クリエイティブサロンと課題

前々回のブログで更新した課題の講評会でした!
ラスト2日間の追い込みでなんとか見せれるまでのプレゼンテーションに仕上げることができて良かったです。

巨大商業施設の上に展開するクリエイターオフィス。
商業と創意園という全く異なる2つの要素を接続することに対して既存の柱梁を活用した立体グリッド空間の提案をしました。



キーワードは


•リノベーション=既存の構造駆体を保持し、柱梁の構成を活かした空間
•プロトタイプ=柱梁で囲まれた空間を最小単位のユニットとする空間構成
•クリエイタースペース=巨大な立体グリッドを活かした多様な空間構成

で、今後の中国を見据えた時にプロトタイプとして使えそうな提案、その条件の中で生まれるクリエイタースペースとは。
そこに、自分が興味を持っているリノベーションという手法で、villageを構成しました。

巨大商業施設のリノベーションなど考えたことなかったのですが、プランを進めて行く上で、面白そうな空間、まだまだな空間が見えてきます。
終わってからもまだまだブラッシュアップの必要な部分が多く見受けられたので、日本に帰ってイオンモールを歩きながらいろいろ考えるつもりです。



以下がプレゼンテーションに使ったスライドです。
プレゼンが始まるギリギリまでパワポ作成に付き合ってくれたチューターの谷口さんとifanaさんに改めて感謝します!


















サロンの様子。綺麗な事務所です。

大勢の建築関係の方々の前で発表するのは緊張しましたが、貴重な意見がもらえて良かったです。
このあとは万谷さんのレクチャーでした。
OMAA時代の話や、どんな建築を作ってきたのか、どんな流れで上海に来たのかなど、ついつい二日間の睡眠不足を忘れ、聞き入っていしまいました。
課題に関しては他のサマプロ生の作品もユニークなものばかりなので是非チェックしてみてください!

夜のサマプロメンバー

今週は連日一日を通してサマプロ最後の課題です。


スケッチアップの魅力に取り憑かれ、テアレンダーという素晴らしいレンダリングソフトの存在を知り、帰国したら待ち受けているであろう卒業研究の良いウォーミングアップにもなっています。
特にスケッチアップはプラグインの優秀さにただただ驚かされるばかりで、なんでもっと早く使ってなかったんだろうと少し後悔しました。
もしこのブログを見ている後輩がいたら使って損はないから今すぐgoogleから落としましょう。



サマプロメンバーの皆さんも昨日も夜遅く(明方近く?)まで作業をしていました。
今宵ももちろんお祭り状態のサマプロ席です。



日付が変わって少し和やかな雰囲気の前田さんと安部井さん。
昨晩、ユースホステルでついにでてきたGの話で盛り上がっています。




気付くとコーヒーを入れに行っている新川さん。
こんな時間帯にも関わらず、いつもこんな感じで応えてくれるので本当にタフだと思います。







伊藤さんはこんなとこで考え事をしていました。
相当考え込んでいるのか、凡人を寄せ付けないオーラをじゃんじゃん放っています。



コンビニから帰ってくると、谷口さんと山田さんが買ってきてくれたレッドブルがありました!ありがとうございます!

そしてこっそり締め切りまであと35時間切りました。

なんとか終わりが見えてきたような気がします、、、
皆さんがんばりましょう!

上海の週末

この前の土曜日の話です。
伊藤さん安部井さん新川さん前田さんが北京旅行へ行ってしまったため、残された僕は上海の休日の過ごし方に乗っ取って生活してみようと決めました。

まずはkmsウォーターボーイズに混じっての朝プールです。

前日に調達した水着を抱えて、朝の9:30に津村さん山田さん穴井さん大島さんと上海体育館にある水泳場に向かいました。


最初の関門「健康診断」

手のひらを見せただけでその人が健康かどうか判断できるおばちゃんに見てもらいます。
幸いにも合格サインが出たので問題なくプールに入ることができました。


水泳場内はカメラ撮影禁止だったので、写真はないのですが、自分がいかにプールを甘く見ていたか再認識させられました。すごいです中国のプール。
まず水深が2m、最も深いところで3mというスケールで、距離は50m。もちろん足がつかないので泳ぎ続けなければ溺れます。

僕が最も驚いたのは水深ではなく、厳格なプール監視員です。
彼らは日本と同じように高い椅子に上ってプールで泳ぐ人を監視しているのですが、ちょっとでも怪しい動きするとレーザーポインターで顔を攻撃してきます。
どんなに離れていてもレーザーポインターが追ってくるので、プールに入ったらただただひたすら泳ぐしかありません。50mの途中で休んでも攻撃されます。



