あるステイヤーの死

3連休は返上して仕事に専念していました。
しかも金欠もあって盛岡はおろか川崎にすら出かけられませんでした。
3連休ならせめて1日ぐらいは休養にあてたかったのですが。
このあと『ココス』へ出かけて最後の籠城戦。
泣いても笑っても明日の納品で5年がかりの仕事が手離れします。
すでに公式にも出ていますが、詳細に関しては後日にします。
本日は残念なニュースがありました。


【競馬=アドマイヤラクティ死ぬ、豪G1メルボルンCレース後に】
メルボルン 4日 ロイター]オセアニア最大のレース、豪G1メルボルンカップが4日、
フレミントン競馬場芝3200メートルで行われたが、
日本から参戦したアドマイヤラクティ(牡6)がレース後に死亡した。
 主催者によると、馬房に戻ったところ倒れたという。死因は分かっていない。
 同レースでアドマイヤラクティは、1番人気に支持されたが、22頭立ての最下位に敗れていた。
ライアン・ムーア騎手騎乗のドイツのプロテクショニストが優勝した(ロイター 11月4日(火)14時6分配信)


 先月の10月18日に豪州GIコーフィールドCを制しており、
今回も1番人気に支持されていただけに、この現地での死はとても残念でなりません。
海外へ遠征して亡くなってしまったのは97年のホクトベガ以来のことでしょうか。
アドマイヤラクティは日本で27戦7勝。日本での重賞は13年のダイヤモンドS(GIII)のみで
13・14年と春の天皇賞(GI)に挑戦していますが、4、13着と敗れています。
そんな馬が豪州GIの快挙を成し遂げたことはものすごい快挙なのですが、
世間ではやはり凱旋門賞の扱いばかりか大きかったような印象でした。
メルボルンCは2006年にデルタブルースが制しているものの、
同馬は海外含むGI2勝馬ながらもステイヤー血統が嫌われて種牡馬にはなれませんでした。
アドマイヤラクティも2013年以降は2200m以上のレースを選んで使われており、
さすがにトウカイトリックにはおよばないものの、
ステイヤー資質のある馬だっただけに、今後の長距離で期待もできたことでしょう。
デルタブルースを見てもこの馬がメルボルンCを制したところで
種牡馬になれるとは到底思えないのが現在の風潮ですが、
さすがに引退しても功労馬として余生ぐらいは送れたでしょう。
 先日、競走中止になった某馬の安否が気遣われ、
広報にまで問い合わせをして無事が確認できて安堵していた矢先のことで
今回の急死は関係者にも計り知れない悲しみがあると思います。
ご冥福をお祈りします


【人気blogランキングへ】