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2016-08-22

逆行するカプセル

入院中だが甲子園もリオオリンピックが終わってしまった。


鼻の中の出血を抑えるためにガーゼを詰めていて、それを取り出す際に痛そうだから痛み止めを看護師さんに希望した。


そしたら、診察に呼ばれる直前に看護師さんが持ってきたのは座薬。


すっかり飲み薬だと思い込んでいたけど、初めてだから戸惑いながらも選択の余地はない。看護師さんは躊躇なく入れる気満々だし。


横になって、若くて美人めの看護師さんにカプセルを投入される。痛くはないけどなんか冷たいし異物感。世界の規範に逆行していくカプセル。


この前の手術自体は全身麻酔をしたので苦痛はなかったけど、目覚めたあとは苦しみ。


聞いてなかったし目覚めた直後は身体の感覚が薄いので気づかなかったけど、数時間経ってトイレに行きたくなったら下半身に変な管がついていてマサカと驚く。


カテーテルと言うのか、おしっこ出るとこに管を差し込んであった。管の反対には袋が繋がっていて大量に黄色い液体が溜まったいた。


看護師さんにトイレに行きたいと伝えると「じゃあ点滴持って一緒に行きましょうね」と言われ、布団をどけてカテーテルが見えたけど刺さってるのを知らなかったらしい。そんなことあるのか、と。


座薬とは別の若くて美人めの看護師さんが、透明なエプロンと手袋を装備して病室に戻り、管を抜いてくれた。スーッと10秒くらいか。


カテーテルを経験した友人に「抜くときめっちゃ痛いよ!」と脅かされていたけど、ちょっと痛いくらいで激痛ではなかったのでよかった。むしろ、抜いた後の三回目くらいまでおしっこを出すときにじんわりと痛みが伝わってきて嫌だった。


座薬にしてもカテーテルにしても、痛みよりやっぱり自尊心がすり減っていく。


でも、そんな自尊心ばかりの人間が立派とは限らないので、自尊心のすり減りを恐れない自信が付くようにも思える。


そしてどちらも綺麗な看護師さんだったので、恥ずかしさはあるんだけど、おわったあと意外に嫌な気分はしないな、という気づきがある。


わりと若いのに、躊躇なくカプセルを入れたり管を抜いたりするプロの仕事っぷりとプロ精神には感服もする。

2016-08-17

福原、石川、伊藤

入院中だが暇すぎてテレビでスポーツばかり見ている。


夜9時が就寝時間なので眠かったし寝てみたら12時くらいに目覚める。


暇なのでテレビを点けたら、リオオリンピック卓球女子団体がやってたので見始める。


日本VSシンガポール


普段卓球を見ないので、女子はなおさらで、福原愛くらいしか知らなかったが面白かった。


伊藤美誠が15歳というのも驚きだし、27歳の福原と12歳差のダブルスは見応えがあった。


福原がお姉さんというより、お母さんみたいに伊藤に接しているように見えて微笑ましい。


監督?よりも福原のほうが伊藤と会話してる時間も長いし、お節介っぽさもあるけど、チーム感が滲み出ている。


結果的にシンガポールを下し、銅メダル。いいチームを見れてよかった。




自分はというと、今日の午後手術で、昨日の夕方からなにも食べられず飢餓感に不安。そして眠れない。

2016-08-14

はてなダイアリーでYoutubeを埋め込んでも表示されない件

※現在は下記の障害が直ったみたいでよかったです。(16.08.23)


  はてなダイアリーYoutubeを埋め込んでも、記事中に正常に表示されないから変だなと思ってたら、そういう障害が発生されているらしい。8月14日15時現在も継続中。


  「8/12 はてなダイアリーにYoutube動画が掲載できない障害が発生しています(追記あり)」


  はてなダイアリーの編集画面で、動画を検索してコードを載せるとこまでは問題ないんだけど。更新したページで見ても動画欄が変な表示になる。


  自分が未だにVistaを使っていてChromeが更新できないまま古いバージョンだから、ブラウザの影響かと思ってたけどちがいそうでよかった。とはいえ、いろいろChrome上で変な動作が多いのでそろそろ改めねばとおもうけど。


