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2010-01-19

オーガニック革命

10日発売になったばかりの高城剛氏の新刊「オーガニック革命」を読了。
本作も、前作に劣らない氏の痛快生活の一端を垣間見ることができる。


本書は、タイトルの通り国内で流行中の上っ面なエコ、オーガニックブームの横っ面をブン殴る側面は当然あるものの、本懐ではない。


本書の指す真のオーガニックとは何か、なぜ今オーガニックが必要なのか、そのために必要な心構えや考え方について、イギリスをモデルケースとして多くが割かれている。


もちろん、恒例となっている氏の身体を張った実践的ノウハウも惜しみなく公開されている。
イザというときのために日本全国に畑を持っているだとか、ハワイにはコーヒー園を保有しているとか、沖縄には風力発電を建設したからライフラインが止まっても生きていけるようになったといった、ロマン溢れるケーススタディに読み手は魅了されるだろう。


個人的に最も興味深かったのは、ロンドンのあるDJが告げた「いまイギリスで一番反社会的な行為はオーガニックだ。」というコメント。

真意は是非本書で確認して欲しいが、現在、氏にとってもオーガニックは、一貫して歩いてきたストリートカルチャー、特にパンクムーブメントと同一の哲学に根ざしているためしっくりきているという。
なので、かつて髪をおっ立てていたが、いまは会社の犬に成り下がってしまい七三だ、という方にとって、オーガニックは特にオススメできるスタイルになるかもしれない。


昨今の一連の著作は、全てアメリカ資本主義崩壊を前提とした流動化社会で、如何にひとが個人ベースで生きていけるかがテーマだ。
そして生きるにしても"人はパンのみにて生きるにあらず”だとすれば、どのような生き方の選択肢が、21世紀の私達にあるのか、それをストイックに追求する求道者のようだ。

そこにはアカデミックな理論による云々ではなく、完全に市井のひとびと、街並みを鋭く洞察する能力と行動力に立脚しているところが貴重すぎる。


さはさりながら、思いの外しっかりとした(とされる)文献や情報に当たりながら分析し、書かれていることを氏の著作を読んだ人なら知っていると思う。

やはりただの山師ではない。

オーガニック革命 (集英社新書 526B)

オーガニック革命 (集英社新書 526B)

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