震災に耐えた巨大本棚

本棚の補強金具

この度の、東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。


さて、昨年製作した壁一面の本棚ですが、地震があるたびに心配していたのですが、今回不幸にも震度6強の大地震に遭遇しましたが、本が数冊落ちる程度で損傷等はまったくありませんでした。
耐震補強は写真のように縦横4個の本棚を連結する金具で3列連結し、上下本棚ごとにL字型金具で壁と連結しています。結果、倒壊がなく壁とも密着していることから、「清く正しい本棚の作り方」著書の戸田さんが言う「耐震考慮」の考え方がある意味立証されたかたちです。製作する際には一番心配になるところですので実例にて報告します。

サービス精神と付加価値の関係(ステークホルダーとの付き合い方)

ソフトウェア産業では、製品であれ、作業であれ、競争が激化し、付加価値の重要性が取り立たされて久しい。しばし付加価値とはなにか考えてみたい。製品に関すれば、付加価値とは特有の機能であったりサービス、もしくはアフターマーケットであったりする。では、作業を考えたときの付加価値とは何であろうか?

私はサービス精神だと考える。作業を行う際に、自分の担当範囲外の作業にまで余裕を持って目をむけ、如何に手助けや連携しながら、協調し合えるかが、最大の付加価値ではないかと考える。それ以外に、特殊な技能や、特化したスキルなどもあると思われる。確かに、それらも重要かもしれないが、それらは、本来付加価値で備えるものではなく、付加価値としてしか利用価値が無いのであれば、本来の必要性を欠いている。

プロジェクトには、ステークホルダー(利害関係者)が必ず存在する。ステークホルダーとの関係を良好に保つことがプロジェクトを運営する上で非常に大事である。その、ステークホルダーとの付き合い方も、サービス精神から良好な関係を築ける。それは、相手の立場に立ち、相手の望むことを洞察し受け入れるサービス精神が持てれば、自ずと良好な関係に向かうのではなかろうか。しかしステークホルダーの要望は時に相反するものである。これらを受け入れるには、それなりの作業やリスクが伴う。だから開発陣営では強固に対峙する傾向にある。だが、まずはその要望が無理なら、それらの妥協点を見つける度量が必要であろう。それがプロジェクトを成功に導くものであるなら。サービス精神とはいつの時も、前向きな考えと余裕を持ったスケジューリングから生まれるものである。このような付加価値は影響をうけ次々に伝播する。この良い循環が広がればそのプロジェクトチームは半分成功したようなものである。誰かのささやかな行動が成功を呼ぶのです。


vol.53

プロジェクトだなんだと言ってもすべては人が行うこと。人のことが分らなければうまく行きません。ただし人は相反するものだから調整(プロマネ)が必要なのです。ひとことで言えばそれまでです。


時に東日本大震災が起きました。皆自分を優先したい時だからこそサービス精神(=思いやり、助け合い)が一番の贈り物だと実感します。

人は自分が劣っていると思いがち

エンジニアにとって完璧とゆう言葉は無い。エンジニアなら誰しも得意不得意分野がありコンプレックスを持っている。そこで自分が理解できないような話があると、自分は他の人に対して劣っているのではないかと思ってしまうようである。ところが、後々その時のことについて腹を割って話してみると、実はその人もよく分からなかったなんてゆうことが多い。もしその時に、不明点を質問していれば、他の人にとってももっと有意義な時間をすごせたことだろう。


設計の局面では、このようなことがあるのではなかろうか。外部インターフェース設計の為に、他サブシステムのインターフェース設計書を入手し設計を試みた。だが、その設計書を理解しようとしても難しくて要領を得ない。エンジニアならたぶん、自分に理解力が無いのでは?自分の無いスキルのことが書かれているのだろうと、自分に問題があるように考え、時間を掛けてその設計書の理解に努める。結局は、時間オーバーとなり理解不足のまま設計に望むか、もしくは作成元に確認に行く羽目になるだろう。このようなケースでは、一度、その設計書に記載されるべき内容を確認すべきである。問題を、自分に突きつける前に、目の前のことが本当に正しい姿かを検証することが大事である。これは、自分が劣っているとのコンプレックスから来る弊害である。


このような考えもある。自分が劣っていると思うことは、更なる勉強が必要と感じている証拠で、更なる成長の可能性を秘めていると考えることが出来る。このような人間は自己啓発性が高く、自分をより高く昇華することができる人であろう。だが自分は知っている、優秀だと思った時点で、探究心は無くなりそこで成長は止まってしまう。人は、常に謙虚にのぞむことによって新しいものを得られるのでは。


vol.52

今はインターネットの普及によって学術的なものから実践的な経験則のようなものまで幅広く情報が集められる時代になりました。これは以前に比べれば非常に便利な時代になりましたが、ただ弊害としてはやる前に結果が分ってしまうため「やった気」になってしまうことでしょうか。何事も自分の手を動かし考えていかないとステレオタイプの人ばかりになってしまいます。

