『銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎』(ジャレド ダイアモンド (著), 倉骨 彰 (翻訳))

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

南北アメリカ大陸は南北方向に長い。アフリカ大陸も南北方向に長い。ユーラシア大陸は東西方向に長い。

だからなんなの?そこから全てが始まった。


以下、インプレッションの羅列。

  • 歴史を読み解くツールがいろいろあるね。
  • いくつか細かいところで異論はあるけど、概ね正しい論である気がする。
  • 科学としての人類史か。
  • 最後の方が気になった。「科学」とは何なのだろう?どういう性質を持つのだろう?って言うのが、ぼんやりとした私がぼんやりと持っているテーマの一つだから。
  • 自分の目的を絞ることは時に有効だけど、それが道を狭めてしまう。時に高い解像度だけど視野を狭く、時に低い解像度だけど視野を広く・・・みたいな。
  • 中国の大航海時代って、常識ですよね。鄭和の大遠征。それが短期間で終わった理由も有名。コロンブスなどによる大航海時代の一世紀近くも前のこと。でも、そのことをヨーロッパと中国の違いとして捉えるとは。・・・知識だけあっても駄目で、それを関連づける力が必要なんだな。
  • 中高生の頃、中国史が好きだったんだよね。まあ、今思えばそんなにのめり込んでいる分けじゃないけどさ。

時間があれば、もう少し感想を書きたいところです。