  ちなみにはてなブログの方では問題なく埋め込める。


はてなダイアリーのコードで埋め込み
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Youtubeから取得したコードで埋め込み


  また、はてなダイアリーをご利用の場合は、Youtubeのサイトから「埋め込みコード」を取得し、記事に貼り付ける方法で掲載していただきますと、正常に掲載、再生が可能です。

http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20160812/1470984602


  上の公式のアナウンス通り、Youtubeから持ってきたコードを貼れば無事に表示される。けど、過去の記事中のものを一つ一つコードを入れ替えるわけにはいかないので、その場しのぎという感じ。


  でも、今後はこの方法でYoutubeからコードを取得して貼り付ける方法がいいのかな。サイズも編集できるのは利点かも。デフォルトからいじるとサイズの比率がいまいちわからなくなるけど。


  と思っていじりなおしたら、「動画のサイズ」のコマンドで「カスタムサイズ」を選んで縦横どっちでも数字入れれば自動で適正なサイズが算出されるようになってるから便利だ。

2016-08-13

『プリーチャー』の創世記

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  海外ドラマの『プリーチャー』がAmazonのプライム動画にあってから何気なく見始めてみたら、めちゃくちゃおもしろかった。


信仰心を失いかけた牧師に、

得体の知れない“何か”が憑依した――。

奇想天外なこのドラマの原作は、

1995年から5年間連載が続いたDCコミックス人気作。

待望のドラマ化を手掛けたのは、

世界的大ヒットドラマ「ブレイキング・バッド」、

ウォーキング・デッド」のネットワーク局AMC

http://bd-dvd.sonypictures.jp/preacher/


  一見、シリアスっぽいのに神(仮)とか吸血鬼とか天使(おっさんまたはおばさん)が出てきたりでハチャメチャ。理解不能な世界観。


  ジャンルで言えば「バイオレンスアクションコメディ」?なんてめちゃくちゃな。だけど10話あるけど、続きがどんどん気になるもんだから三日で見終わってしまった。


  ジャンルも世界観もカオスで、しかも天使(おっさんまたはおばさん)の死んだり生き返ったりの戦闘の中での目的が戦略化していたりして、亜人そっくりなところがまた面白い。DCコミックスが原作だから、やっぱマンガらしさというのは近いものがあるのかもしれない。


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https://twitter.com/ggggggggggero/status/758240904272449536


  第6話では、モーテルの室内で大の大人が4人で殺し合っているわけだけど、死んだり生き返ったりを何度も繰り返していて度を越しているもんだからコミカルな絵になる。どっかで見てようなシーンだなと思ったら、これスマブラじゃん、と。

  『亜人』もそうだけど、リアルなはずの殺し合いがゲーム化している。 『亜人』は終始シリアスなゲーム的殺し合いが展開されているけど、『プリーチャー』は生き返りの回数が度を越していたりして、コメディに至ってしまっている。


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  オープニングは渋くてかっこいい。


  今はAmazon限定っぽいけど、10月からソフトのレンタルと販売が開始されるとか。シーズン2も決定していて2017年にアメリカで放送。日本での放送が楽しみ。


●キャスト

ドミニク・クーパー Dominic Cooper

ルース・ネッガ Ruth Negga

ジョセフ・ギルガン Joseph Gilgun

ルーシー・グリフィス Lucy Griffiths

イアン・コレッティ Ian Colletti


訪れしもの

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亜人(8) (アフタヌーンコミックス)

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関連エントリー

「『亜人』から考える生と死の境目」(2016.04.30)

2016-08-08

ゴジラと巨神兵

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  『シン・ゴジラ』を見てきた。よかった。かなーり政治性が強かった。国民的というか、国民映画。「戦後」を越えて、ポスト3.11の今だからこそ意味のある映画。


