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4月の読書

4月中に読んだ本とその感想です。


4月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3664ページ
ナイス数:22ナイス




サマー/タイム/トラベラー (1)  ハヤカワ文庫 JA (745)サマー/タイム/トラベラー (1) ハヤカワ文庫 JA (745)
SF、タイムトラベルもの。表紙と中のイラストが鶴田謙二さん。高校生たちが主人公でタイムトラベルを成功させるために実験を繰り返す、その過程が読んでいてワクワクしておもしろい。作中で他のSF小説などの名前がいろいろでてくるので読みたくなる。タイムトラベル系の小説を類型化した表まで載ってる。辺里(ほとり)市と白幡市の合併にかんする抗争みたいなエピソードも混ざっているけど、こっちにはあまり興味をそそられない。二巻でいろいろと繋がってくるのかもしれないけど。


  SF系の小説のタイトルとかブラッドベリとかジェイムズ・P・ホーガンなどの作者名がよく出てきてブックガイドになりそう。最近の関係ない作品名が出てくるのも意外で、スターバックスとかブックオフとかの実在の店の名前も出てくるのでこういうフィクションとしては新鮮。


  メタフィクション的でもありメタリアル的でもあるこの物語。ブックオフやスタバがある街でありながら辺里(ほとり)市という架空の土地が舞台というのがおもしろい。街の設定などがリアルだったりして、現実と地続きの土地に思えてくる。
読了日:04月30日 著者:新城 カズマ




天獄と地国  (ハヤカワ文庫JA)天獄と地国  (ハヤカワ文庫JA)
SF旅物語というかんじ。宇宙のような空間を旅する道中などの話がおもしろい。終盤が微妙でもあるけれど。 読みおわってみて、けっきょくこの場所は宇宙なのか、どんな構造なのかいまいちはっきりしていない。この長編のみでは明かされていない世界の謎がとても多いので、同じ世界での別の物語などを読んでみたい。 生命体のような人型の巨大兵器のようなものがでてきて、ウルトラマンにちかいものを想像して同作者の『ΑΩ(アルファオメガ)』をおもいだした。
読了日:04月13日 著者:小林 泰三



オブ・ザ・ベースボール (文春文庫)オブ・ザ・ベースボール (文春文庫)
オブ・ザ・ベースボール」は一年に一度、空から人が降ってくる町の話で、不条理なかんじで少しSFでわりとおもしろかった。こういうのは好みだ。 「つぎの著者につづく」は無駄とおもえるふうに難しくて退屈だった。こういうのは読みたくない。つぎの著者につづかなくていい。
読了日:04月25日 著者:円城 塔



STEINS;GATE  蝶翼のダイバージェンス:Reverse (角川スニーカー文庫)STEINS;GATE 蝶翼のダイバージェンス:Reverse (角川スニーカー文庫)
アニメ未見、ゲームもやっていなくて三巻→一巻の順で読んでみたけど楽しめた。ラボという場所が部室のようで学校の教室のようでサークルの部屋のようで、タイムマシンの完成という共同で達成しようとする明確な目的もあって楽しそうだしうらやましい。 タイムマシンモノのSF小説をいろいろ読みたくなる。
読了日:04月19日 著者:三輪 清宗



STEINS;GATE2  形而上のネクローシス:Reverse (角川スニーカー文庫)STEINS;GATE2 形而上のネクローシス:Reverse (角川スニーカー文庫)
3巻→1巻→2巻という順で読んでいるので、これが自分にとっての最終巻。紅莉栖のいろいろな葛藤がやっぱりおもしろい。しかしシリーズのなかでは一番盛り上がらない巻かもしれない。次はアニメを観たい。
読了日:04月25日 著者:三輪 清宗