壁一面の本棚

最近TVで見て知りましたが、小学校や中学校で本を読むことで読解力を養う取り組みが行われているようです。うちの子供にも聞いてみたら「朝の読書」等があると聞きました。その影響か子供たちは本が大好きで月に一度は本を買いに行くのですが、親の本好きと趣味の雑誌などを含めると部屋のいたるところに本が溢れ、収納の大半を書籍が占めていることから、大きな本棚を作ろうと考えました。
最初は購入するつもりでいろいろ調べてみると、いくつかの自作本棚のHPに行きつきました。その中でも「 清く正しい本棚の作り方 」や「 壁一面の本棚の作り方 」を参考に、家の中の一番大きな壁をつかって天井まで続く巾180cm、高さ300cmの本棚を作ることにしました。
構想から足掛け半年、夏休みに一気に作ることを考え、図面を引き、ホームセンターで木材をチェックし、必要な機材をそろえ、加工業者を探して・・と準備をはじめましたが遅れに遅れ、結局冬前ぎりぎりになんとか完成にこぎつけました。結局設計や図面引きなどを抜いた肉体労働としては6日(組立2日、やすり・塗装2.5日、裏板0.5日、設置1日)で完成しました。
作り方は上記のサイトに余すところなく書かれていますのでそちらをご覧いただければと思いますが、いくつか経験して言えることは、やはり木材の調達・加工は木工所さんにお任せしたほうがよいです。寸法が多少狂っていた時(数mmレベルでも)素人では対処できません。また、一人では何かと不自由します。要所要所で助っ人が必要です。今回は子供たちが手伝ってくれたのでとても助かりました(邪魔なときも多々ありましたが・・)。やすり掛け、塗装はしんどいし時間もかかるので大変ですが、その分出来た時の満足感はかえられないものがあります。さすがに3メールの高さは圧巻です。これから一生使えるものなので大事にしていきたいですね。

一歩先行く

リーダーは、一歩先にいかなければならない。プロジェクトは常に歩み続ける。リーダーは、一歩先に起きることをプロジェクトの先頭に立って常に予想し、その対処法を考え、準備しておく必要がある。成功するプロジェクトは、問題がないように見えるが、そうではなく、問題を未然に防ぐから、もしくは、問題が出てもその対処法があるから、問題がないように見えるのである。問題が出てから行動していたのでは既に遅くプロジェクトの歩みが止まってしまう。
先を予想するのは、難しいことである。あるかどうか分からないことを、あれこれ考えてもしょうがないじゃないかとも思う。だが、それこそがリーダーが行わなければならない大事なことである。リーダーの雑務もそうであるが、プロジェクトの歩む足元にものが落ちていないか、歩きにくくないかを常に配慮し、プロジェクトを支えるメンバーが歩きやすいようにすることこそが、リーダーが本来取らなければならない行動であると考える。


vol.51

大げさにプロマネ的に言えばリスク管理になるかと思いますが、ネガティブな側面のリスクだけでなく作業改善や人的ネットワークのケア、なども含まれるかと思います。これらはしっかりした計画と現状の的確な把握と想像力を生かした洞察力によって見えてくるものだと思います。

菅生ママチャリ耐久

11/21に2010 SUGOママチャリエンデューロ最終戦に参加してきました。参加133チーム出走119チームで我がチームは大人8名子供3名チームで参戦しました。
初めての参加とゆうこともあり勝手がわからずサーキットのサの字もわからないメンバーもあり様子見の参加でしたが、フルコースを走れるのは最終戦だけですし、個人的には普段見ることの出来ないSUGOのバックストレッチから馬の背コーナーまでをママチャリとはいえ走れたことは興奮を通り越して感動しまくる貴重な体験となりました
結果ビリに限りなく近い順位でしたが、言い訳をすればKids3名が計5周完走することが出来たことは親冥利につきるところですしおかげさまでBest Kids賞も頂きました。
細かいことを言えば、約3.7kのコースは10%勾配の最終コーナーからホームストレートが厳しいことはもちろんですが、意外に4コーナーからハイポイントコーナーまでの上りも地味に厳しくタイムに大きく影響するところです。我々はBest Lapは9min台でしたがトップチームは6min台でした(どうしたらそんな速く走れるのか・・)また、シーズンオフ直前とゆうこともあるのかBBQや芋煮もかなりゆるく、ピットのすぐ裏が炭火andBeerでにぎわっていました・・
来年はピット裏も含め体制を整えて参戦したいところです

過去の経験は経験でしかない

人は、年とともに経験が豊富になり、経験が糧になっていくものである。だが経験が豊富でも、新鮮な考えをいつでも持ち、いつまでも最前線で活躍される方と、新しいやり方についていけずに現場から離れていってしまう人がいる。違いは何なのであろうか。


違いは、経験の使い方なのではないかと考える。プロジェクトは時代とともに(日によっても)変わるものであり、一つといって同じ状態は無い。だから、過去の成功プロジェクトの経験や、失敗プロジェクトの経験をそのまま当てはめても有効に働かない。逆に成功体験が多いほど難しい部分があるのかもしれない。経験の中から、つねに変わらないものがなんなのかを考え、それを活用していく。それこそ経験者の強みである。使い方を間違うと、それは単に「やり方が古い」とゆうことになってしまう。


過去の経験はただの経験だと思うしかない。大事なのはその経験から芯だけをえぐり出してしっかり教訓とすることである。過去の成功プロジェクトがこうだったからとか、昔からそうやってきたなどとゆう惰性は捨てて、目の前にあるものに向き合い、これまでの教訓にしたがってプロジェクトに合うように適用していくことが大事である。


vol.50

経験はその人の「引き出し」だと思います。類似した事例に合った引き出しから過去の経験を引っ張り出して、使えそうな芯の部分だけを今風にアレンジして適用する。「今」をしっかり見ていないと出来ないことだと思いますが経験も賞味期限があるようですのでくれぐれも注意しましょう。