そんな波瀾万丈の1時間30分のプール後、ウォーターボーイズの皆さんと

こんなにまともに泳いだのは小学校以来だったと思うのですが、まだまだでした。
レーザーポインター食らわないように出直してきます。



その後は敷地内にあるバスケットコートにて、良い汗を流してきました。
kmsからは小笠原さんと西山さん。思っていた以上に多くの人が集まっていて、知っている方も何人かいました。

コートを抜ける風が気持ち良く、久しぶりのバスケでしたが十分楽しむことができました。
皆さん、さすが毎週土曜日やっているだけあって上手かったです。



その後はバスケの人たちと美味しいビールを飲んで、こんな休日の過ごし方最高だなぁ...と一人で浸っていました。
(この後、昼寝をして起きたら、背中に走る激痛+肩が上がらなくなったのは言うまでもありません。)

サマプロ最後の1週間

あっという間に8月が終わりましたね。上海もすっかり肌寒い秋風が吹く季節となってきました。

先週の金曜日はサマプロ最後の設計課題の中間プレゼンがありました。
課題となるのは既存の「ワンダー」(日本でいう「イオンモール」のような商業施設だと考えてください。)と呼ばれる巨大商業施設の上3階に創意園を取り入れるというプログラムです。
対象敷地が定まっていないという与件がポイントで、各地で商業床が飽和状態になりつつある現代、新たなプロトタイプとしてどういった提案ができるかというのが今回の課題になります。

2週目の半日設計の時よりもスピード感が無くなった分、なかなか案が定まらずに苦労しましたが、チューターの谷口さんとifanaさんのサポートがあったおかげで、方針は決まりました。







(ネットの調子が悪く、写真がupできないのですが、後々、中間発表で使った資料の一部を載せます。)






私が今年の春に上海を初めて訪れた時に、8号橋やM50など、上海で積極的に行われているリノベーション文化について興味を持ちました。
KMS初日自己紹介でも話したのですが、これがもう一度上海に来たい!と思った理由の1つでもあります。



そこで、今回の提案は「巨大商業施設に創意園を作る」ということから「巨大商業施設をどうリノベーションできるか」という視点を持って空間とプログラムを考えていきたいと決めました。
長い目で見れば、いつかは商業施設も商業価値が低下し、新たな用途を取り入れることを考える時が来ると思います。
そうなった時に、今回のサマプロでの経験を通して、自分がどういった提案ができるのかを今回の課題で明確にするつもりです。




今までの創意園は倉庫や工場など、比較的中規模なスケールで展開されてきましたが、それが巨大商業施設の上階となった場合どうなるのか、プログラムとして、リノベーションされた空間とシステムをどう結びつけるかなど、まだまだ考えるべき問題はいくつかあります。
ですが、リノベーションということ既存の空間を活用することが、提案をプロトタイプ化をする上で有効であることだったり、これだけの巨大施設だと、床を抜くという操作のみで柱梁の立体グリッドが表れたり、まだまだ案を展開していく余地もありそうです。


広大なスケールと、商業と創意園という対極だからこそ生まれる提案を、なるべく現実味を持った範囲内で提案したいと考えています。



土曜日のクリエイティブサロンまで、あと5日間ですが頑張って行きます!
(提案の完成品は後日ブログupするのでお楽しみに!)

打ち上げザリ会

先週、インターンで担当したプロジェクトが幕を閉じたので、その打ち上げと称してザリ会再び!
NさんTさんYさん、2日間続いたお祭りは最高の思い出になりました!お疲れさまでした!

この大食の赤さに負けず劣らずの辛さを纏ったザリ。
抵抗あったのは前回のザリ会の1匹目のみで、食べてしまえばただの海老となんら変わらない味です。
ビールとザリのみの夕食で空腹がどんどん満たされて行きました。

あまりに食べるのに夢中になるため、時折、皆さん無言になります。
殻を剥くパキパキという音が店内を満たしていく上海の夜。

食後の伊藤さんのワンショット。
なんと、真っ二つに割られたザリガニの1匹を手にとり公開処刑の様子を写真に納めていました。。。
病み上がりにも関わらずザリガニを食したせいか、どこか目が血走っているようにも見えませんか。




普通に考えてこんだけの量を食べてしまえば、日本のザリガニの1匹くらい余裕で食べれるような気がします。
いつか、本当に困ったときに自分の一芸(秘伝の奥義)として使えるように、本場のレシピを是非学んでおきたいですね。

