じさせるものになっていて、
興味深く観ることが出来ました。

少し硬さのある七之助さんを玉三郎さんがしっとりとリード
二人の間に フッと中世的な・・というか、
自在に男性性と女性性を行き来しているような
不思議な空気感が生まれる瞬間があり、
それがなんとも魅力的でした。

私は、舞踊に関してはまったくのしろうとなので、
うまいとかどうのこうの言えた筋合いじゃないんですが、
それでも、玉三郎さんの視線の流し方とか、
七之助さんの身体をのけぞらせた時のしなやかさとか、
二人の指先の細やかな美しい動きとか、
ほーっとため息が出るほど素敵で、
それらが、画面を通してとはいえ間近で観ることが出来る、
地方で観ることが出来る って、本当に幸せなことだな と思いました。


『日本振袖始』
こちらも舞踊劇と言ったらいいんでしょうか、ほとんどセリフがありません。
しかし、土台となる物語がちゃんとあって、
そのあたりを玉三郎さんが先に解説してくれていたので、
引っかかることなくその世界観に入り込むことが出来ました。

岩長姫、実はヤマタノオロチ
いや、岩長姫の怨念の深さが彼女をヤマタノオロチに変えてしまった、
と言ったほうがいいか。
娘を差し出さなければ洪水を起こす、と村人を脅し、
差し出された娘たちを喰らってきたオロチ。
だけど、憎々しくもおぞましいオロチのもとが岩長姫であることで、
そこに ちょっと違う意味合いが生まれて来る。
(岩長姫は帝に見初められた美しい妹(木花開耶姫)を嫉(ねた)んでいた)

赤い振袖の岩長姫の姿で酒甕に首をつっこんで酒を喰らう、
その姿には、性を超絶した凄みがありました。
性を感じさせない藤娘とは対照的に、
男性性も女性性もしっかりと持っていて、
シャキッとしていてダイナミックな男性的な動きの中に、
岩長の女性としての切なさや哀れさが滲んでいる。

それがヤマタノオロチになると一気に禍々(まがまが)しくなって、
すさまじい隈取 口の中まで真っ赤に塗りたくった姿は、
玉三郎さんだと分かってるんだけど すぐには信じられないほどで。
 (前列のお客さんがびっくりしてのけぞってました)
とにかくもう玉三郎さんが本当に巧みで、
観ているこちらは ただただ圧倒されてしまいました。


一方、オロチを退治するスサノオノミコトは中村勘九郎さん。
いつも思うのだけど この人はいい意味で余裕がない。
逃げない、遊ばない、流して演じていない、
目一杯自分の持ってるものをさらけ出して演じている気がする。
その生真面目さが、私にはとても好もしく感じられます。
凛として立つ姿に濁りや澱(よど)みがなくて、惚れ惚れしました。

オロチにいったんは呑み込まれながら
腹を裂いて出てくる稲田姫は中村米吉さん。
ぷっくりと可愛らしい風情で、
七之助さんとはまた違った魅力のある女形さんだと思いました。

そうそう、忘れちゃならない、
岩長姫からオロチへの早変わりの間を上手く使った
三味線方と唄方のソロパートが、
ロックコンサートみたいでかっこよかったです。


あたりまえのことですが、シネマ歌舞伎は生の舞台ではないので、
カメラワーク頼りというところがあって、
自分の観たいところに視線を送ることが出来ないもどかしさも
若干あったのは確かだけれど、
アップでこそ観られる細やかな表情とか仕草とか、
隈取の凄さとか、そういったものを堪能出来て楽しかったですし、
バックステージの様子等めったに観られないシーンも豊富で、
お得感もあり、
ゲキ×シネ(@劇団新感線)を観た時も思ったことですが、
TV中継とは違って周囲の雰囲気も芝居を観るのに近いものがあって、
すごく興味深かったですし面白かったです。

次は6月に『三人吉三』をやるらしい。また観に行こうかな。


シネマ歌舞伎『二人藤娘/日本振袖始』     
上演:2014年3月 歌舞伎座 シネマ歌舞伎公開:2015年1月17日-
キャスト:『二人藤娘』/ 藤の精:坂東 玉三郎 藤の精:中村 七之助
『日本振袖始』/ 岩長姫実は八岐大蛇(ヤマタノオロチ):坂東 玉三郎
稲田姫:中村 米吉 スサノオノミコト:中村 勘九郎

2014-12-21

『となりのシムラ』感想

『となりのシムラ』感想

田辺誠一さんがコント番組に出るという情報が流れた時、
私が真っ先に思い浮かべたのが、
内村光良さんや田中直樹さんらが出演する『LIFE!』だったのですが、
これはもう放送が一応終了してて。
じゃあ、三宅裕司さんが俳優さんと組む『コント劇場』かな、とか、
お笑いの人たちがメインの『七人のコント侍』には出ないだろうか、とか、
どれもけっこう楽しんで観ていた番組だったので、
いろいろ想像してたのですが、
志村けんさんのNHK初冠番組に参加、ということだったんですね。


