『龍馬伝』第43回「船中八策」

本日もなんとかタイムリーに観ましたが、
これを読んでいる仕事関係者に「ブログ更新より仕事しなさい」と云われそうですね。
時代は慶応3年(1867)5月の四侯会議。松平春嶽島津久光山内容堂伊達宗城の4名です。
容堂公は虫歯があるのか、頬を押さえて発言なし。
薩摩の主導権を嫌ったからでしょうが、どうもインパクトが薄い。
一方、龍馬と後藤は藩船「夕顔丸」で大坂へ向かい、
あの「船中八策」を起草。後藤に見せます。
一方の弥太郎は金もうけできたかと思えば、後藤が武器を購入した18万両の請求にビックリ。
で、龍馬と後藤が京都に到着したときには容堂はすでに帰国。
この時期でもまた龍馬が市中で新選組に出会い襲撃されています。
しかし、『篤姫』で大久保さんやった原田泰造をここで出さなくても。
しかも中岡慎太郎まで救援に駆けつけているし。
史実だったら新選組は集団で囲むのでもう討ち取られているでしょうし、
あの程度の人数を取り逃がしてしまうとは検挙率の低さが気になります。
で、西郷と後藤が会見し、薩摩藩大政奉還を理解させる薩土盟約が成立しますが、
これが大政奉還が実現しない場合は土佐藩も武力倒幕に加わるというもの。
これを聞いた中岡慎太郎が不満を龍馬にぶちまけますが、
龍馬はここで先の「船中八策」の条文を読み、
横井小楠吉田東洋高杉晋作武市半平太勝海舟久坂玄瑞河田小龍などの
名を挙げました。つまり龍馬に関わった人々の想いの集大成ということで、
このまとめ方はいいですね。ただし、慎太郎の「これが世に出れば、
今の権力にしがみつく者に殺される」というのも不可解。
なんかこれで龍馬は薩摩・長州・土佐・幕府などを敵に回してしまい、
またも龍馬暗殺犯が曖昧になりかねないからです。
どうせ創作なのだから、きちんと最後の暗殺犯は明確にしてほしいものです。
次回はイカルス号事件ですが、またお元が出るわけですか。
蒼井優さんに罪はないけど、これって『天地人』の初音(長澤まさみ)みたいな存在で、
話も脱線してしまうし、正直もううざいんですよね。
あと桐野作人先生の『膏肓記』も併せてお読みください。


史跡紀行では京都市上京区の吉田屋跡が紹介されました。
ここは薩土盟約のあった地ですが、未訪でした。
立命館草創の地として立命館大学の前身があったところですね。
残念ながら今回は写真もスタンプもありません。あしからず。


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