  ゴジラは凶悪な怪物で、まさに『風の谷のナウシカ』の巨神兵。作品としてもキャラとしても「エヴァっぽさ」もあるけど、結局そのぽさって特撮作品やナウシカから来ているきがして、エヴァ以前の要素が頭に浮かぶ。エヴァもそうだったけど、巨神兵に固執し続ける庵野秀明の姿が見える。


  電車が総ぶつかりしていくシーンは劇中ではシリアスなんだけどスクリーンのこちらとしては笑うしかなかった。


  「現実(ニッポン) 対 虚構(ゴジラ」というキャッチコピーは見る前は半信半疑だったけど、見終わると納得できる。でも、自然災害や人災の象徴でもあるゴジラは、時には津波、時には核攻撃として現実化するのだから、現実としては「虚構」で終わらせてくれないので現実逃避するか戦うしかない。


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  『風の谷のナウシカ』の原作版巨神兵。どことなくウルトラマンっぽくもある。



はてなブログ版→http://sibafu.hatenablog.com/entry/2016/08/08/211548

ナショナルストーリー 8月6日

  8月6日、土曜日。


  起きようか起きまいかと布団の中でうなっている間、町内に放送が流れて黙祷の時間となったが、今日は8月6日か。1945年の広島への原爆投下。こんな早い時間だったのか、と思いつつ起きるのを諦める午前8時15分。


  昨年末くらいに公開された山田洋二監督の『母と暮らせば』はなかなかよかったけど、こっちは長崎か。8月9日午前11時02分。


  吉永小百合がかわいかった。


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トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫)

トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫)


  嘘のような本当の話がオースターの周りには集まってくる。自身の体験した偶然の連鎖もエッセイとして収められている。また見習い作家時代の話も多く、自虐的な貧乏話が面白い。『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』と同時期に刊行された本で、そっちが特にそうなのだけど、庶民的な個々の人々の意思の集まることによりアメリカの国家性が表れてくる。とりわけ、9.11の時期とも重なっている影響が濃く、その文脈は3.11直後の「絆」の氾濫に似た煙たさもある。オースターの書く実話を読むと小説との境目がわからなくなる。


  一年ほど前に書いた文章。読み返してみると奇跡的にまとまりの良い文章だな、と自画自賛。内容との合致性を考えると不安になるけども。


  9.11後と3.11後の国民の感情は「自分たち可哀そう」、「結束せにゃあかん」というものでナショナリズム的愛国心が集合意識的に芽を出すあたりが近いわけだけど。でも、アメリカの場合はそれが自分たちの政府によって作られたモンスターであっても、明確な敵がいたばかりに攻撃性が強くなる。


  一方日本はというと、東京電力と政府が怒りの標的として目の前にあったというのが象徴的かもしれない。いわゆる「内ゲバ」状態になる。本当の敵は自然災害なわけだけど、実際原発がなくて、あったとしても適切な事前の対策と事後の対応をしていれば被害は広まらなかったわけだから。


  なんにしても、アメリカ文学にしても日本文学にしても、そういう共通の集合意識が出来上がってしまうと、未だに文芸誌なんか読むとやたらと3.11に絡むような話だったりして、それだけで読む気をなくす。極端に言えば、「同じことしか言えなくなる」。不可抗力でもそれは思考として終わっている。


  実際、複数の作家が同じ立ち位置とか設定で物語を書いてしまうっていうのは、大きな事件があれば自然なことで、不可抗力なんだとおもう。それはそれで面白い共通意識の流れだとおもうけど、雑誌や本を読む読者からすればただただマンネリ。


  編集者は未だに感傷に浸っていて、理性を失っているのか。または、読者が感傷的な物語を求め続けているのか。血が通いすぎていて、生臭さを感じてしまう、自分なんかは。


ナショナル・ストーリー・プロジェクト〈1〉 (新潮文庫)

ナショナル・ストーリー・プロジェクト〈1〉 (新潮文庫)




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