『となりのシムラ』
志村さんのコントというと どうしても『バカ殿様』をイメージしてしまって、
正直、私はちょっと苦手だったのですが、
これはかなり自然体の志村さんが観られたし、
他の出演者とのバランスや、脚本の面白さ、演出の自然な感じが良くて、
ロケが多かったこともあって、ショートドラマのような感覚で観られて、
とても楽しかったです。

内容は、もうほんとに「わかるわかる〜」の連続。
スタバ風カフェなんて、私も似たような経験したことがあるしw
居酒屋の空気読んでくれない大将(原田)にも笑ったし、
小山家のお父さんの疎外感とか、ちょっとかわいそうだけど面白いし、
ホテルの出来事は、よくあるシチュエーションだけどオチがいいと思ったし、
予測変換には ニンマリしちゃったし。


このところツイッターの「ゆる絵」がすっかり有名になり、
田辺誠一ってけっこう面白い人なのかも・・
だからこういう番組に呼ばれたんじゃないか・・
なんて思う人も多いかもしれませんが、
田辺さんは、実は画伯と呼ばれるずっと以前から、
俳優として、喜劇っぽいというか、コントっぽいというか、
そういうドラマとか舞台にけっこう出てるんですよね。

ドラマでは『三代目明智小五郎〜今日も明智が殺される』、
11人もいる!』、『デカ★黒川鈴木』、
舞台では『七人の恋人』や『鋼鉄番長』 などなど。

なので、今回は普通に俳優としても演じられるような
おとなしめの役だったのが、ちょっと残念。
次回は、原田泰造さんみたいにお笑いに食い込んで行く役でも、
ゆるゆる〜な笑いを醸し出す役でも、
じんわりと切ない笑いを引き出す役でもいい、
せっかくのチャンスなので、幅広く使われて欲しいです。

・・って、次回があることを確信してる言い方ですが、
あるよね、次回も。
で、月一でもいいからレギュラー番組になるよね、絶対。

そしてさらに橋本じゅんさんが出てるなんて!
何て嬉しいサプライズ
おいしいとこ持って行くなぁ。さすがです。


『となりのシムラ』     
放送日時:2014年12月16日(火)22:00- (NHK総合
出演:志村けん田辺誠一 原田泰造 吉田羊 波瑠 高橋由美子 野間口徹
橋本じゅん 小泉麻耶 大沢ひかる 松本岳 片平なぎさ
脚本:内村宏幸 平松政俊 藤原ちぼり 福田雄一/志村康徳(志村けん
演出:吉田照幸(「あまちゃん」「サラリーマンNEO」など)
プロデュース:中山英臣 井澤秀治  制作NHKエンタープライズ
『となりのシムラ』公式サイト

2014-12-19

『ディア・シスター』(第10話=最終回)感想

『ディア・シスター』(第10話=最終回)感想

ん〜、最後はちょっとバタバタでしたかね。
とんとん拍子に 美咲(石原さとみ)とハチ(岩田剛典)の結婚式
になって、ちょっと戸惑ってしまいました。
美咲のハチへの気持ちの積み重ねを、
もう少し丁寧に見てみたかったな、という気がしました。

さらに、美咲の出産に立ち会ったのが、
ハチじゃなくて葉月松下奈緒)だった、というところで、
そうか、このドラマの芯になるのは、美咲の恋の行方じゃなくて、
葉月と美咲の姉妹のつながりだったんだ、と改めて気づかされて。

美咲のノートにまだ「したいこと」が残ってる、と思ったのですが、
先週の「妹を絶対に死なせない」というのが最後だった、
ということなのかな・・

そのあたりも、
出来れば もうちょっと きめ細かく描いて欲しかった。


ハチのファンから石投げられそうですがw
実は、私は、最終的には美咲と宗一郎(田辺誠一)が
一緒になるんじゃないか、と予想していました。
私が田辺さんのファンだからってだけじゃなくて、
この展開なら、それが一番ドラマとして面白くなるんじゃないか
と思ったから。
ハチは美咲が好きだけど、美咲は宗一郎を想ってる、
過去にいろんなことがあって、
どうしても宗一郎のところに行けないでいる美咲の背中を
ハチが押してあげる・・

