そりゃぁ やっぱり、と 皆さんも思うはずですが

遠い朝焼け







さて 本題――――――――


話を整理するというか、これまで ぐだぐだと書き連ねてきたことを纏めながら進めてみます。
ここまで 日記形式で書き継ぐかたちで進めてきましたので、相当に あちこちで言葉足らずになっておりますれば、その補足も兼ねております。
――――――――ついでに、sibakuroの造語や勝手な意味を持たせた言葉は〔 〕で括る、と云うところも ここで訂正して進めさせていただきます。






まずは 本稿のキーワードを確認しますが、これは、
〔あるべきよう〕
と云うことでしょう。


漢字を交えて書けば、〔在るべき様〕でしょうか。
ゴルフコースの管理のお話しですから、これを〔管理目標〕としてみます。
これは 大きく分けて二つの項目から成り立っているのではないか と考えます。






一つめ――――――――
これは〔本来の面目〕とでも云えばいいのでしょうか、
本来あるべき姿、そもそも そうあって然るべき姿。
“そのコースが 本来持ち合わせているはずの そもそものポテンシャル”
これを、〔基本的な管理指針〕 とでも云えばいいのでしょうか。


それは、もう何度も書いてきましたが、

  • 多少の雨では水の浮かないパッティンググリーン
  • 裸地のないインバウンズ
  • 雨が降っても水たまりにならないバンカー
  • 雨が降ってもぬかるまないフェアウエイ
  • ひびや 欠けのないカート道
  • プレーの邪魔をしない植栽



そういった そも ゴルフコースが本来兼ね備えているべき様のこと、主に〔垢落とし〕や〔錆落とし〕に関わる ことども、と捉えてみました。
――――――――狭義での〔あるべきよう〕かも知れません






そして 二つめ、
ゴルフコースにあっては、そのコースに人為的に働きかけて発揮させてあげる 云ってみれば〔付与される才〕。
“そのコースで表現されるパフォーマンス”
と云うことになるでしょうか


きちんとした目標の下に練り上げられた 戦略や戦術と相照らし合わせる関係で定められた、〔具体的な管理基準〕のこと。それは、

  • グリーンスピード
  • 刈り込みの高さや頻度
  • 刈り込みラインやハザードの境界の明示



と云った、ゴルフコースとして どのレベルでプレーヤーに提供するのか、と云う管理基準として考えてみます。






もう一度整理すると、
〔あるべきよう〕とは、
〔コースの管理目標〕であり“そのコースのスタンダード”と云うべきものではないかと。


そして それは、
〔本来の面目〕たる 〔基本的な管理指針〕
“そのコースが持ち合わせているはずの そもそものポテンシャル”


と、もう一つ、
〔付与される才〕としての 〔具体的な管理基準〕
“そのコースで表現されるパフォーマンス”


この二つが存在して、いるのではないかと思うわけです。






ちょっと、話が観念的に過ぎましょうか ね。
例えば 誰かさんが、
「うちのコースって さぁ・・・・・・」
と 云い出した時を考えると、大体は どこか余所のコースさんとの比較がされている時だと思います。


曰く「あっちのがグリーンが早い」
曰く「あっちは雨が降ってもフェアウエイがぐちゃぐちゃにならない」
曰く「あっちの方が広くて のびのびと打てるレイアウトだ」
曰く「あっちの方がフロントの女の子が可愛い」


大方 隣の芝生は青く見えますので、そう云った「あっちの方が・・・・・・」のあとには、
「何故、うちのコースは・・・・・・」
が、益体もない金魚の糞の如く ずるずると、・・・・・・つるかめつるかめ


で、こうしたことの大半は、もう本当に些細なこと。
〔あるべきよう〕に関わるストレスから発せられてはいませんか。
自分がところのコースの〔あるべきよう〕が保たれていれば、
「あのさぁ、うちのコースってばさぁ・・・・・・」
と云う言葉、半分以下になっちゃうんじゃぁないか。そう思いませんか。






で――――――――
そうした「うちのコースは・・・・・・」を、〔あるべきよう〕と云うフィルターを使って漉してみる。
濾過されるもの されないものを改めてみる。
そうすると、色々なものが見えてきます。


例えば、sibakuroの頭の中の〔フィルターあるべきよう〕で、上の「うちのコースって さぁ」を漉してみると――――――――


〔あるべきよう〕のうち、〔本来の面目〕に係るもの、
「あっちは雨が降ってもフェアウエイがぐちゃぐちゃにならない」


〔あるべきよう〕の〔付与される才〕に係るもの、
「あっちのがグリーンの方が早い」


〔あるべきよう〕に係らないもの、
「あっちの方が広くて のびのびと打てるレイアウトだ」


問題外、
「あっちの方がフロントの女の子が可愛い」






そうやって フィルタリングをすると、何を問題とすべきか、何を論外とすべきかが、案外簡単に見えてきます。
――――――――S/N比 signal to noise ratio と云う考え方から云々すると面白いんですが、煩雑になるので ここでは省きます


フェアウエイがぬかるむのは、これは問題であるかも知れませんが、
うちのパッティンググリーンは、そこまでの早さを求めてはいないかも知れません。
先様と比べて こちらのコースが 狭くて 短くて 坂がきついのは、もう 分かり切っていることじゃぁねぇか。喧嘩売ってんのかこの野郎・・・・・・ ああぁ、いやいや、
で もしかして、一番大事おおごとなのは フロントの女の子が、つるかめつるかめ・・・・・・






でぇ、そうすると、じゃぁ これから どうしようか どうすればいいのかになるんですが、
やっぱり一番最初に手をつけるのは フロントの女の子と云うことに、あわわわわ・・・・・・












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