地域枠

宮大医学部:10年度推薦合格、「地域枠」わずか2人 県教育長「大変残念」 /宮崎(毎日新聞) - Yahoo!ニュース 魚拓

 宮崎大学医学部の10年度推薦入試で、県内の受験生を定員10人まで優先する「地域枠」の合格者が2人にとどまった。医師不足に悩む県の現実に、県議会2月定例会代表質問最終日の26日、渡辺義人教育長は「大変残念に思っている」と厳しい表情を見せた。
 自民党県民の会の水間篤典議員が、地元の小林市立市民病院で医師確保が難航していることに関連して「何のための地域枠なのか。県内の高校生の学力がそんなに低下しているのか」と宮崎大の推薦入試結果について質問した。
 渡辺教育長は「学長に11年度はよろしくとお願いした。生徒には学校現場でしっかりと学力をつけさせたい」と応じた。
 地域枠は06年度に創設され、県の推薦で1次選考を通過した24人が受験した。これまで毎年9〜13人が合格している。宮崎大入試担当の村岡嗣文副学長は「医師国家試験の受験や講義に必要な基礎学力に達しなかった結果だ。大学が地域医療に貢献するためにも、きちんと学生を育てなければならない」と説明する。

議員と教育長が何を言ってるかはさておき、考えられるのは、

  • 受験者はそれなりにいたけど、本当に学力が不足していた

まあこれが一番妥当なんだけど、定員以下の合格者数にするのは勇気がいるよな。推薦入試枠が全部で20人くらいあるようなので、他の枠との共通の試験を課した結果、本当に県内受験者の成績が悪かった、ってのが一番考えやすいし、何らかの操作を必要としないんだろうけど。まあ、「定員10人まで優先する」の意味が、「多少成績が悪くとも、県内受験生を優先する」のか、「同点なら県内受験生を優先する」のかによって違ってくるとは思うが。
あと、憶測としては、

  • この制度で将来を縛られる高校生を不憫に思って、合格者数を敢えて減らした

とか考えられなくもないけど、まあそれはないよな。
しかしだな、「学長に11年度はよろしくとお願い」したところでどうにかなるもんだろか? 「よろしくとお願い」した結果、来年の合格者が増えたら、たとえそれがお願いした結果じゃなくても何だかアヤシイ雰囲気にならないだろうか?