「エースをねらえ」「ベルサイユのばら」「ガラスの仮面」等々、
私は すごくドラマチックな少女マンガを見て育った世代なので、
どうなることが一番切ないのか、をつい考えてしまいます。
で、ハチが一番魅力的に見えるポジションって、
美咲と結婚することじゃなくて、
自分の気持ちを必死にこらえて美咲の背中を押してやる、
ってところじゃないか、と思っていたわけです。


宗一郎に関しても、
あれだけ ねちっこく美咲を追いかけて、
みんなから徹底的に総スカンくってる40過ぎの男が、
実は10年間ずっと今まで美咲が密かに好きだった相手で、
ただ、過去に彼の家庭をめちゃくちゃにしたという気持ちが、
彼女を素直に彼に向かわせない枷(かせ)になっていて・・
という展開になって行ったら、さぞドラマチックで面白いだろう、と、
私個人としてはそんなふうに想像していたんですよね。
なので、今まで書いた感想にも
そんなニュアンスが多分に出ていたかと。w

ただ、一方で、元妻・貴子(音月桂)が登場したことで、
ひょっとしたら今回のような終わり方もあるかもしれない、
とも思っていました。
(貴子が最終回まで登場するようなら そうなるかな、と)
宗一郎は、貴子との過去を乗り越えない限り 前へは進めない、
という展開になることも 考えられなくはなかったので。

それにしても、最後の最後で
「あの子と子どもを守るために 私と行くんでしょ」なんて
貴子がかなり物騒なこと言ったのには、ちょっとゾクッとしてしまった。
このセリフが、美咲からあっさり身を引いたと思われた宗一郎に、
新しい明確なポジションを与えたように感じられて。
いや、宗一郎自身は貴子に対して気持ちが揺らがないとしても、
貴子が 穿(うが)ち過ぎた見方をしてしまう可能性がある、
もしかしたら、宗一郎は、美咲と子どものことで、
これからも不安定で難しい立ち位置に立たされ続けるんじゃないか、
そんなふうに考えると、結局 この夫婦の今後が
一番ドラマチックなんじゃないの・・なんて思ったりして。

――ほんと、私ったら打たれ強いから、すぐ立ち直ってしまうわ。ww


↑に書いたような、
私が思う ドラマとしての面白さ、という部分も含め、
結局 田辺さんは またこういうポジションなんだな、という
残念な気持ちは正直ありますが、
たとえば『きみはペット』の最終回の時のように、
あまりにも落ち込んで、京都の河原に石投げに行こうか、
なんて むなしい気持ちになることは 今回はありませんでした。w

宗一郎という人間を演じる上で、
ウザくてもキモくてもしつこく美咲にからんで行く、
そこに、こういう役だからこのぐらいの気持ちの出し方で、といったような、
演じる上での(ドラマ全体を考えた上での)遠慮が感じられなかったこと、
中盤〜終盤まで、他の人たちの明るさや健気さを引き立たせるための
ヒールとしての存在感を十分に示してくれたこと、
たったワンシーンで そのイメージをほぼ払拭(ふっしょく)してくれたこと、
そして最後に、不穏の種になりかねない貴子に対して、
「何を言ってるんだ」とさらりと返し流す
そんな大人な空気を作り出してくれたこと、etc etc・・

制作側が「クールな二枚目」なんて人物設定したところで、
この俳優さんは絶対に、
ただ単にかっこいいだけの人間として演じようとはしない、
複雑さ、めんどくささ、かっこ悪さ、なども平気で塗り重ねて来る。
これほどネット上で キモいウザいと言われ続けた役って、
田辺さん自身 初めてだったんじゃないでしょうか。

言い換えればそれは、
宗一郎という人間が持つ生々しい感情や 生来の生真面目さ・不器用さを、
それほど綿密に リアルに しっかりと表現して見せてくれた、
ということだと思うし、
美咲とのキスシーンや、酔っ払ってクダまくシーンや、
怪我して診察室を出て来た時の一瞬の表情や、その他いろんな場面で、
相手の石原さとみさんも、すごく丁寧にその感情を受け止めてくれた。
だから、結果として二人は離れ離れになってしまったけれど、
そのことがどうこうより、
二人の間に生まれた その空気感が味わえた、そのことだけでも、
私はこのドラマが面白いと思えたし、
非常に難しい役を与えられ演じ通した田辺さんも、そして石原さんも、
ますますリスペクトしたい俳優さんになった、
そんなふうに思いました。


――すごく偏(かたよ)った感想になってしまってすみません。


『ディア・シスター     
放送日時:2014年10月-毎週木曜 22:00-(フジテレビ系)
脚本:中谷まゆみ 演出:田中亮 プロデュース:中野利幸
音楽:Jhameel 橘麻美 白石めぐみ 大間々昂 
主題歌:「Happinessシャネル 挿入歌:「BF」moumoon
制作フジテレビドラマ制作センター
キャスト:石原さとみ 松下奈緒/岩田剛典 平山浩行 森カンナ 音月桂
田辺誠一 堀内敬子 片平なぎさ 他
『ディア・シスター』公式サイト 