レンタルマギカ―吸血鬼VS魔法使い! (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ―吸血鬼VS魔法使い! (角川スニーカー文庫)
一冊まるごとオルトヴィーン少年周辺の話だからすこし長くかんじた。息抜きのような短編があるかないかでけっこうちがうものなのかな。 吸血鬼といえば同じく三田誠さんの最新作『クロス×レガリア』にも吸血鬼がでてくる。どちらの作品でも典型的な吸血鬼ではないのがおもしろいところ。
読了日:04月15日 著者:三田 誠



「機動戦士ガンダム」の巨大基地をつくる!「機動戦士ガンダム」の巨大基地をつくる!
機動戦士ガンダム』に登場する巨大基地ジャブローは作れるか?というような企画。ガンダムファンにはそれなりに面白い。でも、内容が建築とか土木の方向で専門的な方向に行くことが多くて、あまりそこらへんを知らないぼくとしてはつらかった。500ページ以上あるし。 ジャブローは作るのはとんでもなく難しいようだけど、やはりあのSFな世界の建造物とかに憧れるなあ。読み終わってみると、ぜひ「アッガイドーム」とかに入ってみたいなとおもうのだった。
読了日:04月25日 著者:前田建設工業株式会社



心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣
プロサッカー選手の長谷部誠さんによる「庶民的」なエッセイであり自己啓発本。読むにはすこしはサッカーの知識があったほうがいいけれど、スポーツをやらない人にとってもためになる本になっている。チームの中での役割や動き方などが書かれていて、スポーツ以外も仕事などでチームの一員になることはあるだろうからサッカー選手の思考や習慣といっても一般人とさほど変わらないようにおもえる。日本代表という看板を背負うような責任の大きさなどはそれぞれちがっても重なるところは多々あるんだろう。読み終わって清々しい気分になった。
読了日:04月12日 著者:長谷部誠



バカの壁 (新潮新書)バカの壁 (新潮新書)
一昔前のベストセラー。けっきょく「バカの壁」とはなんだったのか、読み終わってもいまいちわからない。それはぼくがバカだからかもしれないけれど。 タイトルほどのインパクトは中身になく、老人が「近頃の若者は〜」と言っているだけのような印象を受ける。 ただ、著者が日本のためという気持ちを強く持っていることが感じられて、そういうところは感心したとともに見習いたい。
読了日:04月17日 著者:養老 孟司



入社3年目までに勝負がつく77の法則 (PHP文庫)入社3年目までに勝負がつく77の法則 (PHP文庫)
すぐ読めるし読み易く、内容も適度に良いのではないかとおもう。読み終わる直前に初版が1998年ということに気づき、すごく意外だった。10年以上前に書かれたものだとあまりかんじさせない。 ビジネスマンとしてはタメになる本なのだろうけれど、ビジネスマンって嫌だなあとおもってしまう…。
読了日:04月20日 著者:中谷 彰宏



憂鬱でなければ、仕事じゃない憂鬱でなければ、仕事じゃない
幻冬舎社長の見城徹さんとサイバーエージェント社長の藤田晋さんの共著。 読み易い。エッセイでありビジネス書。見城さんのいくつかの名言が収められているのだけど、ぼく自身が好きな言葉を選ぼうとしても特にないかもしれない。おもしろい内容の本だけれど、働くのが憂鬱になってくるような。 「憂鬱でなければ、仕事じゃない」も「顰蹙は金を出してでも買え」もインパクトがあってなんじゃこりゃ!?と思わせる面白味があるけれど、自分の心に抱いておく言葉にしたいとはおもわなかった。
読了日:04月28日 著者:見城 徹,藤田 晋



編集者という病い (集英社文庫)編集者という病い (集英社文庫)
読了日:04月09日 著者:見城 徹



2012年4月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター




サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

オブ・ザ・ベースボール (文春文庫)

オブ・ザ・ベースボール (文春文庫)

天獄と地国  (ハヤカワ文庫JA)

天獄と地国 (ハヤカワ文庫JA)

海を見る人 (ハヤカワ文庫 JA)

海を見る人 (ハヤカワ文庫 JA)

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