ある日の夜

昨晩はホステルに帰った後、いつものホステル仲良しメンバー+新しく宿泊に来た中国人のイケメン君を連れて、浦東にあるパークハイアットホテルのバーに行ってきました。
5つ星ホテルに選ばれただけあって、予想通りの最高級のVIPの空間が広がっていました。
僕とフランス人の旅人トーマスは終止、テンションがあがりっぱなしという。

闇夜に輝く金茂タワー。相変わらずこの禍々しいオーラがたまりません。是非、クリストファーノーランに使ってもらいたいタワーですね。
ちなみに1階ではなくこの高さにロビーがあります。ロビーの段階で既に我が新潟にある朱鷺メッセの展望会を超えているという恐ろしさ。

早速ロビーで集合写真を撮ろうとしましたが案の定こんな感じで手ぶれの嵐。さすが最高級ホテルはそう簡単に写真を撮らせてくれません。

ホテルのバーに行くと、新メンバーのイケメン君がこんな写真を撮ってきてくれました。上手すぎてただただ感動。
感動して、イケメン君に頼み込んだ結果、最高級ホテルのバーで一眼レフの講習会が始まりました。
お洒落なジャズの生セッションが行われる中、カウンターで一眼レフをいじりながら語り合う2人はきっと熱心な写真家に見えたでしょう。
バーの雰囲気がとても良くて、流れている音楽も最高。平日の夜なのに、忘れられない一夜となりました。

最後にホテルの中で唯一明るかったエレベーターの中で撮った1枚。
左からBMX大好きワンジェイ、カメラの達人イケメン君、旅人トーマス、中国語ペラペラたねださん。
みんな良いキャラしてます。

帰りのタクシーで旅人トーマスは「人生で一番高いグレープフルーツジュースを飲んだ。」と何度も主張していました。

ホステルに帰ってからはラウンジでトーマスと僕でくつろぎタイム。相変わらずの茶目っ気。
いつもは2人以上でいるので、ゆっくり話す機会がなかったのですが、今までしてきた旅のこと、将来のこと、音楽のこと、映画のこと、時間を忘れて、ここぞとばかりに語り合いました。
日本の友達でも2人で遅くまで語れる仲の人はそうそういないので、言語が違うにも関わらず、こんなに長い時間、一緒に話すことができたのは素直に嬉しかったです。


とまあ、どんなに熱く語っても、結局最後は外に出てこんな感じで締めるのですが。
いい夜でした。

寧波日帰り旅行+充実した週末

上海に来てからあっという間に3週間です。ほんとに時間経過が早くて焦ってます。
今週末はブログ更新どころか、パソコンを開く時間すらなかったという怒濤の豪華スケジュールでした。
水曜、木曜とお祭り騒ぎだったプロジェクトが一段落し、金曜日の夜にユースで知り合った人たちとクラブ&バー、土曜日は万谷さんの家kmsの皆さんとBBQ、日曜日はプリツカー賞を受賞した中国人建築家『王澍(Wang-Shu)』の作品を巡る宁波 ツアーに参加。
あまりに充実していため、ブログにアップする用のみなさんが写っている写真を撮ることさえ忘れていました。(すみません。。。)

これが昨日行ってきた『8.26王澍建築ツアー@宁波 』の写真です。


宁波美术馆(Wang-Shu)

宁波天一広場(MADA s.p.a.m.)





宁波博物馆(Wang-Shu)

最後に見た宁波博物馆は外観が一つの岩山のようでした。これぞ中国スケール。
不規則に積まれた瓦を見ていると、この独特の雰囲気を醸し出すためには、デザイン以外にも何か中国人建築家ならではの工夫があるんじゃないかなと思いました。(中国の施工精度を理解した上での設計を行うとか)
現在、出稼ぎ労働者が中心となって建築が作られる中国において、このような建築を設計することは、ギラギラした近代建築よりは建てる側の職人気質を形成させてくれるような気がします。


お昼に食べた宁波料理

生まれて初めて食用ガエル(通称:手乗りドラゴン)を頂きました。全然美味しかったです。
海鮮料理が中心の宁波料理は上海で食べている中華よりも、どこか日本に似ている味付けでした。
中国は地方によって料理に特徴があるので、これからもいろいろ食べていきたいと思います。(ただし四川料理は除く。)

今日からまた新しい課題が始まります。
清涼油という魔法の薬を使ってこの1週間も頑張ります。