60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

黒いチーズケーキ



昨日は、マンダム本社におじゃまして、他大学ゼミとの合同企画の打ち合わせ。
企業からお題を出していただいて、各ゼミ対抗で広告案等のプレゼンテーション合戦…
というイベント。昨日はマンダムさんから対象商品の発表と
マーケティング目標等々のオリエンテーションをいただく。


で、その前に谷町六丁目まで行くのならと、桃谷〜寺田町間
勝山通が環状線の高架をくぐるところにあるカフェ・エソラへ。
ゼミOBがケーキ等販売の会社を立ち上げ、もう10年近くになるのかも。
鶴橋でカフェをやっていたのだが、いったんそっちは閉め
百貨店などへの卸を中心にしていたのだが、また何やら店を再オープン。
あいかわらず、おいしい。


場所柄、モーニング食わしてくれやオッチャン・オバチャン来ない?
と思ったが、店のつくりが何となく、客筋を選別しているようで
喫茶系とは自然とすみ分け。店内禁煙も貫いている。
社員のおやつに奮発!みたいな商工自営社長が結構いるのだとか。
大阪駅界隈に話題は集中しがちだが、がんばれ、大阪サウス。


であいかわらず、今週のゼミ発表へのコメント。


>某おしゃれ男子Mくん
やはり、日本流行色協会(ttp://www.jafca.org/)というものがあります。
それから、ストリートファッションマーケティングウェブマガジンアクロス
ttp://www.web-across.com/というページは参考になるかも。
このページの今月の定点観測などをみていると
マーケッターが街で流行の芽を拾う→メディアが取り上げる→その頃には流行終息
みたいなプロセスがみえてきそう。あと参考文献
渡辺明日香『ストリートファッション論』産業能率大学出版部
繊研新聞社『繊維・ファッションビジネスの60年』繊研新聞社


>本気でバレエで食べていくことも考えているNさん
最近、バレエ関係者の海外流出が加速しているとか。
日本におけるアーティストに対する支援とその問題点(国際比較の観点から)
みたいなテーマなんだと思って聞いてました。
芸術文化活動への官民の支援の現状に関しては、
企業メセナ協議会や文化庁のホームページがポータル的。
やはり、メセナメセナと騒がれていたのは、たぶんバブル期から90年代いっぱい。


>公共政策系のゼミもとってるYさん
もう知ってるかもしれないけど
半沢隆実『銃に恋して 武装するアメリカ市民』(集英社新書、2009)
という本があるようです。銃規制と言われても…
あとは、やはり「ボウリング・フォー・コロンバイン」くらいしか思いつきません。


>マーチングバンドで国際大会行ってたKさん
とりあえず、吹奏楽やマーチング、カラーガードなどを考えるうえで
阿部勘一ほか『ブラスバンドの社会史:軍楽隊から歌伴へ』 青弓社ライブラリー
が参考になるはず。tattooにはいれずみとは別に「軍楽行進」の意味もあり
イギリス(エジンバラ)などでは夏になると、military tattooというイベントが催されます。
スコットランド、また行きたい(遠い目&涙目)。


山田昌弘白河桃子『「婚活」時代』を読んできたAさん
他の山田昌弘本や片瀬一男『ライフ・イベントの社会学世界思想社
あと、こうした話のときに必ず言及される本として
酒井順子『負け犬の遠吠え』講談社文庫
上野千鶴子『おひとりさまの老後』法研
あたりは要チェック。それから、ちょっと違うけど
赤川学子どもが減って何が悪いか!』ちくま新書


北村文阿部真大『合コンの社会学』を読んできたが、合コンというよりは、
そこでのキャラ設定の問題に興味を持っているというKさん
もう読んだかもしれないけど、キャラ論に関しては
土井隆義『キャラ化する/される子どもたち』岩波ブックレット
相原博之『キャラ化するニッポン』講談社現代新書
瀬沼文彰『なぜ若い世代は「キャラ」化するのか』春日文庫
あと、自己の社会学…、みたいな本もやたらとありますが
井上俊、 船津衛『自己と他者の社会学有斐閣アルマ
船津衛『自分とは何か:「自我の社会学」入門』恒星社厚生閣
あたりから。