その後のその後

iOSエンジニア 堤 修一のブログ github.com/shu223

静的アナライザによる解析を特定のファイルで無効にする

Xcodeのビルド設定で "Run Static Analyzer" を有効にしていると、ビルド時に静的アナライザが走ってコードの怪しい箇所を指摘してくれます。非常に助かりますが、サードパーティ製ライブラリを使用していてコードに手を入れたくないクラスや、既に問題がないことを確認済みの箇所等、静的解析が不要な場合もあります。



次の方法で、ファイル毎に静的アナライザを無効にする(そのファイルについてのwarningが出ないようにする)ことができます。

1. プロジェクト設定画面のBuild Phasesタブを開く
2. 静的解析を無効にしたいファイルを選択してリターンキー押下
3. コンパイラフラグを追加

"-Xanalyzer -analyzer-disable-checker" というコンパイラフラグを追加します。



複数ファイルを一括で無効にしたい場合は、まとめて選択した状態でリターンキーを押してコンパイラフラグを編集します。

Twitterの全ツイートアーカイブを閲覧するiOSアプリを公開しました

今日付けで、日本ユーザーもTwitterの過去の全ツイートをダウンロードできるようになったようです。


Twitter、「全ツイート履歴」をダウンロードできる機能、日本でも提供開始


で、けっこう自分の過去のツイートを見るのが楽しくて、専用ビューアアプリでちまちま見返したいなぁと思い、つくりました。



Githubにアップしてあるので、tweetsフォルダを入れ替えさえすれば、自分専用全履歴ビューアのできあがりです。


shu223/TwitterArchiveViewer


iPhone/iPad両対応のユニバーサルアプリとなっております。(というかiPadじゃないと見づらいです。これってどうにかするとスマホ用表示になるんでしょうか?)

使い方

1. 自分の全ツイートアーカイブをダウンロードしてくる

手順はこちら。(手順といっても、設定に追加された「全ツイート履歴をリクエストする」ボタンを押すだけです。)


2. 既存のtweetsフォルダを削除する



3. 自分のtweetsフォルダを追加

ダウンロードした tweets.zip を解凍すると出てくるtweetsフォルダごと、プロジェクトに追加します。


Foldersのラジオボタンで "Create folder references for any added folders" を選択してください。(重要!!!!)



4. ビルドして実機にインストール

実装の中身

ご想像の通り、UIWebViewで表示しているだけです。

ライセンス

MITです。


iTunesとのドキュメント共有機能をつけて、zipごと放り込んでDocumentsフォルダに解凍するようにすれば、(一般ユーザも使えるので)ストアで売れるかもしれません。。