2014-12-17

『ディア・シスター』(第9話)感想

『ディア・シスター』(第9話)感想

「宗一郎〜そこは美咲をかっこよくかばった上での階段落ちだろ〜っ。
自分で勝手に落っこちるだけなんてダサ過ぎるじゃないか〜」
・・私の心の叫び。w
どうも この人(宗一郎)は何やっても不器用なんだよなぁ。
まぁ、その後に 七重(片平なぎさ)に手酷く追っ払われる、
というシチュエーションがあるので、
宗一郎(田辺誠一)が美咲(石原さとみ)を身を挺して救う、
(→七重や葉月が宗一郎に感謝する)
という展開には出来なかった、ってことなんだろうけど。

でも、宗一郎が美咲と話す場面があった、というのは、
すごく良かったように思います。
二人が本当はどんなことを考えていたのか、
というのが やっと少し見えて来て、
お互いがお互いのことをちゃんと想っていたことが分かって、
ホッとしました。

10年前、美咲との外泊騒ぎがある前に、
宗一郎と貴子(音月桂)がすでに離婚を考えていたこと、
卒業式の日の宗一郎のメール葉月が削除してくれたことで、
それ以上の修羅場にならずに済んだこと・・
少しずつ、また 過去のパズルが埋まって行く。

「私が宗一郎さんの人生めちゃくちゃにしたの。
だからもう二度と迷惑かけないって決めたの」
「いろいろしつこくして悪かったな。すっかり嫌われちゃったな」
――もう、二人とも そんなに遠回りしないで本当の気持ちさらけ出せよ、
とも思うけど、それが出来ないほど重い、ということなんですよね。


一方のハチ(岩田剛典)は、
そりゃあ、目の前で兄貴が七重にこっぴどいこと言われて
すごすご帰って行く姿を見たら、
ますます「美咲は俺が守ってやらなきゃ」って思うよね。
いつもの元気や明るさを失っている美咲に優勝メダルを見せて、
「結婚しよう。ずっとそばにいさせて欲しい」
とプロポーズ。
「大好きだよ」と言うハチに「大好きだよ」と応える美咲。
彼の「大好き」と彼女の「大好き」の意味は少し違うんじゃないかと
私は思うのですが・・、
それでもプロポーズせずにはいられなかった、
それほど美咲のことが好きなんでしょうね。
ほんとに健気(けなげ)だなハチは。


葉月松下奈緒)は、
Ryo(鈴木一真)からのダイレクトメールを受け取り、
陽平(平山浩行)と一緒にその展示会に出かけ、
そこで、自分がデザインしたドレス
葉月」という名で展示されていることを知ります。
で、また仕事を一緒にしよう、と誘われるのですが・・
う〜ん、このあたりがちょっと安易な展開だったのが
もったいなかったなぁ。

そして、美咲の病気を知った葉月は、陽平との結婚を決意します。

おいおい、妹のために自分の結婚決めちゃうのかい、
陽平の人の好さに甘え過ぎなんじゃないの、
と思った人も多かったと思いますが、
病気とか障害とか、そういうことが身近にある私としては、
何となく、そんな葉月の気持ちが分かるような気がしました。
自分が犠牲になる、ってことじゃなく、
美咲とおなかの子、二つの命の、
セーフティネットになることを決意する、ということ。
それを自分自身の生きがいにする、ということ。


・・にしても、
葉月の表情がイマイチ晴れないように見えるのはなぜだろう。
もちろん美咲の病気のことが気掛かり、
ということが大きいには違いないだろうけれど、
まだ何かありそうな気がするんだけど。

葉月は、おそらく
美咲のノートの最後のページに
何が書いてあるか知っていると思うのですが、
そのことと関係あるんでしょうか・・

あれやこれや気になることが まだまだたくさん。
最終回、美咲や葉月や宗一郎やハチがどんな選択をするのか、
どんなふうにこのドラマの幕が閉じるのか、楽しみです。


『ディア・シスター     
放送日時:2014年10月-毎週木曜 22:00-(フジテレビ系)
脚本:中谷まゆみ 演出:平野眞 プロデュース:中野利幸
音楽:Jhameel 橘麻美 白石めぐみ 大間々昂 
主題歌:「Happinessシャネル 挿入歌:「BF」moumoon
制作フジテレビドラマ制作センター
キャスト:石原さとみ 松下奈緒/岩田剛典 平山浩行 森カンナ
田辺誠一 堀内敬子 片平なぎさ 他
『ディア・シスター』公式サイト